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第486話「拳」


<ザザザザ>「くっ!」(カカシ)

<ドバ>

<バッ>「うわっ!」(ナルト/分身)

<バシィ>(カカシ)

<ズズズ>(ゼツ・白)

<ガッ>「ぐっ」(サスケ)

<ボヨン>「おっと!」(ゼツ・白)

ナルトとサスケには一瞬でも、僕らにとっては長い長い一週間でした(笑)。螺旋丸と千鳥の衝突で弾け飛ぶ二人。余りの衝撃に脳震盪でも起こしてるんでしょうか…ナルトはカカシに、サスケはゼツに、それぞれ助けられます。サスケの身体から出現したゼツは胞子の術の白でしょう。五影会談の陽動で大活躍し、チャクラ切れのサスケにチャクラを与えたり、補助系の能力を発揮してたアレです。非活動期にはチャクラを持たない胞子として何かに付着していて大人しくタイミングをうかがっていたのでしょう。チャクラは依憑(サスケ)から拝借する形式だから、サスケにベッタリ付いていた香燐ですらゼツの存在には気付けなかったのだと思います。一体一体は分身のようにかなり自立した存在なようです。


<バチャ>(ゼツ・白)

<ハァ><ハァ>「……お前は…
いつの間に…」
(サスケ)

「もう随分と前からお前についている
…ホントはお前に気付かれない様にって
トビに言われてたんだけどね」(ゼツ・白)

「どうみてもこれピンチだからさ…」(ゼツ・白)

<ゼェ><ハァ>(サスケ)


(そろそろ呼んだ方がいいかな…
素直には退きそうにないし…)
(ゼツ・白)

「ナルト…
お前は帰れって言ったでしょ!」(カカシ)

「これで…ハッキリした」(ナルト)

ゼツはトビをトビと呼ぶココ!!凄く好感が持てます(笑)。そして、一応、トビの指示でサスケに取り憑いていたようです。所謂、保険というヤツでしょうか。そして、今回みたいにサスケがヤバい時には救援する…つまり、トビはサスケが死ぬと困る訳です。サスケみたいな性格の子にはいくら口喧しく指導しても反発するだけなので、ゼツみたいな植物系のお守りって凄く適材適所だと思います。特にゼツ・白のサバサバしたキャラは神経質なサスケにドンピシャで、今までのサスケの相方の中では一番相性が良いのではないでしょうか。僕もゼツの白い方は黒と引っ付いてる頃から好きで、一時はイタチ親派で”暁”内の造反分子になってくれるかも知れない期待すら抱いてましたんで…(汗)。

それで、ナルトの一言…「これで…ハッキリした」がズドンと来ました。恐らく、これがナルトの「会えば答が分かる気がする…」(第484話/「それぞれの第七班!!」)の根拠でしょう。詳しくは後述がありますが、ナルトが落ち着いてると言うか、大人になったなぁ~と、何だか嬉しいです。きっと、親御さんはこんな風に自分の子供を見ているのかな…と思います。そう考えれば、そうだ!!これが「成長」というものなのか!!と気付きます。ナルトが雷影や我愛羅の圧迫で過呼吸(「ナルトは何故、過呼吸に陥ったのか?」参照)に陥った宿八から確実に立て直して来ました。ナル×ジャン的には「八卦の封印式」の組み替えでナルトの内助は期待できないです。その為の過呼吸でしたから。

…ということは…です。ナルトは独力で過呼吸に陥る様なストレスを撥ね除けた訳です。これまでは周囲の誰もが驚くくらいナルトは盤石に問題を受け止め解決してきました。しかし、それにはナルトの「チート設定」が深く関与していて、その主体を「八卦の封印式」であるとするのがナル×ジャンの分析でした。ナルトが独居の寒々しい食卓でジャンクフードのみで真っすぐに育ち、カカシでもフカサクでも切れず、ヒナタで六本目を覚醒した大外一気の九尾の解放(「ナルトは何故、いきなり六本目になったのか?」参照)も、母親の独断と偏見に満ちた利己的な愛がナルトに纏わり付くようで…ま、そうじゃなきゃ説明できないでしょ…みたいなお話です(笑)。でも、今回は自分で乗り越えた!!ココ!!大事です。


「戦争前に輪廻眼の回収
さっさとやっておくか」<コキ…>(トビ)

「!」(トビ)

<ズズズズ…>「サスケ…
ピンチだよ…どうする?」(ゼツ・白)

