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第519話「尾獣玉」(前編)


「………」(サソリ)

「傀儡使いが操られちゃおしまいじゃん!
アンタにもアンタを操ってる奴にも…
こっちは意地でも負けらんねェー

同じサソリを操ってるならなおさら
本物を操る傀儡忍者としてよ!

……アンタの技術…
そして造った傀儡は朽ちる事のないもんだ
そこに宿る魂を受け継ぐ
後世の操演者がいてこそな!」
(カンクロウ)

「フッ…」(サソリ)

「それこそ…
オレの望んだ芸術の形か…」
(サソリ)

「ふざけんじゃねーぞ!
旦那ァ!こんな奴らの口車に
乗せられてんじゃねェーぞ!うん!
芸術は一瞬の輝き!
芸術は爆発だァ!!」
(デイダラ)

サソリは魂を消す為に自分の身体をも傀儡に変えちゃうという壮絶な選択をしてたんだよな…と、ふと考え込んでしまいました。人は老い衰える生き物です。サソリはそれが耐えきれなかったんだろうと、僕は想像しています。美し過ぎたのかな。サソリが自分のコアを搭載した自分の人傀儡を見たチヨ様は里抜けした当時の姿だと言ってましたっけ。少年のままの自分…サソリが永遠に残したいと願った自分だったのだと思います。きっとこの頃、風影を殺めコレクションの一つにしたくらいだから強かったんだろうし、何でも自分の思い通りになると勘違いしちゃう危うい年頃だったんだろうな。それって「中二病」でしょ!!って誰かが言ってあげないと(汗)。ナル×ジャンもその頃はなかったし(笑)。

考え方って人の数だけ在るからアレですが、「老い」をどう考えるかで人生って大きくその色合いを変えると思います。よく老いる事を「歳をとる」と言いますよね。足腰が弱くなり腰が曲がる。視力が弱り思考も緩慢になる。引き算のイメージ。生物学的に体力のピークは18歳と言いますから、僕なんかかなり歳なので、ピークから相当衰えた感があります。でも、僕は今、不幸せとも思わないし、若い頃のようにはいかないけど、それでも不自由でもなければつまらなくもない。それは僕は歳をとってはいないから。僕は「歳を重ねている」と思っている。昔みたいにベンチプレスも上がらなくなったけど、モノを書く筋力は高まったと思います。それは今日よりも明日。明日よりも明後日と積み重ねて来たから。

足し算の考え方をするようにしている。そう言う考え方が好きだから。だから、常に今がピークだと思っています。物理的な速さや力は衰えても、それとは別の力が僕には備わってるんだと思います。僕はそれを「人間力」と呼んでまして、簡単に言うと自分を幸せにする力だと考えてます。自分が幸せであれば他人も幸せにできる。もっと言うと、人を幸せにするのは「お金」でもなければ「地位」でも「名誉」でも「資格」でもなく、僕が考えるところの「人間力」なんだと思っています。それは人の味わいそのものでありましょう。少なくとも人生を悲観的に考えていては生まれてこない「力」です。僕はそう考えてます。でも他人様に押し付ける気もなく、我を溺愛する修羅の戯れ言とお聞き流し下さい(笑)。

いきなり横道に逸れて『NARUTO -ナルト-』なのか怪しい八卦見の人生相談なのか分かんなくなっちゃったけど、「永遠」を愛したサソリと「一瞬」を愛したデイダラは全く逆の方向性を持っていた筈なのに何故だかコンビを組んでいました。それは”暁”の方針もあったんだろうけど、サソリがデイダラを利用してたからじゃないかと、僕は考えています。詳しくは「ケルベロスは何故、サソリが苦手なのか?」(”暁”の考察)にあるんだけど、サソリはデイダラの自己顕示の欲求を満たす事で操っていたのだと思います。もっと深い部分に目を向けると大蛇丸とサソリの関係性から話さなきゃなんなくなって脱線しちゃうからアレですが、穢土転生でのサソリとデイダラの呪縛の深さが如実にそれを物語っています。


