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第495話「闇ナルト撃破!!」


九尾のガキ
モトイを助けようとしてくれて
サンキュー!」(キラビ)

「オウ!」(ナルト)

「…ナルトは不思議と人を引き付ける何かがある…
それはビーさんと同じだな」(モトイ)

そんな感じがします…はい!」(ヤマト)

「お前の事はもう一度再考♪
お前なかなかいい奴最高♪」(キラビ)

「タコのオッサン
イカすぜラップー♪
会えてよかった
ホントにラッキー♪」(ナルト)

<スッ…>「ヨウ!ビートかませ!」(キラビ)

「!」(ナルト)

(ビーさんと同じところがあるのはいいが…
正直…ラップまでマネされんのはイヤだなぁ…)(ヤマト)


「てめーにビーさんの何が分かる!」(モトイ)

「そんな事あったけか?」(キラビ)

(タコのオッサン…モトイのおっちゃんに信頼されてるし
タコのオッサンもモトイのおっちゃんを信頼してる…)
(ナルト)

<トン>「ヨウ!オレはナルトだってばよー!」(ナルト)

「ニシシシ!」(よし!決めた!)(ナルト)

先週、大イカが八尾・人柱変化にのされて「いいダシが出てるな…」と、食欲中枢を刺激されたケルベロスが「オトコ料理」のウンチクに妄想してしまったのは記憶に新しいですが、それ以前に「真実の滝」の前で悶絶するナルトを見かねた老婆心が暴走した「自分」(前編)「自分」(後編)を恥ずかし気もなく書き上げたケルベロスって、どんだけ「自分」が好きなんだよー…と疑いたくなる「ケルベロスの中のもう一人のケルベロス」(笑)。ま…ナルトがどんな風に「自分」を受け入れて行くのはは、既に解り切っていた訳で、それはナルトの直近に待機するヤマトやモトイの<モジモジ>した感じに、気持ち悪いくらい上手に描写されていると思います。概してオトナにはちょっとむず痒い流れでありました。

内容的には既に書き尽くした感がありまして、詳しくは前出の考察を読んで頂ければ本望でございます。僕は今号のエピソードで何に唸ったかというと、「内容」でも「画」でもない、キッ神の「ネーム」の上手さであります。具体的にはキラビとナルトが良い感じになって<トン>とあいさつした直後の(よし!決めた!)で、これがこの後のお話に何重にも関わって来ます。確かに、キッ神は「画」が上手いから「画力」が注目されがちだと思うんですが、僕はキッ神の「ネーム」(セリフ)の切れ味は当代の漫画界にあって白眉(はくび)なのではないかと、僕は考えています。何たって、ここまで解り切ったお話を説明臭くもせず、かと言って有耶無耶にもぜず纏め上げる。その為にはこの「ネーム」なくしては…と、僕は思うのだ。


「………」(キラビ)

「ったく…てばヨーてばヨーってよ…」(キラビ)

「………!」(ナルト)

「うるせえってばヨー♪」(キラビ)

「……!」(ナルト)

「真実の滝へ行け
今のお前ならイケイケだ!」(キラビ)

<ザザー…>

キラビはナルトに説明などしていません。それでもナルトには理解できた。これをして「気付く」のだと、僕は思います。キラビがそう考えてナルトを見守っていたかは微妙ですが、ナルトのステージが上がったのを、もう一度「あいさつ」をかわす事で確認しています。キラビにはナルトの「自信」に満ち満ちた「拳」が感じられたんではないでしょうか。個性の違いこそあれ、モトイだってヤマトだってナルトを何とかしてやりといと思う親心で接していて、しっかりと導きたいのだけど、教えてそれが成らない事を知っている(或いは、感じている)からこそ、こんなにも<モジモジ>しているのです。そもそも大イカがモトイをさらったところに都合良く居合わせたキラビもヤマトやモトイとそんなに変わらんと思いますし(笑)。

