スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『カカシ外伝』(戦場のボーイズライフ)



今より十数年前―
忍び五大国による統治が揺らぎ
各国の故郷付近において
小国や忍び里を巻き込んでの
小競り合いが続いていた

長引く戦争は火の国の国力を奪う
―軍事力たるここ木ノ葉隠れにも
多大な戦死者を出したのである

のちに言う
”第三次忍界大戦”である―




『カカシ外伝』(戦場のボーイズラブ?)の本放送…待ちに待ってましたの「こたつみかん」(…夏なのに…こんなに暑いのに)でした(笑)。内容が原作にこれほどまで忠実に再現されるとは思わんかった…ってか、ほぼ100%…台詞回しなんかはまんま…漫画と違ってフキダシが無い分、絵が見易いし、当然だけどそれが元気よく動くもんだから、所々、失神しそうなくらい萌えました。格闘シーンの造りが特に素晴らしくて、お金掛けてるなーと思ってたら年末にDVDで販売されるのね(笑)。多分、本編をしっかり読み込んでる人向けの作品です。だから、僕としては非常に満足…って事で、随分とお待たせしちゃったけど「感想」を少しばっかりと………。ホントはもっと時間か掛けて『カカ外』全てを書きたかったな…。


「てめーは
心の優しさってもんがねーのか!
いつもルールだ掟だうっせーんだ!
要は自分の中の自制心だろーがよ」(オビト)

「まあまあ二人ともやめなよォう
同じチームなんだからさーあ」
(リン)

「リンは甘いんだよオビトに…
今日はオレにとって大切な日なんだからさ……」(カカシ)

「そ…そうだよねぇ…」(リン)

「?
なんだっけ?」
(オビト)

実に上手い導入…回りくどくなく非常に的確に登場人物の性格や役割を提示しています(第27巻/72頁)。『カカ外』『NARUTO -ナルト-』の第一部と第二部の狭間で、六週に渡って週ジャンに連載されたサイドストーリーで、ナル×ジャンではそれを「恋愛強化書」として捉えてるんだけど、短いお話の中にいろんな旨味が凝縮されていて、漫画を描く側…作り手さんにも非常に参考になる名作だと思います。丁度、ビートルズの楽曲が音楽の教科書に載る様に、この作品も漫画を描く人にとってはバイブルになるような作品になるんだと、僕は思う。見事なまでの伏線の提示とその回収…ま、「涙」なんか10年近くも我慢したた回収だったから、六週程度、キッシーにとってはお茶の子さいさいだったろうけどね(笑)。

ま…いろんな意味で小気味良くて、例えばこの導入の人物紹介も会話の中にそれぞれの人物像が上手く織り込まれていて、それが説明口調でないから自然に入って来る。オビトと衝突するカカシを描いたこの行だって、それを何とか和らげようと気を遣うリンが健気で…。ここでカカシが「オビトに甘い」と指摘したのに、リンが複雑な反応をしたのに、僕は<キュン>となってしまって…リンはいつだってカカシに向かってるのに、それが受け入れられない女心と、リンが知っててオビトが知らない(忘れてる)事実をカカシにもオビトにも勘付かせたくない…やきもきするような困惑が一言の中に凝縮されてて…こう言う微妙な機微を描かせたら、キッシーに敵う漫画家なんていなおだろうなーと思ってしまいます。

ちなみに、リンちゃんの膝は可能な限りカカシに向かっていて…ここ大事なんで説明させて貰わねばなりますまい(笑)…女子の膝は一対一の格闘(恋と言う名の…)においては非常に重要で、ぶっちゃけ…膝がこっちに向いてない女子は切り捨てる…が、恋愛道の帝王学です(笑)。膝がこっちに向かってない女子は自分に関心がないと思ってほぼ間違いなく、その膝をこっちに向ける努力をするならば、最初から膝がこっちに向いてる女子を探す方が話が早い訳。何の話かはおいといて…その見極めは大切。でも、そんな戦略とは関係無しに心が動いてしまうのが「恋」だから、役に立たない助言と知識になってしまうけど(笑)…ま!何が言いたいのかというと…カカシもオビトもリンの膝の向きまでは気付いてない…と。ぶっちゃけ…リンが100年先を歩いてると…(笑)。