<ボロ><ボロ>(…造った者の魂が宿るか…

確かにな………)<ボロボロボロ…>(サソリ)

「カンクロウ…」(サソリ)

「………
何だ?」(カンクロウ)

「”父”と”母”の傀儡もお前に託す………
そしてお前が死ぬ時はさらに次の者に託せ…
…あの二体は…」(サソリ)

「ああ…もちろん分かってる」(カンクロウ)

サソリが消そうとした「魂」はサソリの作品に脈々と受け継がれ息衝いていた…それに気付いたサソリの魂は穢土転生の呪縛から逃れます。サソリが拵えた自分の人傀儡にもサソリの魂が宿っているんですから、どデカイ朝鮮人参のバケモノみたいなコアに成り果てようとサソリの魂を消し去る事は叶わなかった…それはサソリが本物の匠(名工)だったからで、その部分でサソリとデイダラは等しいのかも知れません。デイダラもサソリの中に本物を見出し、サソリもデイダラの中に本物を見出していた。そのシンパシィが両者を強く結び付けていたんだと思います。ただ、サソリにはそれ以上に悪意があってデイダラの好意を利用していた筈です。それを天才操演者の性(さが)と片付けたのではデイダラが可哀想過ぎます。

この時もサソリは自分だけが救われてデイダラの事を忘れています。意識の片隅にもない。だからデイダラがこんなにも必死になって騒ぐのですが、もしサソリに悪意がなく好意だけでデイダラとコンビを組んでいたならこんな逝き方はしなかったんじゃないかと思います。サソリは自分だけでなくデイダラの魂までも解き放ち成仏させる事が出来ただろうに、放ったらかしはないだろう!!と、ケルベロスは更にサソリが苦手になってしまいました(笑)。その上、自分は”父””母”の傀儡をカンクロウに託し、その秘密をもカンクロウに確認して気持ち良く自分だけ逝ってしまうなんて、一緒にデイダラも連れていってやれやー!!と、僕は心の中で叫んでしまいました(笑)。でも、それがサソリなんだから仕方ない。


「!!?
おい!サソリの旦那ァ!!」(デイダラ)

<ズザザザ>(サソリ)

<パタン>(サイ)

だから、デイダラが取り乱してるんだけど、デイダラはアイデンティティの観点から言うと極めて未熟で、それなのにC0なんて巨大な力を持ってます。爆発という暴力だけが突出した存在です。しかもアイデンティティが希薄だから穢土転生にバッチリしっくりハマっちゃってる。非情に危険な存在であります。もっともフルスペックのC0をデイダラが発揮できるかはナル×ジャン的には否定的なんですが、キッ神がどのような判断を下すかが読み切れません(笑)。オモイの雷遁の影響でデイダラの起爆粘土が完全に恒久に阻止できるかも疑問が残ります。しかし、穢土転生でフルスペックのC0が使えるなら、無限回、C0が使用可能になってデイダラ一人で世界を焼け野原にできるから困ったもんです(汗)。

デイダラがこんなにも必死になってサソリを慰留しようとするのは、デイダラのアイデンティティがサソリに依存してるからです。基本、デイダラは認めて欲しい人なので、その部分をサソリは巧妙に押さえてたんだと思います。時に褒め、時に驚き、デイダラの自己顕示欲を充分に満たした筈です。しかし、そこに愛はなくて、デイダラを意のままに操る目的だけが在った…文字通りデイダラを「道具」として見てたんです。だから、自分の魂が解放される時にデイダラを忘れてた…。それは必要がないからです。ちなみにサソリの目的とは、これも大蛇丸に集約しちゃうんだけど、お話が長くなるのでスッゴく前の考察だけど「デイダラは何故、大蛇丸を恨んでいたのか?」(アイデンティティ)を読んで下さい。


「…これは生贄…どういう事だ
穢土転生は死ぬ事がない術だと聞いたが…?」(タンゴ)

「カブトが術を解いたんじゃねーかな?」(オモイ)

「出せこのヤロー!うん!!」(デイダラ)

「サソリの方も居なくなってるが
そうは考えにくいはな…
うるさいのがまだ居る」(ホヘト)

