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霧隠れ忍刀七人衆・桃地再不斬


再不斬
少しはしゃぎ過ぎだな」(カカシ)

「…………」(再不斬)

「お前の野望は大きすぎた…
霧の国を抜け”抜け忍”となった
お前の名はすぐに木ノ葉にも伝えられたよ…
水影暗殺…そしてクーデターに失敗したお前は
数人の部下とともに野へ下った……と…

報復のための資金作り
そして”追い忍”の追討から逃れるため
…そんな所だろう
ガトーのような害虫にお
前が与したのは…」
(カカシ)

四代目水影・やぐら→五代目・現水影への移行は再不斬の起こしたクーデター(第4巻/48-49頁)が起点になっていると、僕は考えています。カカシは再不斬の行動を「悪事」と受け止めていますが、それは暗部経由でカカシに伝えられた情報が元になっているからで、波の国任務の時には再不斬がガチガチのワルだと、僕も思ってたんですが、五影会談の提示で、四代目水影が何者かに操られていた事実が分かり、再不斬が霧隠れで起こしたクーデターにも何らかの志があったんじゃないのか?と、簡単に再不斬を決めつけてしまった自分に後悔してしまいました(笑)。そう言えば、再不斬はナルトに「白」の事を責められて泣いたよなーッ!!ホントは辛かったんだろうな…と、再不斬に同情してしまうのです。

「……それ以上は…
何も言うな……」
<ポロ>(再不斬)

「小僧…
白は…あいつはオレだけじゃない
お前らの為にも心を痛めながら闘ってた…
オレには分かる

あいつは優しすぎた

最後にお前らとやれて良かった
……そう…小僧
結局はお前の言う通りだった…
忍も人間だ…
感情のない道具にはなれないものかもな……

オレの負けだ……」(再不斬)

再不斬は確かに「白」を「道具」として扱ったとは思います(第4巻/94-95頁)。でも、それは愛に溺れてしまわない為の方便であり、再不斬も「白」をしっかりと愛していました…それを意識しない為に、再不斬は自分すら「道具」にして来たんじゃないでしょうか。そんな苦労も知らずにナルトが責めるもんだから、再不斬も辛抱堪らんかった訳です(笑)。「オレの負けだ」と再不斬が言うのは、再不斬もホントに「白」が大好きで、「白」が死んでしまって悲しい…お前みたいな糞ガキにそもまで言われる筋合いはねーよ…と、遠回しに言いたかったのかも知れませんね(笑)。そして、こんな苦行にも似た重苦しい人生を再不斬が「白」と共に送っていたのには使命?任務?義憤?と言った…それ相応な「理由」が必要に思えて来ます。

「白…残念だ…今宵限り
オレはこの国を捨てるつもりだ…
しかし…!
必ずオレはこの国に帰ってくる
この国を手中にしてみせる!!
そのために必要なのは
慰めや励ましじゃあない…
本当に必要なのは…」(再不斬)

「分かっています…」(白)

白を前に再不斬が決意を述べるんですが(第4巻/39頁)、これはクーデターに失敗した後ではなくて、これから事に及ぼうとしてる時なんだと思います。もし、これが事の後だったらノンビリし過ぎです(笑)。ここで再不斬は白に「この国を捨てる」と言い、「この国に帰ってくる」とも言っています。つまり、再不斬はこの時点でクーデターを成功させようとは思ってない訳です。恐らく、再不斬はこの後、四代目水影・やぐらに一太刀浴びせ、一暴れして霧隠れを後にしたんじゃないでしょうか。今にして思えば…ですが、再不斬も「白」もちゃんと額当てしてましたよね。”暁”みたいに横一文字の傷もなかった…。「白」の暗部の仮面にも霧隠れの里紋入ってましたし…。彼らの自己提示が無意味だったとは思えません。

額当ては忍のアイデンティティですから、額当てに対する態度でその忍の考え方が如実に出ます。例えば、「うちは虐殺」で、サスケが写輪眼第一次覚醒を遂げ、イタチの万華鏡写輪眼の催眠眼を返し追撃した行で、不覚にもサスケの攻撃に落とした額当てをイタチは拾い上げています。ま…これが為にサスケに見せてはならない「涙」を見せてしまった訳です。対して、サスケは終末の谷でナルトに勝利し晴れて大蛇丸の下に向かう折に、木ノ葉の額当てがスルリと落ちたのをそのままにして立ち去りました。ナルトを殺すこともできたのに殺さずに…額当てだって、ナルトに預けて行った様にも、僕には感じられました。余談ですが、"鷹"は誰も額当てをしていないですね。ま…そこにはそれぞれの想いの差異があるです。