「お前にやるもんなんて
なーんにもねーよ!」
(オビト)

「ま…別にいい…
どうせロクなもんじゃないでしょ…
役に立たないもんもらっても
荷物になる!」
(オビト)

<キッ>「大体何でお前が
上忍なんかになれたのか不思議だ!」(オビト)

ま…そんな絶妙な導入でカカシの上忍祝いのプレゼントが手渡されます(第27巻/75頁)。ミナトが「飛雷神のクナイ」で、リンがカカシ専用の特製(愛がぎっしり詰まった…)医療パック。…で、オビトだけはこんな悪態でお茶を濁してるんだけど、ここで登場するカカシへの「プレゼント」がお話の終盤に奇麗に収束して行く様に注意しながら読み込んで行くと、軽ーく震えちゃう(笑)。これら全てが偶然じゃない…仕組まれた事であるところが素晴らしい訳で、これをして「イヤ…これこそが…本当の神の仕業なのか……」(第449話/「希望の花」)と、長門に言わしめたとするなら、やはりキッシーは「神」なのだと思います。このくらい言わせてよ…と、キッシーもネーム書きながら、そう思った事でしょう(笑)。


<ピクン>「!」<スッ>(カカシ)

「!」(オビト・リン)

(ナイスだよ…カカシ)

カカシを隊長にしたオビトとリンの三人一組とミナトが二手に別れる作戦で、国境まで同行する…(第27巻/81頁)。その周辺ではミナト(原作と違うのはミナトの本名が提示されてるところ…これを僕らが知ったのは酒酒屋の綱手のゲロ吐き辺りですから…しかし、あの時はネットが震えたなー懐かしーッ!!)の凛として厳格な雰囲気と、三人の班員を包み込むような大きさが描かれています。それと、独特の台詞回し。「ん」に関してはアニメではあまり強調されてないみたいなのが残念(笑)。で、この(ナイスだよ…カカシ)は「イーブンてとこかな」(第439話/「地爆天星」)に匹敵するくらい萌える!!オトナが子供を見守る…これがあるべきオトナ像…なんだけど、ミナトってカッコ良いオトナだなーと思うのだ!!


「焦っちゃダメだ…カカシ
やっぱり君がバックアップしなさい」(ミナト)

「先生…今日はオレが隊長でしょ!
ちょうど開発中の新術を
試してみたいんです…!」
<バッバッバッ>(カカシ)

<バチ><バチ><バチチチ>(千鳥!!)(カカシ)

そして、そんな風に見守ってくれてる事なんか眼中にないカカシがひけらかす「千鳥」(笑)(第27巻/83-84頁)。こんなにチャクラ使って寝込まないんかね…と心配しちゃうけど、やんちゃな仔カカシもまた可愛い。この時、カカシが見せた「棘」は自来也に向かうそれと何だか似てるなーと、僕は思うんです。カカシ→自来也の機微に関しては「カカシが自来也に刺刺(とげとげ)しい理由」で書いてるのでお時間のある方は読んでもらいたいんですが、それはこの頃から在った気持ちなんでしょう。しかし、ミナトは「九尾事件」で奪われる…カカシがそのやり場の無い気持ちを自来也に向けてたのかも知れませんね。あの頃はそれに気付けなかったけど…今ならもっとカカシの気持ちが分かる気がするな…。

