スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第462話「サスケの忍道…!!」(トビ半落ち編)

 
<ドン>「嘘だっ…!!
そんなのでたらめだ!!」(ナルト)

「そんな…
まさか…」(ヤマト)

「サスケの事を話す上で
イタチの事は避けては通れない」(トビ)

「冗談はよせ…
そんな話は信じられない」(カカシ)

「いや……
嘘ではない」(トビ)

「それがイタチの真実だ
奴はサスケのため木ノ葉のために死んだ」(トビ)

<ヂヂ…>(カカシ)

エーッと、いきなり端折りですが、ここは単行本の43巻辺りでサスケの「儀式」でトビが語ったイタチの一部始終…イタチはうちはにスパイとして送り込まれて、「うちは虐殺」も任務で、”暁”でもスパイの役割をしてて、サスケに殺される事で、サスケの万華鏡を開いた…を、長々と喋った直後なんだと思います。ヤマトの「そんな…まさか…」からも、暗部がイタチや「うちは虐殺」にノータッチだった事が分かります。同時に、暗部なら…そのくらいの密命もある…と共感が滲んだ反応であるとも思います。この行で、ヤマカカの反応の微妙な差異が目に付いて仕方ないッス。これは二人の想いの方向…或いは、起点が違うからで、味わい深くもある……。凄く仄かなんで見逃さないように、読み込んでみて下さい。

ここではヤマトよりカカシの方が心中穏やかでなくて、それがカカシの人となりとリニアに表現されててシビれます。キッシーって、そう言うの凄く上手い。本誌80頁の左下の小さいコマ…。このカット、凄く良い。非常に冷静に木遁チャクラを維持しつつ、トビを捕縛し続けるヤマトに対して、カカシの揺らぎが、カカシの左手の雷遁チャクラの<ヂヂ…>に見て取れます。雷遁チャクラだから、自由放電かとも思うんですが、トビの「半落ち」で、カカシの雷遁チャクラが揺れる…描かれるのはココだけなの。これってカカシの動揺…チャクラの揺らぎ…なんだと、僕は思ってしまう訳だ。しっかし、このカットは上手い!!美味いよ!!キッシー。この「間」でお腹いっぱいになっちゃうくらいにシビれたよ。


「どういう事だ?
それがもし真実だとして
それをサスケが知っているなら
なぜサスケは”暁”に手を貸す!?
あいつならイタチの意志を継ぎ
木ノ葉へ帰ってくるハズだ」(カカシ)

「フッ……
サスケの師として友として
お前らはサスケの本心を分かっているつもりで
いたんだろうが…とんだお門違いだ」(トビ)

「本物だ…
本物の復讐者だよ
彼は!」(トビ)

<ギリ>(ナルト)

「お前がサスケを
そんな風にしたのか!?」(ナルト)


「イヤ……
違う…」(トビ)

「……!」(ナルト)

「サスケ自身が
そう選択したのさ」(トビ)

「……!」(カカシ)

「……!」(ヤマト)

「嘘だ!!!」(ナルト)

ココ!!ココなんですよ!!具体的にはトビが「サスケ自身がそう選択したのさ」の後のカカシとヤマトの「……!」。これは絶妙過ぎるの。例えるなら、ダウンタウンの浜ちゃんの突っ込みのような(笑)。叫んでるナルトがヤケに浮いてる…ちゅーか、黙して受け入れたヤマカカとのコントラストを明確に表現してるんです。この辺はあざとい。ま…ちょっと細かい話なるけど、今回の描画はほとんどキッシーじゃないと、僕は思ってる。線が違うもの。全部が全部でないにしても…。きっと、前の回もそうだった…。これは時間的な問題もあるんだろうけど、キッシーは極力…ネーム(台詞)に集中してる筈です。だから、ネームは切れてるのよ。普段からネームに力入れる人だし(べ、別に絵…は上手いから…がどうこうじゃなくて、配分、配分ね)。

