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大蛇丸の「九尾事件」への関与と「暁」の臭い

 
ナルトと大蛇丸が始めて会ったのは、中忍試験の「死の森」での事だと思います。「天の書」と「地の書」の二つの巻き物を集める課題を時間内に果たす試験の最中、大蛇丸がサスケに接近して来ます。大蛇丸の殺気の一端に触れただけで息も出来ないようなプレッシャーを感じ、格の違いを悟ったサスケは大蛇丸との取引に出ますが、ナルトがサスケをぶっ飛ばして止めます。

「こんなバカで腰抜けヤローは、ぜってーオレの知ってるサスケじゃねー!!」

この前に大蛇丸は「ナルトくん」と呼んでいますが(6巻/50頁)、あれはサクラがナルトの名を呼んだのを大蛇丸が聞いていました。台詞の最後に名前をくっつけるのは大蛇丸の癖と言うか、お決まりのパターンでありましたし…。大蛇丸にとっては余裕の展開ですから、機転を利かしたと言うよりは、左うちわのやりとりだったのだと思います。

「クソ喰らえ―!!!」

口寄せした大蛇にナルトを喰わせてしまおうとした時、不意にナルトの強烈な反撃に遭い、ナルトの「瞳」の紋様の変化に大蛇丸は気付きます(6巻/62頁)。「…このガキまさか…」と、この下忍の中に九尾が封印されている事を勘付くのです。この時、始めて「ナルトくん」と言う下忍と「うずまきナルト」と言う「人柱力」が結びついたものと思われます。

でも、この気付き方は「うずまきナルト」を意識して、この場に居るわけではなく、普通に里の大人が持つ認識に等しいです。つまり、里の大人達が普通に知り得る程度にしか九尾事件を認識していないのです。大蛇丸は九尾事件をそれ程深くは知らない。後述しますが、九尾事件当時、大蛇丸は木の葉の里自体への興味が失せていた…。僕はそう考えています。

「感情が高まって九尾の力の断片が漏れ出すとは…
面白い成長をしたもんだわ。
ほら…封印が浮き出てるじゃない」

と、懐かしそうなリズムで話しています(6巻/73頁)。「フフ…あの九尾のガキが生きていたとはね…」と言う大蛇丸の言葉。これは封印されたばかりの赤ちゃんの姿のナルトを見ている気持ちの現れだったと思います。三代目が過って見せてしまったのか、大蛇丸も近くには居ましたから、何かの拍子に対面していたんでしょう。そして、あの時見た…あのちっちゃな赤ちゃんがこんなに大きくなって…と感じる普通の大人が普通に持ち得る感想であると思います。

「封印から12年……ナルトくんの精神(チャクラ)と
九尾の精神が呼応しはじめてるのね……」

大蛇丸は四代目が施したナルトのお腹に浮き出る「八卦の封印式」をしげしげと見つめています。自分を蹴落として四代目・火影に就任したミナトの仕事を確認しているようです。術式に関しては自来也ほどは深く分析はできていない。この封印術は自来也の伝承にミナトのアレンジが加わっているのでしょう。その上で、「五行封印」をその術式に被せます(この時、五行が「木」「火」「土」「金」「水」になっていますがスルーして下さい。悪魔でも(笑)…「五行」ですからチャクラの五代要素とは一切関係ありませんので…汗)(6巻/73頁)。

四代目のしっかりとした美しい術式に大蛇丸は「イラッ」としたんだと思います。まるで、犬が自分のテリトリーを誇示するマーキング(おしっこ)を重ねるように、自分の術式を四代目が残した術式に重ねているように感じました。この術式に自来也は「親の愛情」を感じ、大蛇丸は「高い技術力」を感じた…。これは自来也が知っていて、大蛇丸が知らなかった事を示唆する描写であると、僕は思っています。

「でも、今はアナタは邪魔…」

そんな目頭が熱くなるような再会シーン(笑)の後、えらく素っ気無く<ポイッ>と捨ててしまいます。でも、一連の描写で大蛇丸の悪意や殺意は微塵も感じません(笑)。むしろ、興味はサスケの写輪眼にあって、「九尾」を宿していようが、ナルトはただの「ガキ」に過ぎません。大蛇丸にとって、ナルトは、この時点=「今は…」…では、どうでも良い存在だったと思います。

