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第370話「胸騒ぎ」

 
「あとは神とやらに直接聞くとするかの」

自来也は自分でも「尋問はワシの性にも合わんしの」と言うように、自来也は「下っ端でも忍か…」と忍の「心」を尊重しています。口寄せの食道の内壁は「心拍数」を拾うようですから、「知らねーな…そんなの」が嘘だと分かった。下っ端は「暁」の情報を知り得たのです。でも、それ以上、聞かなかった。自来也は正々堂々だな。悪人じゃない。「心」があるから…。目的があるから「無為」をなさないのです。行いに「意味」がある。その観点はこれから重要になる…と、僕は考えています。

(バン)<ズズ…><ズズズズ>

僕の呪印じゃないですよ(笑)。印を結んだと思うと、自来也は口から蝦蟇の太い柱のような物体を口寄せします。文字通り、口の中から出て来ました(笑)。きっと、口寄せに必要な術式を喉の奥か下の付根とかに隠し持っているのですね。この口寄せ蝦蟇が、それ程、大切な物と言う事でなのしょう。どこかから飛んできたのか?膨らんだのか?今、自来也が居る空間も自来也の術空間でしょうから、時空間忍術では距離や大きさは無意味になるんでしょう。

「自来也よ!ワシを呼び出すだぁ、どーゆー了見じゃ!"ナルトの鍵"はもう…」

腕組みしたその口寄せの蝦蟇が自来也に話し掛けます。「ナルトの鍵」これは何だろう?始めて出て来た用語です。「もう…」というのは、過去に何かあったと言う事。「いやいや修行じゃあねーのォ。訳あって、お前に一時出ておいてもらおうと思ってのォ」と言う自来也の台詞からすると修行で使ってます。勿論、ナルトの修行。と言う事は、あの2年半の「四本目」の暴走…自来也が死にかけた…きっと、アレです。その時に「鍵」を使ったと言う事なのかな。

「出しておくじゃと?一体何事じゃ!?」

これが普通じゃないと言う事です。「ちょいと強い奴とやり合うもんでの」と自来也はペインの手強さを充分に意識しています。先週号で山椒魚の半蔵を殺ったペインは、自来也にとって絶望的な強さなのかも知れません。「フッ…ワシを逃がしとかにゃならんほどの輩なんか?」と言う口寄せ蝦蟇の言葉は、自来也と共に居ると一緒に死んでしまうか、口寄せの術式が無くなってしまうと出て来れない…などの困った事になるのでしょう。

「念のためだ…それよりさっさと蔵出しの判をおしたいんだがのォ」

口寄せ蝦蟇は胴体が巻き物になっていました。そこには術式が…。術式が良く見ると「鍵」の形になっていいます。持ち手の方は「八卦の封印式」を模した形状になっています。八卦の封印式は四象封印の二重封印で、90度異相しています。その頂点の一つが鍵として伸びている。「良し!」<カン>と上の四角のマークに自来也は右手で「判」を押しました。すると、速攻、巻き物は<シュルルルル>と巻かれます。術式は出切る限り曝さない。酷く用心深い感じがします。

ナルトの鍵

「…ただワシに何かあった時はナルトに蔵入りしろ」

「どれくらいかかるんならや?」と、ただならぬ自来也の雰囲気に口寄せ蝦蟇が心配そうに問いますが、自来也は自分が戻らない場合を想定した行動を指示しています。先に「念のためだ…」とは言っていますが、自来也は「死」を前提に、この作業を行っているのです。覚悟してる。準備をしている…そんな印象を受けます。「蔵入り」が意味する事…。それに「蔵出しの判」。「鍵」を模した術式の上に四角の「認印」を押すよなスペースがありました。相当、重要な「鍵」ですから、安全装置みたいなものでしょうか。自来也の承認がないと使えない。自来也が居なくなった時の為に「承認印」を入れておいた。

