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”暁”(雷影は何故、ブチ切れたのか?)


”暁”は誰が結成したのか?

「暁」 illustration:Cerberus

「…木ノ葉!岩!砂!霧!
お前らの里の抜け忍
構成されとるのが”暁”だ!
それだけではないぞ!!

前任者の影も含めたお前らの中には
”暁”を利用してきた者がおる事も
調べはついとる!!」(雷影)

「利用してきた…?」(風影)

「ワシはお前らを信用しておらん!
話し合いすらする気もしなかった!」(雷影)

「だがワシがここへきて五影を招集したのは
いいかげんお前らの信義を問うためだ!!!」(雷影)

「利用してきたとはどういう事だ!?」(我愛羅)

第458話「五影の大論戦…!!」で、いきなりブチ切れた雷影が、”暁”の話を始めます。雷影がここまで”暁”を嫌悪し、尚かつ強気なのは”暁”に雲隠れの抜け忍が所属していないからです。雲隠れから抜け忍が全く出なかった訳はないだろうから、抜けちゃった忍は確実に始末して来たんだと思います。雷影ちゃんのこれまでの態度から考えれば、徹底的なトップダウンで、木ノ葉隠れや砂隠れのような相談役を置かず、キリキリと自分一人で雲隠れを切り盛りして来たのではないかと思います。多分、暗部が抜け忍の処理をするのは各里とも変わらないと思うんですが、指揮系統に二重構造があったり、里影の意に反する勢力が独自に動いたりと、まるで恐竜のようにその巨体に意志が行き届かない状況のようでした。

雷影の言う「信義」とは柱間、或いは柱間の思想に対するものだと思います。雷影の正義感と言いますか、ちょっと堅物な感じが、頑固に先代から託された思想=千手柱間の提唱する忍のシステムを頑(かたくな)に守らせている可能性を、僕は強く感じています。しつこいけど「日向事件」にしても、写輪眼の元とされる白眼を調べる事で、写輪眼のクリエーターに迫る狙いがあったものと考えていまして、「うちは虐殺」(終末の谷の決闘…第六撃)にネッチリとまとめています。実はこの考えが八尾が示した意味深…「……そろそろ時代が動くかもな…」(第419話/「襲来!!」)を最も明解に説明できるもので…(汗)。

”暁”の構成

飛段:湯隠れの里
角都:滝隠れの里
ゼツ:?
大蛇丸:木ノ葉隠れの里
サソリ:砂隠れの里
ペイン:雨隠れの里
小南:雨隠れの里
鬼鮫:霧隠れの里
イタチ:木ノ葉隠れの里
デイダラ:岩隠れの里
トビ:?(木ノ葉隠れ=マダラ/霧隠れの里=やぐら)

ちなみに、”暁”の構成は以上のように雷影の発言の通り、雲隠れの抜け忍は存在しません。ま…今回、雷影の呼びかけで五影会談が催され、”暁”を駆逐しようと話し合う次第なんですが、そもそも、”暁”なんてド派手な集団が、忍(=特殊部隊)の世界で公然と存在してた事自体が信じ難いです。確かに総勢11名の”暁”も三名(小南は除外)にまで減ってはいますが、各里が積極的に”暁”を殲滅せしめんと行動した事実は余りにも少ないです。その理由が、恐らく雷影が指摘する「”暁”との関係」…”暁”を利用して来た事実でしょう。木ノ葉隠れはダンゾウなんてワルが上層部(指揮系統の二重構造の元凶)に居て火影に内緒でコソコソとやってたようですし…。雷影はその構造が、”暁”の温床だと指摘しているのです。

