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第572話「九つの名前」③

 
(ちゃんと教えてやれ…
…それとあいつにオレのチャクラを
ほんの少しだが渡せた)
(孫)

「………」(老紫)

「…お前ら覚えてるか?
六道のじじいが最後に言ってったことをよ…
たぶん…あの小僧がそれだ…

オラはそう感じた

…たぶんあいつはお前らも助けようとここまで来る
そんときゃ小僧をよろしくな


もう魔像に引っぱられてる…
じゃ先行ってるぜ」
(孫)

「…………」(老紫)

めっちゃボーイッシュで僕好みのフウちゃんのシャベリから四尾・孫悟空と老紫を交えた尾獣の座談会の回想に入ります。恐らく時系列的にはナルトが孫を止めるの止めないのと騒いで、内から外からのアタックで「魔像の杭」を抜き去った直後でしょう。孫は「もう魔像に引っぱられてる…」と口惜しそうですんで、問答無用で外道魔像の口に飲み込まてしまう前にテイルズとここで語り合ったのだと思われます。外道魔像は尾獣の「心」ではなく「力」を管理下に置き、有無を言わせず操っていますから、差し詰め四尾の口腔内に飲み込まれてアクセスしたのは尾獣の「力の階層」…つまり、チャクラの発生場所だったのでしょう。外道魔像はそこに「鎖と碇」で縛って尾獣を管理してるんだと思います。

それで、孫らテイルズがワサワサと集まって語り合うこの場には「面のヤロー」は入って来れない。つまり、外道魔像「鎖」が届かない場所…それは外道魔像の管轄しない「心の在り処」でありましょう。外道魔像「魔像の鎖」「魔像の杭」は尾獣の「力」は縛れても、尾獣の「心」には関与できない。或いは無視している…と考える事ができます。と言うか、外道魔像はそういう風に…ザザザッ…ザザッ…ごめんなさい!!また書けない領域に達してしまった。ま…取り敢えず、僕の考察では、ナルトが入った場所は尾獣の「心の階層」なんだと思ってください。ちなみに、先に孫が縛られてた場所は「力の階層」ね。そして、孫は「心の階層」でテイルズを招集して会合を開いた訳だ…。

尾獣の「心」とはこの描写が示す様に自由で、それは外道魔像に封印され縛られていても変わらない。って言うか、外道魔像に尾獣の「心」まで縛る権限はないようです。そこがこのお話のミソなんだけど、取り敢えず今は「そうか…そういう事か」と飲み込んで頂けますか(笑)。孫にとってナルトという忍…否…人かな…との出会いは衝撃的だったんでしょう。それで黙ってらんなくなって、尾獣の仲間に招集かけたんだと思います。ナルトが自分を助けようとした事。それで他にも外道魔像に縛られている仲間を助けに来るだろう…確信を、どうしても伝えたかった。そして、ナルトこそ「六道のじじい」が言い残した「それ」だと伝えたかった。孫のこの行いには物凄い喜びを感じます。

「四尾よ……もしかしたらだが……」(老紫)

「!?」(孫)

「………ワシらにも……
違う道があったと思うか…?」
(老紫)

「………」(孫)

「ケッ…土影のオオノキより頑固な
てめーが……死んでずいぶんと丸くなったかァ!?
まぁ…てめーがオレの人柱力になったあの時…
初めにオレの名をちゃんと覚えてたらな…!」(孫)

「…………」(老紫)

「お前の人柱力になって40年余り
今さらお前の名を言うほど丸くはなれん…!
だが忘れていた訳ではない…」(老紫)

<ファ…>「なら…
オレの名の口上全部言ってみやがれ」(孫)

「………」(老紫)

<ニコ>「孫でいいか?」(老紫)

それで、尾獣の「心の階層」に人柱力もいる事実…これに「アレッ!?」っと思えた人はきっと「捏造限界」の系譜にある方だと思います(笑)。これまでの提示で、完全に尾獣をコントロールできたのは、千手柱間、うちはマダラ、四代目水影・やぐら、キラビの四傑のみです。その中で人柱力だったのは「やぐら」「キラビ」のみです。ナルトの”尾獣モード”やキラ尾を見てて解る様に、人柱力の完全なる尾獣のコントロールとは尾獣と「力」だけでなく「心」を通わせる境地に達する事でありましょう。つまり、「心の階層」に存在していい人柱力とは「やぐら」だけだと、僕は思うんですね。四尾・老紫にしても修行半ばだった筈だし、他の人柱力も完全覚醒には至ってない筈です。

