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カンクロウは何故、「我愛羅に護衛は要らない」と言ったのか?


我愛羅は加流羅に愛されていた…

「砂漠の我愛羅」 illustration:Cerberus

Q.我愛羅は”一尾”を抜かれたから、もう砂は使えないのですか?

A.砂も目のクマも、身に染み付いたものは取れないんです。

第二部が始まってすぐ、デイダラに捕獲されてしまった我愛羅は一尾・守鶴を抜かれています。尾獣を抜き取られた人柱力は死んでしまうのですが、我愛羅はチヨさまの転生忍術・己生転生に寄って一命を取り留めました。しかし、我愛羅の中にあった膨大なチャクラの発生源であり、砂の化身…一尾・守鶴を抜かれてしまっては、砂の力は使えなくなってしまうんでは…と、心配になるのもご尤も(笑)。キッシーもそれを見るに見かねてか…「者の書」の351頁Q&Aで一応、心配を払拭しています(笑)。16年間、我愛羅は一尾・守鶴が抜かれるまで、その汚染に絶えず晒されて来た訳で、それはナルトの九尾搭載と同じ理屈で、我愛羅の経絡系や精神は知らず知らずの内に強化されて来たのだと、僕は考えます。

そして、成長過程で一尾・守鶴の影響を受けた我愛羅の経絡系も独特な進化・発展を遂げた結果、砂の操作ができるのでしょう。スポーツ選手の身体が種目によって特化されて行くのと似ています。我愛羅の目のクマは一尾・守鶴の精神汚染が怖くてオチオチ眠れなかった…からで、それが16年も続いたもんだから、メラニン色素沈着しちゃって、どんなエステ忍術を用いても治らないのかな?それとも、我愛羅のトレードマークとしてワザと残すのか?……って言うか、我愛羅は外見に拘らないクールガイだから、気にならないんでしょうね(笑)。それに、現状でも我愛羅はモテモテだからね…(笑)。砂隠れは何気にメンコイくの一(女子)が多いので、僕だったらソワソワしちゃうでしょうけどねー(笑)。

人柱力は大きな負荷である尾獣を体内に格納している…当然、尾獣としては外に出たいから容れ物を攻撃する訳で、人柱力は24時間…起きてる時も寝てる時も、その精神汚染や内部からの攻撃に耐える事で強化されている訳です。一時、サスケが大蛇丸(白蛇)を取り込んだ時期がありましたが、そこでもサスケは「抑えのチャクラ」を練って大蛇丸を抑え込んでいた描写が残っています。ちなみに、大蛇丸の組成は非常に老僧の生霊とされる守鶴に似ているなーと思いました。イタチに追い込まれて八岐の術(第43巻/50-51頁)を出した大蛇丸は尾獣みたいだったもの(笑)。我愛羅はそれを16年も続けたもんだから、そりゃもう凄く強化されてる…里影を名乗るに充分な力量が得られている筈です。

サスケも人柱力の様にチャクラを強化されてたって事で、それも含めてイタチがサスケを追い込み…焦らせ…大蛇丸の下に向かわせた理由なのだと思います。結局、最後にはイタチは自分の命を動力に発動する”須佐能呼”(十挙剣)をもって大蛇丸(白蛇)や呪印を吸い出し、サスケを解放した訳で、正に「托卵」と言える様なサスケの強化であったと言えるでしょう。サスケはある程度、経絡系が成熟してから大蛇丸を搭載(内包)したから封印式が必要なかった…。我愛羅も封印式の説明が無いので、もしかしたら、ナルトの「八卦の封印式」=愛のフィルターなど無しに”生”で守鶴を搭載していたのかも知れません。だから我愛羅の幼少期はナルトの比じゃないくらいに、パネー荒れ方でしたよね。

ナルトが異常者的に「曲がらない、折れない」しなやかさを持ち得るのは「八卦の封印式」があるからこそで、ナル×ジャン的には諦めないド根性でクシナがしがみついている想定がありますが…(笑)。その真偽はおいといて、ナルトが我愛羅のように荒れなかったのは「八卦の封印式」が関係していると、僕は思っていて、でないとナルトの異常者っぷりが説明できない(脂汗)。逆に、恐らく”生”で守鶴を搭載された我愛羅のチャクラ強化はナルト以上に高効率だったとも思います。つまり、一尾・守鶴の攻撃を耐え抜いた我愛羅の精神や経絡系は相当に強化されている…筈です。ま…異常者のナルトとの出逢いが無ければ、我愛羅はとっくに守鶴に喰われてたんですけど(笑)。

<右手を差し出し握手を求める…>(我愛羅)