人柱力の所属

一尾:砂隠れの里・我愛羅
二尾:雲隠れの里・二位ユギト
三尾:霧隠れの里・やぐら
四尾:岩隠れの里・老紫
五尾:岩隠れの里・ハン
六尾:霧隠れの里・ウタカタ

七尾:滝隠れの里・フウ
八尾:雲隠れの里・キラービー
九尾:木ノ葉隠れの里・うずまきナルト

ちょっと余談ですが…尾獣の分配は柱間によって為され、それを各里が守る事でミリタリーバランスを保って来たのだと思います。千手柱間が立ち上げた「一国一里」の忍のシステムは尾獣の分配が基本になっている筈で、各里は尾獣を人柱力という「金庫」に仕舞い大切に保管していた…それが柱間の提唱した尾獣論なんだと、僕は考えています。人柱力の地位や尾獣管理の技術や知識においては雲隠れが他を圧倒しています。逆に、元水影=マダラ=トビの霧隠れや、土影・オオノキが”暁”ベッタリの感がある岩隠れは”暁”と殺り合ってでも尾獣(人柱力)を守った描写すらない(笑)。人柱力の管理の温度差からも柱間のシステムから外れている里の存在が窺えます。

また、ミリタリーバランスの観点から、九尾が里外に出る事は考え難く、九尾は柱間の時代からうちは一族か柱間が所有していたものと思います。うちは一族ならばうちはマダラが所有してる筈で、千手柱間とうちはマダラが戦った「終末の谷の決闘」九尾の鹵獲戦としての一面も取沙汰されます(ナル×ジャン的に…ですけど…笑)。マダラは「終末の谷」で柱間に敗れたのですから、九尾はそれ以降、木ノ葉の人柱力としての保有が堅いと、僕は考えていまして、「九尾事件」ではその人柱力にマダラがアクセスして、尾獣化させたのだと解釈をばしております(笑)。その辺は「鬼手仏心」(終末の谷の決闘…第四撃)と、「神無毘橋は赤く燃えたのか?!」にまとめてあるので読んでみて下さい。



「砂は”暁”を利用し
木ノ葉崩しに利用した

大蛇丸だ…!
その時”暁”を抜けていたかどうかは
定かではないが!

それで風影火影
前任者が死んだ」(雷影)

「…これが誰かの画策である
可能性も捨てがたいがな」
(雷影)

(……古狸が…)(雷影)

雷影の追及の視線ダンゾウに及びます。決定的な証拠が無かったようで、暗に威嚇した態を示しましたが、例の「木ノ葉崩し」にしても、大蛇丸と砂隠れの画策であると同時に、その黒幕が実は木ノ葉側に居た…それがダンゾウ(=古狸)であろう事に肉迫しているようでした。大蛇丸が”暁”を抜けて(第一部終了の七年前)いたのも眉唾で、犯行の追及が”暁”に及ばない為の策略だった可能性も、雷影は臭わしてます。それだと、”暁”を抜けた大蛇丸を永きに渡って放置した”暁”の温さも説明し易く、そこにも”暁”と各里のトップ(影、或いは上層部)とが関係してて、背後でコントロールしている可能性も捨て難くなって来ます。これがオオノキの言う”暁”=”第三勢力”を利用するミリタリーバランス論に繋がります。


「今や大国は一様に安定してきた…
軍拡から軍縮へと移行しとる
各国間の緊張緩和
戦争の脅威が小さくなれば
国にとって軍事力である里は
金食い虫の邪魔な存在じゃ…」(オオノキ)

「かと言ってじゃぜ
それはリスクでもある
突然戦争になってみろ!
実戦経験の無い忍に頼るには
問題があるじゃろ
それじゃ戦争に負ける」(オオノキ)

「そのリスクを回避する
一つの方法が戦闘傭兵集団………
”暁”だったという事か」(我愛羅)

自里で優秀な忍を育成するには手間と金がかかるが
戦争を生業としている”暁”は常に現役のプロ集団
しかも安い金で戦争を請け負う
その上最高の結果
もたらしてくれたからのう」(オオノキ)

