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ミナトは何故、ナルトに九尾を封印したのか?

 
望む時に巨大な"九尾のチャクラ"を引っ張り出し利用する。
確かにこのコントロールは難しい…。
この体じゃ九尾のチャクラを受け入れるには器が小さすぎるのも確かだ…。
おそらく、普段ナルトの体は負担を避けようと九尾の力を拒絶しているはず。
身の危険や感情の高ぶりが……九尾のチャクラを引き出す鍵なら………
その"鍵"の使い方を身体で覚えさせるまでだ…悪く思うな。四代目よ…!

女風呂を覗く自来也と知り合ったナルトは「口寄せの術」を修行します(11巻/71頁)。この時、修行疲れで眠りこけるナルトをおんぶしながら、自来也は確かに「鍵」と言う言葉を使っていました。余談ですが、この時点で、自来也はナルトが四代目の息子であることを臭わせています。この後、崖から突き落として、九尾のチャクラの引き出し方を無理矢理覚えさせる賭けに出るんですが、一か八かの荒療治に「四代目」の名前が思わず飛び出していました。

「鍵を開けてみろ…今度は自分の側からな」

目も眩むような高さの谷底にナルトを突き落とす自来也(11巻/91頁)。「今度は自分の側から」と言っていますが、「身の危険や感情の高ぶりが…」がナルトの(封印の)「鍵」を開けると言う事でしょうから、「九尾が開けるのかな?」と思ったんですが、九尾が封印に関与はできない(出来たら大変ですから…汗)筈です。やはり、ナルトが任意に封印に干渉してみろ!言う意味でしょう。「鍵を開ける」とは封印の術式の構成に由来しているようです(後述)。そして、谷に突き落とすくらいだから、勝算もあった。死ぬ気になれば実現できる程度には…(笑)。

しかし、「年々、四代目の封印も弱まってきとる!いざという時、閉め直すために鍵が残されたんじゃ!その大切な鍵を金庫と一緒に置くなど…!!」と言う巻き物蝦蟇の台詞から推測するなら、ナルトは単なる「金庫」。「大切な鍵」は巻き物蝦蟇に書き写されていて、ナルトとは完全に分離されている事になります。ナルトの中に「鍵」はない筈なのに、どうして封印に作用できるんでしょうか?

ナルトの封印は四象封印を二重に施した「八卦の封印式」です。四象封印…封印が正方形の頂点に封印の骨格を持つ仕組みとすれば、骨格のオーバーラップが最少(隙間最少)になるのが45度の異相。最大が90度の同角(隙間最大)で封印式が完全に重なった状態。八卦の封印式とは二つの四象封印の異相を45度~90度で開閉(「鍵で"四象封印"を少し回しただけでどーなったか… 」と巻き物蝦蟇が言ってますから、固定した「四象封印」と可動する「四象封印」を組み合わせと考えています)する事で術式の隙間を変化させで漏れ出すチャクラの流量をコントロールする可変型の封印式なのでしょう。ナルトの感情の昂りや死の危険などが九尾とも呼応するようですから、チャクラ内圧を逃がす安全弁的な役割も合わせ持つものと思います。

八卦の封印式

そして、この封印の可動範囲に対してナルトも関与できる描写があります。対「白」戦での覚醒や、中忍試験でのネジとの一戦など、これまでも数々のナルトのピンチを救って来ました。また、漏れ出すチャクラの流量が上がれば上がる程、九尾の精神攻撃もあり、間接的に九尾も術式の開閉に関与できる事も解っています。封印式が年々弱まっていると言うのは、術式の(理論的な)可動部分の遊びを意味するものなのかな…とも考えています。

「八卦の封印式」の構造上、二重封印の完全同角状態がオーバーラップ最少の流路最大ですが、この場合も四象封印一個分の封印は残るわけです。つまり、どんなに隙間を大きくしようとも「八卦の封印式」は完全な解錠はされないのです。九尾は力を漏れ出す事は出来ても、自分自身が外に出る事は出来ないのです。その意味で、非常に安全な構造になっていると言えます。

