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第519話「尾獣玉」(後編)


「尾獣化してないと無理だ
とりあえず説明はした…
もうビーに変わる…」(八尾)

<ズズズズズズ…>

「しかたねェ…断念だ♪
お前の必殺技を尾獣チャクラモードで
やってみるぐらいしかねーな…丹念に♪」(キラビ)

「螺旋丸は影分身じゃねーとできねーから
このモードには向いてねーよ
チャクラの”放出係”と回転・圧縮して留める
”形態変化の係”の二人分の手が…」(ナルト)

「尾獣チャクラお前の手足と同じ感覚♪
本物の手足と錯覚♪」<ウネ><ウネ><ウネ>(キラビ)

「………
なるほど………

こんな感じかな?」<ズズッ><ズズッ>(ナルト)

「なかなか上出来♪
とりあえずあの必殺技をやってみろ
まずは出来合い♪」(キラビ)

「よーしィ!」(ナルト)

<バッ>(螺旋丸!!)<バッ><ズィーン>(ナルト)

「アレ!?」(ナルト)

「!?」(これは!!)(キラビ)

<プシャ>「うわっ!!」<グラ>(ナルト)

(その術!尾獣玉とそっくりだぞ
バカヤロー!!コノヤロー!!)
(キラビ)

ナルトの尾獣チャクラモード(ナル×ジャンで”完全覚醒モード”と呼んでた)の例の<チリ><チリ>なってるチャクラですが、九尾のチャクラを八卦の封印式を介してその上澄みだけを還元していた頃の…例えば第一部のVSサスケの終末の谷の一戦や第二部の天地橋任務での大蛇丸殴打事件で魅せた…チャクラがナルトに纏わり付き攻防一体の防壁を成したのをナル×ジャンでは「九尾の衣」と呼んでまして、尾獣チャクラモードでは現雷影(King-A)が対写輪眼戦策としてサスケ戦で本気出した「雷遁の鎧(よろい)」に習い、「九尾の鎧」と呼んでいます。雷影は香燐曰く「尾獣並み」のチャクラ量を有しており、物量にモノを言わせたチャクラの放出と言う点ではナルトも条件的には同じだと考えるからです。

「九尾のコントロール」でナルトは九尾と対決し、八卦封印でミナトがナルトに封印した「九尾の陽のチャクラ」から九尾の意識とチャクラを完全に分離する事に成功したのだと、僕は考えています。なので、「九尾の衣」がナルトに対して攻撃するチャクラ毒の侵蝕はなくなった筈…実際、ナルトのチャクラが九尾のチャクラに対抗して身体を補修する描写もありませんし…です。この差分は「九尾の意志」だと思われますので、純粋にチャクラだけを取り出すミッションが「九尾のコントロール」という事になりそうです。だとしたら、やけに力尽く(笑)。ま…その過程に父母の愛に支えられた自分の半生を省み心の底から感謝する自己理解が存在する訳ですが、キラビと八尾のそれとは遠く及ばないビギナーなのかも知れません。

…というのは、ナルトが抽出した九尾のチャクラがナル×ジャンで捏造した「高速増殖チャクラ理論」とは全く意を違える「有限チャクラ」であり、あの時「一生使い放題!!」みたいな大見得切りながら九尾に挑んだナルトは何だったんだってばよとも思いますが、この先、何度となくナルトは八卦の封印式内で九尾と対決し、その都度、九尾からチャクラを引き剥がす必要性が生じる事になります。つまり、それを繰り返しツーカーの仲になったキラビと八尾が想像され、ナルトが今まさにスタートラインに立った新米の人柱力である事を意味するのだと思います。そして、それを後見するようにキラビがナルトと出会った…僕はこのドラマチックな巡り合わせが単なる偶然ではないような気がしてならないのです。

(回転・圧縮して留める形態変化の…)

もう一つは「螺旋丸」の存在。チャクラを高速回転→圧縮させる技術の先に、僕は「黒玉」なるブラックホール(暗黒洞)を生み出す意図を見出してましたが(「ミナトは何故、”螺旋丸”を開発したのか?」参照)、どうやらそれとは違った意図が潜んでいたようです。しかし、ミナトが「螺旋丸」を開発し、多重影分身と口寄せの他にはエロ忍術くらいしかないナルトにいきなり難易度の高い「螺旋丸」を自来也が伝授しようとしたところに並々ならない意欲を感じてなりません。キラビはその意志に触れて震えているのだと、僕は思います。そして、その雰囲気が僕を激しく刺激しています。この感覚は第一部、温泉場でナルトの八卦の封印式をマジマジと見つめる自来也がミナトを想った時と似ています。

その意味では「自来也→キラビ」のラインも潜在的には縁(えにし)があってもいいなー…と想いました。捏造限界の眼にはキラビと自来也は似た感じのオッチャンに見えて来ますし、ナルトが無意識に従う恐い父親系の愛情を持った人格に思えます。ミナトがいろんな意味で「ゲイ忍」っぽいのはクシナが男前の母親だった組み合わせの妙があったので別格としましまして(笑)、ナルトは本来、自来也やヤマトと言った毅然とした父親格が指導するべきで、師匠としては向いてるんじゃないかと思います。だから、いろんな意味で「ゲイ忍」っぽいカカシがここぞと言う場面で男前にナルトを睨む…波の国任務の再不斬の立ち往生(「カカシが怒った日」参照)…のには多大な合理性があるのです。

