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第524話「守るべきもの」

 
(この子ごとオレを斬るつもりか)(カカシ)

(もう…死んでる)

「カカシ隊長!!」(マキ)

「白」が氷瞬身で再不斬とカカシの間に割って入り、雷切を自分の中に在る風遁チャクラ(風+水=氷遁)で受け止め、死して尚、カカシの腕を拘束し再不斬に反撃の機会を与える…見かけ上は第一部の波の国任務、現・ナルト大橋上の大激戦のクライマックス(第一部・巻ノ四)と同じだけど、中身は全く違います。その証拠に再不斬は「白」を真っ二つに切断してしまいます。第一部ではカカシが「白」を抱えて後方に跳んで避けました。そして間合いを切ったカカシは「白」の身体を傷付けないようにそっと傍らに寝かせました。あの時、再不斬が「白」を斬るのを躊躇ったから太刀筋が鈍ったのです。カカシは再不斬の「内心」に真っ先に気付き『こいつはオレの戦いだ!!』「カカシが怒った日」参照)と宣言したのです。

手前味噌でアレですけど…「カカシが怒った日」(カカシの考察)はナル×ジャンが熱かった頃に一気に書き上げたお気に入りであります。ちょっとアンチっぽい愚痴ですけど、第一部はホントに良かった…僕は『NARUTO -ナルト-』にハマったのが単行本の巻ノ十八辺りなんですけど、そこから巻き戻すように単行本を読み耽り巻ノ四に触れ真性のナルト×ジャンキーが誕生した次第です(笑)。「白」と再不斬の番(つがい)はナルトの忍道だけでなく僕にも多大な影響を与えた大切な人であります。誰かに質問されたけど、僕が「白」と鍵カッコを付けるのはその為です。あの頃の『NARUTO -ナルト-』には「熱」があったと思います。僕はその「熱」に浮かされ考察を書けていた…全てが懐かしい。

その後も僕は書き続けた。一年が過ぎ二年が過ぎ…三年が過ぎ…その間にアスマが死に、自来也が沈み、イタチが逝った。その頃もまだ「熱」を帯びたお話に浮かされる僕は書き続けた。それはお話の力が僕に書かせたんだと、僕は思っています。僕には何の力もない。物語の中で必死にもがき苦しみ、泣いて笑うキャラに憑依して僕は書く力を貰っているだけなのだから。人は感情の生き物なんだと痛感する。何かを感じて情を迸らせる。それは「心」を宿す命の成せる業なんだろう。それは「生きる」って意味なんだと僕は思っている。ここに来て僕の筆が渋るのは「穢土転生」が邪魔してるからなんだけど、この忌まわしい術は凡そ、その「生きる」を否定しちゃうのだ。それが再不斬の「白」を斬った刃に乗っかっている。


「守りたいもん
もっといっぱいみつけねーとな!」(ナルト)

「ん?」(カカシ)

「あの白の兄ちゃんが言ってた
…人ってのは
大切な何かを守りたいと思た時に
本当に強くなれるってよ!」
(ナルト)

「………」(カカシ)

「そっか…
じゃあお前もそう思うのか?」(カカシ)


「うん…!
白の兄ちゃんと再不斬見てから
…そう思った」
(ナルト)

<ニコ>(カカシ)

「お前達(「白」と再不斬)が
ナルトの最初の敵でよかった…」
(カカシ)

ナルトが「白」を「兄ちゃん」と読んでるところは目を瞑りまして…だって、「白」=男って事は「男+男」の”H”の後にある”I”(愛)をこの時点でナルトが理解できるとは思えんが故…ナルトは二人からしっかりと「忍道」を受け取っているのです。それは一色ではないいろんな想いが混ざり合った人としての「道」であり、それに気付く為に人は傷付き、気付いたから築ける生き物で、ナルトはこんなにもすんなりと真っすぐにその入り口に立てた…カカシはナルトの「気付き」にどれ程の感謝を感じた事でしょう。当然、その想いは「白」と再不斬に向けられる。それが「”最初の敵”でよかった…」の笑顔の正体でありましょう。同時に『NARUTO -ナルト-』の現状に物申さんと静かに燃えちゃってる訳です。


「どうしてだ…なぜ…
ついていけない……」(再不斬)

「今のお前ではオレには勝てないよ」(カカシ)

「なんだとォ!」(再不斬)

「お前は気付いていない……」(カカシ)

「再不斬…
お前はあの時白を斬るのをためらった…
そしてお前の内心は白の死による
動揺を隠しきれなかった…

だが今は違う!
感情のない道具ってやつだ<バチチチチチッ>

もう!こんな戦いは無しにしよう!」(カカシ)