何やら「原子炉」の制御棒にも似ていますね。これは「封印」と言うよりは、「内蔵」か「搭載」に近いかも知れません。「八卦の封印式」の構造には、九尾の「力」(チャクラ)を積極的に利用しようと言う意図が見隠れしています。

原子炉の制御棒

「ナルトの鍵」が現実に存在する。ナルトの意志によって、ある程度、任意に隙間をコントロールできますから、「いざと言う時に締め直す」為だけにあると言うのも、些か説得力に欠ける考えにもとれます。「金庫」であるナルトの外にあるのは、自来也にナルトを一任する意思表示で、信頼できる第三者による監視によって安全性を高めたい考えがあったとする線もあるとは思いますが、ミナトの真意は他にあったんではないか。僕にはそんな疑念が渦巻いています。

ズズズズズズッ…。具体的に言うと…。



ミナトは九尾を解放する必要性を想定していた!!

「八卦の封印式」が可変式の封印式として、構造上、完全に九尾の解放が出来ない仕組みであるとする仮定を受け入れる前提で、何らかの必要性があって、九尾をナルトの外に出す道を残した。その為に「ナルトの鍵」がある。もしかしたら、「八卦の封印式」の完全なる解錠の為に巻き物蝦蟇に転写された「ナルトの鍵」が存在するのではないか。そんな風に疑っているのです。

そして、今、自来也から「蔵出し」された「ナルトの鍵」がナルトに「蔵入り」する事になれば、ナルトが望むなら、最終的には「八卦の封印式」を無効化(除去)する事が出来る方法論が提示されたと事になると思います。つまり、九尾を体外に放出できる可能性があると言う事です。

ちょっと、アプローチを変えてみましょう。

自来也は第一部と第二部の間の2年半の修行で瀕死の重傷を負いますが、その原因が、ナルトの四本目である事は過去に明かされています。「怒りが引き金となり…」(33巻/33頁)と不測の事故を装っていましたが、巻き物釜の「それどころか鍵を少し開けたせいでナルトのチャクラを押し退け、九尾のチャクラ自体が大量に漏れ出しナルトを支配する始末」(第370話/「胸騒ぎ」)と言う台詞から、意図的に「鍵」を緩めた事が分かっています。自来也が巻き物蝦蟇を使って、八卦の封印式を回したのです。

ナルトが九尾に力(チャクラ)を借りに行った時、必ず九尾は鉄格子の扉の向こうに居ます。天地橋で現れた泡の九尾はイメージのようで、実体の九尾ではなかった。恐らく、九尾の実体は封印札を貼られた鉄格子を出られないのです。

「お前をオォ食イィ殺したいが、この門が…開かぬゥ………。いまいましい封印だ…」

九尾自身も封印の効果を認めています(11巻/101頁)。「家賃としてお前のチャクラを貸しやかれ!」と交渉の末、九尾は赤いチャクラを鉄格子から漏れ出させてナルトに力(チャクラ)を与えています。この鉄格子が「八卦の封印式」の隙間(四象封印の異相)を象徴しているのだと思います。

つまり、「鍵を少し開けた…」と言うのは扉を開けると言うのではなく、この「鉄格子」の「隙間」を広くする事なのです。天地橋で「四本目」と化す前、ナルトは鉄格子をすり抜けて、扉の向こう側の九尾に歩み寄り力を得ていました。ナルトの身体がすり抜ける程、鉄格子の「間隔」が広くなっていたのです。「三本目」まではナルトも意識を保っているようでうすから、身体がスリ抜けられるかどうかで別れると言う事か。鉄格子の向こうか?こっちか?の差だと思います。

