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第576話「再会の道標」①

 
「…………」(穢・イタチ)

<キキュン>(サスケ)

<キッ>(サスケ)

<ザッ>(サスケ)



「待て!!」(サスケ)

「…イタチなのか!?」(サスケ)

「………」(穢・イタチ)


「待てって…

言ってんだろうが!!」
(サスケ)

<ズオ>(サスケ/須佐能呼)

<ブォ><ゴッ>(穢・イタチ/須佐能呼)

<バキ>

「!!」(須佐能呼…!!)(サスケ)

「………」(穢・イタチ)

「この須佐能呼…
やはり…お前はイタチ…!」
(サスケ)

サスケのえも言われぬ表情…。在りし日のイタチを回想し、下っ腹が<キキュン>となったのは、サスケは目の前を疾走する忍がイタチなのだと確信したからでしょう。サスケが忘れるもんですか!!見(みまが)うもんですか!!イタチを…。だから、サスケは「誰だ?!」ではなく「イタチなのか!?」と問うのです。しかし、イタチは懐かしきサスケの声に動ずること無く、一目散に駆け抜けようとします。イタチが立ち止まりサスケに向き合わないのは、勿論…KFB(カブトフルボッコ)の為ではありますが、それと同じくらい重く、今の自分の「眼」をサスケに見せたくないからなのだと思います。イタチは穢土転生の術で呼ばれた死人ですから、「眼」がややこしい事になっています。

死者の魂すら利用する禁術中の禁術である穢土転生によってイタチは無理矢理呼ばれた訳で、それが幸か不幸かサスケを正気に戻す為にナルトの喉に押し込んだカラスに託したシスイの万華鏡写輪眼の発動する「別天神」に拠って、穢土転生を覆うように幻術にイタチが落ちて、結果的にイタチはカブトの支配下からは脱しましたが、穢土転生の理(ことわり)には縛られています。それがこの忌々しい「眼」でありまして、三大瞳術の一角であるうちはの忍にとって、それは屈辱以外の何ものでもない…イタチの心中は察して余りあります。イタチとしてはこの世でもう一度何かを為せる機会を与えられて痛し痒しでもありますが、今度はその「眼」をサスケが見たらどうなるか!?

どちらかと言うと、イタチはサスケの心中を慮(おもんばか)っているのかも知れません。サスケが今のイタチの状態を知ったら…その「眼」を見たら…どんなにか悲しむ事だろう…イタチはそれを心配しちゃう人なんだと思います。自分の為じゃなく、サスケの為に人生の大半を費やして逝った人ですから、そう考えるのは至極当然でありましょう。でも、KFB(カブトフルボッコ)にイタチは直走る訳で、それをサスケが代行するのも吝(やぶさ)かではなくイタチの惨状を知ったサスケがカブトを微塵切りにしても良いだろうよと…ふと思いましたが、それじゃー穢土転生は止められない(汗)。穢土転生の術者を幻術に嵌めて術そのものを解かない限り自立して行動できる穢土転生は止まらないのです。

きっとイタチはそのくらい先までを見通して突然現れたサスケに対応している筈です。イタチとはそういう人なのだと思います。ところで、”須佐能呼”って呪印や人柱力の部分変化と同じような使い方が出来るんですね。もしかしたら、サスケの呪印は”須佐能呼”もチャクラコントロールに活きてるかも知れないなと思うと、人柱力であるナルトも九尾チャクラモードのチャクラの鎧を器用に扱う技術を転用して”尾獣モード”部分変化みたいな芸当が可能なんじゃないかと思えます。そもそも兄系が瞳力側から「仙人の肉体」を実現するのが”須佐能呼”であり、弟系が内包する尾獣と協力して人柱変化したり、それから一歩進んでチャクラの鎧を纏うナルトの”尾獣モード”があると、僕は思うんですね。