…で、話を戻すと、マダラの吐露の後の「……!」のヤマカカ。ケルベロスとしてはカカシの目線はサスケを見てて、ヤマトの視線はナルトを見てる…これは物理的な視線じゃなくて、心の向き…僕が言う、二人の想いの方向…ってヤツです。ぶっちゃけ、カカシには「サスケの選択」が心に刺さって、ヤマトはそれがナルトにどう刺さるか?を心配してるんだと、僕は考えてます。それがナルトの言う「嘘だ!!!」に共鳴してるみたいで震えてしまった。ヤマカカも嘘だと思いたい訳だ。でも、二人はトビを受け入れている。トビの語るサスケを受け入れている。それがナルトの「嘘だ!!!」を空しく打ち消すかのようで、まるで磯を洗う波が砕け散るみたいな美しさがあった。<ザッパァァ~ン>って(笑)。


「オレも賭けだった…
彼がイタチの意志を取るか…
はたまた木ノ葉への復讐を取るのか

彼は復讐を選んだ…
本心はこちら側の人間だったという事さ

サスケの今の目的……
それはうちは一族…そして
イタチを追い込んだ木ノ葉への復讐」(トビ)

「……」(ナルト)

「何で……
何であいつが……
どうしてこんな事になっちまう…!!
どうして復讐に向かっちまう…!?」(ナルト)

ナルトは長門との対峙で「痛み」を託されています。そして、「痛み」が「憎しみ」を連鎖させる元凶だと知った。それが、長門との瓦解…外道・輪廻転生の術…で払拭された…人は分かり合えると、ナルトはちょっと安心したところがあったんだと思います。しかし、サスケがホントに「痛み」に押し流され連鎖する「憎しみ」にまみれる現実が、ナルトには受け入れられなかったんじゃないでしょうか。トビの吐露がナルトの達成感を一気に押し流した感じですね(笑)。傾向としてはカカシとナルトはシンクロしてる筈です。きっと、ヤマトはカカシとナルトを同じように心配してるんだと思います。だから…だから、ヤマトはほとんど喋らないのです。それは、ヤマトはナルトとカカシが心配で心配でしかたないからなんだろうな…。


「…仕方ないのさ
…それが血塗られたうちはの憎しみの運命
遥か昔から永久に続いてきた
呪いのようなものだ」(トビ)

「…憎しみの運命
…呪い……!!」(ナルト)

「そうだ……遥か昔
六道仙人と呼ばれる忍の祖から始まる
憎しみの呪い」(トビ)

「六道仙人だと…
そんなものはただの神話のハズだ
輪廻眼は突然変異にすぎないし…」(カカシ)

「神話は
真実になぞらえて語られる…
かつて六道仙人は忍宗を説き
平和を導こうとしたが…
夢半ばにしてその時が来てしまう

六道仙人は忍宗の力と意志を
二人の子供に託す事にした

兄は生まれながらにし
仙人の”眼”…
チャクラの力と精神エネルギーを授かり
平和には力が必要だと悟った

弟は生まれながらに
仙人の”肉体”…
生命力と身体エネルギーを授かり
平和には愛が必要だと悟った

仙人は最後に死の床で…
後継者を決めなければならなかった…
しかし
その決断が永劫続く憎しみの呪いを
生んでしまった」(トビ)

「どういう事だ?」(ナルト)

「仙人は力を求めた兄ではなく…
愛を求めた弟こそ後継者にふさわしいと
そちらを選んだ」(トビ)

「長男として当然
自分が後継者だと思い込んでいた兄は納得せず…
憎しみのあまり弟に争いをしかけた

時がたち血が薄れても
二人の兄弟の子孫は争いを続けた

兄の子孫は後にうちはと呼ばれ
弟の子孫は後に千手と呼ばれるようになる

このうちはマダラと
初代火影千手柱間との闘いも
運命だった」(トビ)

カカシ的には六道仙人に対する知識はその程度だったと言う事です。しかも、写輪眼の起源が白眼にあるとも言ってました。ま…トビの発言が真実だと言う確証はありませんが、一応、真実とすれば輪廻眼の系譜の中に写輪眼がある事になる。描写的に兄の眼は輪廻眼だから、血が混ざり合う中で、写輪眼が発生したのでしょう…と言う事は、白眼もその系譜の一派でしょう。カカシは輪廻眼なんて信じてないから、突然変異なんて言うんだし、血族の趨勢から「白眼→写輪眼」の分岐を容認したのかも知れませんね。トビの証言では輪廻眼を起点にして「うちは」(兄:仙人の”眼”…チャクラの力と精神エネルギー=写輪眼)と「千手」(弟:仙人の”肉体”…生命力と身体エネルギー)の分岐があった事になります。

