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「男か女か…それが問題だ」(序)

 
「オレは
母と呼ぶべき女の命を奪い生まれ落ちた…
最強の忍となるべく…父親の忍術で砂の化身
この身に取り憑かせてな…

オレは生まれながらのバケモノだ」(我愛羅)

「!」(ナルト)

(………
砂の化身…!?)(シカマル)


守鶴と呼ばれ
茶釜の中に封印されていた
砂隠れの老僧の生霊だ」
(我愛羅)

「…生まれる前に取り憑かせる
憑依の術の一つか
そこまでするとは…」(シカマル)

「イっちまってるな」(シカマル)

第一部…中忍試験の真っ直中。入院中のリーを不気味に見舞う我愛羅が喋りに喋ります(第11巻/133-134頁)。ここで、一尾・守鶴の設定が「老僧の生霊」となっているのに少しばかり引っかかります。だって、十尾を九つのチャクラに分割したものが”尾獣”の筈ですから、一尾・守鶴を「老僧の生霊」なんて言われましても…(笑)。しかし、我愛羅も”人柱力”に関する砂隠れのトップシークレットに精通しているかと言えば、どっちかと言うと疎外されてた臭いので、茶釜に封印されたとされる老僧が一尾・守鶴の”人柱力”だった可能性もあるでしょう。そして、人間を人柱(ひとばしら)にして”尾獣”を管理するのではなく、別の容れ物による封印方法が砂隠れで独自に発展したのかも知れません。

木ノ葉の場合は渦潮隠れの結界忍術や封印術、それにうずまき一族の強靭な生命力(六道仙人の弟系の濃い血統)をベースにした”尾獣”の戦闘的な活用ではなく、金庫的な封印が重視されていたように思います。クシナはまだ幼くしてミトから九尾を引き継いだようですし、その後、ミナトと交際してナルトを宿したという事は、それなりの関係を持ったという事で、生体兵器としての”人柱力”というよりは”尾獣”を放任しないで仕舞っておく「金庫」としての尾獣封印だったと思えるのです。それが、「九尾事件」で登場する”暁”のお面の存在に脅威を感じたミナトに方向転換を余儀なくさせ、ナルトへの九尾の搭載で「八卦の封印式」の術式をより戦闘的にチューニングさせた訳で、尾獣の封印と一口に言っても多様な形態があったのです。

砂隠れの場合、「茶釜」としていますが、尾獣を閉じこめて、その強力なチャクラを軍事利用する原子炉のような特別な容れ物を開発したのでしょう。それを受胎した我愛羅の母である加流羅の傍らに置き、加流羅の胎内に在る我愛羅に徐々に一尾の所在を移管する方法で我愛羅を”人柱力”に仕立てる実験的な試みに出たのかも知れません。全てが手探りだったから我愛羅に対する不信感が強く、実の父である四代目風影は何度も我愛羅を暗殺しようとしたのだろうと思います。我愛羅は母・加流羅の生霊に護られていますし、加流羅がクシナと同じような「特別なチャクラ」を持ってて、受胎した状態で一尾を母体越しに移管した方法論から考えて加流羅ありきの我愛羅への一尾封印だったのではないかと、僕は考えています。

我愛羅の目の下に「クマ」があったのは絶えず襲う一尾・守鶴の精神汚染によって熟睡できなかったからだと、「狸寝入りの術」の行で提示がありましたが、ナルトの「四象封印」やキラビの「鉄甲封印」のような封印式ではなく、加流羅のチャクラが我愛羅を護るだけの封印式なしの荒っぽい尾獣の搭載だった可能性があります。例えば、加流羅が渦潮隠れの里の残党だったら面白いなーと思います。雲隠れもクシナに興味があったようですし。それに母体越しに尾獣を移管させる手法をわざわざ選択したのは母体に特別な力があったからだと考えるのが自然です。そして、ミナトやクシナのようにチャクラの減衰と共に潰える事の無い「残留思念」として今も我愛羅を砂が護っている…。それを我愛羅が引き摺るのが切なくもあります。

”人柱力”は”尾獣”と共鳴し
信じられぬ力を使えるのが特徴じゃ
砂の歴史にはこれまで我愛羅を含め
三人”人柱力”が出現した」(チヨ)

老僧の生霊=”人柱力”と考えれば、我愛羅以外にもう一人、砂隠れには”人柱力”が存在した事になります(第29巻/151頁)。それが誰だったのか?に、僕は大きな興味を抱いています。それで砂隠れ関係の描写を洗い直していると面白い事にブチ当たりました。先に少し考えてように現実問題として多種多様な尾獣の封印、或いは補保管手法が各隠れ里には存在した。砂隠れでもいろんな方法で尾獣をコントロールしようと血道を上げていたと思うんです。最終的に母体を媒介にして胎児を薫製にするような惨たらしい手法に出た訳ですが、その前段階に他里でやっているようなオーソドックスな方法があっても良いだろうと思いますし、「老僧の生霊」としてパッケージングした一尾をいろんな形で利用しない訳はないです。

また、クシナと交わる事でミナトが「黄色い閃光」になったんじゃないかとするナル×ジャン的疑惑や、柱間が終末の谷で鹵獲(ろかく)した九尾をミトに封じ、柱間の戦死後、クシナに引き継がれるまで”人柱力”として存在したミトが二代目火影・千手扉間が関係した可能性が、扉間とミナトの時空間忍術繋がりで臭い立ちます。尾獣を人に仕舞う”人柱力”がその形式に関わらず人に何らかの影響を齎したのではないかと僕は考えています。尾獣と人の接点としての”人柱力”を考えると、『NARUTO -ナルト-』の世界観の一角にある「血継限界」が上手く説明できるんです。ま…ナル×ジャン的なお話なんですが…まだまだ暑い暑い日が続きそうですし、のんびりと考察して行こうと思うんですが、ヨカですか?

「男か女か…それが問題だ」の始まり、始まり…。


 

「男か女か…それが問題だ」(壱) | BLOG TOP | 第505話「九尾チャクラ、開放!!」⑤

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