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大ガマ仙人は何故、ほくそ笑んだのか?


「終わったようじゃ…」(大ガマ仙人)

「どうなったんですかいのう!?」(ガマブン太)

「予言通りじゃ…
自来也の弟子二人共
予言の子として交わり
忍の変革を導く者達だったとは
思わなんだが

あの時…
自来也が諦めん選択をした時点で
この事はもう決まっていたのかもしれんのう

……あの本(『ド根性忍伝』)が
本当に世界を変える鍵
なるとはのう」(大ガマ仙人)

第449話「希望の花」で久々に登場した大ガマ仙人。そのご存命が嬉しくて深くは突っ込まなかったけど、一緒に居る包帯グルグル巻のガマブン太の大きさと比較すると、大ガマ仙人って意外に大きいのね…(笑)。でも、深く突っ込みたいのはそんな事じゃなくて、大ガマ仙人がご満悦なところです。僕もナルトと長門の対戦をズーッと見守って来ましたが、ナルトが長門を納得させ、「外道・輪廻天生の術」を発動…次々と木ノ葉の戦死者が復活を始めたタイミングで、何故、大ガマ仙人はこんなに満足そうにほくそ笑むのか?…それがピンと来ませんでした。そして…「予言」が成就したかのような…大ガマ仙人の喜び方に大きな違和感を感じ、全身の毛穴から黒い考察チャクラがブスブスと吹き出して来るのを感じました(笑)。

「終わったようじゃ…」

大ガマ仙人の第一声なんですが、これだけだと「ナルトVS長門」が済んだ…とも取れますが、その後に…ナルトと長門が「忍の変革を導く者達だったとは…」と続け、トドメに「本当に世界を変える鍵…」と『ド根性忍伝』の存在の重さに言及するところから、自分の下した「予言」がこの瞬間、なった…「成就」したと喜んだのだと…ぶっちゃけ、大ガマ仙人はこの時点で「忍の変革」が成った…と豪語してるのです。堅い話を抜きにすれば…元はと言えば大ガマ仙人が予言を下したのですから、大ガマ仙人が成ったと言えば成った訳で深く突っ込むのはアレなんですが(脂汗)。でも、この黒い気持ちを放置するのは「予言」に散った長門や自来也に対して不敬であり…ま…大ガマ仙人が「終わったようじゃ…」と発したタイミングに…予言が成就したと認定した出来事が起こったとして、それが一体、何だったのか?。大ガマ仙人は何故、ほくそ笑んだのか?一緒に考えてみましょう。


「外道・輪廻天生の術」(長門)

「!?」(ナルト)

「長門アナタ!!」(小南)

「小南…もういい…
オレに新たな選択肢ができた…
諦めていた選択肢が…」(長門)

大ガマ仙人が「終わったようじゃ…」と発したタイミング…木ノ葉の戦死者を続々と黄泉返らせた忍術…「外道・輪廻天生の術」…その発動が予言成就の契機であると、僕は考えます。そう言えば、この術名の詠唱に噛み付いた小南に、長門はこれまでにない謙虚さを持って「諦めていた選択肢」と、「外道・輪廻天生の術」がそれである事を暗に示していたように思います。その長門の決意を小南は無言で優しく見つめる姿がヤケに印象的で、何だか心に残っていましたっけ。そして、この忍術の発動をもって、大ガマ仙人は「予言の成就」を実感したのだと、僕は考える訳です。

「輪廻眼を持つ者はペイン六人全ての術を扱え
生と死の存在する世界の外に居ると言われている
長門の瞳力は生死を司る七人目のペイン外道」(小南)

今のチャクラでこの術をしたら…長門は
……そこまでしてこの子に…)「……」(小南)

ナルトはペイン六道と戦い、その諦めないド根性をもって「天道」までの六道全てを打倒し、とうとう本体である長門に辿り着きました。ナルトが長門の居場所に向かう途中、いのいちとシカクの小隊に出くわしますが、「…オレ一人で行きたい」(第433話/「対面!!」)と増援(介入)を拒否しました。情報ネットワークを構築しているカツユに対してもナルトは増援を拒否し、ネジがカツユにナルトの行き先を問いつめてカツユが困ってましたね(笑)。カツユの顔がデフォルトでおちょぼ口で困り顔なのが、逆に萌える…と言うか…おかしかったです(笑)。ナルトが一人で行く事に大きな意味があった事をこの時は知る由もありませんでしたが…。

