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第457話「五影会談、開幕…!!」(後編)

 
第457話「五影会談、開幕…!!」(前編)の続き…。

それじゃ私は用があって先に行くけど
カカシ先生に任務報告よろしく言っといてね!」(サクラ)

「うん!ちゃんと言っとくってばよ!」(ナルト)

「……」(サイ)

「ナルトはさ……」(サイ)

「ん―?」(ナルト)

「サクラの事
好きでしょ?」
(サイ)

「なっ!」(ナルト)

にありました…
好きな人の前では常にニコニコなんだと
君はいつもそうです
告白とかしたんですか?」(サイ)

「?」(サイ)

「……」(ナルト)

「…んなもんできっかよ
約束も守れねェ男がよ…」
(ナルト)

「…サイ…
お前はすっこんでろ」
(ナルト)

<スッ>(イヤだ…
ボクもじっとなんてしてられないよ
ナルト)
(サイ)

在りし日の木ノ葉隠れの街並。ナルトとサイの装備品がやや重装備(デイパック?)なので、ナルト、サイ、サクラの三人で何かしらの任務を済ませて来たところなのかな…と思います。それをサイが回想しています。ちょっと自省気味に俯く機微から、サイがダンゾウに「定時連絡」の直後ではないかと思います。カカシの「信じてるよ攻撃」「笑顔」…それに<シュビ>のOKサインのコンビネーションに陥落したサイが、ダンゾウに虚偽の報告をさせてしまった(笑)。サイは”根”の一員としてダンゾウを尊重(尊敬じゃないと思う)している。しかし、カカシの言わんとするところも解るのです。何よりサイの中のナルトに対する興味眩(まぶ)しさを、サイは無視できなくなって来ているのだと思います。

サイはナルトの態度から、ナルトが抱くサクラへの好意を感じ取ります。そして、それを臆面も無くナルトにぶつける…(笑)。異常者のナルトも、そのストレートさに押され気味ですが、立ち去るサクラの後ろ姿を見つめて考量して、自分の覚悟をサイに伝えます。ナルトは真剣にサクラとの約束サスケを木ノ葉に連れ戻す…を守ろうとしている訳で、その為にカルイの鉄拳の雨霰に曝された…それをマジマジと見たサイだからこそ、その男気に震えられる訳です。「約束」とはナルトの忍道そのもので、真っすぐに自分の言葉を曲げない…その覚悟がナルトを凛(りん)と立たせるのです。きっと、サイはナルトが不思議なんだと思います。それがサイが抱くナルトに対する興味を生み出している…。

ナルトは異常者です(笑)。ここまでの覚悟を持って、それを土台に真っすぐに行動できる人間など、そう居るものではありません。それが、ナルトが示す強烈なアイデンティティであり、この物語の中心(核)になり得るほど強固です。ナルトを中心にして世界が回転するほどの存在感がある訳です。そんなナルトだから、ヤマカカを従わせ、めちゃめちゃ強面な雷影の前に立ち、シーやダルイすら退かせるような嘆願が出来る訳です。ナルトは真剣に世界を変えようとしているのです。ナルトに憧れる気持ちは、僕には凄く解る。サイもその一人なのでしょう。ナルトって何なのか?サイは、それを知りたいんだと思います。つまり、それはサイが自分のアイデンティティを求めてる事なんだと、僕は思います。

だから、ちょっとサイが保毛田保毛夫(←これも古いの?もう過去の遺物なの?死語の世界なの?)っぽく見えちゃうけど…それはあくまでもであって…(笑)、それはサイの気持ちが未整理で、サイ自身も自分の気持ちを計りかねているからです。サイは”根”で難儀な教育を受けてまして、心の欠損部位が多いです。しかし、リアルの世界に目を移しても、心の全てが完備されている子の方が珍しいくらいで、サイだけが特別だと言う訳でもないですが…。ま、取り敢えずサイは必死にナルトを追いかけてて、結果的にそれは自分を捜す旅になってると言う事なんだと思います。ただ、自分を知る=アイデンティティを得る事は、実は悲哀を帯びた体験でもあり、その物悲しさこそ、少年少女に対して感じる眩しさでもある訳で…その正体が何かを、今は未だ言えないのよ…(汗)。もしかして、こんな風に勿体振るのは……僕が汚れてるって事なのかしら(汗)。

「うっ…」(ナルト)

「ワシ達はサスケを始末する
その後でお前らが踏み止まれ!!」
(雷影)

「ケッ バカが!!」(カルイ)

「我々は急いでいる
もういいだろう」(シー)

「………」(ナルト)

「かつてアナタが日向の白眼
狙いやった事は木ノ葉では何も解決していない
戦争の火種をつくった雲側に対し
木ノ葉は血の涙をのんで戦争を回避した

尊い犠牲の上に
アナタ方は存在している事を
忘れないでもらいたい」
(ヤマト)

