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第582話「何も無い」③


「!」(仔カブト)

<クィ…>「これからは時間を守れるわよね
ただレンズの度があってるといいんだけど」<カチャ>(マザー)

<ジワッ…>(仔カブト)

<ツーっ>(仔カブト)

<ボツ…>「…あり…が…とう…」<ボロ><ボロ>(仔カブト)


「………」(鼻メガネ)

(名は記号…)(仔カブト)

「……」(デ◯シスター)

(眼鏡は道具…)(仔カブト)

「ありがとう…
ありがとう…」
(仔カブト)

(最初から…
ボクは何者でもなかった)
(仔カブト)


「もう充分よ…」(マザー)

(最初から―)「ボクには何も無い」(カブト)

イタチの説法で目が覚めたのは僕(ら?)だけで、悲しいかなカブトはに落とされた…カブトの回想とはイタチの発動する「イザナミ」に拠るものだと、僕は決めつけています(笑)。イタチは前回、「イザナミ」「すでに仕込みは整った」(ep581の本誌81頁)と宣言し、サスケに「オレから離れるな」と叫んだんだから、イタチは自らの光を生贄にして「イザナミ」を発動してる筈です。イタチはサスケを見る事ができなくなるからサスケに近くに居て欲しいんだと、僕は思うんです。手を伸ばせばサスケが居て、いつだって庇える…イタチが柄にも無く熱く吠えたのは、穢土転生であろうと二度と視力が戻らない封印に近い失明を代償とする「イザナミ」を発動したからなんだと思うんです。

第一、自分で「何も無い」って言っちゃうカブトが何で過去の記憶を回想しちゃうんでしょうか?難民か何かで施設に収容され、マザーに「名前」を与えられ微笑み、マザーの「眼鏡」を掛けてもらった時には泣いちゃったじゃないですか。それって、マザーがカブトに「眼鏡」だけじゃなく、もっと大切なモノを与えてくれた事をカブトが感じちゃったからなんだと思うんです。「記号」とか「道具」とか、ホントに無機質な思考に縛られた子だけど、実はこの時点で「愛」を与えられていたのに、それをしっかり感じながら気付けなかった…そういう勘違いをしてただけなのに、「何も無い」で何故だか脳内がフィックスされちゃって…まるで僕みたいだな…僕もイタチの「イザナミ」に落ちてるんだろうか(笑)。

ま…何も無い子が回想なんて変でしょ…と普通に思いながら、カブトは既に「イザナミ」の術中にあって、過去から現在の回想を重ね、自分の運命を思い出し、所謂、勘違いに気付き懺悔するのが「イザナミ」なんじゃないかと、僕は考えています。もしかしたら、万華鏡写輪眼を開眼させる為に身内が自分の瞳力と引き換えにするみたいな位置付けなんじゃないのかな…なんて思たりもします。イタチがサスケにこれを使わなかったのは、自分の眼をサスケに与えないといけないからで、それが封印されてしまっては元も子もない訳で、その為にあれこれ算段して「道標」を用意して逝ったのだと思います。単なる「勘」なんでアレですが…。それと…この術、片目で一発なので、この場合、二段階でしょうな。

余談はさて置いて、カブトに「眼鏡」を与えたマザーが「眼鏡を外したら意外にイケてた」みたいなノリではなかったのは確かだと思います(笑)。ところで、マザーも医療忍術使いですからくの一崩れなんでしょうか。思いっきり「死亡フラグ」が立ってて、鼻メガネやデ◯シスター以上に壮絶に潰えそうです(汗)。ま…それがカブトに勘違い…ってか、卑屈方向に突っ走らせる原因になったのかも知れませんね。そして、マザーみたいに「何か」を与えてくれるのが、カブトの運命の人である大蛇丸だったんだろうな…つーのが容易に連想できます。そんな大蛇丸がうちはのヒヨッコのサスケなんかに呆気なく消去されちゃったんだから、カブトってよくよく考えれば薄幸な子ですよね。

カブトが「力」を欲し、トビのようにありとあらゆる「才能」を掻き集めて自分に埋め込んで行ったのは、自分に何も無いと思い込んでいたからなんでしょうよ。これとトビが自分を「誰でもない男」と自虐するのは同ピンですね。実際、「才能」を都合良く自分に取り込むなんて普通は出来ないんですが、「忍術」とか「チャクラ」とかがあるから、それが可能になる訳。そして、それを教唆する仕組みが、更に彼らを不幸にしてるところがミソ。ぶっちゃけ、被害者みたいなもんです。僕は今になってトビやカブトに対するシンパシーが湧いておりまして、彼らは僕なんかより、余程真っ当に生きてると思っとります。何故なら、僕は諦めちゃった人だったと気付いたからなのであります。

僕は「アイデンティティ」とは自分を何でもない…取るに足りない存在なんだと思い知る事なんだと思ってました!!ホント、ホントにスミマセン。ホントに歴史に名を刻むような事が出来る人は耳かきの先…否…縫い針の先に乗るくらいの、極極稀な存在だから、「アイデンティティ」とは、自分はそれに当たらないと承認する事で得られるのだと思っとりました。僕には凶悪犯罪に手を染める狂気も覚悟もないので、負の方向性でも歴史の教科になるなんて無理だから、自分が詰まらない、取るに足りない人間なのだと納得する必要があるのだと考えたのです。それこそ、それは千手柱間くらいしか到達できない境地なのだから、僕じゃ無理。でも、千手柱間じゃないトビやカブトは諦めなかったのね。

