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日向ネジ

 
(父上…
人の運命とは雲の様に決められた流れの中に
ただ浮かんでいるしかないものなのか…
それとも自ら選んだ流れに乗ることが出来るものなのか…
それは未だに良く分かりません
…どちらにせよ行き着く先は同じなのかもしれない…
ただ後者は生き方を選ぶ時…
人は生きる目的に向かって頑張れる

そしてそれを持つ者が本当に強いのだと
この戦いでやっと分かったような気がします…
そして…父上…私の目的はただ一つ…
もっと強くなりたい
誰にも負けないくらい…

今はそう思います…)(ネジ)

「…父上…
今日は鳥がよく飛んでいます
とても気持ち良さそうに…」(ネジ)

日向ネジ

日向ネジ illustration:Cerberus

忍者登録番号:012587
誕生日:7月3日(17歳・かに座)
身長:172.1cm 体重:54.2kg 血液型:O型
忍者学校卒業:12歳 中忍昇格年齢:15歳

中忍試験…「ナルトVSネジ」の敗戦がネジを「闇」の中から助け出し、大空に解き放った…(第12巻/125頁)。ナルトの魂の瞬発力とスタミナが、絶望という「闇」を漂うネジに羽ばたく力を与えたのです。ま…ナルトには四代目火影・波風ミナトの実の息子…とか、「八卦の封印式」という超強力な「愛のフィルター」を介した九尾のチャクラの供給…とか、いろいろとチート設定があるんですが、当然ネジはそんなことは知る由もない…。「…フン…落ちこぼれめ………」(第12巻/69頁)と、ネジが見下し、油断する態度がナルトにスイッチを入れてしまう悪循環が重なって、ネジの敗戦と相成る訳ですが、実力的にはナルトとネジじゃ雲泥の差で、まさに「天才」(=天びん)とはネジの為にあるような言葉です。

実はネジの「才能」に最もパックリと食い付いたのが「ナルトVSネジ」を観戦する日向宗家・ヒアシで、その驚きが「日向事件」で命を落とした弟・ヒザシの一件を謝罪し、ネジとの瓦解に導く訳です。ネジが横になって休む医務室にヒザシが訪れ、「日向事件」の真相を説明し、ネジに詫びるシーンは凄く泣けます。ネジが「闇」から救われたように、「ナルトVSネジ」の名勝負は日向宗家・ヒアシの心すら氷解させたのです。それ程素晴らしい一戦でした。ちなみに収録は単行本の12巻。「ナルトVSネジ」に始まって「シカマルVSテマリ」の知将シカマルの「ギブアップ!」(第12巻/184-185頁)まで実に良い流れで、何度読んでも面白い…お薦めの一冊でーす!!…ま、ちょっと「日向ネジ」のお話を…少しばかり…。

(…回天…!)(ヒアシ)

「フフ……」(テンテン)

(あれがネジの防御よ…
ネジの”白眼”の最大視界はほぼ360°…
つまり自分の周囲は全て見通せるわ…
そしてその”白眼”で相手の攻撃を全て感知…
ここからネジの防御法………
八卦掌回天は始まる!!

攻撃を受ける瞬間
体中のチャクラ穴からチャクラを多量放出…
そのチャクラで敵の攻撃を受け止め
自分の体をコマの様に円運動させ…
いなして弾き返す!!

本来チャクラ穴から放出されるチャクラは
コントロールが難しく…
上忍といえども手や足の一部からの
放出を技に利用する程度…
けれど柔拳を極めたネジは
体全体からチャクラを放出し
その放出力だけで物理攻撃を封殺してしまう…
つまりそれは言うなれば
あの我愛羅以上の力を持った…
もう一つの………絶対防御!!)
(テンテン)

「…回転は日向宗家
…つまり日向の跡目だけに
代々口伝される秘術だ…」(ヒアシ)

(…それを独自で作り上げたというのか…
…なんという奴だ…まさかここまで…)(ヒアシ)