小南が長門の「諦めていた選択肢」と言う言葉に沈黙し、それ以降、長門のする事に口出しをせず優しく見守るだけでした。長門(外道)が「輪廻天生の術」を発動する事で長門のチャクラが保たない…つまり、小南は長門を看取る覚悟を決めていた訳です。勿論、この術の発動はナルトが「一人」で長門の前に現れ(ナルトが増援を望まなかったから戦闘に成らなかった…)、長門の積年の恨み節をしっかりと聞き届け、それに対するしっかりとした「答」を示せたナルトが長門を納得させた結果であり、長門もナルトに期待し、自分の想いを託したくなったからであります。それが大ガマ仙人の言う「予言の子の交わり」であると思います。

そして、長門が命懸けで「諦めていた選択肢」「輪廻天生の術」を発動する事こそ、大ガマ仙人がほくそ笑む…「予言の成就」であったのではないかと、僕は考えています。ペインが木ノ葉隠れの里と一戦交え、「予言の子」であるナルトが六道(天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道)を退け、その上で、「外道」の「輪廻天生の術」を引き出すシナリオ…それが「予言」の真の意図だったのではないか!?だから、木ノ葉隠れの戦死者が続々と黄泉返る状況に大ガマ仙人はほくそ笑み、予言の成就を悟ったのではないでしょうか?ぶっちゃけ、輪廻眼の正統後継者である長門が「外道」の能力を発動し、逝く事に意味があったんじゃないかと…。

(口寄せ外道魔像!)(長門)

「これは…!長門
それは使っちゃダメ!」(小南)

「予言」の付託に応えた自来也が弟子受けし、輪廻眼の長門に忍術(輪廻眼のコントロール法)を教える…頭角を現した長門達が半蔵と接触する…「半蔵事件」…そのどカスでど小物でど汚い大人に触れて長門が選択した「外道魔像」の口寄せ(第447話/「信じる」)。それが輪廻眼の真の覚醒を促す儀式であり、外道魔像との契約で長門が堕天するレールが敷かれていたかの様にも感じます。だって…自来也が長門に忍術を教えずに、大蛇丸が愛をもって殺していれば長門は輪廻眼を覚醒はしなかった筈です。自来也が胸キュンを感じた?…小南の「ありがとう…コレお礼」(第41巻/53頁)が、仄かな隠し味だったかの様に感じられ、運命の綾を感じさせますが…(笑)。じゃ、もし長門が大蛇丸に殺されて、輪廻眼があの場で潰えていたとしたら?…どうなったでしょうか?

何もそこまで大きなものを…」(小南)

「…相手は九尾だ…手は抜けない
…それに六道仙人の作ったと言われる
月に比べれば
……大した事はない」(長門)

第439話「地爆天星」で、何気に六道仙人が「月」を創った事実が提示されています(笑)。詳しくは「”月”は何故、今も在るのか?」に記したので読んでみて欲しいですが、「月」の規模を鑑みれば、その大それた忍術には六道仙人の「命」が絡んでいる可能性を強く感じます。長門の九尾捕獲の描写からチャクラが途絶えるや否や地爆天星の土塊は崩落していましたから、「月」が今も在る事実は、六道仙人が今もチャクラを送り続ける必要性を示唆するモノと考えます。つまり、六道仙人が「月」と共に在る必然がそこには在ると言う事です。可能性の問題では在りますが…。そして、何の目的も無く六道仙人が「月」なんて大それたモノを拵える筈もない…これは道理だと思います。

「月」は尾獣を刺激し、写輪眼に力を与える…可能性が見て取れる(「月光」終末…①参照)。他にも地球上のあらゆるモノに多大な影響を与えます。まるで地球を闇の方角から見守るかの如く…そして、それは「輪廻眼」を地上に降ろす為でもあるからじゃないかと…僕は考えています。長門の一つ目の痛み…両親の死で長門は明らかに輪廻眼ではありませんでしたし、忍ですらなかったです。長門は両親の死に際して怒りの中で輪廻眼の力に目覚めています。そして、その輪廻眼の眼球の文様に関しては一切の言及が無く…と言う事は元々、輪廻眼の文様はなく、この一件で突然覚醒したのではないかと思います。つまり、輪廻眼が長門に唐突に降りた…輪廻眼が通常の血継限界とは違った形態の伝承方法だった可能性も含めて…。