ちょっと横道に逸れまくりだけど、尾獣チャクラモードで練ると「螺旋丸=尾獣玉」になるようです。そう言えば、大蛇丸の三重羅生門を貫通した四本目のチャクラ砲の砲弾の生成過程と似ていますね。ナルトは自分のチャクラを棚上げして尾獣のチャクラを使ってる訳ですが、それなら「九尾の鎧」も同じタッチになってもいいんですが、ま、その辺は八卦の封印式の六道バージョンが小狡く機能してるのかも知れません(笑)。ここではチャクラを高速で回転させ圧縮する形態変化の究極として「螺旋丸」「尾獣玉」が近似してる…その意図にキラビは接し震えている。こんなにも汚れちまった僕も少年の頃の素直な気持ちを思い出すように、キラビが気付き震える姿に感動しようと思います(笑)。


「おい…ナルト…その術…誰に教わった
このトンチキヤロー!!!」(キラビ)

「え…!?…うん…エロ仙人………
ああ…!自来也先生ね…
術を作ったのは四代目火影だけどもさ!」(ナルト)

<フル><フル>「……!!」(キラビ)

(四代目火影…!!!
なんて偶然だ…運命か!驚異♪)
(キラビ)

「螺旋丸!
これは尾獣玉とそっくりのやり方!共通♪
尾獣のこの技を参考に考案された術!
それが螺旋丸だったんだ!!」(キラビ)

林立する飛雷神のクナイ。内に秘めた闘志が上品に漂う四代目火影・波風ミナトの美しいファイティングポーズ。そして「螺旋丸」。そのビジョンが意味するもの。僕はキラビが四代目と対戦した経験があるんじゃないかと考えています。第三次忍界大戦でキラビはミナトの「螺旋丸」を見たんじゃないでしょうか。その時はミナトのチャクラで「螺旋丸」が練られましたから、「尾獣玉」と繋がらなかったけど、尾獣チャクラモードでナルトが練った「螺旋丸」で二つの点が繋がった…。キラビが<フル><フル>と震える姿…僕にはやはり自来也がダブって映ります。基本、雲隠れは波風ミナトを意識してる雰囲気があって、シーのアナウンスなんか「黄色い閃光」へのリスペクトそのものでしたから…。

ところで、渦潮隠れの里がなくなって、うずまき一族は各地に散らばった提示がありましたから、世界各地にうずまき一族の末裔が存在する筈です。事実、輪廻眼の長門もうずまき一族の末裔でした。うずまき一族と言えば「仙人の肉体」と「生命力」を備えた六道仙人の二人の子供の「弟系」の特異点でありましょう。それが「無知とは真逆の孤独」「孤独」参照)に苛まれる「兄系」と争う構図が第四次忍界大戦そのものですので、「弟系」の希望である人柱力・ナルトに雲隠れのノウハウが流れ込むいのもまた必定と思えますまいか。それが第一部と第二部でバラバラに示された伏線の「点」と「点」を繋ぎ合わせ「線」となってゆく瞬間にキラビが震え、それに僕も震えているのだと思います。


「………」(ナルト)

「まるでお前に
尾獣玉を託すためかのごとく!!強運♪

尾獣化してやるとカンタンだが
人間の状態では
まず形態変化が難しくてできない
しかし!
回転を加え安定を増している仕方!!」(キラビ)

<スッ>(ナルト)


「でもなんか………
ただの螺旋丸みてーにうまくいかねェ……」(ナルト)

「尾獣チャクラは
+の黒チャクラと-の白チャクラの
2つが合わさってる…

そのバランス!
圧縮する時白黒バランスを2対8にすると球になる!」(キラビ)

「やってみろ!!」(キラビ)

「オッス!!」(ナルト)

まー黒(+)のチャクラと白(-)のチャクラなんて後出しっぽいですが、巻ノ三十三の96頁で四本目のナルトが「尾獣玉」を作る描写では明らかに黒と白のチャクラが描かれています。その比率は五分五分みたいですが、硬い話は抜きにしましょうか(笑)。もしかしたら、マイナスの白いチャクラが「九尾の鎧」を作ってるかも知んないし、そして、それが明らかに黄色→オレンジ色?系なのは、八尾が説明する「ナルトのチャクラ棚上げ論」と反する事に気付きます。僕はこの矛盾に「六道の力」が関与してると考えてまして、ミナトの意向や弟系の雲隠れの尾獣コントロールに関するノウハウとは別のアプローチでナルトが組成されてる可能性が高いと思うんです。それが「兄系の異端児」…他者に「力」を分け与えた幸せの王子様。

「うちはイタチ」なんじゃないかと…。

第519話「尾獣玉」(前・中・後編)
ナル×ジャン ケルベロス


業務連絡(101212):いろいろあって遅くなってスミマセン。肝臓疲労にめげずにしっかりと生存しています。これで最後だ!!と思ってましたが、16日にもまだあるみたいでまーた迷惑かけちゃうかもです(汗)。でも、キッ神だって青息吐息で描いてると思うんです。何たって売れっ子作家様ですし、特に今回はネームが荒れてたと思います。<フル><フル>なる前のキラビがナルトに「螺旋丸」をせがむ行の「とりあえずあの必殺技をやってみろ」ですけど、僕だったら「あの」とはせずに「その」としましたね。細かくってアレですが「言葉を扱う者」としては拘りたい部分でして。でもこれは批判じゃなくてね。最近、過敏な子が多くて(笑)。あまり気にしませんように。取り敢えず、お待たせしておりましたep519の感想は了。これから相方と散歩して参ります。皆様も良い休日を。

 

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