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第488話「それぞれの里へ」


五大国忍連合軍の結成が大名(政治)レベルで承認され、いよいよ対”暁”の態勢が整ったようです。五大国の大名が通信システムを使った遠隔会議で調印が行われましたが、水の国の大名が最後まで考量して渋々了解した感じで、既に腹の決まっていた雷、土、風、火とは明らかに事情が違います。これがこれまでの各国の歴史の緻密な描写である…だけなら良いんですが、何かの火種を残す伏線だったらイヤだなー…なんて、心配性なんで考えましたが、砂(風)、霧(水)、岩(土)の反応が黒くなくて安心しました。先週の雲(雷)の反応は同じように安心できるものでしたが、鬼鮫の潜入ミッションが進行中でキナ臭かったですから、波乱があるとすればそっちからかなーと思います。ちなみに通信システムに発電機ではなく蓄電池が使われている描写は電力すらチャクラに依存してる可能性があり、『NARUTO -ナルト-』の科学技術の歪な進歩がチャクラの存在に影響されてる事を感じさせました。便利なようでいてチャクラがあるから歪んでしまう事もあるのだと、僕らはここに何かを感じないといけないと思うんです。それはリアルの世界でも同じだと思います。簡便さが人の何かを鈍麻させる…ってところにしっかりと気を止めておいて欲しいです。ちょっと地味だけど今後の大きなポイントになると思います。

<ゴン>「サスケを一人でやるぅ!?
そんなんで私達が納得できる訳ないでしょ!」(テンテン)

「テンテンの言う通りだ…ナルト
お前一人のわがままには付き合っていられない
なぜならこれは里の大きな問題だ」(シノ)

「帰ってきてから詳しく話すっつーから何を言うかと思えば!
オレ達だって覚悟してサスケを殺すって決めたんだぞ!!」(キバ)

「わがままじゃねェんだ…」(ナルト)

「おい…ナルト
お前まさか…一人でやるって言っときながら
サスケを庇うってんじゃねーだろーな…」(シカマル)

「………」(サクラ)

さて、ある程度かいつまんで行きますね。で、木ノ葉の若者達の発展場…違った…会議場の材木置き場での行を考えてみましょう。皆が切れてるのはナルトの「サスケとは―オレが闘る!!」(第486話/「拳」)に対する反応だと思います。ま…(個人的に”使えない”と思ってる…)テンテンがナルトにどうこう言うのもアレですが、それじゃサクラがキバ達を眠らせてサスケに走ったのと同じだろ…と、暗にサクラを責めているようにも感じます(笑)。賢いシカマルが抑えた感じでナルトに突っ込むんですが、結果的にそれがサクラに刺さってますよね。これは切れ味の問題で、シカマルがサクラやナルトを悪く思ってるんではなくて、結果的には同じ事なんだぞ…と教えている訳です。サクラは賢いからそれを感じていますね。

「ああ…
サスケを庇うなんてつもりはねーよ…」(ナルト)

「五影会談…ダンゾウとやって
そこまで弱ってたサスケなら
何で一気に片をつけなかった?」
(ネジ)

「マダラもいたし!
そんなに簡単な感じじゃなかった…
それに」(サクラ)

「だからって
みすみす逃がす事はねーだろ!
ナルト…お前は強えーんだせ
ペインを倒した英雄ってやつだろーが!
サスケなんか…」(キバ)

「そうじゃねェ…
そんなんで今のサスケは倒せねェんだ…
それが分かった…」(ナルト)

(あいつの中にも…)(ナルト)

…で、ここなんです。今回のエピソードで一番解り難い部分(…だと、僕は思っています)。ナルトはサスケと「拳」を交えて感じるところが既にある訳ですが、それをそのまま包み隠さず皆に伝えちゃう事を善しとしていません。これはナルトの顕著な成長の一例であり、カカシがサスケの処遇に関してナルトに一任した根拠になる部分でしょう。ナルトが感じたサスケの内部に関しては諸説あると思いますが、ナル×ジャンではサスケのチャクラの変貌を非常に重く捕えた結果だと考えています。チャクラに敏感な雲隠れのシーやサスケにベッタリの香燐が感じてた魔獣の様なチャクラです。サスケの”須佐能呼”にも影響してるようなので、僕はあれを万華鏡写輪眼のチャクラなんじゃーないかと考えています。

(……こいつ…
サスケとは正反対だな…)(香燐)

(こいつのチャクラは…すごく……)(香燐)

(明るくて温かい…)(ナルト)

「!!」<ゾク>(香燐)

(何コレ!?
…さらに奥に…こんなチャクラを!!
暗い…!!これはまるで…)(香燐)