カカシは「白」の骸ですら斬る事を躊躇った再不斬に感謝してたと思うんです。カカシはあの時、ナルトに「目を背けるな」(4巻/103頁)と言った筈です。それは「白」と再不斬をしっかり見て欲しかったからに他ならない。二人の生き様と死に様。その根底にしっかりと横たわる「愛」。嘘偽りのない「生命」がそこには在ったのだと思います。それが二人の強さだったから、まだ幼い…レディネスのない…ナルトにすらすんなりと入ったのだと、僕は考えています。ナルトの素直さが余りに異常だから「八卦の封印式」の介入を考えちゃうんだけど、そんな嫌らしい考えは横っちょに置いといて、こんなに汚れちまった僕だって二人の悲恋に泣いちゃったのね。その切なくて悲しい温かさに。

「オレ
あいつら好きだった」(ナルト)

「……!」(カカシ)

「これっておかしいかなぁ?」(ナルト)

「フフ…

いや…オレもだよ」(カカシ)

だからカカシはそんなの見たくないと言ってる。ましてやこの有り様をナルトに見せるのは持っての他とばかりに、あの時以上に怒ってる訳だ。僕だってこんなの見たくないですもの。だからカカシはサッサと再不斬を片付けちゃうのです。波の国の任務でナルトを教え導いた二人の「生命」を汚す穢土転生を誰よりも許せないのはカカシなのです。カカシは自分の怒りに任せて「力」を使わない人なんだけど、あの時(波の国)と同じように怒ってる筈です。否…あの時以上にカカシは猛烈に猛烈に怒っている!!こんなカカシを見るのはホントにホントに波の国以来です。あの時と違うのはその「怒り」が自分に向かわないところ。カカシの怒気は確実に穢土転生とその術者に向かっています。

(お前らの死に様と涙は……)

(お互いの絆そのものだったよ…)

カカシが噛み締めるカカシ。これはカブトに対する宣戦布告です。穢土転生で呼ばれたばかりの再不斬がサイの奇襲から氷遁で再不斬のキレーな体を守った行で「術の無駄遣い」みたいな事を口走りました。穢土転生は守るべき命がない。命がないのだから死なない。魂が縛られ身動きができない。身動きができないから心がない。そこには「愛」がない。こんなに悲しい術をカカシは許せない。そして、「心」を押し殺し「刃」を振るう「道具」になりきる事が「忍の掟」なら、そんなのも認めない!!とするオトナ・カカシの意思表示なのだと僕は考えています。忍術とかチャクラを使える忍が六道仙人の末裔なのだとして、その能力が齎す不幸をそろそろ真剣に考え始めている…この嫌悪感…忘れちゃいけない。


「オレにも忍として
守るべきもんが色々ある」(カカシ)

「…!

…くそ…」(カブト)

「再不斬と白…
こいつらの死に様もその一つだ
こいつらの最後の敵はオレだったんだからな…
ナルト…お前はどう思う?」(カカシ)

再不斬の首斬り包丁が弾き飛ばされポタポタと滴る血が「白」の頬を伝う涙のようです。再不斬の心なき横顔を映す「白」の氷晶の鏡の血糊が再不斬の涙のように流れる。これはせめてものキッ神の罪滅ぼしでしょう。二人の魂を無理矢理呼び出し縛り付け、剰え辱めた。これ以上ない侮辱をしてしまった。その後ろめたさがペンに乗り移ったのだと思います。この何とも言えない胸糞の悪さ。しかし描かねばならない使命をキッ神は負ってる訳で、それを「熱」がないとするのも失礼極まりない事かも知れません。でも面白くないんだから仕方ない…というのもある。それが僕が大切に想う「白」や再不斬に及ぶのは辛いです。しかも、まだイタチも控えているんだから心中穏やかじゃー居られませんて(笑)。

「ま…オレも熱くなるまで時間のかかる方だが…
今回は久しぶりに沸点が低かった」(カカシ)

「千の術をコピーしたコピー忍者のカカシ…!
これより通り名通り暴れる!」
(カカシ)

カカシが首斬り包丁をしっかりと握ってるところがポイントでしょう(笑)。再不斬の捕縛(影縛り+布縛り)で霧隠れの術が失せ忍刀七人衆前任者達も目視で確認できるようになりました。考えようによってはこの一戦に勝利すれば「霧の忍刀」が連合軍側にコンプリートする事になります。水月もそれに黙ってないだろうけど、キラビや長十郎の元に忍刀が終結して全ての忍刀が揃った時に、六道仙人の分割好きからすれば何かすっごいものが復活するんじゃないかと期待しています。個人的にはエヴァの「ロンギヌスの槍」みたいな遥か彼方成層圏にすらアクセスできる何かが…そして、「月」に手が届く…とかね。ま、決定的な描写が出るまで「”月”は何故、今も在るのか?」(疑問の考察)でも読んで待ってて(笑)。

次は「二代目土影・無(ムウ)VS我愛羅」の予感!!

感想縮小版…可能であれば捕捉しまーす!!



 

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