チャクラの性質変化に関する記述は第一部では皆無で、それは『カカ外』においても同じ。カカシの「千鳥」も再不斬を殺ろうとした時と同じで「雷遁」の「ら」の字も出ていませんが、カカシの雷遁チャクラって「青い」のね。仔カカシのヤンチャさはミナトに自分の力(=チャクラ)を示したいのが第一義にあって、全ては「黄色い閃光」を意識した行動なんだけど、それはカカシをしてもミナトに対する認識がその程度であった裏返しでもあって、ミナトがその能力を如何に秘匿していたかを提示する非常に深い描写であると言えます。リンにしたって「先生の瞬身の術…―速い!!」(第27巻/96頁)と「飛雷神の術」を意識してない。ま…その用心深さがカカシの「棘」の材料でもあり…激しく萌える訳です(笑)。


(ギリギリあのガキに
カウンターは合わせたが…
あの金髪ヤローの動きは…)(マヒル)

(印はつけた…)<スッ>(ミナト)

「!?
ま…まさか…お前があの
”木ノ葉の黄色い閃光”!?
オレ達岩隠れの里じゃあ…
そいつを見たらとにかく逃げろと
上官から教わったが…
…その意味がやっと分かったぜ…」(マヒル)

結局、ミナトが「飛雷神の術」でマヒルを一蹴してしまいます(第27巻/95-97頁)。動きのある描写に関して、アニメの『カカ外』は非常に秀逸で、製作サイドは特に力を入れてる様に思います。詳しい事は分かりませんが、格闘シーンのパートだけ担当者が違うんじゃないですかね。力の入れ様なのか?門外漢なんでアレなんですが、タッチがかなり違う…ように感じます。詳しい方の意見を是非窺いたいところですが、ま!見応えがある。ミナトのリュックサックが地面に落ちる瞬間には、ミナトはマヒルの背後を取ってる訳で、ぶっちゃけミナトは自分の切り札である「飛雷神」を弟子たちにすら隠してる…モノホンの殺し屋なのです。この時、マヒルだって躊躇無く殺したし、ミナトも忍のシステムにドップリ漬かってたのね。

ミナトはマヒルのカウンターからカカシを救う時に、カカシの上忍祝いにプレゼントした「飛雷神のクナイ」の術式をターゲッットにしてカカシの現在位置に跳んで助けたのだと思います。しかし、その直後にカカシにそれを明かさなかったには…お話が面白くなくなるから…ではなくて、カカシのプライドに対する配慮で、作戦はこの後も続く訳だし、今ここで種明かしをしてしまっては、カカシならばクナイをミナトに返却してしまう…と、ミナトが配慮したのでしょう。カカシが強がるのは、心細い気持ちの裏返しみたいなもので、ミナトはそれに気付いています。それにカカシは既に「お護り」を持っている。ミナトはそれにも気付いているのです。だから、「飛雷神のクナイ」の秘密を伏せた…。決してお話が面白くなくなるからでh(ry


五年前…ある極秘任務で
隊長として適地に潜入した彼は
そこで”二択”を迫られた
任務遂行か仲間の命か…
もちろん里の掟に沿えば
任務放棄はご法度…
だが彼は仲間の命を救うため
任務を中断したんだ

しかしそのことで
大きな損失を出した
火の国や里の仲間は彼を責めた
挙句の果てには
助けた仲間たちでさえも
彼を中傷したんだ

その任務が元で
心も体も悪くした
サクモさんは自ら…
カカシはそれ以来
親父さんのことを口にしなくなり
掟やルールを守ることに
固執しはじめた…」
(ミナト)

「……」(オビト)

「…オビト…少しでもいい…
分かってあげてね…
カカシにも悪気があるわけじゃ
ないんだ」(ミナト)