「何を言いよんなら!!?
ワシの腹にはナルトの"八卦封印"に結合する鍵が書き写されとるんじゃぞ!」

今、巻き物を展開した時に見えた術式…。口寄せ蝦蟇の言う「鍵」とは、それを指しているんでしょう。「年々、四代目の封印も弱まってきとる!いざという時、閉め直すために鍵が残されたんじゃ!その大切な鍵を金庫と一緒に置くなど…!!」この台詞からすると、外部からこの口寄せ蝦蟇の「鍵」を用いて「八卦の封印式」に作用できると言う事になります。かつて、2年半の自来也との修行でナルトが「四本目」を出したのが「怒りを引き金に…」と言う突発的な事故ではなく、自来也の任意の封印の解放だったのでしょう。自来也は意識的に四本目が発現するようにナルトの封印式を緩めたのです。

「四象封印」は90度の異相。それを二重封印した「八卦の封印式」はそれを45度で異相させて封印の隙間を小さくしているのでしょう。それを40度…35度…と接近させる事で封印式の隙間を大きくして、九尾のチャクラの流路を大きくして、九尾のチャクラを引き出していた。ここに自来也の意図があったのは明白です。

「とはいえ、その鍵はミナトが遺した物…いずれはナルトに渡すべきだのォ」

この口寄せ蝦蟇の契約主はミナト。でも、それを何故、自来也が持っているんでしょうか?僕は自来也が「九尾事件」には立ち会っていないと考えてるんですが、「託した」と言うんだから、ミナトと一緒に居たのか?とも思ったんですが、口寄せ動物の時空間忍術で自来也の元に届けられた…と言うのもあるかな…と考えています。この口寄せ蝦蟇の自来也に対する物言いも対等な感じがするし、お互いの役割に従ったそれぞれの立場を感じます。

上げてから、読み直して分かったんですが…この「ナルトの鍵」は「蔵出し」→「蔵入り」で継承できる契約なんだと思います。自来也は「九尾事件」に居合わせなかった。それでもこの「鍵」を「蔵入り」(継承)できたのは、今回、自来也が指示したように「蔵入り」を命令できるんです。あの時、ミナトは自来也に「蔵入り」するように指示した。今回のように。自分の「死」を意識した段階で…。そして、今、自来也が「ナルトに蔵入りせよ!」と命じている。自来也も覚悟している…と言う事です。

「まだ早い!前に一度、お前にそそのかされて
鍵で"四象封印"を少し回しただけでどーなったか…
忘れたわけじゃなかろーが!」

自来也が死にかけた「2回」の内の2回目(笑)。ナルトの「四本目」を引きづり出した修行の顛末。あの「四本目」を如何に自来也であろうとも、あの程度の怪我で抑え切ったのか?と疑問に思っていましたが、自来也が意図的に開印させて発現させたのであれば、予め防御策(大蛇丸の三重羅生門にたいな術)の用意も出来ただろうし、我愛羅奪還でカカシがナルトのおでこに貼ったお札も準備できたでしょうから、合点が行きます。

「ああ…しかしその鍵の術式をミナトがワシに預けたってことは
いずれは、あの術をナルトに完成させるのがあやつの遺志だとワシは思う」


「あの術」…自来也はその正体を知っています。九尾のチャクラが必要な術。チャクラ性質の複合使用=血継限界に関係する術なのか?それとも、途方もない量のチャクラが必要か。「…そもそもそんな術がナルトに必要なんか!?」と蝦蟇が言うくらいだから、大層な術なんでしょう。もしかしたら、三竦みの闘いで大蛇丸がナルトを殺しておこうとした時に言った「諸々の事情でこの子が生きてると後々面倒な事になるのよ」と言う言い訳はこの「術」に関係するのかも知れません。と、言う事は「暁」の狙いもそれ…と言う事か…。

