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「御神器」を書き終えて…

 
六道仙人が自分を真っ二つにするように「兄」「弟」を残し、人柱力になって管理していた十尾を九つに分割して世界に鏤めた…それは六道仙人が個人の能力で支えていた「安寧秩序」への疑問符だったんじゃないかと、僕には思えてなりませんでした。外道の能力を使うとか、”暁”の人外が縋った禁術でも良かったし、六道仙人は「死」すら超えた存在だった筈で、だからこそ人々は彼を「神」と崇めたんだろうし…。でも、そこまで全能の六道仙人が自分の「死」を受け入れ、「月」なんて天体まで拵えて自分の全てをバラまいたのには、自分の存在が世界を不幸にしている激鬱が六道仙人を襲ったからじゃないでしょうか。たった一人の偶像が作り出す「安寧秩序」なんて「無限月読」と一緒だと、僕も思いますものJK。

そんな六道仙人の遺志を最も忠実にトレースしていたのはトビでも長門でもなくイタチなんだと、僕は考えています。イタチはうちはの集会所に安置される「六道仙人の石版」を読み耽った一人だと思うんですね。勿論、万華鏡写輪眼で熟読してますって。「その写輪眼…お前はどこまで見えている」(第42巻/17頁)とは、サスケがちゃんと「石版」を写輪眼で読みに行ったかどうかを確かめた言葉だったと、今は思えます。そして、万華鏡写輪眼を開眼せずに…大切な友をその手に掛ける事なく…イタチの前に現れたサスケを殺さず遺した…のは、サスケの性根をイタチは試したんだと、僕は考えています。イタチは万華鏡を開かずにイタチに辿り着いたサスケに心底、安堵したと思います。

サスケを殺さなくて済んだんですから…。

イタチは迷いなくサスケに自分が殺されるシナリオに切り替え、即座に汚らしく嫌らしく万華鏡写輪眼の禁忌の姿をサスケに見せつけた訳です。サスケに「スペア」だなんて汚らしく告げたイタチの茶番を、今ならば「そうだ!!それでいいんだ!!」と読み返す事ができる…あれは写輪眼の宿命が如何に汚れていて卑しい事だったかをサスケに伝える必要があったからで、そんな下らない歴史をサスケに繰り返して欲しくなかったからだと、僕は考えています。だから、サスケは失明寸前までイタチの眼を拒みましたよね。あの戸惑いは「恥」とか「仁義」と言った人の高次の倫理観に起因する態度であったと思います。高等な生命のみが持ち得る「本能」の上に薄皮が被るが如く纏う「理性」のようじゃないですか。

それで、シナリオ通りサスケは遺るんですが、イタチはイタチの終焉の間際、ナルトにも接触していまして、その時、ナルトに「イタチの力」を与えてまして、それがどうやら「御神器」の一つであろう「八尺瓊勾玉」がナルトに与えられた…事が、第499話「新たなる封印!!」で知れます。ナルトが九尾のチャクラを取り込んで<チリ><チリ>なるところです。また、サスケの”須佐能呼”が天狗ちゃんに変位する描写がありまして、「十挙剣」はサスケに与えられたようです。もう一つ、「八咫鏡」があって、それが誰に贈られたかが未定ですが、六道仙人が対十尾戦で用いたであろう「三種の神器(御神器)」はイタチの管理下にあり、イタチのシナリオに則って配布されていた気配を、僕は非常に濃厚に感じております。

「イタチのことなら何でも知っている…まあ
イタチはそのことに気付かずに死んだがな」
(トビ)

トビはサスケに物凄く嬉しそうに話していました(第43巻/146頁)…けど、イタチがサスケに”須佐能呼”を示し、サスケの中の大蛇丸と呪印を吸い出した行いは、何者からも守り(八咫鏡)、何者も打ち祓う(十挙剣)…「親の愛」をサスケに教えたかったからだと思えます。イタチは常に「うちは虐殺」におけるサスケの欠落感を補うベクトルで行動していましたから。そして、その一部始終を録画したゼツのビデオ(?)をトビは歯ぎしりしながらリプレイしたんじゃないでしょうか(笑)。恐らく、今のトビに”須佐能呼”は出せない…その確信がイタチに「御神器」を集めさせたのでしょう。イタチ亡き後、トビに不可侵な「御神器」なれば安心じゃない。だから。イタチはその身を削るようにして集めて集めて集めまくったのよ…。

僕が何で「御神器」なんて描いたかというと、そうだったら良いなー…と思ったからのんです。トビが自信満々にイタチに優越してるのが強がりだったなら嬉しいから。僕はトビが言う事に反して「トビの知らないイタチ」が在れば良いなと思ったんです。それで、これまでの描写で、トビが唯一抵触していないのが”須佐能呼”なんです。そして、”須佐能呼”が扱うのが「霊器」であって、「霊器」を調べると、どうも六道仙人の武器だったらしく、それが対十尾の決戦兵器だったらしい…あくまでもナル×ジャン的にではありますが。目下の問題は誰に「八咫鏡」が与えられたか?で、それが物語の趨勢に大きく関わる事になるだろうと思います。イタチが誰に託したか…それはもの凄く重大な決断になるでしょう。

「御神器」(序)

「御神器」(壱・イタチの力)

「御神器」(弐・須佐能呼)

「御神器」(参・尾獣)

「御神器」(死・六道仙人)

「御神器」(終・パズル)

  

第501話「九尾襲来!!」 | BLOG TOP | 第500話「ナルトの出生」

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