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「サスケの瞳孔」(終)


ナル×ジャンの愛情属性の考察では、大蛇丸はサスケにとっての「母親」であり、イタチは「父親」と言う事になっております。母親の「許容」…それが第一部と第二部の二年半の大蛇丸への弟子入りです。僕に言わせれば、大蛇丸が力を与えたと言うのは納得できなくて、引き出したとするのが正しく、ぶっちゃけ…大蛇丸は焦燥と自己無価値観に苛まれるサスケに居場所を与えただけなのです。そして、サスケはイタチを倒す力を得んが為に大蛇丸に下った訳ですが、それはイタチがサスケに与えた生きる理由であり、サスケの全てをイタチに向けさせる導きだったと、僕は考えています。サスケがどんなになっても生きるモチベーションを生み出したイタチには確たる父親の「模範」があったのだと思います。

ま…それが大蛇丸とイタチを「真逆の存在」だと考える理由でありまして、母親(大蛇丸)が許し、父親(イタチ)が道を示し、サスケと言うを独り立ちさせた…と、考えれば、三者は「家族」にも思える…「うちは虐殺」で全てを失ったサスケに擬似的な家庭を与えた配慮であったと、僕が考える部分であります。だから、イタチは大蛇丸の腕を切り落としただけで、大蛇丸を殺さなかったんじゃないかと思います。イタチ(父親)には出来ない役割を大蛇丸(母親)にさせる為に。そのバックアップカカシで、イタキサの木ノ葉強襲事件において、”月読”にハメたカカシを殺さずにおいたのかもなーと。イタチの非常に緻密なシナリオが、サスケを取り巻く環境に見えないレールのようにキッチリと敷かれていたんじゃないかな。

そして、そのレールは今もしっかりと敷かれていて、イタチ亡き後にもサスケに影響し続けている…と、僕は考えています。サスケが大蛇丸を殺して涙を流さなかった…万華鏡が開かなかった…のは、大蛇丸の愛情が大蛇丸自身の欲求を満たす為に働いていたからで、愛を感じるには不純過ぎたからでしょう(笑)。もっとも、そんな不純な母親に大切なサスケを預けても尚、取り戻す自信がイタチにはあった訳です。それが”須佐能呼”だったのですが、それがイタチの命を媒介にして発動されるところに、イタチの覚悟…と言いますか、完全な滅私が存在した確信が、僕には在ります。結局のところ、大蛇丸は欲しがるだけで、サスケに与えた忍術も忍具も、最後は全て自分のモノにする意図があった訳で、その意味でも大蛇丸とイタチは「真逆」だった訳だ。

「許せサスケ…
…これで最後だ」
(イタチ)

それに対して、イタチは最期の最期までサスケに「道」を示し続けた…(第43巻/236-237頁)。その純粋な想い…「愛」にサスケは激しい後悔を覚え、万華鏡を開いた訳です。結果的に、サスケは大蛇丸もイタチも殺してしまいました。母親と父親…ある意味、「親殺し」と言える。その悲しき宿命は非道の限りを尽くした大蛇丸とも、「うちは虐殺」の実行犯とされるイタチとも似ている…。大蛇丸はただ純粋「この世の全て」(の忍術?)が欲しかった訳だし、イタチはただ純粋にサスケに「希望」を託したかっただけ。そして、サスケは与えられ、示された「道」純粋に突き進んだだけ…。三者共々、純粋にそれぞれの想いを果たした点においては、非常に似ています。その姿が「サスケの瞳孔」には映された筈なんです。

サスケは賢い子です…イタチが危険極まりない大蛇丸をも利用してまで、サスケに託そうとした事の重さを解らない筈は無いと、僕は考えています。しかし、昨今のサスケは余りにも無軌道イタチの敷いたレールから脱線している?…ように見え、それじゃ「イタチの死」が何だったのか?!無意味だったのか!?と不安になってしまって、こんなお話を捻り出してる訳で、何らかの希望をサスケに感じたいと、「捏」…いやはや…「熱」に魘(うな)されるように日々、苦しんで来た訳です(笑)。ぶっちゃけ、サスケがトビの言いなりになって、動かされているのがサスケの「意志」なんだと考えたいの。サスケが意図的にトビに乗っかってる想定が欲しい訳。また、サスケに写輪眼がある事から、シスイの瞳術のような「操り」も却下です(笑)。