「うるせえってばヨー♪」と、キラビが返すのは、ナルトを認めました…という意思表示であり、ナルトを門前払いの形で拒絶していたキラビがナルトに向き合う決意を示した瞬間なのだと思います。その裏を返せばナルトがキラビにちゃんと向き合った結果であり、モトイの言葉で言い換えれば、ナルトがキラビを「ちゃんと見た」という事なのだと、僕は考えています。この時、キラビはナルトの「自信」を確と感じ取り、「真実の滝」に向かわせます。僕はこの時点でクリアにしたって良いんじゃねーの?!と思った程で、ま…「真実の滝」をクリアする事には意味があって、それが「九尾のコントロール」の文字通り「入り口」になっている事がこのエピソードの最後に明かされます。この辺りも非常に上手いです。


<スッ>(闇ナルト)

<バシャ><ザザ>(闇ナルト)

<ドドド>「懲りずにまた来たか
何度やっても同じだ
お前はオレを倒せねェ……」(闇ナルト)

「だな……
お前を無理やり倒そうとしてもうまくいかねェ…
…全く同じ手ェ使ってくっからよ」(ナルト)

「オレを追い出そうとしても無駄だ…
お前の事はオレが一番分かってる」
(闇ナルト)

<スッ>「なら…
もうお前だって分かってるだろ?」(ナルト)

「………
何が言いたい!?」(闇ナルト)

「さっき決めた事をさ…」(ナルト)

「………」(闇ナルト)

「知るか…そんなもん!」(闇ナルト)

「しらばっくれんなよ…」(ナルト)

「まあいいや…
この場所は自分の心の真実を映す場所だから…
イメージを集中して…お前に直接見せてやるよ!」(ナルト)

「………」(闇ナルト)

<スッ…>(ナルト)

「!!」(闇ナルト)

【火影こうほNo.1うずまきナルト】

「これがオレのサインだ」(ナルト)

「真実の滝」の前で再会した闇ナルトに対してナルトが常に優位に立っています。完全にナルトは闇ナルトに優越しています。それはナルトが闇ナルトの正体に気付いた事を意味すると、僕は思います。恐ろしいと思うのは、その正体が解らない…「不安」がそこにあるのだと思います。しかし、ナルトには闇ナルトが何なのか既に解っている。だから怖くなんかない訳です。そして、ナルトは闇ナルトに「サイン」を見せます。実はこれが先程、僕が凄いと感じたキッ神の「ネーム」(よし!決めた!)の…一つ。ナルトはキラビをちゃんと見て、いろんな事を感じたのだと思います。そして、自分の中に積もりに積もっていた「疑問難問」が一気に解けたのでしょう。これがその「答え」の一つという事です。


「……きさま…」(闇ナルト)

「あの時…一楽でたのまれて
結局書けなかったサインだ」(ナルト)

「…そんなもの作ったからといって何だ…!?
くだらねェ!!
里の奴らにちやほやされてだまされてるだけだ
お前は!!

あいつらはオレ達をずっとだましてきた奴らだぞ!!
勝手な掟を作ってのけものにしてきた!
思い出してみろ!!

苦しかったよなぁ…辛かったよなぁ…
…お前を分かってやれんのはオレだけなんだぞ!

里の奴らなんか信じるな!!」(闇ナルト)

「ああ…里の人達も大事だけど
他にも信じなきゃならないもんが先にある」
(ナルト)

「!」(闇ナルト)

「自分を信じてみようと思うんだ
里の皆に信頼されてる自分ってのをよ」
(ナルト)

これもさっきナルトが(よし!決めた!)と誓ったものの一つなんだと、僕は考えています。キラビの存在が如何に多くの「気付き」をナルトに齎したかを如実に物語っていると言えるでしょう。やはり人は「傷付き、気付き、築く」べき生き物であり、成長とは教えられて成るものではない…それを知るオトナだからこそ、自分の生き様をナルトに見せる事しかできないし、許さない訳です。思えば、自来也もそうだったし、サスケに対してのイタチもそうでした。しかし、ここまでナルトとサスケに明暗が別れるのは、やはり近くに居るオトナの質に拠るのだと感ぜずには居られません。そう考えると、僕はトビが憎らしくて仕方ないです。だって、トビのサスケに対する導きは「恣意」に満ちているではないですか。