桃地再不斬のクーデター

再不斬が連れる「白」の外見から再不斬のクーデターの時期は(ザックリと…ですが)「九尾事件」の少し後で再不斬が16歳程度だったと、僕は考えています。また、再不斬のアカデミー卒業年齢が9歳なので、血霧の里の首謀者である四代目水影・やぐらは再不斬が9歳から16歳までの間は少なくとも水影に在任したと思います。同時に水影が操られる疑いも、この時期が含まれる訳で、やぐらが非常に若く見えるので、水影在位期間ともそれ程掛け離れてもいないと思われます。再不斬が何で水影暗殺やクーデターなんて大それた事件を起こさなければならなかったかは未だ特定には至りませんが、血霧の里の「鬼人」と怖れられた再不斬が許せない「何か」が前水影・やぐらにはあったんだと思います。

ちょっと余談で元水影操りへのシスイ関与の可能性について…。

「四代目水影にかけられた幻術を解いた
この私の眼はごまかせませんよ」
(青)

ちなみに、元水影(やぐら)を操った犯人ですが、シスイ(か、シスイの瞳術を悪用した犯行)とするには時系列的には厳しいでしょう。シスイの年齢を考察してみれば、うちはの上役のイナビ(当時25歳)の様子や、イタチが「兄のように」とする描写からシスイは若干年下に思えます。つまり、血霧の里の悪習で名を馳せた再不斬の卒業年齢が9歳ですから、シスイがそれよりも若いならばエラく可愛い犯罪者になってしまう(笑)。でも、それだけでシスイの水影操りを否定するのも危険と言えば危険です。実は波の国任務でその伏線の提示らしきモノがありました。「再不斬VSカカシ」の第一ラウンドで、カカシの写輪眼が再不斬を追い込んだ行で、白の千本が再不斬を殺しちゃうシーン。ナルトがビビりまくるのがちょっと笑えた…。

「あのザブザが…
あのザブザが殺されたんだぞ!!
あんなに強えー奴が…
オレと変わんねェあんなガキに
簡単に殺されちまったんだぞ!
オレ達バカみてーじゃん!
納得できるかァ!!」(ナルト)

「ま!
信じられない気持ちも判るが
が これも現実
この世界にゃお前より年下で
オレより強いガキもいる」
(カカシ)

霧隠れの追い忍に扮した「白」を前にカカシがナルトにそんな事をいってましたっけ(第2巻/172-173頁)。カカシも6歳で中忍になっちゃうなんて早熟っ子なんですが(笑)、「白」の堂々とした態度に非凡な力量を感じたのでしょう。結果的に「白」はナルトに敗戦はしますが、「白」の優しい心が邪魔しなければどうだったでしょうか。ナルトが九尾のチャクラを出す前に<キュッ>っと絞める事だってできたんじゃないでしょうか。これが、忍の世界の常識として「年齢じゃ判断は出来ないよ」…と言う事であり、シスイが享年25歳として、10歳に満たない子供の頃に「元水影操り疑惑」に関わり、悪事を働いていた可能性はゼロじゃない…って言うか、もしかしたら!!…って言うのを残しています。

青がダンゾウに疑惑を抱いたのも、かつて霧隠れで起こった水影操りに似た状況だったからだと思います。恐らく、五影会談の異様な進行が元水影・やぐらの見せた異常さに似ていたんだと思います。ただ、決してダンゾウの写輪眼(シスイのチャクラの色)と水影操りの一件と同じだと断定はしていません。青はシスイと対戦経験があり、シスイを白眼で観察していました。その時期がいつだったかが興味深いところですが、カカシが言う様に、どんなに幼くても安心できないのが忍の世界ですから、シスイが水影操りに関与してる可能性がありとするならば、ダンゾウの身体にシスイの写輪眼が流用される以外にシスイの関与が考えられると…五影会談のダンゾウとミフネの雰囲気がすっごく似てるのが何かを訴えるとです…。


「…そういうことでしたか
トビがまさかアナタだとは
思いもしませんでしたよ

これで安心しました…
アナタが黒幕なら
私の立ち回りもやりやすい

元水影様…いや
マダラさん」(鬼鮫)

「これからも頼むぞ
鬼鮫」
(トビ)