今回の『カカ外』の本放送で一番の発見がサクモさんの行で(第27巻/104-105頁)、本編の描写ではそれが無かった…或いはブラックアウトしてかくされてたのかなーと思ったんですが、しっかり描かれてました(笑)(第27巻/123頁)。それが、サクモさんの衣装で、上着の左袖が「飾り袖」(腕章?)になってる描写です。これは、もしかしたら「役職」を示す飾り(マーク)なんじゃないかな…と、ふと思ったのです。と言うのは、カカシの子供時代…7歳程度(5年前で、この時カカシが12歳だから…)にサクモさんが亡くなった筈ですが、三代目が火影で…サクモさんが上忍師の要職に在ったとすれば、次期火影候補と考える事も出来る。それをダンゾウが良く思ってなかった…としたら、どうなのかなーと、僕は考えた訳です。

何せサクモさんは「木ノ葉の白い牙」と異名を取り、「木ノ葉の黄色い閃光」であるミナトに「”伝説の三忍”も名すらかすむほど…」(第27巻/103頁)と言わせる存在感ですから、もし生きていれば…ダンゾウがそれを邪魔に思い、サクモさんの失敗(仲間を庇った為の任務の失敗)に付け込んだ策謀だったんじゃないかと、僕は考えた訳です。ま…上忍班長のシカクがそんな「飾り袖」など付けてませんが、その上位の上忍かも知れんし…(滝汗)、木ノ葉隠れの里においてサクモさんが要職に在った具体的な描写は無いけど、あの「飾り袖」に意味があったなら、情報戦(根回し)を得意とするダンゾウが狡い事をしてサクモさんを死に追いやった臭いを、僕は激しく感じてるんだけど…この後、何らかの形でお話に絡んで来てくれれば面白いなー…と思います。


「…確かに忍者の世界で
ルールや掟を破る奴は
クズ呼ばわりされる…

けどな…」(オビト)

(………)(カカシ)

「仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ
どうせ同じクズならオレは掟を破る!
それが正しい忍じゃないってんなら…
忍なんてのはこのオレがぶっ潰してやる!!」
(オビト)

ミナトと分かれカカシ班の単独での作戦が始まって直ぐにリンが岩忍に拉致られちゃう!!(第27巻/125頁)ま…そこで、掟やルールを振り回してリンを見捨てようとするカカシと、リンを優先するオビトが衝突する訳ですが、そこでカカシは…まるでナルトのような…オビトの言葉にノックアウトされてしまいます。オビトの言葉攻めが切っ掛けになって、カカシの心の氷を溶かしてくれるんですが、その台詞をいけしゃあしゃあとナルトに言うかよ…カカシ(飛段風…笑)。ま…それが「焚き火」(まっカカ…其の伍)で発掘したお話繋がるんですが、カカシはいけしゃあしゃあとなんかしてなくて、ホントにオビトとして、オビトの目になって大切な人を守り、教えてたんだなーと、目頭が熱くなってしまうのでした…。


「みなさん
このクナイを一斉に敵側へ投げつけて下さい
後は私一人でやります…」(ミナト)

「そんな無茶な!
いくら何でも…」
(木ノ葉A)

「黙って言う通りにしろ!
これから”木ノ葉の黄色い閃光”の
戦いが見れるぜ…
一瞬だ…見逃すなよ」
(木ノ葉B)

一方、単身前線に出て敵を叩く(予定だった…)ミナトですが(第27巻/130-131頁)、多分、仲間の劣勢を見かねて救援に駆けつけたのかな…と思います。問題は「状況は?」(第27巻/129頁)と駆けつけたミナトのポーズで、アニメもそれを寸分違わずトレースしてて、僕はこのシーンのミナトが好きだったので、凄く嬉しかった…カッコ良かった。特に左手の品(しな)なんて、生唾<ゴックン>なくらい…(笑)。激萌えで、もう萌え死にそうでした(笑)。惜しむらくは、この時、ミナトを「無茶」と訝った忍が若かりし日のシカクだったら完璧だったのになーと、詳しくは「シカクは何故、仙術を知っていたのか?」を読んで頂いて、僕のそこはかとない悔しさ(少しは気を利かせろよと…)をお汲み取り下さい(笑)。