一方、怪しい小部屋?で頸を<コキ…>っと鳴らすトビに移動。トビはお面を外しています。顔は確認できないけど若い…。それと腕。右腕がある(汗)。トルネの毒蟲に汚染されてパージした筈の右腕。<ゴキ>っと外して捨てて来たから、この腕は新規ということになりそうです。これまでもトビの正体に関しては諸説あって、ダンゾウの髪型と似てる事から「複数説」までありました。そういえば、サスケの転写封印・天照で燃やされたのも腕で、暗闇に紛れて復帰した時には「燃えてませんけど、何か?」みたいな態度でした。トビは写輪眼のコレクターだから、身体もコレクションがあって自由度が高いのかも知れませんね。そして、全てを知るであろうゼツがトビをトビと呼ぶ…少しずつ謎の範囲が絞られて来ました。

それと、輪廻眼。恐らく長門の身体を意味するんだと思います。外道・輪廻天生の術で燃え尽きた長門の骸と弥彦の骸は小南が大切に梱包して雨隠れに持ち帰ったから、それを回収するって事は今度は小南が危ないんじゃーないでしょうか。”暁”を抜けたら死んでもらうとトビはサスケにも言ってたから小南ヤバいです。今や雨隠れを守る 雨虎自在の術(天道の降らしていた雨)もありませんし、トビは神出鬼没…。しかし、小南だってただ”暁”に居た訳じゃないだろうし、そもそもが賢い女の子です。トビの秘密にも気付いてるかも知れません。何より腹括った女の子は怖いです。それが可愛い悪魔の小南ですから、トビだって迂闊にゃー手出しはできんのではないかと、僕は思うんですよ(どんだけ痛い目に遭ったんだよ…と)。


「……ハッキリした…?
一体何の事だ!?」(カカシ)

「……」(サクラ)

「………」(ナルト)

<ハァ><ハァ>(サスケ)

何だか僕はナルトの落ち着きが凄く嬉しいのよ…。凛としてる…ちゅーか、凄くシャンとしてる。それを一番強く意識してるのはサスケでしょう。本誌58頁のナルトとサスケの対峙が全てを物語っていると思います。確かにサスケは連戦でお疲れ気味だけど、サスケがここまで卑屈になる必要もないと思うんです。サスケにはサスケの考えがあってやってる訳で、ナルトはそれを理解すると言うんだから…。それでもサスケがナルトに圧されて見えるのは気持ちの加速度の違いなんじゃないかと思います。微分(今、どうなってるか?)…傾きの違い。第一部から第二部にかけて、特に天地橋任務の後、大蛇丸のアジトで久方ぶりの再会を遂げた辺りのナルサスは完全にサスケ優位だったと思うんですね。力量の点で。

ぶっちゃけ、終末の谷で殺り合った時も、サスケが九尾の衣の一本目に守られた状態のナルトに勝ってる訳で、その差は大蛇丸のサスケへの肩入れで大いに広がってました。結果、大蛇丸のアジトでは本気を出す前のヤマト諸共フルボッコにされて辛酸をなめたナルトでした(笑)。それが、これまでの激戦や封印崩壊の危機を乗り越えたナルトが猛追し、追い抜け追い越せまで持ち直している…今、ココ!!だと思うんです。それが、「八卦の封印式」の組み替えに端を発する過呼吸から復帰できた内助に頼らないナルト自身の力を示すナルトの急成長にありありと示されていると思うんです。ここに来てナルトが一気に伸びた…急成長した…つまり、グラフが立ってるのです。「成長」が急加速してるのだと、僕は思うんですよ。


<ズズズズズズ……>(トビ)

「!」(カカシ)

「帰って休めと言ったハズだが」(トビ)

(マダラ…)(カカシ)

「………
………九尾か…」(トビ)

「こいつらとは
ちゃんとした場をもうけてやる…
今は退くぞ」(トビ)

<ハァ><ハァ>「……」(サスケ)

凄く良い感じのナルトとサスケを邪魔するようにトビがいつものように現れます。どうせ…と思ってましたが、トビはサスケを大事なコマだと思ってる事だけは確かです。しかし、トビの「ちゃんとした場」って、やはり「終末の谷」なんでしょうか。ナル×ジャン的にはトビがどんな「ちゃんとした場」を用意するのかはとても興味深いです。「終末の谷の決闘」(第399話/「すべての始まり!!」)の提示は衝撃的でしたから、あの見開きに<ドキュン>と胸を射抜かれた男子は多いと思います。僕はトビはマダラご本人じゃーないと思ってるけど、私怨がなければこんな事してませんから、決して部外者でもないと思うんです。だから、ロケーションのセッティングには拘りがある筈…だから、どんな「ちゃんとした場」なんだろうと…wktk。


