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第504話「ありがとう」(牛のヨダレ④)

 
「…クシナ…もうが持ちそうにない…
そろそろ八卦封印を…やるよ…
オレのチャクラも…
ナルトへ少し組み込みたいんだ…!

当分は会えない…
今…ナルトに…言いたい事を言っておこう…」(ミナト)

<ハァ><ハァ>「………」<ハァ>(クシナ)

「ナルト…

好き嫌い
しないで…いっぱい食べて……
大きくなりなさい!<ゼェ><ハァ>

お風呂には…毎日ちゃんと入って…暖まる事…
それと……夜更かししないで……
いっぱい…寝る事…!

それから……お友達をつくりなさい…
たくさんじゃなくていい…から…!
本当に信頼できるお友達を………
数人でいいの…!

それと……お母さんは苦手だったけど…
勉強や忍術をしっかりやりなさい…!
ただし……得意…不得意が誰しもあるものだから…
あまりうまく…いかなくても…
落ち込まないでいいからね…

…アカデミーでは先生や先輩の事を…
敬いなさい…!

あ……それと…大切な事…
忍の三禁について…
特に…”お金”の貸し借りには気をつける事…
任務禁は…ちゃんと…貯金する事……
それと……”お酒”は20歳になってから…
飲み過ぎては体にさわる…から…
ホドホドにする事………

…それと…三禁で問題なのが……”女”
母さんは…女だから…よくは分からないけど…
とにかく…この世は男と女しかいないから…
女の人に興味を持つ事になっちゃうけど…
…変な女に…ひっかからないよーにね……!
母さんのような女を……見つけなさい…!!

…それと…三禁といえばもう一つ…
自来也先生には気をつけなさいってばね…!」(クシナ)

ミナトが相当ヤバくなって時間がない…そう告げたにも関わらず、クシナってば、まぁ~ペラペラと(笑)。ミナトも封印の術式に自分のチャクラを組み込むアイデアを思い付いたようで、クシナの性格を織り込んで多少の余裕は見込んだんだろうけど、堰を切ったように止めどなく流れ出すクシナの想いに苦笑気味です。クシナのシャベクリに関しては後述するけども、自来也の三禁にクシナが敢えて触れたのは、ナル×ジャンの「自来也黒幕説」に配慮した描写なんかと思ったりもしましたが、それをミナトの苦笑いが打ち消してるところがほろ苦いです(笑)。もしかしたら、透遁修行と称してミナトも自来也に女湯覗きにかり出されてたのかも知れません。それがクシナに見つかってる可能性が極めて高いっス(笑)。

ちなみにナル×ジャンの「自来也黒幕説」っちゅーのは、雨隠れのペイン戦で蝦蟇瓢牢で初代畜生道を倒した後、敢えて自来也が結界の外に出てペインに殺されてしまった描写に拠ります。あの時、残ったペイン共に滅多刺しにされた自来也なんだけど、何故だか仙人モードで融合していたフカサクさんは刺されなかったし、ペインが木ノ葉を襲った事件で、ナルトを捕獲した天道がナルトの身体に「血刀」(←ナル×ジャン的ペイン標準装備の武器)で刺しまくった時に急所を外すスキルがペインにある事が判り、自来也を仮死状態にして戦死した事にしたんじゃーないかと考えた訳です。自来也は妙木山の監視下、或いは管理下に在ったから、それを一旦無にする事が自来也の狙いだったんじゃないかと黒犬は考えてるのです。

でも、それを認めたら自来也が水底に沈んで行く時の涙はなんだったんだよ!!って事になるのでアレなんだけど、賢い自来也が妙木山の大ガマ仙人の予言が如何に不合理であるかを考えなかったとは思えないんです。自来也は弟子を受け、妙木山の価値観で出来損ないとされる弟子を尽く抹殺せねばならない奇怪なルールに絶えず違和感を感じてた筈なんです。それはシマも同じで、自来也の戦死以降、一戦を退いてナルトの修行にも関与しなかったのは、余りにも予言が独善的で、そこに愛を感じられなかったからだと、僕には思えてならないんです。シマさんが遠身水の井戸の側に建つお堂の角ガエルの地蔵様に手を合わせてたのは自来也を祀ったものだったんだと思います。フカサクは入り婿で大ガマ仙人に頭が上がらなかったのね(閑話休題)。

<ハァ><ハァ>「………」(クシナ)

「ナルト…これからつらい事…
苦しい事も……たくさんある…

自分を…ちゃんと持って…!
……そして夢を持って…
そして……夢を叶えようとする…
自信を…持って…!!


……もっと!もっと…もっと…!もっと!
もっと…本当に色々な事を一緒に……教えてあげたい…
…もっと一緒にいたい…愛してるよ…」(クシナ)

それでクシナの長喋りなんですけど、実は僕はこのパートに感じるところあり「感想」が書けなかったのです。それは別にミナトを押し退けて利己的に喋りまくったクシナを責めてる訳じゃなくて、どっちかと言うとクシナを制する事なく野放しにしたミナトに対する感情移入が大きく、死期を目前にして自分のチャクラを術式に組み込める限界点にソワソワしながらもクシナに同意するミナトの気持ちが痛いほど解る…ちゅーか、この気持ちは『NARUTO -ナルト-』を読んでる少年少女には解らないだろうなー…の諦めみたいな気持ちが何だか僕には気持ち良くてならなかったな…。ここ、凄く複雑で難解なところで少年少女には伝わらないだろうと思います。でも、おっちゃんとおばちゃんには良く伝わると期待しています。


「………」(ミナト)

「…ミナトごめん…私ばっかり……」(クシナ)

「ううん……いいんだ…」(ミナト)

「ナルト…父さんの言葉は…

…口うるさい母さんと…
同じかな…」
(ミナト)

(八卦封印…!)(ミナト)

何とかミナトも間に合って、封印崩壊の八本目を鎮めるミナトのチャクラも組み込み完了でホッとしましたね。実はこの行がナルトと再会を果たしたクシナがナルトに言い訳っぽく漏らした「配分」で、クシナがこんなにも落ちついてナルトと語らえたのはミナトがクシナの為に自分を疲弊させたからなんだと思います。しかし、ミナトがクシナが全て話してくれました…みたいな事を言うのはイヤミではなくて、父親という割りにはかなり女性的だったミナトの一面が大きく関係してるように思えます。この男性の愛情と女性の愛情が入り交じった心境を次の「愛について」で書きたいな…と思ってて、それが妙に今回のお話とシンクロしてて、上手く言えないけど、僕が今回の感想を書けなかった心境もそれに関係してるのです。

でも結果論ではあるけれど、ミナトはクシナを愛する男性である事は事実で、ナルトを愛する親でもあり、木ノ葉隠れを守る立場役割を持つ火影としても完璧にその任を果たした絶妙のバランス感覚を持つ秀逸な人物だったと思います。そして、八卦の封印式の動き(織り込まれたクシナのチャクラも影響してるけど)からも解るようにミナトはかなり女性的な愛も持ってて、それがクシナのミナトに対するファーストインプレッションをリードしてて、ややもすると男っぽいクシナがゾッコンにハマってしまうツボだった訳で、鍵と鍵穴がピッタリと噛み合うような「運命」によって二人は結ばれるべくして結ばれたんだな…と思えるベストカップルだったのだと思います。この土壇場で、二人がナルトに託した言葉…。

それにおっちゃんとおばちゃんは震えたんだよね…。

その感じ方に僕は萌え盛れなかった…(続く)。



 

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