ちなみに、尾獣の「心の階層」に随伴する人柱力のイメージとは、既に死んでしまった人柱力の御霊ではないかと、僕は考えています。奇しくもトビの「テイルズ六道(ホントは外道)」とは、穢土転生で元・人柱力(テイルズ)を再現していまして、トビは適当な人柱(ひとばしら)を見繕って、それに穢土転生の術を施して、テイルズの遺伝子情報の座標に「浄土」から御霊を降ろしているのです。つまり、今は亡きテイルズの御霊は現状、穢土(現世・娑婆)に留まっているのです。それが尾獣の「心の階層」に居る。これは尾獣が元・人柱力を許しかからこそ実現した一大事じゃなかと、僕は考えております。そもそも、デフォでここに居るなら人柱力としては完全覚醒してたと仮定しての話ですが。

孫のオデコの上に座るのは老紫…彼は人柱力として悩み、修行の旅に出るんですよね…確か。しかし、その志半ばにして鬼鮫に狩られます。きっと鬼鮫が鮫肌に融合して例の大水牢の術で封殺されたと思います。四尾は「熔遁」ですから、水遁系の鬼鮫&鮫肌とは相性が悪いです。しかも、鬼鮫は尾獣のコントロールを成し遂げた筈のキラビにも勝利しています。基本、あの戦いはキラビが人柱変化を封印した為に鬼鮫に敗れた感はありますが、鬼鮫も「尾のない尾獣」たる強さを示しておりました。もしかしたら、老紫は何か弱みを握られて大水牢の中で窮地に立ったのかも知れませんが、結果的に鬼鮫に敗退しています。そして、去り際の後悔からも知れる様に、ホントに孫とは「芯」から解り合えてはいなかった。

その老紫が尾獣の「心の階層」に立ち入る事を許され、死した後、孫と語り合える。そして、噛み殺せない「口惜しさ」。それは自分が成し得なかった境地というものをナルトと九喇嘛が示してみせたから…。何より、何一つ四尾を理解できなかった自分を頭の上に置いてくれる四尾に対する感謝で老紫は満たされているんではないかと思います。それ故の後悔が老紫の中から溢れ出し塞き止められない。これを後悔と受け止められるのはオトナだけでしょう。少年少女には解って貰いたくもない。ホントに後悔するものだけが、今こうして尾獣の頭に乗る人柱力の気持ちを解るんだと、僕は信じてるから。僕らオトナの中にこうして尾獣の頭に乗れる者が何人いることか…果たして居るんだろうか?

「斉天大聖・孫悟空」を知っていて、それでも「孫」としか言えない意地を持ち、それでも尚、届かない境地。それが如何に難関であるか?それをこの期に、この期にでも悟れた老紫が微笑むのは果てしなく重いです。これを少年少女に直ちに理解してもらおうとは断じて思わんよ。解って貰っちゃー困る(笑)。そして、少なくともやぐら以外の人柱力達も大同小異で、この場に居る不思議を感謝と共に噛み締めてる筈です。ここで、孫が「名」に示す拘り、そしてナルトに自分のチャクラを与えた事実に達成感を露にした描写に、「力の階層」ではなく「心の階層」からその二つを用いアクセスする方法があるのだと言わんばかりに、僕には思えました。そこ…これから始まる「儀式」に繋がってると思います。

僕はふと、トビが何でワザワザ「穢土転生の術」「テイルズ六道」を拵えたのか…が理解できたんですけど。”暁”って、外道魔像に人柱力から抜き取った尾獣を封印する為に人柱力を半殺しにして拉致ってましたよね。つまり、人柱力の死体は必ず”暁”が保有してるんです。なのに覚えたての「穢土転生の術」を使って「テイルズ六道」を仕立てたのって、元・人柱力の御霊を浄土から穢土に召還する為じゃなかったのかな…って。しかも、それは外道魔像を擁し尾獣の「力の階層」に関与でき、事実上、尾獣をコントロールできているトビには全くもって不要な手間なのに。もしかしたら、トビは解り合えなかった人柱力と尾獣に…ザザザッ…ザザッ…えたかったんじゃないかと…トビって…もしかしたら…

ザザザッ…ザザッ…(いー加減にしなさいッ!!)。

続きまーす!!


 

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