多分、そのカギを「元水影=マダラ=トビ」が握ってると、僕は考えています(第44巻/26頁)。里抜けしてからも、額当ての里紋に傷を入れる事もなく、ましてや額当てをずっと身に着ける再不斬は、確かにちょっとイカれたヤローではありましたが、再不斬なりに霧隠れを愛してたんじゃないでしょうか。再不斬は忍が「道具」であると教えられ、「道具」として自分を研ぎ澄ました結果の「同期生皆殺し」だったんじゃないかと、僕には思えてならんとです。しかし、その教えが何者かに元水影(やぐら)が操られた結果、歪められたモノだと知ったなら、再不斬は騙されたと思うだろうし、自分が殺めた同期生にも済まない気持ちになったと思います。それが再不斬がクーデターを起こした動機なら、非常に面白い(笑)。

再不斬が霧隠れの額当てをしっかりと身に付けていた事実から考えると、霧隠れを水影(やぐら)を操る者から取り戻す(手中)のが最終的な目的だったと考えるのが自然でしょう。しかし、「白」に告げた内容から、クーデターの結果がそれに直結するようでもなかった。取り敢えず、騒ぎを起こして姿を眩ます…みたいなニュアンスがあありあました。それが「残念だ…」に滲んでいます。それでもクーデターなんて騒ぎを起こしたのは、水影が何者かに操られている事実を公にする為ではなかったのか?そして、が白眼の能力を発揮して、四代目水影に掛けられた幻術を解いた…。恐らく、それを機に四代目(元水影)→五代目(現水影)の政権の移行があったと思われ、現水影のキレ具合(笑)などから精度は高い筈です。

「…再不斬の小僧はアナタと
やり合ったと聞きましたが…?」(鬼鮫)

「ああ…」(カカシ)

「クク…
削りがいのある方だ…………」
(鬼鮫)

何だか…鬼鮫と再不斬は関係があるんじゃないかと、僕はイタキサの「木ノ葉強襲事件」から疑っとるとです(第16巻/134-135頁)。再不斬の戦死を鬼鮫が知っていて、それをカカシがメチャクチャ軽く流したので、鬼鮫はキレたんだと思います。イタチもそれを感じてか鬼鮫を窘めていました。鬼鮫が再不斬の死を軽んじたかに見えるカカシにキレた機微から考えれば、同じ里の出身の忍と認識するだけの関係じゃないでしょう。それが、「忍刀七人衆」としてなのか、仲の良い友達なのか…それとももっと特別な関係だったのか…これも現状の描写では特定には至りませんが、今も”暁”の構成員として活動する鬼鮫が、唯一、他者に示した心の棘としては小さくはないと考えています。

鬼鮫は再不斬とは違って「元水影=マダラ(さん)」を容認していて、その上で何か重要な目的があって行動しています。それがお面を外したトビに告げた「私の立ち回りもやりやすい」(第44巻/26頁)なんだと思います。鬼鮫が、こうまで言うからには”暁”の目的とは違うモノであると考えるべきでしょう。そして、それをトビも容認しています。鬼鮫はトビの邪魔をしていない…鬼鮫の目的とは「月の眼計画」には抵触しない「何か」でしょう。ただ、鬼鮫がカカシに対して示した棘の大きさから判断すると、鬼鮫が再不斬に対しては一定の理解、或いは同情を抱いていたように思えてならんとです。鬼鮫の複雑な心境を支えるのは元水影や再不斬がそれぞれに携える「大義」の成せる業(わざ)なのだとも思います。

「お前の野望は多くの人を犠牲にする
そうゆうのは…忍のやることじゃあないんだよ」(カカシ)

「…そんなこと知るか…
オレは理想のために闘ってきた…
そしてそれはこれからも変わらん!!」(再不斬)

カカシが「土遁・追牙の術」で再不斬を拘束し、雷切で脅しながら責めるんですが(第4巻/51頁)、再不斬はカカシに毅然と応えていました。これは言い訳じゃなくて言い分だな。ガトーに与するのは生きる為の手段で、再不斬が”暁”に所属しなかったのは信念だった筈です。死に際の再不斬は決してクズではなかった。そんな再不斬を「白」は愛していたのです。そして、元水影・やぐらが何者かに操られ、霧隠れの里を「血霧の里」と言わしめる悪習で歪めていた…。それらの事実が、波の国任務の10年程前に再不斬が仕出かしたクーデターに「大義」を感じさせるのです。そして、再不斬が護る「霧隠れの忍刀・首斬り包丁」には大きな意味があったんだと訴えている。それは「忍刀」の存在するかに関わる重大な秘密…。

あの日…桃地再不斬の振るう忍刀・首斬り包丁は…、
四代目水影を影で操るうちはマダラに向けられた…。

「終末の谷の決闘…第九撃」に続く…。


 

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