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サクラは何故、サイの言葉攻めに涙を流したのか?


「…んなもんできっかよ
約束も守れねェ男がよ…」(ナルト)

「…サイ…
お前はすっこんでろ」
(ナルト)

<スッ>(イヤだ…
ボクもじっとなんてしてられないよ
ナルト)(サイ)

第457話「五影会談、開幕…!!」で、ダンゾウに(恐らく)ウソの定時連絡を送り、軽ーく自己嫌悪に陥りながらもじっとしてられなくて、サクラに会いに行った…。そして、それが…第458話「五影の大論戦…!!」のサイとサクラの行に繋がっています。サイはナルトに「すっこんでろ」と言われたのが悔しかったようです。サイにも第七班の一員だから、仲間を心配して何がいけないんだ…と言う気持ちがあるんだと思います。ま…サイの心中はもっと複雑ですけども、少なくともカカシがサイをカカシ班(第七班)と認め「…信じてるよ」(第456話/「ナルト出発…!!」)と告げられた時のサイの安堵は本物だった…。サイにも確かに感情が芽吹いています。



「ナルトが…!」(サクラ)

「そう…サスケを庇うためにね
体中ボロボロで…
でも絶対にサスケを売らなかった

それに…君に心配させまいと
この事はサクラに黙っておけって…」(サイ)

「………」(サクラ)

(ナルト……)(サクラ)

…で、覚悟を決めたサイがサクラに…ナルトがあれ程言うなと(笑)…を、まぁ…ペラペラと…洗いざらい喋ってしまいます。サイはナルトがカルイにボッコボコにされた傷の治療をしてるから、ナルトのダメージが分かってる筈です。九尾のチャクラの治癒力があるナルトだから耐えられるけど、普通の忍だったらとっくに木ノ葉病院(もうないけど…笑)送りの重症だったんじゃないでしょうか。それでも、医療班の治療を受けなかったのは、サクラに知られたくなかったからで、ナルトがボッコボコになりながらも耐えた痛みの重さがサイにも辛く感じられた。それでもナルトの心の中に居るサクラが憎かった…。ジェラシーに近い感情?それが、サイの「じっとしてられない…」なんだと、僕は思います。


「今は雷影サスケの事を
許してもらうために行ったよ…
おそらく無理だろうけど……」(サイ)

「そんな無茶な事どうして?
カカシさんが付いていながら」(シズネ)

カカシ先生
ナルトを信じてるから
たとえ無理だとしても
チャンスは作ってあげたいんだと思う」(サイ)

「……」(シズネ)

それで黙っていれば良いのに、今度は雷影に会いに行った事まで話すもんだから、シズネまで穏やかじゃなくなっちゃうんですが、カカシがナルトの愚行をサポートしたのは、サイの言う通りだと、僕も思う…。カカシ(とヤマト)は明らかにナルトに期待しています。確かに五影会談に向かう雷影の道中に、しかもアポ無しで謁見を賜るなんて…犯罪行為に近いとも言える。カカシは勿論、ヤマトだって良識あるオトナですから、そんな事は百も承知で、それでもナルトの好きにさせ、助言や援護射撃まで買って出たのは、ナルトだったらの「もしかしたら…」があったんだと思います。それがシズネには分かるから、そう言えば…昔、似たような事を言われたな(第32巻/35頁)…と、綱手の寝顔を見てしまう訳です(笑)。


「ボクは最近
サスケの代わりにカカシ班に配属された
だからカカシ班の事はまだよく分からないし……
………人の感情もよく分からない」(サイ)

「…ンなもんできっかよ
約束も守れねェ男がよ…」
(ナルト)

「…それに
君とナルトの約束も知らない…」(サイ)

「…!」(サクラ)

「ナルト…私の…一生の…お願い…
サスケくんを…サスケくんを連れ戻して…」
(サクラ)

サイが人の感情が分からない…と言うのもホントだと思います。サイは”根”でそう言う教育を受けて来ました。教育と言えば聞こえは良いが、ぶっちゃけ洗脳…ですね。そもそも感情がない人間なんて居ないですから!!感情を意識しないような操作がサイには施されています。それすらサイは意識できないほどに、相当厳重なプロテクトが掛けられてる…。しかし、サイにこんな行動をとらせるのは、明らかにサイの感情であり、ただ、それが何なのかサイには解らない…そう言うエクスキューズなんだと思います。だから、何でナルトがサスケの為にボコボコにされたり、サクラと交わした「約束」に命を懸けるのかがピンとは来ない…でも、何故だかサクラには腹が立つ…(笑)。それこそが、サイに感情が芽生えた証拠。

