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キッ神も泣いているのか?(ep424捕捉)

 
「再不斬…お前はあの時
白を斬る事をためらった…
そしてお前の内心は
白の死による動揺を隠しきれなかった…

だが今は違う!
感情のない道具ってやつだ」(カカシ)

「もう!こんな戦いは無しにしよう!」(カカシ)

未だに僕は第524話「守るべきもの」のカカシのセリフが喉の奥に刺さった骨のように飲み下せないでいます。一瞬、周辺の描写がカカシの走馬灯かしらと想える程悲しくて凍り付いたのを今も生々しく覚えております。その直前の再不斬と「白」がナルトの最初の敵で良かったとニッコリと笑うカカシが怒りを抑えて砂のマキに指示を与えて雷切のチャクラを練ったシーンが、再不斬の立ち往生の行の「カカシが怒った日」とデジャブーで、僕の血までが沸きそうになりました。この時、カカシは真剣に怒り、オビトの人生代理ではなく、はたけカカシ本人として自分の力を使う決意をしたものと思います。凄く変だけど、それはカカシにとって物凄く異例な選択である事はカカシを良く知る者としては受け容れ易いでしょう。

この時、僕は怒りと並行してカカシのセリフに激しく共感していたように思います。それは抑圧が解放されるカタルシスとは違う気がしました。そもそもカカシの活躍を含めた忍刀七人衆前任者の戦いは生者と死者の戦いであり、殺しても死ぬ事のない…だって死んでるんだもん…血の通わない魂を縛られた人形とに一生懸命に生きる忍が意味のない死を与えられるだけの戦闘で、僕が指揮官ならこういう相手とは正面切って戦わない相手だったので、正直バカバカしくて見てらんなかった。そうか!!カカシは僕のそんな気持ちを代弁してくれたんだ!!だから気持ち良かったんだと少しして気付いたのです。でも、何だか喉の奥にブスリと刺さった太い骨は未だ抜けない。何としても飲み下せない違和感が残ったままでした。

(お前らの死に様とは……)(カカシ)

(お互いの絆そのものだったよ…)(カカシ)

カカシの怒りは「白」と再不斬ではなく、その向こうに居る穢土転生の術者に明らかに向いていました。カカシは確かに雷切で再不斬を止めたけれど、周辺に飛び散る夥しい量の血糊は「白」や再不斬、その他穢土転生部隊のモノではなくカカシ達、忍の流した無意味な血だったと思います。カカシが「白」と再不斬を痛むように二人の絆を思い出すのは、このき汚らしい穢土転生という忍術が許せなかったからでしょう。自分の力すら憎むカカシにとって、問答無用に死者の魂を召還し縛り利用する穢土転生の醜さは筆舌に尽くし難いです。恐らくその理解不能はカカシに最も濃厚に存在していて、何だか分からないモヤモヤを打ち祓うように目の前の再不斬ではなく穢土転生の術者に向かう刃を形成しているのです。

「オレにも忍として
守るべきもんが色々ある」
(カカシ)

「再不斬と白…
こいつらの死に様もその一つだ
こいつらの最後の敵はオレだったんだからな…
ナルト…お前はどう思う?」(カカシ)

カカシと共に波の国で「白」や再不斬と戦ったナルトなら自分の胸のモヤモヤしたモノが分かるかも知れない…と咄嗟に思った?カカシが救いを求めるようにナルトを思うなんて、今までなかったよな…。それ程、カカシは表現し難い憎悪と向き合っているのかも知れないと、僕は考えました。そして、その迷いなのか、怒りなのか…よく分からん感情に同調している自分に気付きました。カカシが僕の気持ちを代弁してくれている!!ホントにこんな戦いは無しにしよう!!と、僕はキッ神に何度も何度も訴えたいと思ってましたもの。しかし、そこまで納得できても未だ喉の太い魚の骨が抜けない。ご飯を噛まずに飲み込んでも流れない。指を突っ込んで抜こうとしたら吐きそうになった…(アハハ)。

「穢土転生…
この術は許せない…!」
(カカシ)

「ま…オレも熱くなるまで時間のかかる方だが…
今回は久しぶりに沸点が低かった
千の術をコピーしたコピー忍者のカカシ…!
これより通り名通り暴れる!」(カカシ)

エンスイの影縛りが「白」を縛り、カカシの雷切が貫いた再不斬の影も縛られ、次いでマキが布縛りで完全に捕縛が完了します。その直前、カカシが弾き飛ばした首斬り包丁から滴る血が不意に「白」に滴り涙のように流れます。そして「白」が作り出した氷晶の鏡に飛び散った血糊が、それを映す再不斬の頬を伝う。まるで涙のように…。カブトが大蛇丸のチャクラを得る前には縛り切れず「白」は涙を流せたのに。再不斬だって包帯で隠した口元が緩んでたじゃない(カカシにペレペラ喋るなと言いながらも…)。それすら許されなくなって穢土転生の卑しさだけが鼻に付くようになった。「白」と再不斬…この二人の死者の死とは何だったのか?何故、「白」と再不斬が泣いていたんだろう?

その疑問に触れた時、もしや?!と脊椎にザワザワとした電流が流れました。キッ神もカカシと同じ気持ちだったんじゃないか!!と。僕らが鬱鬱と今まで楽しかった『NARUTO -ナルト-』とは何か違う物語になってしまって困っているように、キッ神もまた苦しんでいるんじゃないかと、僕には思い当たるのです。だとしたら、「白」と再不斬が流した「血の涙」キッ神の涙だよッ!!例の週ジャンのオトナの事情というやつの所為でどんどんお話を膨らます結果になり、風呂敷を畳もうとすればまた広げさせられ(おまけに「風呂敷好き」とまで認定され…)、それでもキッ神は必死に描いておられる。キッ神は穢土転生を使って今の『NARUTO -ナルト-』批判してるんじゃないのかと。

一度死んだ人間は生き返らない。

命を愚弄してはならない。

僕の胸にのしかかるモヤモヤした悪意や憎悪にキッ神も同じように苦しんでるんじゃないのかと思います。それをキッ神は「白」と再不斬のあり得ない「涙」に託した…。今、このタイミングで「白」の頬を伝い、氷晶の鏡の再不斬に流させた…その涙はきっとキッ神の「涙」だったんじゃないかと思うのです。カカシが雷切で貫いた再不斬は、今の『NARUTO -ナルト-』だったのかも知れない。その意味で、これはキッ神のSOSにも似たメッセージじゃないでしょうか。怒らないカカシの二度目の怒気。守るべきもの………。これはカカシの身に降りたキッ神の叫びだった…かも知れない。それは『NARUTO -ナルト-』を純粋に楽しみたい者だけに宛てた秘密のメッセージ…。それに触れた瞬間。

僕の喉に刺さった骨が抜けた…気がした。

キッ神も泣いているのか?(ep424捕捉)
ナル×ジャン ケルベロス


 

血継淘汰はキッ神の捏造限界なのか? | BLOG TOP | 第525話「影、復活!!」

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