それと、我愛羅奪還任務(28巻/142頁)の出発の時に自来也がナルトに言った「あの術は使うなよ…」(アニナルでは「あの力…」に変わったような…)と言う文言が、再び蘇って来ます。当時は「四本目」かと考えてましたが、それとは違う「術」を伝承している可能性もあると思います。ナルトも練習中でまだ会得してないけど、理屈や発動の仕方は習ってあるとか…。この点はもう少し考えてみる必要がありそうです。

「あいつに九尾のチャクラをコントロールすることなど出来りゃーせん!」

蝦蟇のこの言葉を手掛かりにするなら、その「術」の会得の為には「九尾のチャクラ」をコントロールする必要がある。つまり、「鍵」を緩め「四本目」を出して練習させる必要があったと言う事なのでしょう。その結果は天地橋の任務でナルトが見せた通り…「それどころか鍵を少し開けたせいでナルトのチャクラを押し退け、九尾のチャクラ自体が大量に漏れ出しナルトを支配する始末」…「これ以上、封印を開き完全に九尾化してしもーたら、それこそ四代目の遺志に反するぞ!」と巻き物蝦蟇が警告しています。

「ミナトは九尾の陰(かげ)のチャクラしか屍鬼封尽しておらん」

つまり、ミナトは「九尾の陰(カゲ)」と共に死神の腹の中です。「ミナトがわざわざ九尾の力を陰と陽に二分し陽の側をナルトに封印したのは九尾のチャクラをナルトに遺すためだ」と自来也はその経緯を説明しています。これまで数々の妄想が湧き立っていた「謎」でありましたが、ミナトはもう居ない…これで、決定だと思います。個人的にはナルトの九尾のより深層に封印されてると思いたかったんですが、九尾の認識にもミナトの存在感はなく、描写的にも符合します。ミナトはもう居ないんだな…。

「しかし、何故わざわざ我が子に九尾のチャクラを封印する?」

これも大きな疑問でした。何故、生まれたばかりの赤ちゃんに九尾の妖狐を封印するような酷な事を四代目が成したのか?普通は蝦蟇が言うように「わあ?たまたま封印の都合でそうなったか…そうじゃねーなら子供の力を遺してやりたいとかの親心じゃねーか」と考えるのが順当と言えます。この意見は大勢派と言える答えだと思います。「鍵」である「威厳」と言うか「倫理観」に支配されている…生真面目な蝦蟇です(笑)。

「ミナトの師だったから分かる…あやつは無意味な事はしない奴での…」

僕もこれと同じ事を考えてました。つまり、「ミナトは何か重大な事実を知っていて、その事実のために九尾の力を我が子に託したのだとしたら…」と言う自来也の台詞の仮説です。ミナトの九尾事件の幕引きは謎が一杯でした。それら全てを「偶然」で片付けてしまうには余りにもタイミングが合い過ぎている。尾獣には「何か重大な事実」がある筈です。単なる「妖魔」が無意味に居る筈ないです(笑)。「………考えすぎじゃろう」と巻き物蝦蟇は楔を打とうとしますが、自来也は尚も続けます。

「かつて木の葉を襲った九尾の妖狐は自然発生した天災だと言われていたがの…
実はそうでは無かったじゃないかと、最近、疑うようになった…」

自然発生にしては、生まれたばかりのナルトが居るし、恐らく、三忍も木の葉に不在で九尾はやりたい放題だった。四代目も木の葉に不在であった筈です(カカシの「九尾事件」参照)。そう言う、疑問は誰しもあったんではないでしょうか?そして、自来也の言葉が鏤められた「謎」を紡ぎます。自来也もナル×ジャンの記述を読んでてくれたりして…(笑)。

「おそらくあれは人為的に口寄せされたものに違いない…」

やはり、自来也は九尾事件では不在だったのでしょう。九尾とも戦っていない。ミナトからはこの「ナルトの鍵」である口寄せ蝦蟇を託されただけ…と、この台詞からは読み取れます。かつて、天地橋任務でサスケと再会を果たしたナルトの内なる九尾とサスケの写輪眼は接見しています。その時、サスケは「どうやら、この眼…初めてではないらしいな…なら…お前が九尾の妖狐か」と言っています。つまり、写輪眼と九尾は関係がある。サスケがどう言う経緯でこれを知ったのか?ネタ元は秘密の集会場の碑文…「写輪眼の本当の意味」にあると、僕は考えています。