「…今ここで若い忍
不器用なりに雲と木ノ葉…
互いの里・国を想い頭を下げている

雷影様……
アナタは五影の一人として
これをどう捉えどう思われる?」
(カカシ)

一方、鉄の国の近くの某所。積もった雪に額を擦り付ける様に懇願するナルトの土下座シーンです。やはり、ナルトの直球は雲隠れの忍をドン引きさせたみたいです(笑)。中でもカルイは「ビッチ認定」が下されるくらいに下衆っぽく感じられます(笑)。雷影も一応、正論を吐いているようですが、木ノ葉と雲の過去を知るヤマカカには、それが随分と手前味噌に聞こえたのか、キリリと反撃していますね。ヤマトが暗部で「日向事件」(幼いヒナタを誘拐するところから始まるから10~15年ほど前の時系列)を経験したのだろうし、カカシだってバリバリの当事者だった筈です。それが、みっともなく土下座をするナルトを「不器用」と言わせているのです。それが、ちょっとした皮肉にもとれるのは、僕が汚れてるから?(笑)


「………うっ…」(ナルト)

「忍が簡単に頭を下げるな!
が尊重するものは行動と力だ!

忍同士の話に譲歩ぐせは禁物
人類の歴史は戦争の歴史だ!
三つの忍界大戦以後……
あらゆる国…里が強い忍術
手に入れようとしてきた
力なき者は踏みつぶされる!
それが忍世界の絶対の真理だ!

”暁”は国際指名手配となる
そうなればワシだけではない
世界がサスケを狙う

犯罪者のために頭を下げ
仲間の安全のために慈悲を請う
忍の世界でそれは友情とは言わん!」(雷影)

「木ノ葉のガキ…
お前が何をすべきか
もっと考えろ!

バカのままやり通せるほど
忍の世界は甘くはない!!」
(雷影)

「……」(オモイ)

「ヘッ!」(カルイ)

ヤマカカがチクッとやったもんだから、雷影も無視して立ち去る事も出来なくなったようですね(笑)。ま…しかし、雷影の外交姿勢も一貫してて、間違ってはいない…ってか、千手柱間が立ち上げた「一国一里」の忍のシステムの中では、国を里が護る…その武力としての忍がある訳で、至って正論と言えるでしょう。だから、この雷影の意見にヤマカカもどうこう言う事はしない訳です。何を隠そうヤマカカもその思想に沿って行動して来たのですから、ただ「気は心」もあるだろうに…と食い下がっていただけなのです。しかし、ナルトの土下座が全く無駄に終わってしまったかと言うと、それは違ってて、雷影の意見を引き出した意義は大きいです。何故なら、ナルトはその先の世界変革しようとしてる訳だから。

ま…それも……結果的に…な訳ですが、ナルトは「忍のシステムが抱える問題点を考える会」の会長みたいなもので、「ポスト柱間」の世界を構築する急先鋒ですから、旧体制にガチガチに浸り切った雷影の意志に触れる意味は果てしなく大きいです。物事の筋で言うなら、雷影は正しいと思う。しかし、その筋自体が間違ってるんじゃないかと、ナルトは言いたい訳で、この果てしない温度差こそ、ナルトがこれから戦うべき相手であり、目指すべきパラダイムシフトの前に立ちふさがる大きな壁なのだと思います。ビッチのカルイは良いとして、オモイにはナルトに一定の理解と言いますか、オモイ自信が抱える疑問みたいなモノが感じられます。やはり世界を変えるのはナルトやオモイのような若い子たちなんだろうな…。


<ザッ>(カカシ)

<ズン>(ナルト)

「ナルト…もういいよ…
頭を上げろ」
(カカシ)

雷影小隊はサムイ小隊を吸収して、そのまま鉄の国の五影会談に向かったようです。恐らく、サムイ小隊も「特例」として鉄の国の入国を許されるのでしょう。サスケや”暁”の情報を持っていますし、事の顛末を報告する義務もあるでしょう。言うだけ言って立ち去る雷影を尻目に、カカシがナルトを労いますが、それを一別する雷影のカットに注目です。雷影は三度に渡る忍界大戦を経験した忍の筈ですから、長門が言った「ゴミのような死と…永久に続く憎しみと…癒えない痛み……それが戦争だ…」(第449話/「希望の花」)を嫌と言うほど経験してるでしょうから、疑問を持ってない筈ないんです。雷影がナルトに向かってて、それが甘酸っぱく雷影が感じるならば…ナルトの土下座が報われるのになーと考えてしまうのは…僕が汚れているからか?(笑)

