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万華鏡写輪眼の微妙な紋様の違いに注目してみる!

 
「愚かなる弟よ………万華鏡写輪眼!!」

イタチはサスケに「うちは虐殺」の阿鼻叫喚の地獄絵図を見せます(25巻/140頁)。この時の紋様が万華鏡写輪眼の「月読」のフルスペックだと思います。イタチ鬼鮫コンビの木の葉強襲事件の時には、この紋様は伏せられていました。その時は「月読」と言う術の名前だけが明かされました。「月読」は対象者を術空間に封じ込め、そこで術者の意のままの精神攻撃をしかける鬼のような術です。カカシが酷い目にあって、病院送りになったのは記憶に新しいです。

余談ですが、この紋様はあんまりカッコ良くないですね。僕も相当なイタチファンですが、あんまり感情移入できないでいます(笑)。でも、万華鏡写輪眼の瞳の紋様に関しては、イタチとカカシの紋様の違い(これは「月読」と「天照」の違い?)以外にも、よくよく見れば結構なバリエーションがあります。その違いから何か見えて来るかも知れません。ちょっと、考えてみましょう。

「そして、いつかオレと同じ"眼"を持ってオレの前に来い」

イタチはそう言い遺し、うちは虐殺の現場から姿を暗まします(25巻/151頁)。この時、万華鏡写輪眼で<ギン>とサスケに示し、サスケはそのまま眠りに落ちてしまいます。かなりの流し目なので、判別し難いですが、先にサスケを襲った「月読」とは紋様が違うように見えます。万華鏡写輪眼が術の種類によって紋様が変化する事はこれまでも考察して来ましたが、この時もサスケは眠りに落ちただけなので「月読」の発動ではなかったでしょうから、別の術…つまり、「天照」や「月読」以外にも万華鏡瞳術が存在するのかも知れません。

或いは、月読の一部分を使ったとの想定もあり得ると思います。術の強弱で紋様が多少変わるのではないか?と言う考え方です。例えば、サスケを阿鼻叫喚の地獄に突き落とした「月読」を完全形態(フルスペック)として、その強度の術を発動する為の紋様が、先の手裏剣型だとして、サスケを眠らせたのはそれに至る途中段階の紋様とすれば、シスイ死亡の一件を問い質しに来たうちはの上役たちとのゴタゴタの折にサスケが見のがさなかったイタチの写輪眼の変化も繋がって来ます。

「あの時の父さんを見る兄さんの目…ただの写輪眼じゃなかった…それに…」

サスケはイタチの異変を思い出します。紋様の違いに気付いた事だけじゃなくて、「それに…」です。サスケは鋭いです。サスケは気付いていたんだと思います。恐らく、イタチはフガクや上役たちに対して何かした…。で、なければワザワザ、この場で万華鏡写輪眼を発揮する必要はなかった。

他の考察でも書いたけど、イタチはチンケな喧嘩でナイフを振り回すような子供ではないです。ましてや万華鏡写輪眼の開眼など他者に知られてはならない重大な秘密である筈です。その上で、イタチがワザワザ、万華鏡写輪眼を出したのは必要があったから…。

この八方塞がりの尋問にも似た局面を切り抜ける為に……。ズズズズズズッ……。



イタチはフガクたちを術にハメたッ!!

組織に執着し 一族に執着し 名に執着する…
それは己を制約し己の”器”を決めつける忌むべき事…
そして未だ見ぬ…知らぬモノを恐れ憎しむ…愚かしき事!!

一族などと…ちっぽけなモノに執着するから
本当に大切なモノを見失う…本当の変化とは規制や制約…
予感や想像の枠に収まりきっていては出来ない。

イタチは散々、訳の解らない話を続けました。「それ以上、下らぬ戯言を言うなら牢につなぐ」とまで言われ、「さあ、どうするんだ?」「もう許容できません。隊長。拘束の命令を!!」と詰め寄られました(汗)。そしてサスケの「兄さん!もうやめてよ!」で「!」(ピクン)となってます。それをキッカケに、突然、土下座をして詫びます。

