スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「蒸危暴威」は何故、不発に終わったのか?

 
「お前ら…先に無(ムウ)の方へ行ったろ…
だいたいな…強そうな方から先に倒しにかかるもんだ」(二水)

「だからそうした」(我愛羅)

「どう見たってオレの方が強そーだろーが!!あ!?
死にかけのミイラ(←無)にしか見えねーぞ
あいつは!!違うか!!?」(二水)

「………

確かに…人は見かけによらないと分かった…
アンタは強い」(我愛羅)

第556話「我愛羅VS水影!!」の二水と我愛羅のやり取りで我愛羅が二水を吟味し、しっかりと認めるんです。その時、お喋りの二水が無言のドヤ顔で応えています。この辺りから二水が抱く我愛羅への並々ならぬ親近感みたいなものが描かれてるのに皆さんも気付いたと思います。二水はオオノキにも目を掛けてる風な態度を示していますが、我愛羅に対するそれと明らかに違って、「マユ無し」に代表されるように自分に重ねてるんです。かつての自分に似てる…若い頃のオレみたいだぜ…と二水は感じてたんだと思います。そして、自分に似てると二水が感じてる我愛羅が二水の力量を評価してくれたもんだから二水は絶好調に嬉しかったんだろうと思います。二水の我愛羅に対する興味がこの瞬間、確定したんですね。同時に無(ムウ)に対する意識が非常に強いです。関係性で言うとダンゾウ(≒二水)とヒルゼン(≒無)に似てるかもね。

「やっぱお前……
金のたまごだ!!」
<ニィ>(二水)

第557話「蒸危暴威!!」で、二水の蜃が作り出した幻術を封殺し、二水を砂分身のトラップで欺き、まんまと封印に持ち込んだ行で今度は二水が我愛羅の真価を確信し満足してしまうんです。若き日の自分と我愛羅を重ね合せ、「マユ無し」の外見の一致から生まれる親近感がミックスダブルスで二水の魂の導火線に火をつけちゃった…と、僕は感じたんです。それが「蒸危暴威」なんて本体でなく分身体が攻撃する…ある意味、穢土転生と似てる姑息な手段で我愛羅に自分を示そうとしたんで、それはちょっと違うだろう!!と、僕は臍を曲げてしまったんですけど…(笑)。でも、それが二水の本気だってんなら仕方ないです。僕がそう考えた根っこには血継淘汰・無(ムウ)が手を焼いた手練という情報があったんです。

オオノキがアナウンスした情報だから信憑性ありで、穢土転生の召還で再会した二水と無(ムウ)が殺したの殺されたのと騒いでた行もありましたから、二水と無(ムウ)の戦力が拮抗してたのは確かだと、僕は思ってたんです。でも、二水の「真価」とされるのが「蒸危暴威」で、あの程度の機動力で動き回って熱膨張して行くチョロい戦法だから、感知タイプで塵遁・原界剥離の術で遠距離で対象を分子レベルまで崩壊させる破壊力を持った忍術の無(ムウ)が相手だったら結果は火を見るより明らかでしょう。陰遁使いで幻術特性の二水は感知タイプでチャクラや気配を消せて、しかも血継淘汰・塵遁なんて強大な攻撃力を持った無(ムウ)とは相性激ワルで、二水は無(ムウ)に大きく水をあけられてたと、僕は思います。

ココ、サラッと通り過ぎたら解らない機微だったと思います。僕も詰まらないお話だなー…なんて感じで読み込んでたんで飛ばしてましたし(笑)。特に第558話「カブトの切り札…!!」(ダメ出し編)で扱き下ろしました。神様・キッ神に唾を吐くような…正に「天に唾を吐く」(笑)…事をしたんですね(汗)。でも、悪い評価を一方的に下すだけだとアンフェアだから、この際、ケルベロスも評価されるべきだろうとコメントを開けたんです。ま…ケルベロスの乱心に対しては擁護派が多かったけれど、中には辛辣な意見もありました。けれど、大勢は「詰まらない」とか「面白くない」というネガティブな意見が多かったです。しかし、そんな中でも「鰯の頭も信心から」の精神を示すのがナル×ジャンじゃないのかと思ったんです。

そして、いろんな方々の分析からは二水が無(ムウ)に対して圧倒的に劣勢にありそう。「蒸危暴威」の惨憺たる中身を見たら、そりゃ誰だってそう思いますよね。でも、それをそのまま受け取って純粋に不条理とか描き間違えとしてはいけないと、ナル×ジャンの熱意を、僕は思い出したんです。描写は全て事実だから…『NARUTO -ナルト-』の世界観でが二水は無(ムウ)と拮抗してて、二人にはそれぞれの生死を決する衝突があったんです。最終的に二水が無(ムウ)を殺しちゃったのかな。でも、二水も殺られた?同着みたいなゴールの切り方で二人は逝ったんじゃないかと思います。しかし、戦力的に無(ムウ)は二水を大きく引き離してる。ナル×ジャンはその溝を埋める努力を惜しんではいけないと思うんです。

「なんだ…友達いるじゃねーか!」(二水)

「!!
な…何だこいつ!?
変な体しやがって!」(ナルト)

「違う………
オレの術だ」(我愛羅)


「ハハ…
風影…お前と違ってバカっぽいな
そいつ…」(二水)

「いいコンビだ……」(二水)

「……」(二水)