「白銀の髪に
その白光のチャクラ刀…

…まさか…お前…
”木ノ葉の白い牙”!?」(タイセキ)

「……!」(オビト)

「これは父の形見だ」(カカシ)

オビトの危機を一瞬救ったカカシ…なんだけど、「それを言うかよ…カカシ」(飛段風…笑)(第27巻/138頁)…って、バカーってな感じで、正直に言っちゃうところが仔カカシらしくって良かった(笑)。この時、オビトの反応が気になった(驚いていた)んですが、きっと、カカシは普段からこのチャクラ刀を使う事は無かったんじゃないかと思います。だから、「千鳥」なんて開発したんだろうし、オビトはカカシがチャクラ刀を使うところを見た事が無いのに、何でカカシがそれを持ってるのか不思議だったんじゃないでしょうか?それがサクモさんの「形見」と聞いてハッとした…と。カカシが使わない=余計なもの…なんだけど、カカシにはサクモさんと一緒に居るかのような…きっと…お護りみたいなモノだと思います。

この「白光のチャクラ刀」はサクモさんが持っていた事をミナトは知っていたでしょう。そして、カカシがそれを使わない事も…。だから、ホントの「お護り」とも言える「飛雷神のクナイ」の謎解きをマヒルの一件でしなかったのだと、僕は思います。そして、カカシが、そのチャクラ刀を振るい、オビトを助ける為に敵に立ち向かった。これには「神頼み」みたいな心境もあったと思います。カカシも心細かったのでしょう。だから、黙っていれば良いものを、「父の形見」なんて口を滑らせてしまったんじゃないでしょうか(笑)。言わなきゃ敵がビビって逃げたかも知れないし、一度退いてくれたかも知れないのに(笑)。ま…上忍になったとは言え、12歳。しっかりしてても場数の少ない子供な一面もあったのですね。


「!
オビト…お前…」(カカシ)

<スウ…>「な…何故だ…
見えるわけはない…な…
何だ?その眼は…!?」(タイセキ)

「ここは…
仲間はオレが守る!!」
(オビト)

そして、タイセキの「迷彩隠れの術」に翻弄され(第27巻/145頁)、左眼を失ってしまったカカシのピンチを救ったのが、オビトの写輪眼覚醒(二次覚醒)でした。開眼したオビトの写輪眼がタイセキのチャクラを見切り、的確な動態予測は一撃でタイセキの心臓を捉えました。オビトもカカシと同じく大切な人を守る為に真の力を発揮できたのです。この覚醒は写輪眼の秘密を考える上でも重要で、あたかも写輪眼に意志が在るかのような描写であり、当時の写輪眼考察にも大きな影響がありましたっけ。しかし、この時、開眼したオビトの写輪眼がカカシの上忍祝いの「プレゼント」になるなんて…結果的に皮肉な結果になって…でも、それが「お前にやるもんなんてなーんにもねーよ!」と言ってしまったオビトの伏線回収の為…止むなし…と言う訳では…(笑)。


「…………
そう…いや…
忘れてたぜ…」(オビト)

「……!?」(リン)

「オレ…だけ…
お前に…上忍祝いのプレゼント
やってなかったな……
カカシ…」(オビト)

「………」(カカシ)

「……何がいいか…考えてたんだ…
んでよ…今…思いついたんだ…
なに…安心しろ…
約にたたない…余計な…
もんじゃない…」
(オビト)

「………」(カカシ)

「この…オレの写輪眼を…やるからよ
…里の奴ら…が…何て言おうと…
…お前は…立派な上忍だ…
それが…オレの気持ちだ…
受け取ってくれ…」(オビト)