当然、大きな樹形図として血は枝分かれしてる筈。白眼は兄(眼)系だろうし、雷影(キラビを含む)は弟(肉体)系の血統なんだろうなーと思います。雷影の描写ではその可能性が描かれて、ホントはそっちから攻めたいくらいだったんだけど(笑)。雲隠れの人柱力(=尾獣)の扱いや、雷影の雷遁チャクラや、それ以前の人となり…あと、ナルトとの接触で見せた仄かな理解?などなど…登場以来、千手柱間との関係を匂わせる機微は多々ありました。ま…感想の後編(雷影VS”鷹”編)で、そこんところをクローズアップしてみますんで。結局、忍とは六道仙人を元にした、その子孫・血族であり、六道仙人の力を真っ二つに分離するところから始まってる事になります。「兄=陰」であり、「弟=陽」で陰陽論にも符合します。


「………」(ナルト)

「お前と会うのは二度目だが
千手の火の意志がお前の中に宿っているのが分かる
今もお前の中に初代火影を見る事ができる
死んでもなおあいつは生き続けている

オレの憧れであり…ライバルであり…
オレの最も憎んだ男」
(トビ)

「………」(トビ)

父・六道仙人が「弟=愛」を選択したところに「憎しみ」の起点がある。それはちょっとチンケだな…とも思ってしまうけど(笑)、兄としては余程の「痛み」だったんだろうなと。だけど、それが元で兄が弟に争いを仕掛けた…のは、やっぱ小さい(笑)。二人が屋根の上で対峙するシーンに「満月」があるから六道仙人は最後の力を振り絞って「月」を創った…と、僕は考えてます。自分の子供の行く末を星になって見守りたい…そのくらいの想いが親にはあるのよ。同時に、月の存在は『NARUTO -ナルト-』世界のチャクラをも関連してる筈。それが目的で六道仙人は月を造った…ってか、そのくらいの目的がなけりゃ、天体なんて創れんだろう!!(笑)そして、それがトビの「本命ルート」の矛先でもあったと(別の考察にします)。

…で、トビは長門の死によって「本命ルート」を失っています。詳しく別の考察に送るけど、ヤマカカの前にワザと姿を曝し、木遁に捕まりペラペラと喋るのは、「別ルート」に関係する暗躍でしょう。「本命ルート=長門の勝利」であり、その場合は九尾が”暁”に渡っている状況。対して「別ルート=長門の敗戦」で、ナルトが予言の子として、予言を成就させる…大ガマ仙人をほくそ笑ました…つまり、輪廻眼の承認=外道・輪廻転生の術の発動にあったと、僕は考えています。トビが言う「長門の裏切り」とはそこにあって、トビがナルトを拉致って九尾を奪う事はトビの想定には既にない事になると思います。ここは物語の大きなポイントとも言える。そして、「終末の谷の決闘」への道筋がいよいよ本格的に整ったとも言える。

トビの物言いでオカシイ…変だと思うところがあって、ナルトの中の柱間の存在を「火の意志」と言い切り、柱間の存在を感じながらもナルトを殺さないのが、何とも不純でならない(笑)。もし、トビがマダラなら、「柱間=憎い男」ならば、それが宿るナルトも憎い訳で、殺すか自分が決闘を申し込んでも良いと思いますが、どうもその気は全くないらしい(笑)。また、ここでトビがマダラとして、柱間を「憧れ・ライバル・憎んだ」と言うのって、結局、父・六道仙人の「信託=愛」が得られなかったジェラシーになる。平和を得る為に「力」が必要だと悟った筈の兄・仙人の”眼”の系譜のうちはマダラが、なんで「愛」を欲するのか?思いっ切り捩じれてるじゃないか!!もし、そうならこれはチンケな逆恨みに過ぎない…。


「千手とうちは
火の意志と憎しみ」(トビ)

「ナルトとサスケ…」(トビ)

「お前達二人は運命に選ばれた
次の二人になるだろう」
(トビ)