「あの夜…
奴がうちは一族を皆殺しにしたのは事実だ
そして、木ノ葉を抜けた」(トビ)

「…だったら…」(サスケ)

「そして、そうすることが
木ノ葉から下された任務だった」
(トビ)

「それがイタチの真実への入り口だ」(トビ)

「……任務だと…?」(サスケ)

サスケは木ノ葉の「極秘任務」に就いている…!?

サスケがイタチの死を本当に後悔しているならば、サスケはイタチと同じ「滅私のレール」の上をまっしぐらに奔ってほしいと、僕は思っている(第43巻/161-162頁)。大蛇丸、イタチ、サスケ…純粋な者共が織りなした…擬似的だったにせよ…「家庭」の中で、「再生」「再誕」でも良いくらい…を果たしたサスケなれば、この無軌道っぷりには、イタチが全世界を敵にまわしてでも、サスケの為だけに奔走した「生き様」に比肩する理由がないといかんッ!!(汗)現在の状況はイタチが”暁”の構成員としてビンゴブックに載っていたのに酷似していますし、サスケがイタチと同じ道を歩む事が、サスケの唯一の贖罪とも思えますれば、サスケが大蛇丸暗殺→イタチ殺害後、木ノ葉(綱手)に任務を付与され、それを遂行している…と考えたい訳です。

もしも、サスケの悪行が「任務」たり得るなら、綱手が人手不足の折に、二個小隊もの人員を擁してサスケの捜索に乗り出したのも、水面下で暗部を手配してサスケの暗殺をちゃっちゃとやらなかったのが、一応…説明出来ます(汗)。そして、都合よく綱手が昏睡しています。綱手が目が覚めた時に「実は…」と、洗いざらいゲロってくれる事を、僕は祈ってる訳です。サスケは”暁”(マダラ)の目的を探る為のスパイだった…イタチがそうだったように、「完全な滅私」をもって闇の中を歩んでいる…事を祈っております。ただ、サスケが大蛇丸とイタチ…「親?」…を殺してしまった事実はその希望的感想にどデカく…ドス黒い影を落としています。人として、拭いようの無い大罪をサスケは背負っている訳ですから…。既にサスケの良心のリミッター外れている可能性は極めて高いです。

その想定での…許し…がカカシじゃないのかな…と思えてならん訳です。それが、カカシの「大外一気のマクリ」なんですが、その想定はちょっと怖い…今のサスケの力量から考えると命懸けですから。例えば…長門がナルトの許しを受け入れたのは、自分が信じる事ができなかった…長門が諦めてしまった自来也の想いがナルトに託されていたからで、それに比肩するオプションをサスケがナルトに見出せるかは微妙…って言うか期待できないので、ナルトがサスケを止める最悪の想定で考えられるのは…命のやり取りだけ…。「終末の谷の決闘」はその後(ナルサスの場合は別の象限?と考えていまして、それこそ別の考察にて…汗)のお話なんで…(汗)。だから、サスケが想いを残している…かも知れない…カカシの存在は極めて重要なんです。それが、「なら…カカシもいるのか?」(第34巻/136頁)に感じた…希望…熱望…切望…。

「サスケの瞳孔」にそれが映っている事を祈ります。

「またいつか
サスケも入れて
第七班でおもいっきり
笑いてェーから!!」
(ナルト)

そんな日が来れば良いな…(第451話/「サスケの処分!!」)。

「サスケの瞳孔」(終)
ナル×ジャン ケルベロス


 

第460話「サスケ包囲網…!」(ヤマカカ獅子奮迅編) | BLOG TOP | 「サスケの瞳孔」(参)

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