「完璧に思えた
この穢土転生とか言う術にも
穴があったみてーじゃん
人の気持ちをそう簡単に
縛りきれるもんでもねーだろ」
(カンクロウ)

恐らくカブトの穢土転生は大蛇丸のそれに対して魂の自由度がかなりあるのだと思います。そもそも大蛇丸は木ノ葉崩しで三体の穢土転生を用意していたに過ぎません(初代と二代目、それと阻止されたのはうちはマダラだったと、僕は考えてるんだな…)。それがカブトは何を血迷ったのか、これまで登場した手練やら何やら全部に招集かけちゃったもんだから収拾がつかなくなってる感があります。長門のペイン六道でもアンテナやら高い所やらの制限があったし、何ぼ大蛇丸の力を受け継いだと言えどもチャクラの遠隔操作の限界からは逃れられんでしょう。その為に初期の設定がフィックス(固定)されていて細かな状況に対応できんのでしょう。大蛇丸は前線で穢土転生を従えてつぶさにコントロールしてたんですよね。

カブトが何で魂の自由を許したのかと言うと、デイダラやサソリの個性を尊重した結果だったと思います。人と人が命のやり取りをする戦闘とは生ものでありますから、その局面で臨機応変に対処せねばなりません。忍連合の奇襲部隊がそれぞれの特性を活かし、連続性のある攻撃で仲間を奪還したシーンを見れば、何も考えないで殺しまくる忍に多くを期待できない事は明白であります。霧の中吉が魂の拘束が強く設定されただけで使えなくなってしまいましたから、カブトが他の忍を必要以上に縛らなかったのには背に腹は代えられない穢土転生の泣き所があったのでしょう。シン(サイ兄)やサソリが呪縛を解かれたのはそれに拠ります。問題はデイダラみたいなアイデンティティの希薄な子…穢土転生向きの忍の対処。


<ズズズズズズズズズズ…>

「……終ったみたいだな」(キリ)

「いや…これからじゃん!
サイ オモイ ザジ!
すぐに奇襲へ向かえ!!」(カンクロウ)

「ハイ!!」(サイ)

「オウ!」(オモイ)

「ウス!」(トクマ?)


「……!」(カブト)

「どうした?」(トビ)

(…大体の感じは分かった)(カブト)

多分、シンやサソリの成仏がカブトに伝わったんだと思います。それでカブトが穢土転生のコントロールの勘所をフィードバックしたんだと、僕は読み込んでいます。シンやサソリの状況を見てて、穢土転生は恐るるに足りず…と思ったんだけど、カブトが本気出すみたいなんで余談を許さなくなりますた(汗)。遠隔操作の精密さがもっと高められるなら魂の呪縛をも細かくコントロールできるでしょうし、完全にカブトが操るなら個性とか人格とかは不要になるでしょう。それだとペイン六道よりも厄介になります。何度でも復活するんですから、今度こそ魂を封印するしかなくなります。前回まででイタチや「白」の魂が蹂躙される事はないわさと安心してただけに困りました。こんな世界なら滅びてしまえとすら思いま(ry

それとカンクロウの号令で奇襲部隊として”暁”のアジトに乗り込むんですが、トクマがちゃっかり復活したんでしょうか?「ウス!」の子…黒髪で白眼っぽいですよね。何だかザジとトクマの描き分けが前々回くらいから怪しくて何が何だか分からなくなってます(笑)。こんだけキャラが交錯してるから仕方ないっちゃー仕方ないですが、単行本になった時の修正(キッ神のタイムマシン)がどんな風に入るのか楽しみです(笑)。それと今回、ネームが結構荒れてると思うんですね。僕はキッ神のネームは世界一だと確信してるんですが、ちょっと今回は荒いなーと感じました。重箱の隅を突くような事はしたくないのでアレですが、お疲れなのかな…と、キッ神の体調が気になって仕方ないです(業務連絡参照)。

「君は戦線へ行ってくれ
僕は身を隠し術のために集中するよ」(カブト)

