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第504話「ありがとう」(牛のヨダレ⑤)

 
「ごめんね…

アナタを九尾の器にしてしまった…
私達の重荷を背負わせてしまった…
アナタと一緒に生きてあげられなかった……
愛情を注いであげられなかった…!」(クシナ)

「あやまらねーでくれよ…
オレは人柱力だから
昔はつらい時もあったけど…

父ちゃんも母ちゃんも
別に恨んだ事なんてねーよ」
(ナルト)

「………」(クシナ)

「そりゃあ……
親の愛情ってのは正直分かんなかった…
父ちゃんも母ちゃんもずっといなかったからよ…
……なんとなくしか…

でも今は分かる…
自分の命をオレのためにくれた
父ちゃんと母ちゃん…

オレの器にも九尾より先に
愛情が入ってるって分かったから!
だからオレも幸せだ!!


父ちゃんと母ちゃんの子でよかった!!」(ナルト)

<ボロ><ボロ><スッ…>(クシナ)

(ミナト…聞いてる…!?
私達の想い…ちゃんとこの子に届いてたよ…!!)
(クシナ)

「ナルト…」(クシナ)

「!」(ナルト)

「私を母にしてくれてありがとう…
ミナトを父にしてくれてありがとう…
私達の元に生まれてきてくれて……


本当にありがとう!!」<ファ…>(クシナ)

ホントに良いシーンだったと思いますよ。再不斬の行(多分、立ち往生)以来、久々に泣きました…なんて胸キュンメッセージもありましたっけ(笑)。気持ち良かったのはナルトがクシナの言葉をすんなり受け入れてくれたところなんだけど、僕はへそ曲がりだから手放しでは喜べなかったんだけど、ナルトは素直で良い子に育ちましたね。そして、クシナの言葉に『NARUTO -ナルト-』を味わうご同輩…ぶっちゃけ、おっちゃんやおばちゃんは涙したんだと思います。僕も初見でやられ掛かりましたがな…じわっと涙ぐんでしまった…。ナルトは異常者だからクシナの言葉(…とミナトの想い)を受け容れられたけど、それがならなくても僕は良かったと思っています。この言葉…それが吐けるだけで「親」は幸せを感じる生き物だから。

でもね、解って欲しいんです。これくらいの気持ち…スッゴく失礼だけど、クシナの言葉ね…なんて、世の中の全てのお父さんとお母さんは胸の中に在るんです。ただ、それをアウトプットするスキルがなかったり、タイミングがなかったり、もっと言うと少年少女の「聴く耳」(←ナル×ジャンでは敢えて「レディネス」と呼ぶ事にしています)が無かったり…こんな風に言葉でしっかりと伝えられるなんてこれ以上ない幸せですがな。剰え、その言葉の全てを拾って貰えるなんて、少年少女に訊きたいもんだよ…そんな事、君らに出来るか?!って(笑)言っとくけど、ナルトはホントに異常者だからね。もう明かされてしまったけど、八卦の封印式にクシナとミナトのチャクラが仕舞われてた「チート設定」ありきの子ですよ。

そんな子だから、ジャンクフードだけの会話も温かみも無い食卓で、腐った牛乳飲んだって腹下すだけでケロッと真っすぐ育っちゃう訳で、死んだ両親に人生のターニングポイントで都合良く再会できるチャクラとか忍術なんて世界観の中で、ナルトはチートに逞しく育ってしまったのね。だから、リアルの少年少女たちがナルトと同じ反応ができるなんて期待しないし、もしそんな事が出来る子が居たらギネス申請したい衝動に駆られるわ(笑)。また、クシナみたいにペラペラと淀みなく、子供に対する教育の理念や温かい想いを伝えられる親御さんがいる事も同時に期待なんてしません。特に命が今まさに燃え尽きようとしてる土壇場でクシナを自由に泳がせて、ミナトにたいな微笑む事が出来る人物なんて居ませんて。

リアリティっちゅー概念からは甚だしく乖離してます罠。そもそも、忍術とかチャクラとかある事がリアルとお話の境目を際立たせるアイテムなんだけど、その隔壁が在るからこそ、あり得ない設定が逆に胸に来るのね。香ばしくない…と言えば伝わるかな。ハッキリ言って良い話ですがな。でも、現実にこんなシチュエーションは起こり得ない。しかし、そのリアリティのないリアリティが何で胸に押し寄せるのか!?を考えられる子になって欲しいと僕は思うんです。クシナみたいに、ミナトみたいに、僕らが成れれば良いんだけど、申し訳ないけど無理。君達だってナルトみたいに成れないでしょ(笑)。同じなんですよ。気付いて欲しい…そのあり得ない設定の奥底にホントのリアリティが潜んでる事を。

僕は家庭や子供を持ってないカタワのおっちゃんだけど偉そうに書いて済まないと思ってる事を先ず最初にお伝えします。でも、その想いは少年少女のお父さんやお母さんと同じように君達に向いています。少年少女が是非とも皆さんの周りに溢れる「愛」に気付かん事を心から願う一人であります。既に僕の目は(不遜ながら)ヤマトの目になって、掌に浮かび上がる「八」の字に震え上がり慌てふためく親のように皆さんを見ています。同じように少年少女と共に『NARUTO -ナルト-』の泥濘(ぬかるみ)に沈んで行くおっちゃんおばちゃん、父さん母さんに激しく共感しています。だから、クシナの言葉(…とミナトの想い)に震え、同時にリアリティのないリアリティを飲み下す事が出来んかったのよ。

僕はナル×ジャン始まって以来、ほぼお初に「感想」を飛ばしました。忘れてて遅れたのはあるけど、知ってて書けなかったのは初めて。今回のはワザと書けなかったと言うのが正しいかも。書けない事に是非とも「意味」を感じて貰いたかったのです。少年少女よ。ミナトやクシナみたいにカッコ良くないかも知れないけど、君達の父さんと母さんはクシナと同じ言葉を皆が皆、持ってるのよ。ただ、それを出せないで悶えてるけど…。この行に震えたのは、激しい共感とあり得ないリアリティの所為だから。この面倒くさい感情を少年少女に伝えたいが為に、僕は病みました(笑)。都合良く(汗)。これが老婆心チャクラ捏造限界チャクラのなせる技なのよ。どんな事をしても…何としてでも…

少年少女が愛されまくってる事をお伝えしたかったから。

ナルトが極めて素直「子」になった事で、クシナはナルトの「母」となり、ミナトはナルトの「父」になれた訳で、この異常な素直さのファンタジスタがナルトの「異常者」なんだけど、誰しも初めから何者でもない事を、僕らおっちゃんおばちゃんも、少年少女も気付くべきだと、僕は思うんです。生まれ落ちた赤ん坊はハイハイして、いつしか立ち上がり、いつしか歩くようになる。それは進化の過程にも似ている訳で、卵子レベルでは生命の進化を生き物は超高速に羊水の海で経験してるのよ。そして、何者でもない僕らはいつしか「自分」になり「夢」を見つけるのです。そこで、僕らは「自信」を手に出来るのです。何者でもないから、子は子になり、母は母になり、父は父になれる。クシナ(僕ら)はそれに気付けたのです。

人は人になる…生き物なのである。

第504話「ありがとう」(牛のヨダレ完)
ナル×ジャン ケルベロス@静養中でーす



 

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