「…シスイを殺したのはオレじゃない…けれど数々の失言は…謝ります…申し訳ありません」

イタチが謝ると、フガクがいきなり弁護を始め、叩きのめされた筈の上役三人が「分かりました」とスゴスゴと引き上げて、この騒動は一気に沈静化してしまいます。余りにも呆気無い終息でした。不自然なほどに…。恐らく、イタチはこの時、万華鏡写輪眼の催眠で、フガクと上役三人を術にはメタのです。タイミングとしては、「さあ、どうするんだ?」の一瞬です。イタチの両目は黒く塗りつぶされる例のあれですが、フガクと上役三人はしっかりイタチを見ています。

万華鏡写輪眼を発動したイタチはサスケの一言に「!」(ピクン)と反応しています。冷静なイタチですが、かなりの気分の昂揚があったのでしょう。万華鏡写輪眼もギリギリまで躊躇していたけど、怒りの高まりに抑え切れなくなった。反射的に出てしまったのかも知れません。イタチはあの時、サスケの声に我を取り戻したんじゃないかと…僕は考えています。

もしかしたら、イタチが土下座をしたのは万華鏡写輪眼を仕舞う間合いが欲しかったんじゃないでしょうか。違和感なく顔を伏せられますから…したくもない土下座も厭わないわけです。しかし、サスケはこの時のイタチの写輪眼の異変に気付いていた。わざわざ隠した「眼」を不意に見せてしまうようなヘマを、イタチがするとは思えませんから、サスケにはわざと自分の万華鏡写輪眼を見せたのかも知れません。

イタチは…サスケにだけは、不様に土下座するのが本意でない事を知らしめたかったのだと、僕は考えています。サスケだけには、自分の「高み」を分かってもらいたかった。この…図らずも出さざるを得なかった、子供の喧嘩にナイフを振り回すような「力」の誇示に、イタチのサスケに対する思い入れを感じる事ができると思います。イタチの「兄」としての意地というか、人間味が漏れ出した…そんな気がしています。

この状況に関しては、フガクも上役の三人も写輪眼の覚醒者ですし、それなりに修行しているでしょうから、その上位の写輪眼でないと術にハメられないようなヒエラルキーがあるのかも知れないし、イタチがフガクたちを術にハメる為に禍々しいチャクラを練る必要があった。その結果が万華鏡写輪眼の発動に繋がったと考える事もできると思います。何にしても、イタチが万華鏡写輪眼を発動させるに足る状況ではあったと思われます。

そして、この時の万華鏡写輪眼の紋様も、「月読」でサスケを地獄に落とした時とも、眠らせた時とも違います。「月読」「天照」以外の万華鏡瞳術でしょうか。それとも部分的な「月読」の発動なんでしょうか?

状況から判断するなら、万華鏡写輪眼が術の形態や強度によって、その紋様を変化させる特性があると言って良いでしょう。しかし、何故、万華鏡写輪眼は紋様を変化せせるのでしょうか?通常の忍の闘いでは「印」は極力、秘匿するのがセオリーです。その為に「印」を隠したリ、結ぶスピードを上げる修行を積むのです。「印」の順番や種類でチャクラ特性が判明しますから、発動される術の特性や対処法を考える材料を与えてしまう…事前に術の特性を知られるのは決して有利には働かない筈です。同様に、万華鏡写輪眼も術の様式によって紋様を変化させるのは合理的とは言えません。紋様によって術の仕様が解りますから、対処されてしまう可能性があるからです。で、あるにも関わらず、万華鏡写輪眼は紋様を変える。そこには、きっと「必然」がある筈です。

アプローチを変えてみましょう。

カカシの万華鏡写輪眼の紋様。これがオビトの「左目」である事を足掛かりに、日本神話の「天照」と「月読」由来を重ね合わせ、カカシの万華鏡の紋様を「天照」の紋様であるとの見解を導き出しました。カカシの術の様式も「空間干渉」であった事から、逆にイタチの「天照」の黒い炎を扱える理屈を「空間干渉」を適用する事で、同じ様式の術であると考えを拡張させました。

カカシの万華鏡写輪眼を完全な状態(フルスペック)と受け取るか?不完全で似非(えせ)な形態でるか?どちらで受け入れるか?で考察の色合いは全く異なります。確かに、カカシは正統なうちは一族の血継限界にないです。その「眼」は、親友のオビトの写輪眼を移植された…言うなれば「異端」であります。