<ズズズ>「代わりにボクがやるよ
どうせ九尾の人柱力は狩らないと
いけないんだし…」<ズズズズ>(ゼツ・白)

「!」(サスケ)

(マダラにゼツ…
サスケにベッタリだな…
こうなってくると
オレ一人ではキツイか…
どうする?)(カカシ)

…と、ここでゼツがやる気満々モードに入ってるんですが、ゼツの術大系から考えると、この周辺のチャクラを奪ってる様でもないので、ゼツの地下茎ネットワークからのチャクラ供給があるのだと、僕は思います。ゼツが見るからに植物系の能力者なのは分かりますし、トビの時空間移動ほどではないにしろかなり広範囲に行動できる事を考えれば、相当広大なネットワークが存在するものと思います。また、トビの秘密部屋の描写で<コキ…>のトビの仕草の背景のアロエっぷりが捨て置けず、もしかしたら…というのもありますが(←ゴフォッ)、ゼツを殺るのも一筋縄じゃー行かなそうだと気が遠くなりそうです。しかし、トビとゼツさえ来なけりゃ、カカシはサスケを<キュッ>っと絞めちゃうつもりだった様なのが…ちょっと(汗)。

「ゼツ…お前じゃ
ナルトを捕まえるのは無理だ
戦闘タイプじゃないお前に
九尾はキツイ…」(トビ)

「九尾はサスケにやらせる…
オレの余興も兼ねてな…」(トビ)

確かにゼツは諜報活動とか監視要員だと思うんだけど、「戦闘タイプじゃない」ってゼツ・白の事なんでしょうか?ゼツには黒も居て、そう言えば五影会談で鉄の国の三狼から相当離れた位置からゼツ・白を操作してたような…あの時はトビの指令がゼツ・黒に下達され、その後、会談場にゼツ・白が出現しましたよね。その辺の描写から分析するなら、本体はゼツ・黒が本体でゼツ・白が黒の造り出す胞子の分身みたいな関係になるのかなー…とも思えます。しかし、ゼツ・白は白で独立した意識みたいなのもありそうだし、微妙。そうすれば、ゼツ・白は非戦闘タイプだけど、ゼツ・黒は違うという解釈もできるのね。つまり黒と白が全く別の個体ならば、ゼツ・黒が戦闘タイプと言う可能性も残す…ちゅー事です。

「それより鬼鮫が気になる…
そろそろそっちへ行け
黒と合流してな」(トビ)

「…ハイハイ分かったよ」(ゼツ・白)

僕は鬼鮫はホントに死んじゃったと思ってるんだけど、二人のやり取りを見てると復活しそうな気もして来ます。でも、一度死んだ人間が簡単に生き返る設定は命そのものを軽んじる事になるので困る(笑)。「死」こそが全ての生命に与えられた「平等」なんだし、『NARUTO -ナルト-』の神とも言える六道仙人だってそれには逆らえなかった(逆らわなかった?)…。だから、可哀想だけど鬼鮫ッチにはこのまま静かに眠って貰いたいなと思います。でないと皆、一生懸命に生きなくなっちゃうからね。少年少女も死んだら生き返れませんから、お間違えなく。命って大切なんです。人は死ぬまで生きるのです。その真面目さ「一生懸命」と言うのです。どうか、それだけは忘れないで欲しいと、僕は思っています。


<パシャ><パシャ>(ナルト)

「ナルト…!」(カカシ)

<パシャ>「うん……
ただサスケにちゃんと言葉で言っときてー
事があるんだ」(ナルト)

「行くぞサスケ…」(トビ)

「待て…」(サスケ)


「……?」(トビ)

「……」(ナルト)

<スッー…>(サスケ)

水面下でいろんな事考えてる…トビ、ゼツ・白、カカシってやっぱ汚れた大人なんだなー…と感じます(笑)。それは良い悪いじゃなくてそんな生き物だって認識でもあります。だから、ナルトがカカシに対して無頓着…ちゅーか鈍感に見えませんか?別の世界の生き物みたいな(笑)。そのくらいナルトは汚れを知らない。その神々しさにサスケは目を奪われるように吸い寄せられる…かのように、ナルトとサスケが二人だけの世界に浸っているように僕には感じられました。トビが嫌らしくサスケの背中に掌を添えるのが気持ち悪くもあり、静かに立ち上がりナルトをしっかりと見ようとするサスケには、未だに堕ち切ってはいない期待感が漂っているように思います。サスケのナルトに対する「聞く耳」は今回、異常です(笑)。