(この女…
アジトにここまで近づいてやがる…
そしてその事を知っていたカブト…
わざと導いたな…

カブトめ…
ハナからこっちと連合軍の共倒れを
狙った気だろうがそうはいかんぞ…
利用するのはこちらだ)(トビ)

カブトの目論見にある程度トビも気付いてて警戒してるんですね。カブトがアンコを殺したかに見えますが、アンコの喉笛にかぶりついた白蛇ちゃんが放しません。絶命したんならその辺に放り出せばいいものを放さない。これはトビには触らせないよ…という意思表示なのだと思います。真っ先にカブト自身がアンコに急行した点もトビは訝しがっていますし、アンコ達偵察小隊をアジトに導いたのはカブト=白蛇のバケモノに相違ありません。感知能力に長けたカブトが白眼の監視に気付けなかったとは思えませんし、トビの考える「共倒れ」には第三勢力としての音隠れ(大蛇丸の遺産)の利益に通じる合理性があります。その辺りを僕も違和感として受け取っていましてカブトには「もしかしたらいい人かも説」まである訳です。

しかし、トビとカブトのギリギリの利用合戦は見物です。カブトが若干優位に関係性を保ってるのは大蛇丸の遺産が大きく影響してまして、まだ明かされてませんがトビを狼狽させた穢土転生の召還は「うちはマダラ」だったと、僕は考えています。穢土転生に関しては「元…”暁”のメンバー」(ep515補足)にて考察しましたが、封印されてなくて死んだ人しか呼べません。だから、自分を「うちはマダラ」と称するトビにとって、穢土転生でマダラが呼ばれるのはこっ恥ずかしいことこの上ない訳で、それに、もしそんなもの公衆の面前に晒されてはお面してる意味がない(笑)。加えて穢土転生部隊の面子の戦力と白ゼツの強化など、トビにとっては諸刃の刃と知りつつもヨダレが滴る条件が揃ってたんですね。

そして、それは取りも直さず大蛇丸がコツコツと集めて集めて集め抜いたコレクションであって、カブトが余裕ぶっこけるのは全部大蛇丸のお陰なんだと思います。つまり、大蛇丸はこうなる事を想定してたんだと思うんです。もしかしたら将来、”暁”VS忍連合まであると考えてたかも知んないんです。カブトの器が予想以上に大きくて、大蛇丸の資産を拡張したと考える方法もあるんですが、多くの忍が「もやしヤロー」と断ずる眼力を無碍にも出来ませんし、大蛇丸の細胞を取り込んで勝ち誇ったカブトの中二病臭が生々し過ぎて、どうしても「大蛇丸>カブト」が拭い切れません。しかし、そんな大蛇丸が鷹になる前のうちはのヒヨッコに討たれた…それが未だに受け容れられずに、心の中でモヤモヤしているのです。

デイダラがC0を発動しませんように!!(笑)


業務連絡(101206):エーッと、こんにちは!!ナル×ジャンのケルベロスです。先週後半は急性の腸炎を病んで臥せっておりました。一時はノロウィルスかしらと青くなりましたが、正露丸飲んで寝てたら治りました(笑)。死んじゃうかと思ったんですが、死ぬ程寝たら治る不思議(笑)。もうダメだ!!死ぬ!!と思っても、そこが半分くらいなんですってね。人間って…(笑)。

お陰で不足しとりました睡眠量が一気に満タンに復活しました。それで今週は書くぞ!!と雄叫びを上げようとした矢先、月・火・水・金…と連続で忘年会の予定が入っている事に愕然と致しました。そんなの先月から分かってたじゃないか!!と、お叱りの言葉もなく…そんな訳で感想がちょっと遅れます。ついでに単行本のレビューなんて今年中に(ry <ゲフォッ>(←吐血)

ま…それが済んだら落ち着く予定なので、今年はコメント欄でも開けてまったり『NARUTO -ナルト-』談義でもしながら年末年始を過ごそうかしらと考えてます。それで、コメント欄の設定をどうするか?を検討しています。成るか成らぬかは何とも言えませんが、皆さんとお話しするのは何年か振りなので楽しみです。

その節はお手柔らかに。

 

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