「月」が今も在るのは…六道仙人のチャクラが今も在るからで、条件が整えば地上の一点に降り立ち、世界に影響し続ける…それが「輪廻眼の伝承」であり、僕が考えるところの…「月」が今もある意味です。だから、もし大蛇丸に長門が殺されようと、「月」はまた何処かに「輪廻眼」を降ろし、また世界に影響する…つまり、その為に六道仙人は「月」を拵えた?…世界を監視し、常に「安寧秩序」を世に齎す為に感化し続ける存在として、「月」は今も天空に在り続ける…のではないかと…、まぁ…そう考えている訳です。そして、その「月」に影響される「尾獣」、そして「写輪眼」は、やはり、六道仙人に縁(えにし)の深い存在であると考えます。特に尾獣は…”暁”の管理下に在る「外道魔像」に封印される描写で「封印=目が入る」…からは無関係には思えません。

「外道・輪廻天生の術」(長門)

「終わったようじゃ…予言通りじゃ…
…忍の変革を導く者達だったとは…
…本当に世界を変える鍵に…」
(大ガマ仙人)

「外道・輪廻天生の術」=「輪廻眼」の解脱!?

そして、その輪廻眼の長門が「外道」の能力を自らの意志で練り出した意義を、大ガマ仙人は「予言の成就」と受け取ったのではないでしょうか。「輪廻眼」が世界に関与する事無く、はたまた何の葛藤も無く潰えたとしても、「月」が黙っては居ない訳で、「輪廻眼」が「外道」の本懐をもって閉じる…ぶっちゃけ…「解脱」(げだつ)する事が、大ガマ仙人が見た夢…つまりは「予言の成就」であったからこそ、大ガマ仙人はほくそ笑んだのではないかと思います。大ガマ仙人の「夢」は妙木山の蝦蟇の滝の前の修行場の岩蝦蟇(先人達)の夥しい数からして気が遠くなる昔で、輪廻眼の「解脱」を意識した「予言の成就」から逆算すれば、大ガマ仙人の「夢」の現れた六道仙人の啓示であったのではないかと…期待します(笑)。

「オレはな…
その憎しみの連鎖を止めるために”暁”を立ち上げた
オレにはそれ(←憎しみの連鎖を止める)ができる…
そのためには九尾の…その力が必要なのだ
全ての尾獣の力を使い
この里を潰した数十倍の力を持つ尾獣兵器を作る
一国を一瞬で潰せるほどのな
本当の痛みを世界に知らしめ
その痛みを恐怖で戦いを抑止し…
世界を平和と安定へ導くのだ」(天道)

第436話「平和」で、ペインは尾獣を集める意義をナルトに説いていました(この時、ナルトが感化されて九尾を差し出しはしまいかと心配しましたっけ)。輪廻眼が「外道魔像」と深い関係性(真の覚醒の契機?)に在る以上、それを封じ込め「尾獣兵器」を造り出す(であろう)使命をデフォルトで内包している筈です。そして、長門がその使命に固執したのはやはり輪廻眼の影響であったとは思いますが、「月」が六道仙人の手に拠るモノとの知識や、トビ(マダラ?)の高飛車なペインに対する命令や物言いに、長門がトビ(マダラ?)に感化された可能性を強く感じてなりません。合わせて、「外道魔像」の手枷(手錠)や、「外道魔像」が長門(ペイン)無しに起動し、尾獣の封印が可能な描写には非常に危(あや)うい…。

つまり、「予言」や輪廻眼を欺く動き”暁”には存在するのではないかと言う疑念です。それは今のところ表層に居るトビ(マダラ?)が受け持っていると言えます。つまりは「写輪眼の意向」とも言うべき潮流であります。写輪眼がデフォルトで持つ覚醒の条件や万華鏡写輪眼が使えば使うほど封印されていく忌まわしさに関して、写輪眼側からはそのクリエーターに向かう敵意や憎悪が存在してもおかしくはないと、僕は思います。そして、九尾と写輪眼や「月」と写輪眼の関係性から考えると、六道仙人が写輪眼のクリエーター(創造主)の筆頭に挙ります。これは数在る選択肢の一つに過ぎませんが、”暁”の組成に関しては、長門が興したモノか、マダラが興したモノか微妙です。その主張も様々です。