それは『NARUTO -ナルト-』の世界観と違うリアルにおいて、僕は僕にしか成れないんだと、僕は諦める人だったのね。それは正しくもあると思うんです。自分は自分にしか成れない。それで良いと今でも思います。でも、諦める必要はないのだと、イタチが教えてくれました。只、自分が出来ることをすれば良い。それが正しいのだと確認できたのです。僕はナル×ジャンをその一心で続けて来ました。こんな凄いお話を、この旨味を知らないのはいけない!!伝えなきゃ!!気付いて貰わねば!!その老婆心だけで五年もの歳月を、多くの時間を、労力を、気持ちを…僕は血と肉と骨を燃やすようにき続けて来ました。そして、結果的にく事で、僕は僕を見出し、存在を感じて来れたのです。

自分を外側から作ってくれている仲間を大切にする。
仲間を大切にできるように、自分を大切にする。
そうイタチが、イタチの言葉で、本編で言いましたね。

ナル×ジャンの古い古い古い読者さんが、そう教えてくれました。自分を自分だけが造形すると考えるのは奢りなのだと打ちのめされました。僕は奢っておりました。自分だけが自分を形作るものと考え信じておりました。それがナル×ジャンを頑にき続けるモチベーションでもありましたが、楽しみに読んでくれる方、笑ってくれる方、泣いてくれる方、叱ってくれる方…いろんな方々の存在を僕は感じていながら蔑(ないがし)ろにする情けの無い奴でした。いやいや…これは…情けないだな…と(笑)。僕は「我」の強い子なので、自分一人でこの宇宙に存在できる根拠のない自信が在ったんですね。何故だか。それを嫌う人が少なからず存在する事を、僕は経験的に察知しておりました。

生身の僕も、ケルベロスも、独善的とか、独りよがりとする評価を甘んじて受け止め…もとい…受け止めてないから破綻しなかったのか(汗)。そういう感度の低いところがあって、変なことろは敏感だったり、妙に感受性が高い瞬間があって、歪に発達した奇妙な生命として、僕はこの世に在る訳です。独りきりで生きてやる!!生き抜いてやる!!と腹括ってました。でも、カブトを諭すイタチの言葉に、僕は僕の「痛さ」を思い知らされる事になる…。僕は僕独りで存在してる訳じゃない。もしそうなら、ナル×ジャンの読者は僕だけでしょうよ。でも、そうじゃない。一日数千の方が足を運んでくださる。床に臥してけなければ心配してくれる。僕はナル×ジャンで皆さんと繋がっていた。

確かに、僕は皆さんと繋がっていた。それを意識していた。感謝こそしていた。でも、その尊さに気付けずにいたのだろうと思います。ナル×ジャンいていたのは僕だけど、僕だけが存在する世界でこの記述が存在する筈もない。第一、キッ神が居ないだろう(笑)。僕は皆さんにかせて頂いた居たのだ。不遜ながら…親鳥が雛の口に餌を運ぶように、僕は下らない記述を吐き出していた。皆さんが居なければそんな事はしなかったし、成らなかったでしょう。僕は皆さんが居たからナル×ジャンを続けて来れたのです。それに感謝しながら気付けない。僕は何でも見えているつもりで実は何も見えてないうちはの誰かさんだったのかも知れません。ケルベロスなんて「お面」を付けてるし…。

僕は何でも無い男だ。取るに足りない存在だ。でも、何だか幸せで、満ち足りている。寂しくないし辛くもない。どっちかというと、否…絶対に幸せな奴だ。それはせっせとナル×ジャンをカキカキし、皆さんに何かしらをお届けできているからなんだろうと思っています。その事に関して、この場で心から感謝させてください。ホントにホントにありがとうございます。こんな僕のくものを読んでくれてありがとうございます。皆さんのお陰で僕は作られたのだと思います。皆さんが僕に自信とか満足とか存在とかを与えたくれたんだろう。僕が感じる僕と、皆さんが僕を感じる事で形作られる僕というものがあるのだろうと、僕は解ったのだと思います。

「アイデンティティ」とは自分だけじゃなく、自分と関わる「世界」というものを真に感じる事なのだろうと、今は思います。それは世界に人が独りきりで存在しない現実が在る限り変わる事はないでしょう。個体としてではなく群体として人はある訳です。それが出来損ないであれ、その出来損ないを補完する「社会性」という…ある種の可能性を神は与えたもうたのだろう事も、僕は自分の気付きを持って実証したのだと思っています。この神懸かった気付きはイタチが与えてくれた「智慧の実」なんだろうとも思います。何だかヱヴァ懸かって来ましたが(笑)、イタチが宣告した通り、カブトは「負ける」でしょう。僕は負けましたから(笑)。だから!!気付けた…僕は独りじゃない!!…という事に。

「イザナミ」は二度ベルを鳴らす…。

カブトの事じゃなくて自分語り…ね(汗)。

第582話「何も無い」
ナル×ジャン ケルベロス



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