天地橋の大蛇丸との対決で「四本目」になったナルトは鉄格子を越え、九尾の手の内に入ってしまいます(33巻/67頁)。「この感じ…今までと違うわね…」と、その変質には大蛇丸も勘付いていました(33巻/69頁)。恐らく、自来也が大怪我をするに至った修行で「八卦の封印式」の可動範囲が広がったのでしょう。自来也も事後、その封印を意図的に締め直さなかった。締め直せない「理由」がそこにはあったものと思われます。

わざわざ、自来也がナルトを正式に弟子入りさせ、二人きりで修行したのは、「八卦の封印式」の秘密保全もあったでしょうが、危害予防の目的が大きかったのでしょう。自来也ですら「死にかけた…」のですから、九尾の力の解放は大きなリスクをはらんでいるのは想像に難くないです。しかし、そのリスクを顧みず、何故、自来也は「八卦の封印式」を緩めるのでしょうか?

「ああ…しかしその鍵の術式をミナトがワシに預けたってことは
いずれは、あの術をナルトに完成させるのがあやつの遺志だとワシは思う」

自来也が一度緩めた鍵を元に戻さなかったのは、ここで言う「あの術」を会得する為に九尾の「力」(チャクラ)がどうしても必要だったからではないか?(第370話/「胸騒ぎ」)と、僕は考えています。また、「…そもそもそんな術がナルトに必要なんか!?」と巻き物蝦蟇が自来也の聞いてましたから、二人とも「あの術」が何なのか?は知っていると思います。

かつて、カカシ班が我愛羅奪還任務に出発する時、自来也は「あの術は使うなよ…」とナルトに釘を刺しています(28巻/142頁)。その後、<ザッザッ>とワザワザ、あまり好きではない(むしろ苦手な…笑)カカシに歩み寄り「カカシ…ナルトがあまり無茶しないように見張ってくれ。頼んだぞ…のォ」と念を押しています。このやり取りを踏まえて…

「あいつの体から漏れたチャクラが妖狐をかたどり始めたら気を付けろ…
いいか…尾が一本のうちに止めろ…」

自来也が、そう言いながら「押」と記した術式のお札をカカシに自来也が手渡したエピソード(31巻/115頁)を読み込むと、我愛羅奪還任務の出発の時点で言った「あの術」と巻き物蝦蟇との会話で出て来た「あの術」は違うと思われます。我愛羅奪還任務の時の「あの術」は「四本目」を指すと言う事です。そして、それは巻き物蝦蟇と自来也が語り合う「あの術」とは違う…と。しかし、「あの術」って……一体、何でしょうか(汗)。

「ミナトがわざわざ九尾の力を陰と陽に二分し、
陽の側をナルトに封印したのは九尾のチャクラをナルトに遺すためだ」

ナルトに九尾を封印したのは九尾のチャクラ(陽)を利用する為だったのです(第370話/「胸騒ぎ」)。それは「八卦の封印式」の分析に裏打ちされた自来也の見解と受け取って良いと思います。また、巻き物蝦蟇の「あいつに九尾のチャクラをコントロールすることなど出来りゃーせん!」と言う台詞からもそれは窺い知れます。「あの術」を知り得る二人の話からは、少なくとも「あの術」と「九尾の(陽の)チャクラ」(のコントロール)が関係あるのだけは確かなようです。

それとだ…ナルトは九尾状態においてチャクラが象る妖狐の衣に守られているように見えるが…実際には逆に妖狐の衣によって体にダメージを受け続けていた。四本目の尾が出た時、妖狐の衣をまとった奴の体は血まみれ…重傷を負いながら暴れていた。妖狐の衣が消えた時、ナルトの傷付いた体は体内の九尾のチャクラで回復するが…あんなスピードで負傷と超回復を繰り返していたら確実にナルトは体を蝕まれ寿命を縮めてしまう。