大蛇丸の感じ方や反応から推察する限りでは、確実に見ています。あの「おくるみ」のナルトの赤ちゃん時代を…。しかし、仮に大蛇丸がナルトが四代目の子供だと知っていたら、こんな反応をしたでしょうか?もし大蛇丸がその関係を知っていて、四代目の事を少しも思い出さずナルトに接する事ができたでしょうか?僕には大蛇丸が「ミナト→ナルト」の親子関係を知らなかったように感じられます。

綱手捜索編の終盤。あの三竦みの戦いで、ナルトが螺旋丸を会得し、カブトを粉砕した時も似たような描写がありました。マンダの背中の上で自来也と闘う最中、大蛇丸の気持ちはナルトに向いていました。ナルトが四代目の編み出した「螺旋丸」を使ったのですから…。その心中は穏やかではなかったでしょう。螺旋丸に関しては、自来也との対決も里抜けの時にありましたから、その時、食らいかけた…のかも知れませんね。

「…あの九尾のガキ……あんなガキが…あの術を……」

大蛇丸は確実に「螺旋丸」を知っていました(19巻/111頁)。それでも、あくまでも「九尾のガキ」と呼んでいます。「螺旋丸=四代目」(自来也の線もありますが…)なのに、この期に及んでも四代目とナルトが大蛇丸の中では結び付けてはいません。やはり、大蛇丸は四代目とナルトの親子関係に関しては知らされていなかったのだと思います。と言う事は、三代目は自来也と綱手だけに教えた…。大蛇丸だけには教えなかった。九尾事件の頃と言うと、大蛇丸は既に不穏でしたから…、時系列的にはしっくり来ます。

九尾事件終結後、三代目が自ら火影に再就任(猿飛56歳)しています。大蛇丸の禁術の開発現場を暗部二人と押さえた時の、三代目は火影の戦闘服(木の葉崩しの決戦の時と同じ衣装)を着用していたので、九尾事件が終息して、再び三代目が火影の座に就任した後の時系列になると思います。つまり、大蛇丸は四代目落選→九尾事件→三代目の火影再就任までは最低でも木の葉に居た事になります。二人は18歳差ですから、大蛇丸38歳。分別盛りの筈なんですけどね…。

大蛇丸の非常に顕著な行動パターンなんですが、物凄く諦めが良いところがあるんです。例えば、転生の器探しでは、「暁」でイタチが自分より強いと判るとあっさり「暁」を抜け、イタチもキッパリ諦める。そしたら、君麻呂に方向します。でも、君麻呂が不治の病と判ると、「最も欲しい身体」としながらも、あっさりサスケに触手を伸ばした。大蛇丸は物凄く淡白なのです。

四代目・火影も三代目の愛弟子である自分を差し置いて、(自来也の弟子の…しかも男前で才能溢れる好青年で、非の打どころのない…笑)ミナトが就任するや、大蛇丸は地下活動に傾倒して行きます。大蛇丸はプライドの塊のような人格でしたから、ワザワザ、自分からお願いしてまで自分の欲求をかなえようとは考えなかったものと思われます。恐らく、四代目・火影に落選した時点で木の葉の里そのものに興味を失い、自分で自分の里=音隠れの里を興す決意をした事でしょう。

この考えを大蛇丸自身に当て嵌めると、全ての忍術を手中に納めるには人間の寿命は短過ぎる。だから、人間の身体を諦めてしまおう!と言う短絡的とも思える行動が理解できます。現時点で、三忍の自来也と綱手は同じ年で「老人」としながらも現役バリバリで活躍してる事からすると、大蛇丸が「不死転生の術」で他者の身体を乗り換えて延命を図る行いは余りにも性急です。それでも大蛇丸は自分のオリジナルの肉体を捨て不死転生に走ったのは、大蛇丸の超淡白な思考パターンが適用されているものと思われます。

「あの子、よろしくないわね…」

大蛇丸はこの時、ナルトの存在を初めて危険視します(19巻/123頁)。中忍試験の「死の森」では歯牙にもかけなかったのに、四代目の螺旋丸を会得したナルトに大きな危機感を感じています。その螺旋丸ですが、多分、術的には大蛇丸も発動はできたか、最低でも理屈は知っていたと思います。個人的に相当研究していたと筈ですから…。でも、決して使う事はなかった。何故なら大蛇丸はプライドの塊だから。自分を弾き出したライバルの術なんか、大蛇丸が人前で発動する筈なんかありませんから!余談です(汗)。

「まさかここまでの子とはね…あの子が暁に渡ると面倒ね…
つまり、殺すなら……今!!」

自来也と戦っている最中なんだけど、大蛇丸はナルトの暗殺に飛び出します。「暁」では尾獣を集めているはずなんですが、何故、ナルトの能力が高まるのがいけないのか?この点が解せませんが、大蛇丸はこの時、ナルトに対して本物の「殺意」を抱いています。大蛇丸は何故、ナルトが「暁」に渡ると面倒だと思ったんでしょうか?