場面は木ノ葉の発展場…違う…材木置き場から少し戻ってサクラがキバ達をまんまと眠らせた現場で、香燐が何だか溶け込んでてサクラにチクチクやるシーンで、カカシの背中におんぶされる香燐がナルトのチャクラを感じるんです。明るくて温かい…。そして、その直後、「!!」<ゾク>と震える。この反応がサスケが鉄の国で大量の侍を躊躇なく殺めたり、シーを圧倒した魔獣系チャクラを感じ取り、サスケが変わってしまった事に悲しむ香燐のトラウマのように感じられます。サスケと真逆のナルトの癒し系チャクラにホッとしたのも束の間、恐らくは八卦の封印式に封じ込まれた九尾を感知してしまったんだと思います。香燐の驚きがサスケとナルトで同質だとするならば、ナルトの九尾に匹敵するチャクラがサスケにもある筈。

しかし、香燐も”鷹”で行動してて、ナルトに九尾が封印されている…九尾の人柱力である事を知っていたと思うんですが、それと九尾のチャクラを直にスキャンするのとは違うのでしょう。それと香燐の感受性は八卦の封印式にも気付いたんじゃないかと思うんです。ナル×ジャン的には八卦の封印式とは「クシナ=母親の想い」と考えていまして、クシナのチャクラが九尾をどんな風に抑え込んでいるだとか感じてくれたんならば嬉しいですが、香燐の驚き方からすれば、変わり果てた(呪印状態2よりも)濃く冷たいサスケのチャクラと同じベクトルをもった九尾のチャクラに純粋に驚いているようです。そして、それがナルトが「拳」を交えてサスケから感じたサスケの中身…サスケの憎しみのチャクラなのかな…と考えております。

ちょっと補足しておくと、サスケの強化とは「うちは虐殺」に始まっていて、両親を含めたうちは一族全員が生け贄になる形でサスケに「憎しみ」の種火を灯し、イタチがサスケを焦らせ、煽り続けた結果、業火に成長させた訳です。そもそもうちは一族とは六道仙人の兄系の図抜けたチャクラ(精神エネルギー)を有していますから、千手のナルトのように九尾などという危険なチャクラを取り込む必要がなかったのです。その代わり、兄系の持つヒガミ根性とか、ファザコン気質を土台に一番伸びる資質にイタチは着目したのだと思います。千手系のミナトが一命に代えてナルトに託した九尾と比肩するほどの「負のチャクラ」である「憎しみ」に…。ミナトもイタチもそれぞれの素養を見抜き、レールを敷いていたのだと思います。


「どういう事?」(チョウジ)

「とにかく今のサスケとは誰も闘っちゃダメだ
闘えるのはオレしかいねー…そういう意味だ」(ナルト)

「!?」(ネジ)

「!」(サクラ)

「一体何があったんだ?
詳しく説明しろ」
(ネジ)

ナルトがサスケの中身を濁すのは、それが危険極まりないチャクラだからでしょう。八卦の封印式を組み直し、ダイレクトに九尾のチャクラを還元できる術式となり、仙術の修得によるチャクラコントロール技術で輪廻眼の長門のチャクラする凌駕するナルトにあっても、「二人共死ぬ」(第486話/「拳」)と言わしめる力量がサスケにある訳です。かと言って木ノ葉にサスケに対抗できる忍がいないのか?と問われれば疑問で、それに食い付かざるを得ないネジの上忍魂も僕は好きだな(笑)。ナルトとしてはサスケに真っ向勝負でサスケの全てを受け止める状況を想定していて、サスケだけを殺める戦いを否定してるんじゃないかと…これはもう期待に近いんだけど…僕は思うんですよ。だから、ネジの突っ込みは…刺さる。


「…言うべき時がきたら言うってばよ」(ナルト)

(「お前とオレが戦えば―…二人共死ぬ」)(…サクラ)

(ナルト…何を隠してるの…!?)(サクラ)

サクラはナルトの螺旋丸とサスケの千鳥が衝突する場面に臨場してるから、他の木ノ葉の若い衆とは感じ方が既に違う。サスケの場合、イタチが強化を担当していて(「強化・闇」終末の谷の決闘…第七撃)、ナルトはミナトが受け持った(「強化・八卦の封印式」終末の谷の決闘…第八撃)…それぞれが「うちは虐殺」(終末の谷の決闘…第六撃)と「九尾事件」(終末の谷の決闘…第五撃)を起点に立ち上がっている訳で、ナル×ジャンのライフワークとも言うべき「終末の谷の決闘」に本編が上手く合流してきてくれたんじゃーないでしょうか(汗)。ま、ほんの少しだけ捏造っぽくなくなって来たかなーという程度ですが、次にあるだろうナルトとサスケの「終末の谷の決闘」が楽しみです。考察モチベーションもモリモリの大盛りです。


「んじゃ!
オレってば腹減ってっから
一楽言ってくるってばよ!」(ナルト)

<ザッ><ザッ>(ナルト)