ヤマトやモトイが我が事のように気を病み、それでも手を出せずに<モジモジ>している優しさ美しさと、トビがサスケに<ベタベタ>と接する汚らしさは正に真逆であります。一握りの「好意」を持ってサスケに接するオトナが一人でもいれば、サスケがこんな事になったりはしなかったでしょう。しかし、そこには「写輪眼の高み」の意味不明を目指すイタチの意向も残されてまして、トビがそれに反した行動をしてるとも断定できず、未だ余談を許さない状況もあるっちゃーありますが、個人的にはトビは許せねー!!その気持ちがナルトがこんなにも「自信」に満ち溢れて眩しく輝いている姿にコントラストして憎らしくなるのです。少なくともオトナは子供を捩じ曲げるような事をしちゃいかんよ。断じていかんと、僕は思うよ!!


「………」(闇ナルト)

「……」(闇ナルト)

「うっ…」(闇ナルト)

「うっ……うっ…」(闇ナルト)

「………」(ナルト)

「うっ…どうしてだ…あんなに……
…あんなに苦しまされてたのに…」
(闇ナルト)

「タコのオッサンに気付かされた
自分ってのを全く疑ってもねェ…すねてもねェ
自分に誇りを持ってる!」
(ナルト)

<バッ>「お前は…オレが邪魔なのか!?
なら…オレはいったい…何だったんだ!?」(闇ナルト)

「………」(ナルト)

「お前がいたからオレは強くなれた…
おかげでここまで来れたのかも…」
(ナルト)

<スッ>(闇ナルト)

<ダッ>「なら!オレは…
オレはどうすりゃいい!?」
<バシャ>(闇ナルト)

「ンなもん簡単だろ」(ナルト)

「!?」(闇ナルト)

「お前はオレになりゃいい…!
お前もオレなんだから」
<ドッ>(ナルト)

「!?」(闇ナルト)

「…今までありがとうなぁ…
もういいんだ」
(ナルト)

<スゥー…><フワッ…>(闇ナルト)

<ドドドドドドド>

闇ナルトと闘うのではなく抱き締めるナルト…。これもキラビをちゃんと見て、ナルトが自分で気付いた(よし!決めた!)「答え」の一つなんだと思います。ナルトは自分の中に在る「闇」を受け容れる覚悟を決めたのです。こんなにも汚らしく醜い自分も自分なんだと認めたのです。それが人という生き物だと気付けたのです。それが「汚された」とか「浄化」とか騒ぎ立てるサスケと極めて鮮明にコントラストしています。サスケが写輪眼の遺志を受け継ぐ生き様を進む想定がある中でナルトだけを賞賛するのには偏りがある危険性を孕みますが、ナルトだけをちゃんと見て「教育論」を展開するならば、これぞ「王道」と思います。しかし、キッシーの「ネーム」は上手いです。「当代随一」と言い切ってもいいです。


<スッ…>(ナルト)

「!?」(モトイ)

「!?」(モトイ)


「ヘヘ…!」(ナルト)

「………」(キラビ)

「うまくいったんだね!」(ヤマト)


「喜ぶのはまだ早いぜ
バカヤロー!コノヤロー!」
(キラビ)

「!」(ナルト)

「これから
九尾の力のコントロールをやってみるか!
今からオレが… お前の師匠♪
覚悟を決めろ でないと死傷♪」<ザッ>(キラビ)

「よっしゃー!!」(ナルト)

<ザッ>「オレについて来い…ナルト!(キラビ)

「真実の滝」をクリアしたナルトをキラビが初めて「ナルト」と呼んだ!!初めてじゃーないでしょうか(ちょっと不安だけど)、キラビが「ナルト」と言うのは…。そして、弟子入りを認めるキラビ。伝説の三忍の自来也の弟子であるナルトが、完全なる”尾獣”のコントロールを可能にした四傑(柱間・マダラ・やぐら・キラビ)の一人であるキラビに弟子入りするなんてゴージャスで超エリートコースを歩むなんて、恵まれ過ぎててサスケが不憫です。確かに、サスケも伝説の三忍の一人である大蛇丸の弟子でしたが、トビは明らかにサスケを弟子受けしてません。トビがホントに「うちはマダラ」であるならサスケを堂々と弟子受けして育ててると思うんです。どっちかっつーとトビは女っぽいんだなー…僕的には。