「!」<サァー…>(ナルトの右手に仄かに砂が絡む)

<グイ>(砂がナルトの右手を持ち上げる)

我愛羅奪還編のエンディングで、ナルトたちが木ノ葉に帰る折に里外れに見送りに来た我愛羅が示した謝意…我愛羅は砂を巧みに使っていました(第32巻/16-17頁)。少しはにかみながら、我愛羅は砂でナルトの右腕を持ち上げています。我愛羅が差し出した右手と握手させる為です。この時、我愛羅は死の淵から舞い戻って疲れてましたけど、こぢんまりとした砂の演出は我愛羅の奥ゆかしさで、ホントはもっと盛大に使えたんじゃないかと思います。我愛羅がナルトに救われたのは、これで二度目ですし、ホントは<ギュッ>と抱き締めて感謝したかったのを、必死に我愛羅がその衝動を堪えているように見えて、心の柔らかい部分が掴まれたような気持ちになったのを思い出しました。

「愛情は…
自分の身近にいる大切な人
尽くしてあげたいと慈しみ見守る心
…姉さんの様にね…」(夜叉丸)

「…………」(我愛羅)

姉さんは我愛羅様を
凄く愛していたのだと思います
砂の守鶴は本来
攻撃の為の生霊です

砂が自動的に我愛羅様を
守ろうとするのは
母親としての愛情………
あの砂の中には母親の意志
込められているんだと思います」(夜叉丸)

「………」(我愛羅)

「姉さん…死んでもなお我愛羅様を
守りたかったんだろうなぁ…」
(夜叉丸)

しかし、我愛羅が全く守られていなかった…かと言えば、そうでもなくて…(第15巻/74-75頁)。独りぼっちの野良犬(笑)のような救いの無いナルトの幼少期と比べれば、風影の子として裕福で、侍従に夜叉丸がいてマシだった。そして、我愛羅の絶対防御の主体が母・加流羅の思念(霊?=精神エネルギー?)だった訳で、物理的に独りのナルトと比べれば、かなり豪勢で恵まれていたと言えるでしょう。一尾・守鶴を抜かれた我愛羅が今も砂の瓢箪を持つ描写が第453話「五影会談前夜…!!」の最終頁にあって、きっとあの瓢箪の中の砂には加流羅の思念が今も残っていて我愛羅を守るんだろうな…もしかしたら、先の我愛羅とナルトの握手を演出した砂の働きかけは我愛羅の任意ではなく母・加流羅の思い遣りだったのかな…とも思えて来ます。

夜叉丸が言う様に、母・加流羅が我愛羅を守っていて、二度もナルトが我愛羅を救った事実があったら、きっと感謝すると思うんですね。それに、我愛羅もナルトも大事な時に恥ずかしがるもんだから、近くで見てたらワジワジしたと思うんです。それは加流羅だって同じ気持ちだったでしょうから…何やってんだよ!!握手、握手!!…とばかりに、加流羅の思念がナルトの右手を持ち上げたのかなーと、ふと、そんな考えも過(よぎ)りました。親は子供を想うもの…「自分より賢い子と遊びなさい!!」って言うのも愛情だし(笑)、我愛羅に向かう攻撃に対して自動で反応してしまうのも「ウチの子に何すんねん!!」と言う自然な母親の反応だったと思います。我愛羅だって形式は違うけど、愛されていたんです…きっと。


「我愛羅様…
心の奥底で…きっと
私はアナタを…恨んでいた…

大好きだった姉の命を奪い
生まれ落ちたアナタをね…」
(夜叉丸)

「………」(我愛羅)

「姉の忘れ形見…
そう思い私はアナタを愛そうと必死でした…
……しかし出来なかった
姉はアナタを生むことを望んではいなかった…
姉は里の犠牲になりこの里を呪いながら
死んだ…………

その時から……
一生治らない心の傷を
私は負っていたのでしょう…」
(夜叉丸)

(体の傷と違って塗り薬もなければ…
一生治らないことだってあります…夜叉丸の言葉)

「………」(我愛羅)

「アナタの名は…姉さんが付けた名です
この子の名は我愛羅…
我を愛する修羅…
自分だけを愛しなさい…

そして自分だけのために戦いなさい…
そうすればアナタは存在し続ける
という願いを込めてね」(夜叉丸)

「しかし…姉さんはアナタの身を案じ
愛してこの名前を付けたんじゃない…

アナタが存在し続けるようにと
その名を付けたのは…………
この世を恨んで呪いながら死んだ
姉さんの怨念をこの世に存在させ…
残し…知らしめるため…!」
(夜叉丸)

「アナタは愛されてなどいなかった…!」(夜叉丸)