「サスケェ…覚えてっかよ…
昔 終末の谷でお前がオレに言った事をよ
一流の忍ならってやつだ…」(ナルト)

「………」(サスケ)

「一流の忍同士ならを一度交えただけで
互いの心の内が読めちまう」(サスケ)

「口には出さなくてもだ
お前は甘いなナルト
どうだ…?」(サスケ)

「お前には本当の心の内が読めたか?
このオレの!」(サスケ)


<パシャ><パシャ>「直接ぶつかって…
今は色々分かっちまう

オレ達や
一流の忍になれたって事だサスケ
お前もオレも…」<パシャ><パシャ>(ナルト)

「サスケェ…
お前もオレの本当の心の内が読めたかよ…
このオレのよ」<グイ>(ナルト)

「それに…見えただろう?
お前とオレが戦えば―…」(ナルト)

「………」(カカシ)

「……?」(サクラ)

「二人共死ぬ」(ナルト)

ココ!!ココです!!これが具体的なナルトの「成長」なのだと、僕は目を細めてた訳です。ナルトはサスケを手合わせをして感じたのだと思います。サスケの力量。サスケのチャクラ。ナルトはサスケに追いつけた事を実感したんだと思います。かつて終末の谷では明らかにサスケに対して劣勢でしたし、殺されるも止む無しの状況だったのは事実です。大蛇丸のアジトでは敗北感に打ちのめされるようだったじゃないですか。それが、今は堂々と向き合える。それにはナルトの力量がアップした事も関係してるけれど、もっと多きのは「八卦の封印式」からの解放だったんじゃーないかと、僕は思っています。ミナトが最後の力を振り絞るように組み替えたアレ…アレって究極の「母子分離」だったと、僕は思うんですよ。

「!?」(サクラ)

「……!」(カカシ)

「……?」(ゼツ・白)

「………」(トビ)

ナルトの見立てに驚く下々(笑)。サスケがナルトに棘を立てなかったという事は充分に納得できるからで、二人は螺旋丸と千鳥の衝突で本当に繋がれたんだと思います。繋がったからこそ、ナルトはサスケの拒絶が理解できる訳で、それが「これで…ハッキリした」と憂いを隠せないナルトの納得の正体なのだと思います。しかし、「二人共死ぬ」と言うのはカカシの想定とは違う訳で、それにカカシが「……!」と驚いているのだと思います。ここにはサスケの気持ちをどう受け止めるか?を考えるナルトと、一切をシャットダウンして殺めるかを考えるカカシの果てしない温度差があるのだと思います。これはカカシの男性的な機微なんだけど、やや気ムラがある。それが要所要所で悪さをしております(続く…笑)。


「お前が木ノ葉に攻めてくりゃ…
オレはお前と戦わなきゃならねェ…

憎しみはそれまでとっとけ…
そりゃあ全部オレにぶつけろ」(ナルト)

「…お前の憎しみを
受けてやれんのはオレしかいねェ!
その役目はオレにしかできねェ!」
(ナルト)

「オレもお前の憎しみを背負って
一緒に死んでやる!」(ナルト)

<ギリ…>「………」(サスケ)

詳しくはココでは書けないんだけど、サスケが<ギリ…>っとなるものをナルトは出しています。「一緒に死んでやる!」と言うのはカカシが「やる」(殺る)の真逆だと考えて良いと思います。ああ…ココ、実は例の「書くに書けない領域」なんですが…どうしましょう(汗)。ココ、ナルトを描いてるように見えますが、実はカカシをクローズアップする内容だと、僕は思うんですね。何でカカシはサスケを止められなかったのか?そんな考察(「カカシは何故、サスケを止められなかったのか?」参照)を過去に書いたけど、この時、未消化だった想いが今ならば書ける!!と思います。実はこれって「まっカカ」で書けなかった例のお話で随分とお待たせしてしまった…。やっぱ、今…書くべきなのかなー…(続く…汗)。


「……何なんだ…?
てめーは一体何がしてーんだ!?
何でオレにそこまでこだわる!?」(サスケ)

「……」(ナルト)

「友達だからだ!!」(ナルト)