結局、陰遁(瞳力)か?陽遁(生命力)か?で、チャクラの発露が異なるだけで、元を正せばチャクラをどう扱うか?に収束する技術…つまり忍術に過ぎません。それを兄系は兄系の、弟系は弟系の、それぞれが得意とするアプローチで高めているに過ぎず、チャクラの鎧を微細なチャクラコントロールを修得したナルトが器用に”尾獣モード”部分変化を実現できるのだろうと思います。そして、イタチがサスケの”須佐能呼”を弾くみたいにナルトの”尾獣モード”の前脚だか何だかが弾くのかな…と、「終末の谷の決闘」の鍔迫り合いが目に浮かびます。ちなみに霊器を装備しない”須佐能呼”の構造は殆ど変わりません。このカラクリの骸骨みたいなのに霊器個性を与えるんだと、僕は思います。

「…まさか
…お前までコレを使えるように
なっているとはな…」(穢・イタチ)

「………」(サスケ)

「なぜアンタがここに居る!?
死んだ筈だ!!」(サスケ)


「カブトの術…
今のオレは穢土転生だ」(穢・イタチ)

<フォ>「今は止まっていられない…
やらなければならないことがある」<ザッ>(穢・イタチ)

「そんなの知るか!!
アンタがこうしてオレの目の前にいる…
聞きたいことが山のようにある!!」(サスケ)

「後にしろ…
と言っても聞かないか…」
(穢・イタチ)

サスケは久々に会ったイタチに言いたい事と聞きたい事が山のようにある…それは良く判ります、実際、サスケは最後までイタチの掌で転がされていたようなもんですから。しかし、トビの入れ知恵イタチの言葉の辻褄が合わない部分がある。サスケはそれをイタチに問いたいのだと思います。「九尾事件」の真相はクシナの証言に拠ればトビの「自然災害説」っぱちだと分かりますし、それを知らないサスケだって、一方的に「万華鏡の儀式」のトビの言葉を丸呑みする程バカじゃないのでしょう。それだけじゃなく、サスケは兎に角、イタチに自分を見て欲しいのではないかと思います。サスケなりに苦労もあったし、こうしてイタチの「眼」を受け容れ、永遠の万華鏡写輪眼を手にしたのです。

そもそもイタチが死んでからというものサスケはイタチから意識が縛られています。これはめちゃくちゃ良い女と別れた男の後遺症に似ています。ドライでさっぱりとした女性と違って、一つの恋愛を10年も20年も引き摺れる程、男とは女々しい生き物なのです。きっとそれと似た呪縛をイタチはサスケに掛けちゃったんだと思います。その意味でサスケにとってのイタチとの関係は兄弟の愛憎というよりは確実に恋愛に近い…と思うんです。今も森の中でサスケはイタチを追いかけてるけど、第一部の死の森でアンコが大蛇丸に食い下がった行と似てる…似過ぎて恐いです(笑)。イタチの如何にもオトナなサスケに対する態度もそこはかと無く大蛇丸に似てて、こういうのサスケのツボなのかもね(笑)。

ちなみに、イタチの「後にしろ…と言っても聞かないか…」NASAの大人語翻訳機に掛けたら「仕方ないな…聞いてやろう」になるかと思います。そんなオトナなイタチの後ろ姿を半泣きで追いかけるサスケがますます小娘に見えて仕方ないですが、そんなサスケだから、ここまでグニャグニャにネジ曲がってしまったんでしょう。日向ネジも似たような曲がり方をしましたが、恋愛感情にも似たドロドロは無かったので、こんがらかり方がサスケ程厄介じゃなかったかもね。イタチが既にサスケの処置をナルトに託した以上、サスケの話くらいは聞くにしてもイタチが積極的に関わる事はないだろうし、KFBの達成はイタチの昇天でもあるので、今後のナルトの苦労を考えると普通に滅入ります(笑)。

アンタが言ったんだ!
オレと同じ眼を持ってオレの前に来いと!

ならなぜ逃げる!?
オレにをついた後ろめたさか!?
それとも真実を語る勇気が無いからか!?」(サスケ)

「…………」(穢・イタチ)

「オレはもう…アンタの全てを知ってる…!
だからオレは木ノ葉を潰すと決めたんだ!」(サスケ)

「お前と戦った時言ったハズだ…
…人とは思い込みの中で生きている…
そう考えられないかと

その現実は幻かもしれないと…
オレの真実が本当に…」(穢・イタチ)

「オレはもう幻の中には居ない!!
アンタの幻術を見抜ける!