リンを救うべくカッコウをカカシとオビトの絶妙な連係が一度は退けますが(第27巻/161-162頁)、残心剣道でも残心を怠った場合一本を取り消される場合があります。武道・武術の基本とも言える「心構え」で、これが無いカカシやオビトをカッコウはこの後、散々「ガキ」と罵ります(笑)…を怠ったせいで、カッコウの「土遁・岩宿崩しの術」の餌食になり、カカシを庇ったオビトが大岩の下敷きになってしまいます。そこで、オビトはカカシの上忍祝いの「プレゼント」として、開眼したばかりの写輪眼を手渡します。それまで泣いていたリンちゃんが妙にチャキチャキと医療忍術を使って手術する描写に関して胸が詰まって言葉がありません(笑)。ま…これが女子の持つホントの強さと言う事で…一つ…(脂汗)。


(…カカシの奴と…
せっかく仲良く…
なれたのになぁ…

…リンには…結局…告白…
できなかったなぁ…)
(オビト)

(みんなと…
もっと一緒にいたかったなぁ…)(オビト)

(オビト…!)(カカシ)

左眼をカカシに与え、尚も敵の状況を把握(カカシがカッコウを倒した事や、敵の増援が近付いている認識がオビトにはあった)できるオビトの右目は潰れてはいなかった…(第27巻/176頁)、とナル×ジャンでは考察(タレコミがあった)していますが、それが何処かに転用されてる疑惑が、「トビ=オビト仮説」や、最近判明したダンゾウの右目の写輪眼や、霧隠れの青の写輪眼疑惑の元ネタになっています。ダンゾウには「うちは虐殺」で大量の写輪眼を入手した可能性もありますので、個人的には神無毘橋のオビトの死体が転用されたのが”暁”のトビ(トビ=オビト仮説)を押したいですね。ま、最悪、青かな…(笑)。間違ってもダンゾウにはオビトの眼は使わせたくないんだな…それが人情ってもんですよね(笑)。

オビトが岩忍の「土遁・裂土転掌」で崩れる地中に沈んで行くのは切なかったですね。最後までオビトの手を握っていたリン。それを振りほどいたオビト…。このヒーンのオビトの無念は計り知れないです。何よりリンに告れなかった思い遺し…って、リンがオビトの気持ちに気付いてなかったと、オビトが思ってるところが、僕の汚れた心を更に責めます(笑)。しっかし、この子ら12~13歳くらいで、どんだけ高度な恋愛をしてるんだってばよ…と、自分が彼らと同い年の頃なんか、ホントに何者でもなかったし、思えば、今みたいにエッチな事も考えてなかったかも…ぶっちゃけ、何も知らなかった…僕も純真だったのよ…ほんとおぼこい子供だったから。それが今はこんなに汚れちまって…(脂汗)。オビトにすっごいシンパシー感じる。


「リン…
…オビトはお前のことが
好きだったんだ…

大好きだった……
大切だった……」
(カカシ)

「だから命懸けで
守ろうとしたんだ」
(カカシ)

「………」(リン)

「……なら!カカシ…
私の気持ちだって…」
(リン)

「オレは…!オレは一度…
お前を見捨てようとしたクズだ…」(カカシ)

オビトや僕と違って、この頃既に汚れてたんですね…リンとカカシって…(笑)(第27巻/180頁)。『カカ外』の恋愛感覚って実年齢の+10~15歳ってとこかしら。ま…恋愛経験の希薄な僕には、この時のリンとカカシの会話の意味が分からなかったんで、NASAの”大人語翻訳機”の協力で考察しましたっけね(笑)。リンの気持ちは出逢ったときからカカシに在って、オビトにはなかった…。悲しいけど、それが「恋」なんだと、僕は思う。ま…詳しくは「オビトは何故、”目薬”をさしていたのか?」にて赤裸々に語っています。ちなみに、オビトは『カカ外』のアニメでも二回ほど目薬をさしてましてね。もっと回数を増やしてくれるかとも思ったんですが、原作に忠実なので許します(だから、もう少し気を利かせろと…あれ程…笑)。


(オレは…死んだのか…)(カカシ)

(ここは…?)(カカシ)