サイの威圧感にサクラはサイの言う「約束」が何なのか思い出します。それはサクラにとってはそんなに大した事じゃなかったのかも知れない。確かに、サスケを連れ戻して欲しい気持ちは真剣だし、恐らく地球よりも重い(笑)。しかし、それはサスケが里に戻る…サクラの願い…であり、ナルトとの「約束」じゃない。サイがこんな風に言わなければ、サクラは意識せずにいたと、僕は思う。サクラにとってナルトは大切な人ではあるけれど、サスケのそれとは質が徹底的に違う。もし、少しでも同質な部分があるならば、ナルトにそんな事、頼める筈がない。だから、サクラが思い出した「約束」はナルトが想うほどには重要な事ではなかったのだと思います。そして、それがサイを苛つかせ、サクラを泣かせている訳です。


「けど…
ナルトは君の事が
本当に好きだって事くらい―

このボクにだって分かる!!」(サイ)

「…!!」(サクラ)

「サクラちゃんは
サスケが大好きだからなぁ…」(ナルト)

「今サクラちゃんが
ホントに苦しんでるって事は
痛いほど分かるってばよ…」(ナルト)

「サスケはぜってーオレが連れて帰る!
一生の約束だってばよ!!」(ナルト)

「…サクラちゃん!オレ…
約束は絶対守るってばよ」(ナルト)

「まっすぐ自分の言葉を曲げねェ
それがオレの忍道だからよ…」(ナルト)

「うっ…うっ…」<ボロ><ボロ>(サクラ)

「サクラ…」(シズネ)

「う…」(サクラ)

おいおい…そこまで言っちゃうのかよ!!(笑)…なんだけど、サイは黙っちゃ居られないのね。サイが「ナルトは君の事が本当に好き」って言う気持ちが解るのは、サイがナルトを好きだからだと思います。ま…この「好き」をどう解釈するかなんだけど、それはご自由に!!(笑)僕はサイの感情が「未整理」だと考えてて、その中の最も原始的な部分が今、吹き出してるんだと考えています。勿論、サクラに向かって<ドバッ>となんだけど(笑)。サクラに対する怒り…それを裏返せば、ナルトに対する「好意」でしょ。でも、それに性愛が絡むかと言うと、それもピンと来ないんです。好きにもいろいろあって、「興味」「憧れ」もその一つだと思う。その微妙なベクトルの違いがサイには未だ理解できてないだけなんじゃないかな。

それを僕は「未整理」と表現しています。何か心の中にあるんだけど、何だろう…と、サイは戸惑ってるんじゃないでしょうか。何たって初めて経験する事だし。大昔の話なんだけど、馬の出産に臨場した事があるんですが、初産で今まさに子供が生まれようとする時、母馬は訳が解らず牧草をムシャムシャと貪っていました。きっと何が起こってるのか解らない…そんな感じがしました。サイもそれに似ています。だから、サクラを憎んでいる。ナルトがサクラを本当に好きだと解るサイには、サクラがナルトを本当には好きじゃない…少なくともナルトが想う様には想っていない…と言う事が解るからです。そして、サイの本気がサクラにそれを感じさせている…サクラの自責の念を引き出しているのだと思います。

もし、サクラがナルトを本心で好きで、それを意識せずにこれまで来て…とするならば、こんな風に泣くとは思えない。そもそも、サクラがサスケを好きなのに理由なんかなくて、初めからサクラにはサスケに対する想い「恋」があった筈です。そして、ナルトに対してはそれが無かった。ただ、それだけの違いで、「恋」とはかくも難儀なものなのです。そして、サクラがここで泣いてしまうのは、ナルトが抱く自分への好意をサクラが全く感じていない訳じゃなかったから。ナルトが自分を好きなのをサクラはちゃんと知っていた筈です。今さらサイに言われるまでもない(笑)。サクラはナルトの気持ちを知っていて、結果的には利用してしまった…。サイの憤りに自分の醜悪さに改めて気付く事になったのだと思います。