ま…トビの「女っぽさ」ってのは性別じゃーなくて役割的な見方なんだけど、母性でサスケを懐柔してるように思えてならないんです。どっちかつーと、大蛇丸も母親系だったから、サスケにはもっと力強く「生き様」を示す存在が必要なんだと思います。その点でもナルトはイルカやカカシといった母親系とは別に自来也やヤマトといった威厳を持った父親系の指導者が実にバランス良く関わっています。これは凄く不公平なんだけど、人生なんてそんなもんだから(笑)。それら全てを受け入れるのが「真実の滝」の前でナルトが経験した事だと思うんです。そしてナルトは見事にそれを乗り越えた訳です。傷付きながら気付いたからこそ、「これから」を築いて行ける…それをオトナは見守るしかないのです。

きっと、イタチはサスケにそれを望んで、「うちは虐殺」以来のイバラ道を粛々と歩んで来たんではないかと思います。そして、サスケに自分の運んで来た「万華鏡」を託し逝ってしまった。そこに「無念」はないんじゃーないかと、僕は考えてまして。だって、「許せサスケ……これで最後だ」(第43巻/236頁)のイタチは笑ってましたもの。僕がトビの恣意に満ちたサスケへの介入を責め切れないのは、その一点でありまして、それが「写輪眼の高み」のややこしさであります(笑)。ま…ナルトが「光」に満ち溢れた成長を遂げる対極にサスケの「闇」があるのは物凄く自然で、だからこそ二人には「終末の谷の決闘」があるのだと思えますれば、あいや暫く、オトナな僕らはサスケも<モジモジ>しつつ見守るべきかと(ry


あの~…ボクも付いて行っていいですか?」(ヤマト)

「オーケー!」(キラビ)

「モトイさんは?」(ヤマト)

「オレは雲隠れへの定時連絡があるので
この辺で…」(モトイ)

「お疲れ様です」(ヤマト)

「ここからは簡単にはいかないだるからな」(モトイ)

<ザザザ>「滝の向こうがあったのか…」(ナルト)

<ザザザ>

「!」<ザー…>(ナルト)

「す……すげー…!」(ナルト)

「ここで九尾と戦う!!」(キラビ)

キラビに弟子入りを許されたナルトが「真実の滝」を潜り抜けます。滝の奥にはどデカイ広間が在りました。「真実の滝」が入り口になっていたのは、「真実の滝」をクリアしたものだけが入る事を許された修行場所だからでしょう。しかし、八尾も九尾も元々、十尾だった訳で、十尾を九つに分割した断片に過ぎません。ぶっちゃけ、同じ命だったのです。恐らく、その認識がこれから目指す「九尾のコントロール」の鍵になるのだと思います。その前段階としてナルトの内面の整理が必須だったと考えれば、「真実の滝」を入り口に据えた雲隠れの孤島の修行場の設計意図を明確に示していると思います。現にキラビは「八尾のコントロール」に成功してるんですから、方法論としては既に確立してる点に注目するべきでしょう。

実はナル×ジャン的にも「九尾のコントロール」に関しては既に見当は付いてまして、ここであまり語りたくありません。「自分」(アイデンティティ)でもそれを極力濁しながら書いたつもりです…と言うのも教えられないからです。特に少年少女には自分で気付いて貰わねばならんと、僕は考えています。その為にどうすればいいのか。これは「好意」に裏打ちされた明白な「親心」であります。だから、ヤマトやモトイ、キラビまでがナルトを前に<モジモジ>しちゃってるのが、僕には痛い程解るのです。ナルトは「自分」の中にある「闇」を受け止め、力強く抱き締められた。人が併せ持つ「清濁」を受け容れたのです。それを成せたのはナルトが自分で自分に気付けたからに他なりません。だから、僕は心を鬼にしてこう言おうと思います。

傷付け!!…と。

「巻ノ51」の買い忘れに気付くケルベロス…って遅ッ!!



第496話「再会九尾!!」 | BLOG TOP | 「ダシ」(男子、厨房に入る…オトコ料理の巻)追記100522

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