カカシがナルトに向かい、ヤマトが雷影に向かう…この機微に、僕は唸ってしまいました。これじゃまるで、ヤマトが父親で、カカシが母親じゃないか…と、一人で感じ入ってしまいました(笑)。こんな小さなカット一つにもが宿っているようです。きっとキッシーは命懸けで臨んでるんだと思うんです。だから、このカットが描ける。そして、その「力」が雷影すら振り向かせた訳です。諸国に勇名を轟かせる…はたけカカシ。それに勝るとも劣らない毅然とした態度のヤマト。そして、この二人の傑物が推(お)すうずまきナルト。その存在感は必ずや雷影の中にも残るのだと思います。キッシーの本気が僕らに伝わる様に、ナルトやカカシ、そしてヤマトの本気だってきっと雲隠れ(雷影)に伝わるのだと、僕は考えています。素晴らしい。美しい。これが『NARUTO -ナルト-』のクオリティなのさ!!


「失礼します」(サイ)

「サイ…?」(サクラ)

「サクラ…
少し話があります」
(サイ)

未だに保毛田保毛夫疑惑の晴れないサイですが、何やら沈痛な面持ちでサクラに相談に来たようです。ところで、サクラはシズネと一緒に綱手の看病(治療?)をしてるようですね。サクラの後ろに寝てるのは多分、綱手なんだと思います。未だに昏睡を脱しないのでしょう。しかし、じっとしてられない…と立ち上がったサイの向かった先がサクラって事は何なんでしょう。サイは賢いから、ダンゾウがサイを見張らせてる事にも考えが及んでるかも知れないし、それが無くてもナルトが里の外に出た事がダンゾウに知れる猶予が五影会談の期間に限られる事は考えが及んでいるでしょうから、サクラと協力してナルトを呼び戻そうとするのか…違うな…ナルトに協力してサスケを救いに行こうとするんじゃないでしょうか。

そのくらいに…サイとしては突飛なくらいの…情熱をサイが抱いていて欲しいところです。そのくらいじゃないと人生なんて変わんないですから。でも、これまで示したサイの自発的な行動は注目に値します。カカシが指摘した様に、それを一番強く感じているのはサイ自身でしょうし、これからサイが体験する戦いこそ、サイが置き忘れて来た自分の心の欠けたるピースを拾い集める事なのですから…それに本気になれないようではお話しにならない(笑)。きっと、サイは人生懸けて行動してると思います。そのド性骨が僕は観たい。人は生まれただけでは人では無いのです。人は人になって行く生き物なのです。それは「心」を得る戦いでもある。その為に人はもがき苦しむの…。それを今になって甘酸っぱく感じるのは、それが「成長」と言う事を、後になって知るからなのサ…。


「お待ちしておりました」(侍)

「あいつだよ
中央のじじい」
(ゼツ)

「あいつが…ダンゾウ」(サスケ)

案外、セキュリティの低い鉄の国内部にまんまと忍び込んだ”鷹”&ゼツ(何かお笑いコンビみたいね)。かなりの至近距離でダンゾウを確認するサスケですが、妙にギラギラしてます。しかし、ここまで殺気を漲らせて、侍は誰一人気付かんのかね(笑)。ま…それ程、サスケの秘匿が絶妙で、”鷹”&ゼツの隠形が完璧って事で一つ…。しかし、雪深い山間で工業力や経済力を維持する鉄の国ですが、もしかしたら、三狼の岩盤をくり抜いた地下都市になってて、内部は結構温かな構造になってるのかもね。「国力=人口」と考えれば、かなりの規模がある構造物だろうし…その分、構造が複雑で目の行き届かない死角ができて易々と忍び込めた…と言う事だと思います。決して、侍がヘボだなんて事は…(滝汗)。


<スッ…>(ダンゾウ)

<ザン>「五影の笠を前へ…」(ミフネ)

雷影殿の呼びかけにより
今ここに五影が集(つど)った
この場をあずかるミフネと申す
これより五影会談を始める」(ミフネ)

さて、これから五影会談が始まる訳ですが、ダンゾウがここでどんな男を見せるのか?僕はそこに期待しています。何せここで存在感を示し、木ノ葉の上忍師の信認を得る腹積もりのようですので…。しかし、五影会談を招集したのは雷影ですから、議題はサスケと”暁”にほぼ確定しています。その中で、サスケを放置した木ノ葉の責任は軽くはない筈。それをダンゾウがどう躱すか?は見物ですね。もしかしたら、ヤマトが言った「日向事件」を持ち出すのか?老獪な腹芸がでるのか、はたまた根回しが炸裂するのか?(笑)そして、トビがサスケを五影会談に差し向けたのが、”暁”がやり玉に上がるであろう会談を潰す為ならば、ゼツが何かやらかすのかな…そして、それをサスケのせいにして逃げる…とか、ベタな想像がムクムクと湧いて来るのは…僕が汚れてるから?!(滝汗)

我愛羅だけ……若けーっ!!


  

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