カカシの万華鏡瞳術を「天照」と受け入れた場合、イタチの「天照」に対して余りにも違いますが、「天照」の本質を「空間干渉」と捉えれば、強ち大きくも外れていない事に気付きます。切り取る対象を跳ばす先が「太陽黒点」か「大海原の真ん中」かの違い…と言う程度の些細な(笑)違いに…です(汗)。イタチの「天照」の紋様は今のところ秘匿されていまして、実際の発動でどんな紋様が明かされるのか?非常に興味深いです。

カカシの万華鏡写輪眼は三つ巴の紋様のシッポが伸びて、巴紋がそれぞれ繋がるような変異をしています。これが鎌のような形になって鍵十字ならぬ鍵三叉のような形状になります。イタチの「月読」とは明らかに違いますね。でも、これだと発動する術が何なのか、一発で分かっちゃいますね。発動するだけで眼球に多大な負担をかけ、相当なリスクがある万華鏡写輪眼だけに、些か片手落ちな気がしてなりません。

一方、イタチの万華鏡写輪眼の紋様の変化はカカシのそれとはかなり違って、三つ巴のシッポが角膜の外側に延び、角膜の外郭に環を作ります。巴紋の頭同士が繋がって三叉に成長します。これが、フガクとうちはの上役三人を沈黙させた万華鏡瞳術の変化です。果たして、この紋様が手裏剣型の「月読」の紋様に成長して行くのかは余談を許しません。

万華鏡写輪眼は紋様を変化させる事で発動する術の仕様が変化する事は確かです。外観(紋様)の変化が絶対的に不利な条件であるにも関わらず、万華鏡写輪眼がその紋様を変化させるのには、きっと「必然」がある。それは何か……。ズズズズズッ……。



万華鏡写輪眼の紋様の変化はプログラム変更の為の塩基配列変更の結果だッ!!

写輪眼自体、タンパク質の塩基配列を利用したプログラム。つまり、有機コンピュータなのです!!高度な判断シーケンスを持ち得る…意志と言い換えても良いくらいで、その意味では生命体とも考えられます。高度な判断能力を持つ自律型のプログラムなのです。

例えば、角膜の上に浮かんだ状態のタンパク質(生体)が形成する「回路」が写輪眼の紋様の正体だとして、そのタンパク質が写輪眼のプログラム自体かプログラムを走らせる基盤とすれば、出力(術)によって形が変わるのは、回路が変更される為に、物理的に紋様(外見)が変化する理由にはなると考えます。

写輪眼を塩基配列を組み換える事で機能する「有機コンピュータ」とする考え方は…塩基配列が変わる→紋様が変わる…と言う事実は非常にしっくり来る考え方であります。それならば、術の発動の為の変異と言う意味で、紋様の変化は「印」を結ぶ行為にも似ていると言えます。チャクラを「術」に変換する為に術者は「印」を結びますが、万華鏡写輪眼は「紋様」を変化させると言う考え方です。術を発動する為の「印」=「紋様」と考えれば、非常にしっくり来ると思います。

それに、紋様の変化を対象者に見せる事は万華鏡写輪眼においては、それ程の不利にならない可能性もあります。何故なら、一撃必殺の「天照」や「月読」の紋様ですから、対象者には最早、「死の宣告」に近い兆しとも言えるからです。万華鏡写輪眼の紋様を見た対象者は死んでしまうから、秘密の漏洩はないと言う事です。死人に口なし…と言うヤツです(汗)。

で、あるなら、気になって来るのが、イタチ鬼鮫の木の葉強襲事件の際の、イタチの行動です。カカシを「月読」で徹底的に痛めつけ、「しかし……何故、殺さない…その気になれば簡単に…」(16巻/148頁)とまで追い込んだカカシを殺さなかった。その為に万華鏡写輪眼の情報をカカシは手にしています。それが、我愛羅奪還編での「カカシさん…アナタ、まさか……」のあの台詞に繋がるのです。かなり大きな痼りです。イタチは何故、カカシを殺さなかったんでしょうか?イタチが意味のない事をするとは、到底、思えない…。

イタチ……。「天照」の紋様を明かすまで、死ぬな!!
これは、もう…命令だァァァァ…(笑)。

 

第372話「泣いている国!!」 | BLOG TOP | ミナトは何故、ナルトに九尾を封印したのか?

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