この清生としたナルトの「告白」にサスケは驚いています。<キュン>としちゃったかも知れない。神・キッシーの画力に僕は震えちゃったんだけど、サスケが鼻から息を吸ってるように、僕には見えちゃう。これは一瞬、<ハッ>っと、サスケは圧されたんです。ナルトの言葉はサスケにちゃんと届いたのだと思います。迷いないナルト。揺れるサスケ。このコントラストにサスケの希望はあるのだと、僕は感じました。そして、ここまで頑なサスケに届く言葉をナルトが持ち得た事は、偏にナルトが為した急激な「成長」を物語っているのだと、僕は迷わず考えるのです。ナルトの動向に不安を抱くカカシに「言葉で言っときてー」なんて、随分とカカシには痛痒かったろうな…と、カカシの置いて行かれた感がマシマシ(笑)。


「サスケェ…お前と分かり合うにゃ
一筋縄じゃいかねーって
初めて会った時から分かってた…
そういやよ!」(ナルト)

「拳で分かり合うのが
お前とのやり方なのは間違いねーよな!

さっきも言ったけどよ…
もうお互い一流の忍になれた事だしな!」<スッ>(ナルト)

(分かり合えばお前の憎しみも…
オレがイルカ先生に会って変われたみてーに…)(ナルト)

「オレはまだ諦めてねェ!」(ナルト)

ナルトの罪って物凄く大変な事を事も無げにやっちゃうところで、結局それがサスケに劣等感を植え付ける悪循環が続いてたと…僕は考える人なんだけど、同じような問題がカカシやサクラにも発生してるように感じます。それがカカシの置いて行かれた感だったり、サクラの示す気付きなのかな…と思うんですよ。もう、この辺になると「書くに書けない領域」だらけで、こうして読んでても「何のこっちゃ!?」と思う人もいるだろうけど、これってナルトの特殊性であって、でも常々ナル×ジャンで騒いでる「チート設定」とも違う…ややこしいけど、それがこれまで「書く!!書く!!」と言って書かなかったお話な訳で…(滝汗)。ナルトの「諦めてねェ!」に我が身につまされるサクラの表情を…よく描けたもんだよ…キッ神よ…。


「けど…
ぐちゃぐちゃお前に言うのは
やめだってばよ!
……ったくよ
…口べたなオレが説教なんて
ガラじゃなかったぜ!」(ナルト)

「へへへ……
もし行き着くとこまで行って
お互い死んだとしても…
うちはでもなく
九尾の人柱力でもなくなってよ」
(ナルト)

「何も背負わなくなりゃ
あの世で本当に分かり合えら」(ナルト)

(ナルト…アンタ…)(サクラ)

シズネ直伝の毒付きクナイにサクラの覚悟を感じたカカシは、ある種サクラにシンクロしてたように思います。その上で、サスケを刺せなかったサクラの限界も指摘しています。カカシとしては既にいつでもバッチ来いの「殺る気スイッチ」が入ってて、サクラを納得させるに足る雰囲気がありました。しかし、それではナルトは納得させられない。それが、サクラの(ナルト…アンタ…)に滲んでいます。サクラはサスケを「殺すしかない」と覚悟したものの本心では「一緒に生きたい」と願っていたのです。その不整合がクナイをサスケに突き立てる事を拒ませた…。しかし、ナルトはサスケに「一緒に死んでやる!」と言い切れた…。この差分がサクラに欠乏していた「情」(=魂の性格)なのだと、僕は考えています。


「オレは…変わりはしねェ!
お前と分かり合う気もねェ…!

死ぬ気もねェ…死ぬのはお前だ」(サスケ)

「もういい…ナルト
サスケはオレがやる
お前には火影になるって大切な夢がある…
サスケの道連れでお前が潰れる事は―」(カカシ)

「仲間一人救えねェ奴が
火影になんてなれるかよ」
(ナルト)

「サスケとは―オレが闘る!!」(ナルト)

カカシは木ノ葉の上忍だし、しっかりとした規範を意識せざるを得ない大人だから、未だに下忍で立場役割のないナルトとは比べようもありません。思えば、第一部の樹上でサスケの慰留に失敗したカカシはあの頃から不自由な存在だったのかも知れません。それに、カカシがあそこで「もう…みんな殺されてる」(20巻/112頁)なんて言うしかない重苦しい人生(「焚き火・まっカカ…其の伍」参照)を歩んでたんだから、これ以上、サスケをカカシに任せるのは可哀想です。ナルトがカカシの言葉を「仲間一人救えねェ奴が…」と制したのは、ある意味、惨い事なんですが、それを頓着しない自由さがナルトにはあるのです。サスケだけを見てられないカカシと、サスケだけを見つめていられるナルトのコントラストが極めて鮮明…。

ナルトとサスケ「終末の谷」必ず(や)る!!


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