万華鏡写輪眼のキックバックで入院するカカシの見舞いに来た自来也がナルトの九尾化について説明しています(33巻/35頁)。我愛羅奪還任務の直後の病床のカカシが「自来也様は一体何本目まで…」と皮肉たっぷりに尋ねた事に対する返答でしたから、やはり、出発時に出た「あの術」はナルトの九尾化に関する言及と考えて間違いないでしょう。封印を緩め、九尾のチャクラを修行に利用した自来也。しかし、自来也はナルトの体を蝕む九尾化は望んではいないのです。九尾化による「力」(チャクラ)の獲得を目指している訳ではないと言う事です。

一尾・守鶴の人柱力である我愛羅の描写で、人柱力と体内に宿る尾獣との関係を考えてみましょう。木の葉崩しで、ナルトの千年殺しに切れて(笑)、一尾・守鶴の完全体を露出させた我愛羅がナルトに迫るシーンです。我愛羅はここで奥の手を出して攻勢に出ようとします。

「あの霊媒も守鶴に取り憑かれて
不眠病の症状が出とんのォ…。
あの目のクマ見てみぃ。
化け狸"守鶴"に取り憑かれた者は
一夜とて満足に眠ることが出来んようになる。
恐ろしゅてな!

寝てしもーたら、
じわじわと守鶴に自らの人格を食われいずれ
自分が自分じゃのーなってしまうんじゃ!!
普段はほとんど寝れねーから
霊媒は人格が不安定になっていく傾向がある…!!」

狸寝入りに術で我愛羅は守鶴の本性を引き摺りだします(15巻/173頁)。霊媒である我愛羅が眠る事で、守鶴は本来の力を発揮できる。つまり、常に我愛羅が守鶴の力を抑制するか、妨害していた事を物語っているのです。ナルトも九尾の力を無意識に拒絶していましたし、我愛羅も守鶴に自我を喰われまいと抗っていたのですね。

余談ですが、我愛羅奪還編で我愛羅から守鶴が抜き取られましたから、我愛羅のクマも今頃は消えているかも知れません(「隈取り」にしちゃう可能性もありますが…)。滅茶苦茶、スッキリしたイケメンに変身して再登場すると良いですね。それと、守鶴が抜けた後の能力の回復の理由付けがどんな風に成されるかに非常に興味があります。これは後半〜終盤の大きな伏線にもなると思います。

我愛羅の場合は封印と言うよりは憑依でしたから、防御してくれる封印式もなかったでしょうから、ナルトに対する不安定っぷりが上手く理解でします。代わりに母・加流羅の残留思念が助力していたお陰で、辛うじて生きて来れた。我愛羅の目のクマが物語るそれまでの半生は生半可なものではなかったでしょうが、加流羅の残留思念があったのがせめてもの救いになっています。

自来也が巻き物蝦蟇の「鍵」を使ってナルトの「八卦の封印式」を緩めたのは「九尾化」を引き出す為ではない…これを受け入れた上で、ナルトの九尾化と言う弊害があるにも関わらず、封印を弱めた状態を保留するのは「九尾のチャクラ」を用いて、四代目が完成させようとした方の「あの術」を会得するのが目的である…と概ね、方向性が見えて来ます。そして、それは「ミナトの師だったから分かる…あやつは無意味な事はしない奴での…」と言う自来也のミナトに対する信頼感に裏打ちされた行動であると理解できます。

非常にややこしいですが、自来也は「あの術」がどんな術なのか?は解っていても、それとナルトの中にミナトが九尾を封印した事の真意(理論)が繋がってはいません。恐らく、自来也は親になった事がありませんから、「父親」(ミナト)の気持ちが理解できないのではないでしょうか。ミナトがどう言う気持ちで、どう言う意味を込めてナルトに九尾を託したのか?が理解できてはいないのです。その対比としてヤマトが描かれている。ヤマトの「目」がナルトを優しく包んでいるかのように見守っているのです。