使えないテンテンですが、ネジの事には詳しいみたいです(笑)(第12巻/32-34頁)。エーッとここでテンテンが白眼の視界を「ほぼ360°」と言っているのがミソで、実はこの行が「サスケ奪還編」音の四人衆・鬼童丸と繰り広げる名勝負の伏線(※『NARUTO -ナルト-』の対戦でも屈指であり、非常に緻密で精巧に練られたエピソードであると、ナル×ジャンでは評価しております)になっていまして、白眼には「死角」が存在します。そして、ネジはその「死角」を克服する為に日向の柔拳法を磨き上げるのです。しかも、それが攻守を網羅する徹底振りで、めちゃくちゃ使えないテンテンが自分の事の様にペラペラ(ネジの必殺技を声高に吹聴しなかったのだけは評価する…笑)と、読者にだけ、コソッと説明する気持ちも判らんではない…って言うか(GJ)だったんではないかしら(笑)。

きっと宗家も白眼の「死角」を克服する為に「回天」を考案したのだろうけど、ヒアシの驚き方からすると門外不出の筈。それをネジはこの歳(中忍試験当時だから13~14歳程度)で、その境地に独力で考案・会得した事にヒアシは驚いているのです。「日向一族」は非常に厳格な「掟」や「身分制度」が存在する一族で、ガチガチの管理体制で一族を繁栄させる…ちょっと特殊な一族でもあります。しかも瞳術系…つまり兄系の系譜にあるだろうに千手(弟系)に追従するのは、「うちは一族」とは全く違う流れです。また「白眼→写輪眼」(第16巻/117頁)とするカカシの提示や、ペインの木ノ葉襲撃時の宗家・ヒアシとハナビが不在だった描写等々…未だに謎を多く残す集団で、ナル×ジャン的には決して目が離せんとです。

<スッ>「柔拳法八卦六十四掌」<ジリ>(ネジ)

(あの構えまさか…)(ヒアシ)

しかも、八卦六十四掌まで!!(笑)(第12巻/35頁)恐らく「回天」の絶対防御の流れの中で六十四個の「点穴」を見切り正確に穿つ奥義でしょう。ネジの構えでヒアシが驚いたのは、一族の秘密厳守に絶対の自信があるが故に「回天」と同じくネジが独自に辿り着いた認定が下ったからで、ネジが最初にとった「八卦六十四掌」の構えが「点穴」の配置や刺突する優先順位などが理論的に完成された体術である為に奇しくも一致したのだと、僕は考えています。ある程度、基本の型があるタイプの武術であれば考えられない結果ではない…しかし、それを高々13~14歳の下忍が成し遂げた…その現実に日向宗家・ヒアシとしては驚きが隠せない訳です。そして、この驚きが「しきたり」に重きを置く「日向一族」の合理主義に一石を投じるのだと、僕は思います。

(…分家の者が……
…宗家を超えるか…)
(ヒアシ)

(まさに…恐るべき天びんよ
日向の天忍の血脈は…
決して跡目になれぬ分家の子に
宿っているというのか…)(ヒアシ)

「日向事件」以降、ヒアシも悩んで来たのです(第12巻/38頁)。ネジと真逆のヒナタを見た来たから…というのもあったでしょう(笑)。人が生きて行く中で非常に大きな不条理が「家柄」な訳ですが、それと「才能」ががっちりリンクしているかどうかは何ら根拠がないのです。そんな事はオトナなら誰だって知ってる事ですが、保守的な態勢の中で育って来た…それが全てだったヒアシには俄に受け入れられない現実だったのだと思います。ましてや、ヒアシの「今」が弟・ヒザシ(ネジの父)の屍の上に在る事実は更にその現実を覆い尽くし隠蔽する「闇」だったと言えるでしょう。しかし、ナルトの不思議な「光」はヒアシの「闇」にすら差し込んだ…日向宗家・ヒアシにすら過ちに気付かせた強烈な閃光だったようです。

あいつは…ほんとの天才だってばよ…」(ナルト)

お前オレよりいい眼を持っている」(ネジ)

ナルトの超直観「信じる力」はネジの本質に強烈な「光」を当てています(第22巻/139頁)。ナルトは傍目にはフツーの不思議ちゃんですが、冒頭で示したチート設定がある為にやる事はやる。ま…それがあったからこそネジの真価を公衆の面前に引き摺り出せた訳で、それがヒアシの氷解に繋がったのだから…もう良いじゃない(笑)。冗談はさておき、ナルトが信じるからこそネジがそれに応える…ナルトはネジの「本当の強さ」を引き出す「大切な人」になっているのです。べ、別に変な意味の…じゃないだろうけど、ネジはそれくらい感謝してるって事で…(汗)。白眼のネジがナルトに「お前はオレよりいい眼を持っている」(第22巻/50頁)なんて言うのは、ナルトがネジに言う「天才」激しく呼応して胸が苦しくなります。