ナルトはそう言い遺して、木ノ葉の若い衆の発展場…おっといけない…材木置き場の集会場を後にします。あまり多くを語らないナルトには成長の跡がうかがえます。ナルトの背中に一同沈黙してるのも、ナルトに対する信頼の現れであり、カカシと同じようにサスケをナルトに一任する事を了承したのだと思います。こういう判断ができる事自体、ちゃんと「人」を見ているからであり、ナルトだけでなく木ノ葉の若い衆もしっかりと成長を遂げているのです。ちょっと見ない間に、子供は大人の階段を昇るのですね。それは…一心不乱に砂の城を作っていたらいつの間にか足下まで波が迫っていたなんて…潮の満ち引きのように唐突に感じられます。子供達の伸びる力を信じて、大人は必要最小限の軌道修正に努めるべきなのかなー。

「では
はたけカカシ…お前を―」
(大名)

「!」(カカシ)

<ザッ>「失礼します!!」<ハァ><ハァ>(伝令)

…で、とうとうカカシも年貢の収め時で、火影就任が正式に大名に承認されそうなところで「待った!!」がかかります。綱手が目を覚ましたのです。綱手はカツユの術で木ノ葉を守った訳で、しっかりと職責を全うしたと言えます。しかも、決闘的にも初代火影・千手柱間の孫ですから、火影には適任であります。それが復活したのですから、まだまだ若い働き蜂のカカシがそんな職責に縛られる必要もないでしょうから、綱手が五代目火影を続行する方向で落ち着くと思います。カカシも火影なんてガラじゃないと思ってるから、これは「渡りに船」(笑)。確かにカカシの火影コスプレも楽しみだったけど、カカシは「イチャタク」広げてジメーっと読書してるのが似合っています。それに火影就任って「死亡フラグ」っぽいからヤだしね(笑)。

<ガバッ>「綱手様ー!!」(シズネ)

「シズネ…痛い…!」(綱手)

目を覚ました綱手はシワシワのばーちゃんの姿ではなく、若作りで、額の「陰封印」も現れています。きっと、これまでの昏睡はチャクラの貯蔵に全てを割り当てた結果だったのでしょう。綱手も千手直系ですから、仙人の肉体保持者であり、その器に如何にしてチャクラを貯蔵するかがキーポイントになる訳です。同じ構造がナルトの九尾で、仙人の肉体九尾のチャクラを搭載する意味が、弟系の仙人の眼と精神エネルギーに対抗する為の手段である事をミナトは意図していた事が、綱手の組成を考えれば何となく分かって貰えるんじゃーないでしょうか。ま、それが八卦の封印式に拠る「強化」であり、千手側からの「終末の谷の決闘」へのアプローチな訳です。そして、兄系のアプローチがイタチ→トビで進行中なのも分かりますよね。


「当分は安静にしていろ…
万華鏡の場合はなじむまで時間がかかる
痛むか?」(トビ)

「イヤ…」(サスケ)

「しっくりきている…
イタチの瞳力を感じる
自分が強くなっているのが分かる…!」(サスケ)

サスケもとうとうイタチの眼に手を出しましたね。ちなみに、トビの写輪眼デポ(あの小さな小窓がたくさんある窪地のアジトにあるみたいね…)で手術したようで…って事は既にイタチの肉体から写輪眼だけが摘出されてたようです。身体はどうなっちゃったんでしょうか。燃やされたり、埋められたりしてたら辛いです。しかし、それを感じないで自分の事ばかりのサスケが悲しいです。イタチを瞳力として感じるのもどうかと思います。そこにはトビが写輪眼を収集する行いと同じような考えが横たわっているのだけど、それはまた別の機会に書くとしましょうか。取り敢えずは、サスケが真・万華鏡写輪眼を開眼する事で六道仙人の兄系の「終末の谷の決闘」へのアプローチが最終フェイズに入ったと考えていいでしょう。

(気持ちよさそうに寝てやがる
ナルトの奴…何かふっきれたようだな)
(カカシ)

でも、ナルトがふっきれた…というのと、サスケのそれとはかなり違うと思うんですよ。カカシが尊大なサスケの振る舞いをみたら、また殺したくなったりして(笑)。でも、ナルトは「チート設定」と言われながら恵まれた待遇でしたから、サスケが歪んじゃうのも理解できます…って言うか、歪ませて強くするのが兄系のツボみたいなところがあって、それを心を鬼にして推し進めたのがイタチだったのだと思います。ぶっちゃけ、素養の問題で、それを「六道仙人の呪い」と言えば聞こえは悪いですが、その子に合った伸ばし方の選定が「教育論」としては合理性があるでしょう。僕はその側面に注目していて、ナルトとサスケを追っかけてるような次第であります。ほんと…子供の伸ばし方っていろいろあるのよねー(汗)。でもね…

一番、ホッとしてるのはカカシ(笑)。

綱手、おかえりー♡♡



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