この時点では大蛇丸は「暁」を抜けていました。音隠れの里もかなりの勢力になっていたはずです。とは言え、組織を抜けた大蛇丸を「暁」が放置していたのが引っ掛かります。デイダラが「ぶっ殺す」と言ってたのは別にして(笑)、「空」の指輪も大蛇丸の手にあるのだし、それを取りかえす必要もあったろうし、「暁」の秘密の漏洩も防ぐ必要もあった筈。どう考えても「暁」は大蛇丸が邪魔だった筈です。

さて、そろそろ呪印の力をお借りしましょう…。ズズズズズズッ……。



「暁」は忍を拉致って来て自分達の兵隊にしていた!!

ナルトに「螺旋丸」を修得できるポテンシャルがあると見るや、「危険」と判断した。これは自分の身を心配したのではないかと、僕は思いました。つまり、「暁」は忍を改造するか、何かの手段を使って意のままに操る術(すべ)を持っているのでしょう。勿論、相当の強化もしたでしょう。それを大蛇丸が知っていた。「暁」に大蛇丸が在籍する時にシステム構築に関与したか、情報を得た。それで、強い術を会得したナルトが「暁」に渡るのが「面倒」と判断したのだと思います。

第369話「ペインについて」の最終頁で、謎の「6体」の「暁」のマントを着た人形が登場しています。僕はあの「六体」がペインだと思ったんですが、身体の大きさや形に個性がある(特に六番が気になっています…笑)ので、同一体からのクローンではなく、他者の身体を奪うような方法で集めたと考える方がしっくり来ます。優れた身体と術があれば、強い忍が作れる事になります。それを大蛇丸は警戒したのでしょう。

もしかしたら、「ペイン」と言う名前は個人の氏名ではなく、このシステムの名称で、「ペインは負けたことが無いのだから」と小南が言ったのは、負けたら処分されると言う意味だと思うんです。だから、小南と話していた「負けた事がない…」と言うのは、その意味においては正しいのです。加えて、ペインの無表情さが身体を操られるシステムにあるとすれば、「心」がないような気持ち悪くなるくらいの「非情さ」も肯定されるんではないでしょうか。

もう一発!!ズズズズズズッ……。



もし「暁」が大蛇丸に手を出したら「人柱力を殺す」と嚇していた!!

「暁」の目的は尾獣全部を集めることですから、人柱力が殺されれば、同時に尾獣も死んでしまいます。或いは、まだ登場していない七尾か八尾の尾獣なり、人柱力を拘束している線も視野に入れて考えています。何にせよ、相当の戦闘力があり、大蛇丸を敵視していた「暁」が手を拱いていたのは、尾獣を人質にとる大蛇丸の狡猾な交渉術があったものと想像しています。

個人的には大蛇丸が八尾か、八尾の人柱力を拘束していて、何らかの方法をもって掌握している可能性に激しく期待しています。今、カブトが大蛇丸の細胞を取り込んで肉体的にはパワーアップしていますし、八尾をそれに追加して人柱力化することで「暁」クラスの戦闘力を獲得できる事が予想されます。そして、サスケの内部にあるであろう大蛇丸の思念(情報生命体としての大蛇丸)が加わりでもしたら、とんでもない事になる!!カッコ良い大蛇丸の完全体の降臨だ!!とワクワクしながら見守っています。

大蛇丸は九尾事件にも関与していなければ、四代目・ミナトとナルトの親子関係も全く知らなかったと、僕は考えています。大蛇丸は非常に淡白な性格であり、それ以上に知性とプライドの塊みたいな存在ですから、自分を拒絶した木の葉(三代目)に一瞬で興味を失ったことでしょうし、恐らくミナトが自分より強いことも(飛雷神の術に対抗できないと悟った…)あって、あっさりと「音隠れの里」に興味の鉾先を変更した。

大蛇丸の性格を考えるとそうしたろうな…と思えるのです。だから、木の葉の里で起った未曾有の大災害「九尾事件」も対岸の火事であったと思います。「勝手にすればァ」と何処吹く風で、禁術の開発や里興しの野望を膨らませていたのだと思います。

で、続く…果てしなく…(汗)。

 

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