「この白眼には死角がある
しかしお前の攻撃が
そこからしか来ないことが分かれば
その死角にだけチャクラを集中して放出し
攻撃を感知…僅か数センチ
狙いをはずすだけの動きをするのは
さほど難しくない…
重傷は負うが…即死は避けられる」(ネジ)

「クク……
わざと受けたのか…
死ぬことに変わりねーってのに………
…どうしてそこまで出来る…?」(鬼童丸)

「お前は…今まで戦った敵の中で一番強い………
だがオレには負けられない理由がある…
オレが今まで戦った全ての者の中で一番強い奴
オレにこう言ってくれた…
”お前はオレと違って…」(ネジ)

「………」<コフッ>(鬼童丸)

「落ちこぼれなんかじゃない”と…な」(ネジ)

「………」(鬼童丸)

「オレは常に天才と呼ばれてきた…
だから負けるわけにはいかない
凡小なオレを天才と信じている
あいつらの為にもな…!」
(ネジ)

激戦の果て…ネジは深手を負いながらも鬼童丸を打倒します(第22巻/144-145頁)。ネジが決死の覚悟で鬼童丸の一撃を受け、生と死の狭間で中忍試験の「ナルトVSネジ」を回想しながら闘志を燃やす行の前では、敵の分析と戦術を極めて整然と練り上げる…理路整然と戦闘を組み立てる鬼童丸の存在が余りにもチンケに見えて可愛そう過ぎました(笑)。世が世なら(ヒールなんだけど…)鬼童丸なんて絶賛の嵐の凄腕なのに、今回は相手が…相手が悪かった(笑)。それはネジも認めてて、「敵の中では…」とエクスキューズしながら「一番強い」としています。ま、それが「今まで戦った全ての者の中で一番強い奴が」ダシになってる罠には、まるで鬼童丸が”蜘蛛の巣でもがいてる蝶”の様に見えて泣けて来ました…って言うか…ヒールとしては完璧に仕事したって事だ(笑)。

「凡小なオレを天才と信じている」

こんな風に言えるネジが、僕は大好きなのサ。恐らく『NARUTO -ナルト-』の登場人物にあって一番完成されたキャラじゃないかと思うんですけど、それに対する慢心が中忍試験の「ナルトVSネジ」以来、完璧に影を潜めている…。それどころか、宗家・ヒアシですら「天才」(=天びん)を認めるネジが「凡小」なんて、謙った考えを示せるなんて出来過ぎてて怖いです。さすが17歳で上忍になっただけはあります。同時にネジの完成度の高さが『NARUTO -ナルト-』のストーリー内でのネジの登場機会を削いでる…成長の伸び代が少ない?…ような気がしたんですが、そんなチンケな考えがネジにとってどれ程…無礼な事だったか!!どんだけ『NARUTO -ナルト-』の本筋から踏み外した考えだと、須(すべか)らく「考察」などを認(したた)める者として恥ずかしくもありました(滝汗)。


「…………
8羽だったか…」(第20巻/17頁)

「…8羽……
…また1羽見えなかった…」(第22巻/135頁)

『NARUTO -ナルト-』とは子供達が自らの「才能」と向き合う物語だから…(第27巻/53頁)。「天才」なんて言葉で子供達の将来を決めつけてはいけないと、僕は思う訳です。そんな事を大人がいけしゃあしゃあとやっちゃうから、長男だ次男だなんてクソつまんねー理由で…子供の人生を捩じ曲げちゃうんだから!!ネジ(捩じ)はそれと闘ってる訳だから!!だから、ネジは自分を「天才」なんて決めつけないし、こうして努力を続け、成長し続けているのだからッ!!まったく…ネジに伸び代がないなんて、僕は馬鹿な事を考えてたもんだ…と。その後悔が白眼の「死角」の伏線に気付いた時に弾けた!!震えた!!ネジが鳥の数を見誤るアレ…ネジも絶えず自分の「欠点」と向き合い、「才能」と闘って来た一人だった訳だ。だ・か・ら……「天才」と、ネジを呼んで良いのは「(ネジより)いい眼」を持ってる(ちょっと…てか…かなりチートな…)ナルトだけなのよ…。

(まだまだ先があるはずだ…
それが見えるまで…)
(ネジ)

頑張っている…全ての少年少女に捧ぐ…



 

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