「そうか…………」(我愛羅)

(久々に……楽しかったぜ!!)(二水)

第558話「カブトの切り札…!!」で、ダメ出ししちゃったけど、二水は我愛羅を心配して駆けつけたナルトに注目します。それを一見で「友達」と認定しました。そして、ナルトの子供っぽさを弄りながらも我愛羅とナルトの組み合わせに目を細めています。「いいコンビだ……」と言い残す。これって何だろうと、僕は考えたんです。我愛羅とナルトの関係性。サスケとナルトと明らかに違う…それは第一部の「木ノ葉崩し編」で我愛羅がナルトをしっかりと見て変われた結果だと思うのです。また、九尾を完全にコントロールした今、力量的にはナルトが上でしょう。しかし、我愛羅にはしっとりとした落ち着きとか、洗練された戦術や戦略があります。そして二水は二人にガッツリと喰い付いています。ここで僕はチクと閃いたんです。

二水は我愛羅とナルトに自分と無(ムウ)を重ねたんじゃないでしょうか。我愛羅にはナルトに備わってないものがあるし、ナルトにだって我愛羅が持ち得ないものを持っている。そして、我愛羅を見るナルトを、我愛羅は目を逸らさずしっかりと見ている。それが二人の歯車をキレイに噛み合わせる関係性を生み出してるんだと思います。二水が賞賛したこのコンビは、二水と無(ムウ)がかつて感じ合った関係性と非常に近似するのではないかと、僕は考えたんです。もしかしたら、二水と無(ムウ)は物凄い仲良しだったんじゃないでしょうか。そうでなくとも我愛羅とナルトみたくお互いを認め合い高め合うような良い関係性があった。二水になくて無(ムウ)にあって、二水にあって無(ムウ)にない要素が二人を拮抗させた。

どんな風に二水と無(ムウ)が闘ったのかは解りませんが、二水がナルトの存在を知った後、呆気なく我愛羅に封印されたのは、ナルトの存在から我愛羅の本質を察し満足したからじゃないかと、僕は思いました。それこそ二水の魂が大蛇丸のチャクラで強化された筈の穢土転生の縛りすら無効化できるくらい満足しちゃったんじゃないかと思うんです。二水に無(ムウ)という特別な存在があったように、全く違う個性でありながら、ピッタリと鍵穴があう「友達」が我愛羅には居る。それが嬉しくてならんかったんだと思うんです。それが二水の(久々に……楽しかったぜ!!)の真意じゃないでしょうか。確かに「蒸危暴威」の行はズレてたと思います。でもあれが滑稽だったのは二水の相手が無(ムウ)じゃなかったからです。

二水は無(ムウ)を熟知してたんだと思います。二水は色々と研究して無(ムウ)戦の戦略や戦術をねったと思います。それ程興味がある忍だった筈です。それが二水と無(ムウ)の溝を埋めた。二水が我愛羅を知らないから上手く噛み合なかっただけで、無(ムウ)戦ではドンピに作戦がハマったんじゃないでしょうか。だから、(ヤッベ……!!バトルが楽しくなってきたぜ!!)(ep556)の二水の想いは無(ムウ)との一戦を懐かしんだ心中の吐露だったと思います。もう一度、無(ムウ)と闘ったみたいに自分の力を発揮したい。偶々、我愛羅に二水の戦術はマッチしなかったけど、才能豊かな我愛羅に自分を示せたし、我愛羅に友達がいた事も解った。まるで自分と無(ムウ)みたいな…。

ここら辺で気付くのは、二水を満足させた我愛羅とナルトの関係性にはサスケとナルトの未来像が潜んでいるという事でしょう。我愛羅の閉ざされた防壁を打ち砕いたのはナルトのヘッドバットでしたっけ。それはチャクラでも忍術でも何でもない、ナルトの「人間力」そのものでした。その一撃で我愛羅は自分の眼を見開きしっかりとナルトを見る様になりました。それが我愛羅を急速に心を宿して行きました。それは猿であった人が、人と人との「間」を繋ぐ絆とか愛を感じる事で「人間」となった歴史に似ています(by 金八)。ナルトとサスケの闘いとは関係性の獲得に他なりません。それを予感させる関係性が我愛羅とナルトにはあると思います。それを二水の視線がそれを照らしてる様に思えてならん訳です。

「この眼は闇が…よく見える…」(サスケ)

第553話「主戦場到着!!」で久々に登場したサスケは眩しさを嫌い闇を好む眼を手にしていました。イタチの死を受け容れた結果と言うよりは全ての真実から目を背けた結果にしか僕には見えないです。勿論、ナルトを正視しようなんて気持ちはサラサラないでしょう。さながら神話の天岩戸に籠る天照大神といったところでしょうか。そして、天岩戸の重い扉を抉じ開けるのがナルトである(べきだ)と思うんです。それをどういう風にナルトが成し遂げるかがナルトの腕の見せ所ですけど、どんな困難だって乗り越えられるくらいナルトは学習して来た筈です。ナルトが我愛羅を改心させた様にサスケすら変えてしまえる…そんな果てしなく実現困難な予感や期待を二水の満足に仄かに感じるケルベロスなのです。

何とか間に合った…また今夜!!(笑)




 

未だ読んでいない人の為に…⑪ | BLOG TOP | 第558話「カブトの切り札…!!」(ダメ出し編)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。