漏れ出したチャクラが安定を求めて、九尾の型に、より近付こうとしているのか…
中にあるナルトの体を媒体にしているだけで…アレはまさに小さな九尾そのもの
今まで漏れ出した九尾のチャクラとは質も量も違う。何より邪念が強い…
あんなチャクラを身にまとっていたら普通は…どうして…動いていられる…

「ナルト…君はいったい」

ヤマトにはナルトの中に九尾が閉じ込められた意味が分かるのだと思います(33巻/101頁)。ヤマトの視線は明らかに「父親」の視線です。面識はなくとも、ミナトの気持ちはヤマトにとっては周知の事実に近いのです。ナルトに対する気持ちは、ナルトのアイデンティティを確立させるに至った、愛のある「叱責」によって証明されています。これが、初代のDNA(初代→ミナトの関係性の疑念にも繋がる部分です)がもたらす因果なのか…、それか、ヤマト自身の歩んで来た人生が駆り立てるのかは知る由もありませんが、ヤマトのファーザーズアイは全てを見通しているかのです!!

つまり、それはどう言うことかと言うと……ズズズズズッ……。




ミナトはナルトの「力」(チャクラ)を鍛えさせる為にナルトの中に九尾を封じ込めた!!

尾獣は「力」(チャクラ)を与えると同時に依憑(よりわら)を常に攻撃しています。あわよくば外に出ようと考えているのでしょう。身体の中に常に不安要素を抱える事で、依憑はそれに負けまいと24時間ズーッと闘い続けるのですから、非常に苦しい人生ではありますが、そのトレーニング効果は絶大と言って良いでしょう。ロック・リーが信じれれない重さのウエイトを常に着用してるのと同じ考えです。ナルトの場合は、チャクラを鍛えるのが目的ではありますが…。ナルトは内なる九尾によって絶え間なく鍛えられているのです。

「君の強さの源は九尾のチャクラではなく、
恐るべき九尾のチャクラに耐えうる、その君自身のチャクラの力だ」


ヤマトは件(くだん)の「愛のある叱責」でちゃんと言葉にして、ナルトに伝えています(33巻/181頁)。人の「力」(チャクラ)では御し切れない筈の九尾の「力」(チャクラ)のナルトのチャクラは耐えているのです。大蛇丸が危険視する程の「高密度」のチャクラにナルトは打ち勝っているのです。サクラも四本目に傷付けられましたが、傷口から九尾のチャクラが毒のように侵していました。現実問題として、ナルトの「力」(チャクラ)は確実に強化されています。ミナトがナルトに完成させようと考えていた(であろう)「あの術」に、この強いチャクラが必要な条件なんでしょう。

自来也が「八卦の封印式」を弄って封印を弱めたのは、ミナトの真意を汲んではいなかったにせよ、方向性としては間違っていなかった。「ミナトは何か重大な事実を知っていて、その事実のために九尾の力を我が子に託したのだとしたら…」(第370話/「胸騒ぎ」)と言うミナトへの信頼に基づいた疑念を、自来也が重く受け止めた結果と言って良いでしょう。ただ、自来也に「父親」の気持ちが希薄だったから気付けなかっただけなのです。その意味で、自来也は三代目に似ています。父親向きではなかった…。

その代わりは初代のクローンであるヤマトが立派に果たしてくれています。やっぱり、「初代→ミナト」の系譜の含みかな…。ヤマトは余りにもナルトに関与し過ぎる。天地橋任務の前半で温泉宿に泊まった時に漏らした「…これから…忙しくなりそうだな」(32巻/125頁)と言う台詞。あれは、自分の任務以外に「ナルトを放っとけない!」「何とかしてやりたい!」と言う気持ちの現れだったと、僕は疑っているのです。ヤマトの「DNAの情報=無意識の中の初代」が駆り立てる「親心」ではないか?と言う疑念です。

