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第573話「輝きへと続く道」③

 
「…………」(シカク)

「いのいち!
ありったけの力で
このナルト側の状況を
増援部隊全員の頭の中に
直接語りかけてくれ!


15秒でいい!!
ここで一気に士気を上げたい!!


あいつら四人が全力で踏ん張ってるなら
ここはここで出来ることを全力でするぞ!!

あいつらの想いを伝えるんだ!!」(シカク)

感知班の報告を受けシカクが動きます。確かシカクはシカマルに将棋でも負け無しで、IQ200以上のシカマルを手玉に取るシカクってどんだけーッ!!とは兼ねてから思ってましたが、第四次忍界大戦では当然のように忍連合軍の作戦参謀を任され、五影がホイホイと戦場に出て行った後は事実上の責任者ですから、忍界が認める優秀な頭脳であり、信頼に足る人格者である事は間違いないでしょう。何たって感知班の青がモニターする戦場の分析を元に戦局を判断するスピードとキレがパネーッ!!です。「機を見るに敏」とはまさにこれでしょう。シカクは戦況を冷静に判断し、今こそ攻め時だと感じているのだと思います。それはシカクがこれまでの人生で培った経験値が大きく関係している筈です。

何よりナルト達が「踏ん張っている!!」のを感じているんです…シカクは。感知班の青が伝えた数少ない情報を元に、シカクはナルトの戦場を想像しているのです。まさかガイとカカシがはとバスツアーのオバチャンみたいだとは解らなくとも、善戦するナルトの姿をシカクはハッキリと見ているのでしょう。件のペインの木ノ葉強襲事件でナルトを信用して一人で長門の元に向かわせたのもシカクですし、ナルトという忍を、木ノ葉の人柱力をシカクはしっかりと見て吟味して来たのです。いつだったかシカマルがナルトを評価し期待する姿に何をか噛み締めるような表情をしてましたっけ。シカクはしっかりとナルトという人間を見ています。それって木ノ葉隠れの人事の伝統なんですけどね。

僕は人はくあるべきだと考える人なんですけど、それは歴史の年表を丸暗記したり、元素記号が全部言えるとか、所謂(いわゆる)「物知り」ではなくて、何でそうなるのかを考える力…といいますか、ものとものを繋げる…「知識を統合する能力」こそ本当のさだと考えてまして、ナル×ジャン的にはそれを「訳(わけ)知り」と呼んでおります。「物知り」に対する「訳知り」ですかね。シカクは感知班の実況で尾獣のチャクラを発する「テイルズ六道」を知ってるでしょうし、それを抑え込んだ九尾のチャクラも教えられたと思うんです。それが何を意味するのか?ナルトのこれまでの人生。背負ってるもの。ミナトの事。クシナの事。自来也の事。その他諸々を繋ぎ合わせシカクはナルトの「訳(わけ)」を知るのです。

「全員って…!?
そんなことをしたら
チャクラの経絡系に負担がかかりすぎて
……ヘタすると…!!」()

「無茶を言う…10秒だ!」(いのいち)

「いのいちさん!!」()

「すまない…だが今大切なことだ!
短い分うまくまとめてくれよ」(シカク)

「口はうまい方じゃないが
まかせとけ!」
<スッ>(いのいち)

シカクは面のマダラ=トビに対して善戦するナルトを増援部隊に伝える必要性を強く感じます。ここでシカクが示すナルトに対する評価とは、恐らくナルトの疲労度を察してでしょう。ナルトは島亀に籠り、キラビの指導で「九尾のコントロール」に着手し、”九尾チャクラモード”を会得しました。そして、ナルトは木ノ葉の人柱力だったミト様に匹敵する「悪意の感知」が出来る境地に成った事をシカクは知っています。白ゼツの変化(へんげ)に撹乱される連合軍に分身ナルトが分け入り戦局をひっくり返したのもシカクの読み通りでした。しかし、完全覚醒に至らないナルトが九尾のチャクラがリスクを負っている事実もシカクは織り込み済みだったように思います。多重影分身など持っての他と言う事も。

そのナルトが弱音を吐かず、六体も居た尾獣のチャクラを封殺し、トビを押してさえいる。「踏ん張っている!!」…ナルトがどんなにか疲れているか?それを想像できるシカクだから、同時にナルトの増援に向かう部隊の疲労にも「心」が向かえるのだと思います。連合軍の忍も戦場で白ゼツ軍団や穢土転生軍団と戦って来たんです。血を流し痛みを味わって来た。その苦労をシカクは充分感じているのです。その想いがあればこそ、シカクは盟友であるいのいちに無茶なお願いをします。いのいちは心転身の術を応用した通信能力があります。それをカラクリで増幅してはいるのでしょうが、増援部隊全員に同時にメッセージを送るのは通信班が反論するくらい高いリスクを抱えた依頼でもありました。

しかし、それを笑顔で受け止め印を結ぶいのいちであります。いのいちもまたシカクと同様に人をしっかりと見る人なのです。いのいちだってシカクがどんな想いで自分に無茶を持ち掛けたのか?ナルト達が面のマダラ=トビを向こうにまわして「踏ん張っている!!」と、シカクが言っている。今ここでナルト達に向かう増援部隊にそれを伝える事が「大切」なのだと訴えている。いのいちにしてみればそれだけで、シカクの無茶を受け容れる充分な理由になるのです。何故なら、シカクは信頼に足る盟友であるから。いのいちもシカクをしっかりと見て評価しているのです。シカクを誰よりも信用しているから、いのいちは命を懸ける事ができるのです。シカクもいのいちも「訳知り」なのです。

「書き続ける…今大切なことだ!」(ケルベロス)

続きまーす!!


 

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