風影(我愛羅の父親)の命令で我愛羅の暗殺を企てた夜叉丸ですが、やはり我愛羅の絶対防御の前に失敗してしまいます(第15巻/92-95頁)。この時、夜叉丸が我愛羅にいろいろと吹き込むんです。あれこれ…我愛羅の気持ちを逆撫でする様な事ばかり…。何故かと言うと、夜叉丸は悔しかったからです。一撃目のクナイの不意打ちも、次の手も「砂の盾」が凌いだ…つまり、夜叉丸が愛する姉・加流羅が夜叉丸の邪魔をした訳です。こんなにも姉を愛する自分よりも、加流羅(の思念)は我愛羅を優先したのです。夜叉丸は我愛羅に負けた…。それが何より悔しかったのです。だから、我愛羅にウソをついた…のだと思います。これには揺さぶりもあったでしょう。結局、失敗に終わってしまいますが、懲りずに…この後、自爆我愛羅を道連れにしようとしましたし…。

そもそも、自分のお腹を痛めて産み落とした子が憎い筈なんて事があるものか!!(愛してないとする子供を何で守る必要があるのか?)それに「自分だけを愛する…」なんて、世のお母さんがみんな思ってる事です。自分の子が世界で一番可愛いのです。世界で一番利己的な愛が、母親の愛です。それが我愛羅に向かう全ての攻撃を排除しようと自動で機能する「砂の盾」に表れているじゃないですか。自分の子だけは死んでも守る!!それが母親の想いですよ。実際、夜叉丸の攻撃の全てを加流羅の「砂の盾」が排除したのが…(分かってたけど)夜叉丸は悔しかったんだと思います。だから、夜叉丸は我愛羅にウソをついた…。

我愛羅は母・加流羅に愛されていた。だから、例え死んだ後も我愛羅を護る「砂の盾」となって残った訳です。そして…夜叉丸も我愛羅を愛していた。大好きな姉の忘れ形見…それを憎める人など何処にいましょうか。夜叉丸は我愛羅と自分を比べて、大好きな姉の想いが自分ではなく、姉を死に追いやった人柱力の我愛羅に向かっている事が悔しかったのだと思います。自分はこんなにも姉を愛しているのに、何故…?その疑問が夜叉丸を苦しめた筈です。そして、その気持ちと裏腹に自分も何故だか我愛羅を愛している。とても大切に感じている…。その不条理の狭間で、夜叉丸は激しく揺れていたのだと、僕は思います。

ま…純粋な我愛羅ですから、信じ切っていた夜叉丸の言葉にコロッと騙されてズブズブの闇に沈んで行き、その闇が齎す負の精神面の安定が我愛羅を生体兵器として安定させたのは非常に皮肉な事ですが、それが我愛羅の不安要素を消し去り、暗殺の危機から救ったのですから、夜叉丸の本意もそこに潜んでいたのかも知れないと思うと目頭が…(笑)。ま…ここで歪んだ我愛羅の性根を木ノ葉崩しの「ナルトVS我愛羅」でナルトが叩き直す訳ですが、きっと、それが成ったのも、実際に我愛羅を加流羅が愛し、夜叉丸が愛したからだと思います。この世にホントに愛されない命なんて無い!!それに気付かないからグレるだけで…それに気付ければ立ち直れる訳です。今なら…我愛羅もあの時…夜叉丸がついたウソの意味が分かるんじゃないかなーと、僕は考えています。

我愛羅
護衛なんて要らねーじゃん
だいたいよ」(カンクロウ)

第453話「五影会談前夜…!!」で、五影会談に向けて出立する我愛羅の護衛としてテマリとカンクロウが当然の様に選抜されてましたね(笑)。その時、カンクロウが「我愛羅に護衛なんて要らねーじゃん」と言ってたのが、我愛羅は強いから…だと、僕は思ってたんだけど、これはもしかしたら…我愛羅の実兄であるカンクロウのヤッカミだったのかな…と思えたりもします。……だって、我愛羅には加流羅の「砂の盾」と言う世界中の何者よりも心強い護衛があるんだから!!カンクロウは我愛羅のですし、テマリはです。なのに…母・加流羅の愛が我愛羅だけに向かう…のは、カンクロウにはちょっと…かなり(?)…癪な事だったなのかなー(笑)。そりゃ、皮肉の一つも言いたくなるわな…と、まるで…夜叉丸の気持ちを代弁するかの様な…カンクロウが不意に漏らしてしまった…ざらつきに、何故だか心がホッカリしてしまった…ケルベロスなのです。


  

第457話「五影会談、開幕…!!」(前編) | BLOG TOP | サスケ(Sasuke was born on July 23)

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