「九尾の目ではなく自分の目で…サスケの姿をしっかり見たいなら、
そして、サクラを守りたいなら」

ヤマトがナルトに示した具体的な指針(33巻/181頁)。生まれ落ちたばかりの我が子に、珠のような赤ちゃんに、心を引き裂かれるような思いで九尾を託したミナトの気持ちを、ヤマトは咀嚼してナルトに与えているかのように感じる描写です。ナルトがその遺志を、しっかりと受け止めて、内なる九尾に頼らない、自分自身の「力」(チャクラ)を獲得できる日が来る事を、切に願っています。ナルトが「人」として成長する為に、それは避けては通れない門のようでもあります。

「ミナトは九尾の陰(かげ)のチャクラしか屍鬼封尽しておらん」

二分した九尾の「陰(かげ)のチャクラ」に関しては屍鬼封尽したけれど(死神の腹の中)、ナルトの中に九尾を閉じ込めた術は屍鬼封尽ではないと言う事です。つまり、ナルトへの九尾の封印に関しては、「死神との契約」は介在しないわけです。

また、砂の相談役のチヨばあは「人柱力から尾獣が剥がされると依憑(よりわら)は死んでしまう」と言っていたけど、よくよく分析すれば、ナルトへの九尾の封印はかなり特殊であると言えます。もし、九尾が放出されたとしても、ナルトは死なないで済むのではないか?と期待しています。

「とはいえ、その鍵はミナトが遺した物…いずれはナルトに渡すべきだのォ」

自来也が巻き物蝦蟇に言ったこの台詞が引っ掛かってます。ミナトが自来也に「蔵入り」させた巻き物蝦蟇が、「八卦の封印式」を無効化させる為に存在するとすれば、ミナトがわざわざナルトが死んでしまうよな「鍵」を残し、それを伝承させるシステムを残すとは思えないのです。つまり、九尾がナルトから剥がされてナルトが死んでしまうのなら、封印を解除する術(すべ)を敢えて残さずに、九尾をより長く封印する方を選択すると思うんです。

自来也の言うように最後はナルトに渡るのが筋だとするなら、尚更。ミナトナルトの中の九尾が然る後、不要になる事を想定していた事に繋がる考えでもあります。ナルトのチャクラが必要充分に強くなった以降に九尾を体外に放出する必要がある事を意識しているとしか思えないのです。つまり、ミナトは九尾が不要になる想定があったからこそ「鍵」を残した。それを自来也に託した。「意味のない」事をミナトがしないのであれば、「鍵」が必要になる時が来る筈です。

「ミナトは何か重大な事実を知っていて
その事実のために九尾の力を我が子に託したのだとしたら…」

一尾はデイダラ一人に。二尾は飛車角コンビに。三尾はトビ(デイのアシスト)に。四尾は鬼鮫一人に…と言う風に、尾獣は「暁」クラスの忍にとってはそれ程、強敵ではない事がこれまでの描写で分かっています。九尾は別格としても、ミナトによって封印されてますし(ミナトを見る事なく一瞬で封印された可能性もあるくらい)、ミナトは九尾を屍鬼封尽で殺せた筈なのに殺さなかった。

九尾、或いは尾獣は殺してはいけない…何らかの事情があったとすれば、ミナトが一命をかけて封じたのも納得できます。殺してはいけない理由があると言う事は、生きて何かを成さねばならないと言う事でもあります。つまり、九尾もいつかは、その「使命」を果たす必要がある。その為にナルトから出ないといけない(のかも知れない)。「ナルトの鍵」はその余地を残しているのではないでしょうか。そして、それが九尾によるナルトのチャクラ強化が完了した暁に、九尾の解放される事が予定されている想定の根拠でもあります。

ナルトのチャクラ強化…。そして「あの術」の会得…。それは、ミナトの遺志……。そして、デイダラが第一部の最終回で言った「そいよか。あと三年しかねーぞ…全員ノルマ達成できんのか…うん?」(27巻/64頁)と言う台詞…。

第一部と第二部の空白を2年半とすると、「約束の日」は近い!!(VOICE ONLY)

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