だから、この時、サクラは揺れに揺れた…。それが、サクラの先輩(仕事だけでなく、女として、勿論、恋愛に関しても…笑)であるシズネを驚かせた訳。シズネはいい女だから、サクラのぱネー揺れ具合が解ったのです。だから、尚更、サクラの涙がナルトの想いを知った喜びの涙じゃなく、ナルトに対して酷くビッチな事をしてしまった事に気付かされて流した後悔の涙なんだと、僕は思います。サイがサクラを責めるのも、その一点にある。サイにはサクラがナルトを、サイがナルトを想う様には想っては居ない…そのくらいの事は「このボクにだって分かる!!」と、怖い顔をしている訳です。それがサクラ自身にサクラすら意識しなかった「狡さ」を気付かせ、涙腺のコックを全開にさせたのだと、僕は考えています。

無茶ばっかりして
このバカ!」<ゴン>(サクラ)

「イテ!」(ナルト)

<サッ><スッ>「……ありがとう」(サクラ)

第450話「歓呼の里!!」で、里の皆がナルトを迎える中、サクラがナルトを抱き締めました。しかし、それを里の皆は大人から子供まで皆が良い気分で眺めていました。それは嫌らしくなかったからです。基本、女子が男子を抱き締めるのは二人っきり(気持ちだけでも…笑)であるべきでしょう(笑)。僕にはまるで母親が我が子を褒めているように見えましたもの。そう言えば、イタキサの木ノ葉強襲で"月読"に沈んだサスケを、帰里した綱手がサクっと治した時、「サスケくん…」(第20巻/23頁)と、目を覚ましたサスケをサクラは抱き締めてたけど、その時はナルトですら気を利かせて中座しましたよね。あの時、サクラは女としてサスケを抱き締めていました。嫌らしさの何たるかが解らないナルトにも通じるほどに…。


「ナルトは君との約束
ずっと背負ってるようだった…
一生背負う気でいるみたいだった」(サイ)

「君がナルトに何を言ったのかは知らない……
でもそれはまるでボクのされているものと同じ…」(サイ)

『呪印のように感じた』(サイ)

「ナルトを苦しめてるのは
サスケだけど…」
(サイ)

「………」(サイ)

『君もなんじゃないのか?』(サイ)

サイは心の中に未整理の感情が渦巻いた状態だから、何かと比較する事で判断しています。それが、「ナルト→サクラ」「サイ→ナルト」の比較であり、サイの舌の根に施されたダンゾウの「呪印」と、ナルトが大切にするサクラとの「約束」な訳です。これは「そんなやり方……自分の部下に呪印までほどこすなんて納得できない!!」(第452話/「ダンゾウに迫る!!」)で散々、扱き下ろしたサクラには痛烈でした。結果的にではあるけれど、サクラはナルトを利用してた訳で、それはダンゾウとやってる事は変わらない。ま…それがサイがダンゾウを尊重はしてるけれど、尊敬はしてない…と感じるところで、里を守る大義こそあれ、そこにサイに対する信用は無い訳です。カカシがサイを信じたのとは全く違う…。

つまり、そこには愛が無いのです。ただ、それらをサイは混ぜこぜに感じてて、いろんな感情が未整理に吹き出してる。そして、自分の中で何が起こってるのかが分からないでいる。また、サクラが悪いか…って言うと、それもちょっと違うな…。ナル×ジャン的にはナルトもサイに違わず内部的には難儀(八卦の封印式…汗)ですから、サクラに対する気持ちだってちょっと怪しい…のだと、僕は考えています。取り敢えず、サクラに…と仕向けられた感情なのかも知れませんし(笑)。詳しくは「サクラってナルトの何なのサッ!!」持論を展開しておりますので興味がある方は読んでみて下さい。しかし…熟(つくづく)、惚れた腫れたは思うに任せない。時に…それは残酷に…「呪印」のように纏わり付いて…。

サクラは最初からサスケだけが好き…。
悲しいけど、それが「恋愛」なのよね…。



 

「竜牙鉈」(仮称) | BLOG TOP | 第458話「五影の大論戦…!!」

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