「アホぉ!九尾は昔から人の邪気が溜まり淀んだ時、どこからともなく現れる天災じゃ!
それに九尾を口寄せするなだ出来る奴がこの世にこの世におるわけがなかろーが!」

「…いや…それが、いたんだのォ。一人…うちは一族の創始者…うちはマダラだ」

とうとう出ました!うちはマダラ…木の葉の額当てをしてます。初代と同じ(ような)アーマーを着用。勿論、写輪眼(三つ巴紋)です。髪型はロンゲの終末の谷の石像に酷似。黒髪のようです。かなり男前です。イタチ/サスケに似てると言えば似てますね。きっと、色白です(汗)。ところで、背後の「うちわ」みたいなの何でしょう。戦国時代の道具でこんなのあったな…。「芭蕉煽」みたいですね…。「うちは」の始祖…「火」を操る「風」を起こす為の道具…。「うちは」たる由縁。

「ゲロゲロゲロ!!」

自来也の情報に吃驚し過ぎたのか、このリアクションだけ、普通の蝦蟇の反応になってます(笑)。あり得ないと言う意味で笑ったのか?この口寄せ蝦蟇の反応は、ありがちな「常識人」たちの反応に似てると思います。中途半端な常識に縛られて、突飛な発想に拒絶反応を示す…ありがちな…でも興味がある…あたかも自分だけが正しいと思ってるかのような考え方…「信念がある」のと「頑固」は根本的に違うんだけどね…。きっと、心の中に在る「不安」が勝ってるんだろうな…。苦しいんだろうな…。

「アホ!うちはマダラは木の葉創設期の人間じゃ!
ほんの十五・六年前に生きとるはずがねーだろが!」

僕は「マダラ→フガク→イタチ/サスケ」の隔世遺伝を考えたんだけど、「マダラ→フガク」が離れ過ぎてるんです。で、その間を埋める考えが必要だな…って思ってました。「隔世遺伝」を持ち出したのは、フガクがイタチやサスケに対して普通過ぎると言うか、型にハマったようなサラリーマン的な振る舞いがそぐわないからです。何か「諦め」を感じるんです。自分はそのステージには居ない…というような…諦めをフガクは感じていた気がしてならにのです。だから、イタチに迫った。「託す」と言うよりは「押し付ける」ようなプレッシャー。イタチの苛立ち…。

「確かに…うちはマダラがあの"終末の谷"で初代火影に倒されたのは誰でも知っとる」

終末の闘いで初代とマダラが闘った。これは史実です。決定的です。そして、そこでマダラが破れた…「倒された」ですから、(恐らく)死んだと言う事なのでしょう。終末の谷の闘いが初代存命時で、木の葉の里を興す切っ掛けになったとすれば、70年ほど前の話になります。当時、30歳~40歳として100歳~110歳。平均寿命を現在と同等に考えても存命には疑問符が付きます。終末の谷の二人の闘いの後、木の葉の里が生まれたのは、過去にカカシとパックんの会話で明かされています。ナルトを回収する時の第一部終盤の描写です。

「だが…何か嫌な予感が…胸騒ぎがしてならんのよ」

終末の谷…。初代に向き合う対極の石像の上に立つトビ。ナルトとサスケの闘いで、サスケが立ち止まった場所。そして、トビの仮面の穴から見える「写輪眼」。先のマダラの姿と比較するとあまりにも似てない(笑)。僕の目にはどうしてもトビがオビトに見えてしまう(汗)。それに「神無毘橋の戦い→九尾事件」は意外に近接しています。時代の節目。雨隠れの暗躍…。「暁」の鼓動。全ての謎はあの「九尾事件」に繋がっている…。


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