土影・オオノキは雷影がかなりのところまで調べ上げてるようなので、逆に開き直っていましたね(笑)。ま…雲隠れが軍縮の流れに反した強硬な軍拡路線を崩さなかったのもあって、どっちもどっちなんですけどね(笑)。雷影としては”暁”を傀儡(かいらい)として動かし、表立って行動と力を示さない他里の態度が鼻に付く訳です。同時に、”暁”が雲隠れ以外の里影、或いは上層部と繋がる事で存在していた事実が確定します。しかし、よく考えれば五大国が隠れ里を保有し、軍事をアウトソーシングする事と、それは余り変わらない。しかし、”暁”の場合は仕事単位の関係であり、その部分には「一国一里」のような正々堂々とした関係性はない。それが雷影の琴線(忍道?)を激しく掻き鳴らしているのでしょう(笑)。

軍事力とはつまるところ軍事予算と非常に密接に関係していて、平時においては国の財政の大きな負担となります。かと言って、軍事力の削減はリスクマネージメントにおいては避けたい。オオノキの意見も良く判ります。結局、”暁”は雲隠れ以外の大国の隠れ里のミリタリーバランスを維持する為の苦肉の策だった訳で、その意味では「必要悪」だったのでしょう。雷影はキラビが拉致られた一件を機に騒ぎ立ててるだけで、ぶっちゃけ「一国一里」の忍のシステムが時代に適応できない状況になりつつあると言う事なのだと思います。ガチガチの旧体制の雲隠れと、新時代への移行を余儀なくされる木ノ葉・土・砂・霧隠れの対立の構図が一層鮮明になって来ました。それが雷影がブチ切れた折に見せた…「四対一」の一触即発の睨み合いに如実に表れていましたね。


「オレはな…
その憎しみの連鎖を止めるために”暁”を立ち上げた
オレにはそれ(←憎しみの連鎖を止める)ができる…
そのためには九尾の…その力が必要なのだ
全ての尾獣の力を使い
この里を潰した数十倍の力を持つ尾獣兵器を作る
一国を一瞬で潰せるほどのな」(天道)

「!?」(ナルト)

本当の痛みを世界に知らしめ
その痛みを恐怖で戦いを抑止し…
世界を平和と安定へ導くのだ」(天道)

表向きの”暁”のリーダーはペインでした…(第47巻/76-77頁)。明確に”暁”を立ち上げたと宣言するのもペインだけだったように思います。しかし、ペインはトビの命令で動いている描写がありましたので、真のリーダー(黒幕)はトビなんでしょうが、自来也の潜入戦の描写から、”暁”は雨隠れを母体とした組織と考えられ、その体勢を流用する為の方便としてペイン(弥彦)を頭領に据える必要があったのでしょう。なので、具体的な”暁”の結成の時期は長門が闇に沈まざるを得なくなった「半蔵事件」が契機になっているんじゃないかと思います。時系列的には長門らの弟子受けを自来也が18~20歳として考えれば、修行期間の三年間+α(数年間)で、「九尾事件」の凡そ10年前と考えて良いでしょう。

「…また外道魔像とシンクロさせる
コマが必要だな…」(トビ)

第450話「歓呼の里!!」で沸く木ノ葉隠れを尻目に、”暁”のアジトで<ポロッ>とトビが漏らしたんですが、トビが言う「リンク」って外道魔像の臍から(アンテナ?)が伸びて、長門の背中にブッ刺さった…アレですよね。つまり、長門の堕天=「半蔵事件」の本当の黒幕って、半蔵でもダンゾウでもなくて、トビだったんじゃないかと思う訳です。「半蔵事件」とは長門に外道魔像を呼び出させ、リンクさせる為に仕組まれた事件だったと言う事です。だから、小南を餌に起爆札のトラップを仕掛けて長門の脚を奪ったんじゃないでしょうか。その癖、外道魔像とリンクした後は、全く長門の相手をせずに「瞬身の術!」の逃げの一手の半蔵の行動は変でしたし。詳しい時系列の考察は「弥彦は何歳で死んだのか?」を参照して下さい。