トビの存在感が希薄に感じられてならないのは、全部が全部、本心…本当の事を言ってはいないと感じるからかも知れません。確かに、ナルトが千手の血を強く引いてる可能性はこれまでも感じて来ました。しかし、ナルトとサスケを「運命」で括り、対決させる行動の何処に「うちはマダラ」のアイデンティティがあるって言うんだろう?そこが僕には分からない。確かに、今のサスケのちょっと逝っちゃった目付きとか、冷たく濃い「闇のチャクラ」にはサスケの意志と言うよりは、もっと大きなうねり…「運命」…に翻弄されてるように感じるし、それが千手の血が確立した「忍のシステム=一国一里」に挑む方向性には違和感は薄いけれど、それだと「トビ=うちはマダラ」の立場ってモノがない(笑)。

って言うか、真に戦うべき相手がトビで、トビが黒幕ならば、トビが「予言の子=ナルト」に挑まないのは変だし、それがトビの「別ルート」を尚更強調しています。「本命ルート」であれ「別ルート」であれ、”暁”の目的は一つ…ダンゾウが懸念する「忍世界の崩壊」である事は明白で、その一方の「本命ルート」は予言の成就で潰されてしまったけど、「別ルート」を残している。そして、トビはナルトとサスケの対決を誘引するかのような行動に出ている…。きっと、この裏にトビの「別ルート」の本体は隠れているんではないかと、僕は考えています。だから、トビはこんなにおしゃべりさんなんじゃないでしょうか。トビの何でもペラペラ喋る行動の裏がきっとあると思うんです。そして、それが「オレが!!オレが!!」だと。


「うちはは復讐を運命づけられた一族
サスケはうちはの憎しみを全て背負い…
その憎しみの呪いを世界へぶつけるつもりだ」(トビ)

「最も強い武器であり
友であり…力である
憎しみ」(トビ)

「それがサスケの忍道だ!!」(トビ)

そう言えば、「九尾事件」に失敗したマダラを、イタチは「負け犬」と呼んでいましたね。確かに、うちはが兄・仙人の”眼”の系譜ならば、精神エネルギーの強化に「闇=憎しみ」を利用する整合性はある。事実、「うちは虐殺」を利用して、イタチはサスケの「闇」を強化して来ましたし、最後は自分の死すら、そのネタとしました。それは、イタチがサスケを強くしたかったから。何故なら、兄・仙人の”眼”は「平和には力が必要だと悟った」訳で、憎しみが欲しかった訳じゃない。しかも、平和を目指した点では兄も弟も一致しています。それでも「憎しみ=サスケの忍道」とするところに、トビの悪意が見え隠れしています。きっと、この不純さ…考えのズレ具合…をして、イタチはマダラを「負け犬」と言ったんじゃないのかな…。

でも、それでも「トビ=マダラ」と認めた訳じゃなくて、やはりトビのナルトに対して冷めた態度とか、背後で暗躍する手法にはマダラを感じないです。ま…トビの真偽に関しては保留させてもらうとして、サスケですよ!!サスケ!!雷影とガチで衝突して、勿論、サスケが死んじゃうなんて前提がない以上、このまま罪を重ねて行く事になるでしょうし、「サスケの瞳孔」で展開したサスケが木ノ葉に「ワーイ!!」なんて言いながら帰る未来は100%なさそう(笑)。あれは個人的な希望的観測に過ぎない考察だったけど、それが根底から崩れてしまって辛いです。ホントに「憎しみ」で世界を平和に導けるならやってみれば良い。それで、サスケが本当に欲するものが手に入らない事を一番分かってるのはマダラだろうし…。

だから、トビの「半落ち」が、僕には全く響かない訳だ…。
半落ち: 警察用語。「一部自供した」と言う意味(ウィキ)。



業務連絡:心配かけてスミマセン。たくさん戴きましたが、メールのお返事は「徳政令」が発令されておりまして…(汗)。ベッドにパソを持ち込んで書いてます。続きは「雷影VS”鷹”」(第462話「サスケの忍道…!!」後編)に続きます。もし、このまま僕が死なないで生きてたらアップできと思います。感想の内容はグダグダだけど、今回は状況が状況だけにご容赦下さい。涅が…おっと…熱が退かずに狂しんで居ります。喉の奥がヒリヒリして、関節が…こっちは歳のせいかも…痛い。だ、誰か…おかゆを(笑)。…生きてたらまた(090908)。

  

第462話「サスケの忍道…!!」(雷影VS”鷹”編) | BLOG TOP | 雷影は何故、”何処でもドア(笑)”な人なのか?

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。