これはアンタの眼だ!!」(サスケ)

「…………」(穢・イタチ)

アンタの憎しみも覚悟も
サスケは理解しているハズだ!!

でもサスケは
アンタの意志を受け継ぐごころか
木ノ葉を潰す気でいる!
それは大好きだった兄キを苦しめた
里への弔い合戦のつもりなんだ!」(ナルト)

「強気な物言いは変わってないが…
お前の後のことは人から聞いた…
ずいぶんと変わったと…」(穢・イタチ)

「違う!!
アンタがかつてオレの全てを変えたんだ!

オレは死ぬハズだった!
両親と一緒にアンタに殺されるハズだった!
なのに……」(サスケ)

「そしてイタチは決めたのだ
この手で一族の歴史に幕を下ろすことを

うちはを憎しみ裏切ったのではない…
仕方無かったのだ

里の興りからの差別…
そして確執のツケ
それをたった一人で背負い込み
己を犠牲にしたイタチの決断を
責めることは誰にも出来まい」(トビ/万華鏡の儀式)

なぜオレだったんだ!?
なぜオレだけを残した!?

「…………」(穢・イタチ)

「どうしてもお前だけは殺せなかった
その意味がお前に分かるか?
あいつにとってお前の命は
里よりも重かったのだ」
(トビ/万華鏡の儀式)

なぜオレが…!!
父や母と何が違う!?
なぜオレばかりが…」(サスケ)

イタチはサスケが死んで直ぐにイタチの「眼」を受け容れて永遠の万華鏡写輪眼を開眼すると思ってたみたいで、だからナルトに「イタチの力」としてシスイの万華鏡写輪眼・別天神を託したんですよね。転写封印でイタチの万華鏡の文様に反応して別天神が発動する仕掛けだった。それが幸か不幸かイタチの穢土転生に被さったんですけど、イタチはサスケの「これはアンタの眼だ!!」語気に何をか感じた事でしょう。サスケはイタチの「眼」に直ぐさま手を出しませんでした。その戸惑いとは、イタチの死をサスケが受け容れる猶予期間であり、如何にも苦労したのだとサスケが言いたげなのが、イタチには可愛らしく思えたんじゃないでしょうか。そして、サスケは尚もイタチに問い掛けます。

自分が何故、「うちは虐殺」で残されたのか?サスケは「万華鏡の儀式」のトビの言葉を反芻(はんすう)します。トビの言葉に拠れば「あいつ(=イタチ)にとってお前(=サスケ)の命は里よりも重かったのだ」であります。サスケがこんなにイタチに追いすがり問い質(ただ)すのは、イタチの言葉にもトビの言葉にも真実虚偽が折り重なっていて全てが疑わしいからです。サスケが乙女チックに僕の目に映るのはココなのかな…と思います。サスケの中には既に答えがある。表面的にはイタチに質問してるように見えるけど、実は自分が持っている答えをイタチに言って欲しいだけなのです。まるでスキな男の子に告白する少女のように…だから、サスケの「なぜ!?」が邪魔臭く感じるのです。

サスケはトビの言葉を信じたいのです。イタチが一族を殺し、父と母を殺した。その真偽などもうどうでも良くなっています(笑)。僕らにしてみれば、先ずそこから疑ってみようよ!!なんだけど、サスケはもうそれどころではありません。イタチが自分を残した理由が大切なのです。トビが言った通りでなければ困るのです。何故なら、サスケは恋する乙女みたいなもんでだから…。「うちは虐殺」とは木ノ葉の暗部としての任務であり、イタチは一人で同族を皆殺しにして里を抜けた…しかし、弟のサスケだけは殺せなかった。トビがサスケに「儀式」で伝えたのはホントだよ…と、イタチ本人の口で肯定して欲しいのです。イタチの口でイタチの言葉で…サスケに告げて欲しいんです。

お前の命は里より重いんだよ愛してる♡って。

続きまーす!!


「てにをは」がうまく合いませんが、直してる時間が惜しい。脳内変換、或いはNASAの翻訳機にかけて読んでみてください。


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