あの一件は長門が外道魔像とリンクした時点で終了だったんです…きっと。「半蔵事件」とは、尾獣の容れ物である外道魔像と、それをコントロールする為にシンクロするコマ=長門を同時に手に入れる大切なイベントでした。「半蔵事件」の首謀者は山椒魚の半蔵と木ノ葉隠れのダンゾウでした。ダンゾウは何故だかあの場には居なかったようですが、暗部だけ差し向けて木ノ葉で安閑としてたんでしょう(笑)。ま…どっちにしても、半蔵とダンゾウのどカスコンビ「裏」でトビが繋がっていた筈です。気になるのは長門が半蔵はその関係者(赤ん坊まで)を尽(ことごと)く殺めたのに、ダンゾウには全く関心がないかの様に振る舞うところです。これって…トビ=ダンゾウを臭わせる描写なんすけど…。

ちょっと横道に逸れちゃったけど、半蔵、ダンゾウのどカスコンビとトビは関係があった…事実があり、それが「九尾事件」の凡そ10年前に「半蔵事件」で、弥彦を殺し、長門から両脚を奪い…堕天させた。その一件でトビは外道魔像を手に入れ、真の目的=尾獣集めがいよいよ具体化したのです。つまり、宵闇の終焉”暁”が正式に発足したのです。そして、木ノ葉・土・砂・霧隠れの里は抜け忍を”暁”に供給、或いは”暁”に向かった抜け忍を放置した…ある種の協力関係が4大隠れ里と”暁”においてはあった訳です。そして、自里の軍事行動を”暁”にアウトソーシングする事で、低予算にミリタリーバランスを維持して来たのです。これは「表」に出ない「裏」の世界からの時代への関与と言えます。つまり、五影会談の真逆…。


中立国の長の立場から言わせていただこう
”暁”のリーダーは時代の流れを読んでいた…」(ミフネ)

国々の安定
そして国々の不信感を突き力の拡大を計った…
このままでは鉄の国も…
しかし災い転じて福となす
五影が全員揃う事も滅多にある事ではない
どうであろう…
”暁”を処理するまでの間…」(ミフネ)

「世界初の五大隠れ里…
忍連合軍をつくってみては」
(ミフネ)

そして、「表の世界」でもミフネの提案で「五大隠れ里忍連合軍」を創る動きが持ち上がっています。これは言うなれば「表の世界」の”暁”じゃないかと、僕には思えまず。非常に気持ちが悪いのは”暁”を生み出した「裏の世界」と、こうして五影会談に集った里影が非常に近接している点です。つまり、自分達で「悪」を生み出し、それを駆逐する為の「善」を生み出すと言う奇妙な構造を形成しています。ハッキリ言って、メチャクチャな茶番です(笑)。だから、この動きに非常に乗り気に見えるダンゾウ、オオノキ、ミフネ…って、かなりヤバいです。加えて、この流れがダンゾウの火影就任の会議に酷似しているのが、同一の演出家のシナリオだとすれば、この暗闘の黒幕こそ真の黒幕と言えると思います。

それが、ダンゾウなのか、トビなのか…はちょっと置いといて…「表裏」が一体化したかのような…ちょっと危ない五影会談において、最も清浄な存在雷影なんじゃなかと、僕は思います。そもそも”暁”の組成に全く関係がない。”暁”と与した経歴も無さそう。雲隠れの里の体勢としては千手柱間の提唱した「一国一里」を極めて忠実に再現している様にも思えるし、尾獣の管理(技術と知識)も行き届いていました。ナル×ジャンでは雲隠れ(雷影)の白眼に対する興味にも意味があったと考えていまして、粗暴で聞き分けがないように見える雷影が「信義」を重んじる…実は一番…良い人なんじゃないのかと、僕は考えているとです。だから、雷影が忍連合軍の大権を任されるのが一番、正統(合理的?)に思えるんですが、「裏」が無さ過ぎてそうは問屋が卸さないんだろうな…(笑)。

そりゃ、雷影もキレるわな…(笑)。

”暁”は誰が結成したのか?

「暁」 illustration:Cerberus


 

第459話「サクラの決意」(五影会談編) | BLOG TOP | NARUTO-ナルト-第47巻に寄せて…

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