「ん…気がついたみたいだね…」(ミナト)

「先生!!
どうして!?」
(カカシ)

「このクナイの術式は
オレが時空間忍術で飛び回るための
目印なんだよ…」
(ミナト)

「じゃあ…敵は…」(カカシ)

「オレが全員倒したよ…」(ミナト)

「!」(カカシ)

「リンは…!?
…リンはどこなんです!?」
(カカシ)

「………」(ミナト)

「間に合わなくて
済まなかった
…カカシ…
話は全部 リンから聞いたよ…」(ミナト)

結局、最後はミナトのお護りが発動して一件落着と相成ります(第27巻/181-183頁)。でも、この時、医療忍者であるリンがカカシを介抱したなかった…って言うのが、カカシの寝顔を見てたら泣いちゃうから…なんてお話で終わらせないのがナル×ジャンで、『NARUTO -ナルト-』史上に残る「恋愛強化書」をズブズブの真っ黒に塗り替えちゃうような考察をしてまして…それが「神無毘橋は赤く燃えたのか?!」であって、「閃光万雷」のWILLIAMさんと、アメリカはNASAの協力で捏造…おっと、口が滑っちまったぜ…練り上げております。リンのホッペの絆創膏が気になって仕方ない方は是非とも読んでみて下さい(笑)。ま…『カカ外』がスッゴイ素敵なお話なんであまり汚したくはないんですが、黙って居られなくて…。

そもそも、カカシが気絶してるのに、何でリンが事の一部始終をミナトに報告できるんだ!!とか、リンが無傷でピンピンしてるのも変ですよね。それにミナトが「飛雷神のクナイ」の謎解きでカカシを誤摩化してるようにも見える…って言うか、その謎をここで明かす意味ってあるのかよ…って思いませんか?カカシが、ミナトに感じる劣等感を逆撫でするような事言うのは、僕には凄い違和感です。つまり、それよりももっと大きな秘密がそこにはあったのだと…僕には思える訳です。でも、ま…黒くなるばかりがナル×ジャンでもないし…普通に「恋愛強化書」として『カカ外』を捉えるのが王道かなーなんて、目の前で元気よく動くミナト班の面々を何度も何度も愛でながら、そんな事を想う…暑い夏の日の夜更けでした。


第三次忍界大戦―
その長きに渡る戦いは
名も無き多くの忍たちの
犠牲によって終結した

そして同時に
名だたる英雄たち…
語り継がれる伝説を
残したのである

神無毘橋の戦い
―その日

木ノ葉隠れに
二人の写輪眼を持つ
英雄が生まれた

一人は
その名を
慰霊碑に刻み…

一人は後に
”写輪眼のカカシ”と呼ばれ
他国にまでその勇名を
轟かせるのである




…と、まぁ…こんな感じにほぼ100%原作を忠実にトレースしてまして、前後のアナウンス(三代目)なんて一言一句、同じです。キッシーが6週分=劇場版をイメージして『カカ外』と言うスピンアウトを考えたんじゃないかと思うと、それを1時間の…しかもTVで垂れ流してしまうのは勿体ないなーとも思いました。ちょっぴり甘酸っぱくて、ちょっぴり切ない…『NARUTO -ナルト-』に希薄な恋愛と真正面に向かい合った意欲作でもあり、ナル×ジャン的にも神無毘橋が赤く萌える…かも知れない黒い考察チャクラの供給源でもあります(笑)。非常に秀逸なアニメ作品だったと思います。映画の宣伝もあったにしても…お大尽な一時間だったなーと。有り難いけど、勿体ない気もするなーと…(DVDは買っとくか…12月だけど)。

何で…これで『劇場版』を仕上げようとしないのか?
『カカシ外伝』劇場版製作熱烈希望するのだ!

  

  

暑中お見舞い申し上げます(2009) | BLOG TOP | 『神無毘橋(カカ外)周辺の考察』

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。