つまりは、そこに錯綜があって、「外道魔像」へのアクセス権をトビ(マダラ?)が所有しているだろう描写からは、トビ(マダラ?)が長門ばかりでなく、大ガマ仙人(予言)すら欺いている可能性がありそうです。大ガマ仙人が「外道・輪廻天生の術」の発動をもって、輪廻眼の「解脱」を意識したのは輪廻眼が「尾獣兵器」を生み出すプログラムであり、それを阻止する事が忍界の平和と安定だったからだと考えれば…大ガマ仙人がほくそ笑んだ意味が理解できます。それは「予言」が大ガマ仙人が夢の中で六道仙人の啓示を受けたものだったからで、表面上…「予言」が成就した事に喜んでいる大ガマ仙人は”暁”の深層で蠢(うごめ)くトビ(マダラ?)の動きを見逃している可能性があります。



「本といい…お前といい…
誰かが全て…仕組んだ事のように…思える…」

「イヤ…これこそが…
本当の神の仕業なのか……」

「オレの役目はここまでのようだ……
ナルト……お前だったら…
本当に―」
(長門)

「ナルトって名前
諦めないド根性
それから痛み……
それが師匠と兄弟子から
譲り受けたものだ!!」(ナルト)

第449話「希望の花」で、長門は思い遺す事無く、自分の「痛み」をナルトに託し、文字通り大往生を遂げています。魂の本懐(ほんかい)…それを「解脱」と呼んでも良いほどの清らかなものでしたが、その裏の裏をトビ(マダラ?)がトレースしていたなら話は別で、牧歌調の妙木山がそれに付いていけないのは何だか解ります(笑)。トビ(マダラ?)が長門から何らかの手段で「外道魔像」を奪ったのは、長門以外の輪廻眼の覚醒を防ぐ為で、それは「月」が在る限り続く六道仙人の監視?に対応する処置だったものと思います。となれば、トビ(マダラ?)の目的は六道仙人に対する反旗…ぶっちゃけ…復讐でしょう。そして、トビ(マダラ?)もまた尾獣を集めるのも、六道仙人への復讐の一環である可能性が見えて来ます。

つまり、大ガマ仙人は輪廻眼の「解脱」によって「予言の成就」を喜んだのは早計であり、その外周をトビ(マダラ?)=写輪眼が取り巻いている図式を示しているのだと言えます。残る尾獣はキラビの八尾とナルトの九尾のみ。現存する輪廻眼はナルトとの接触によって「解脱」してしまった…。つまり、「外道魔像」を制御すべきインターフェイスが失われた事になります。これを織り込んだペインの九尾捕獲作戦だったのであれば、それはトビ(マダラ?)の掌の上の話であり、長門が得心した「神」の一角にはトビ(マダラ?)も絡んでいるのだとも言えそうです。それが、真・万華鏡写輪眼の遺志なのか?もっと奥に黒幕が居るのかは、今のところ余談を許さない…のがナル×ジャンの見解です。

そして、トビ(マダラ?)の暗躍の向こうには「尾獣兵器」を完成させたアカツキ(”暁”)に、六道仙人のチャクラが今も在る可能性を秘めた「月」の破壊(風説あり)しようとする意図すら見え隠れします。この世界の闇を照らしてくれる「月」。闇夜の光明が六道仙人が世界の為に遺した「安寧秩序」の慮りであり、それを呪われた運命を持つ写輪眼が恨みが刃を向けている?…輪廻眼の思惑が生み出したかも知れない写輪眼が反旗を翻す構図には同情も感じますが、尾獣のチャクラの出力デバイスとなる六道仙人の必要悪として写輪眼があったのかな…とも思え、いよいよ『NARUTO -ナルト-』の謎が一カ所に集結し始めた緊張感の中で、ガマブン太を前に長閑(のどか)にほくそ笑む大ガマ仙人のお気楽さに、「予言」に翻弄されながらも、雄々しく散っていった自来也や長門が不憫(ふびん)に思えるケルベロスなのです。



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