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第588話「影を背負う」

 
<カチャ>「これで…
転生の死人は全て消える」(穢・イタチ)

「………!」(サスケ)

「戦争も終わりの時が近づく」<スッ>(穢・イタチ)

「………
なら…兄さん…アンタも…」(サスケ)

さあ!!いよいよ穢土転生の解除です。イザナミに捕えられたカブトはまな板の鯉なんで、それこそ煮るなり焼くなり自由なのでしょう。しかし、穢土転生を解くという事は、穢土転生で呼ばれたイタチまでもが塵芥(ちりあくた)に帰す訳で、それが何を意味するか?賢いサスケにはよく解っている訳です。木ノ葉隠れの為に犠牲になったイタチ…そしてまた今回も、こうして二人会えたのに、兄さんはまた居なくなってしまうのか?!また独りぼっちになってしまう。もっともっと一緒に居たいのに。サスケに滲む悔しさが絶妙にサスケの台詞に乗っかっています。サスケは木ノ葉隠れが憎いのです。イタチに一族を殺させ、自分から全てを奪った…。そして、もまた…。

「…オレは木ノ葉隠れのうちはイタチとして
もう一度忍里を守ることができる


もうこの世界に未練はない」(穢・イタチ)

「なぜだ!?
兄さんあんなことをさせた
木ノ葉の為に何でまた兄さんが!!

兄さんが許せても
オレが木ノ葉を許せない!!


この世に未練がないだと!!?
オレをこんな風にさせたのは
兄さんなんだぞ!!」
(サスケ)

「あんなこと」とは「うちは虐殺」だと思います。サスケにはイタチ行動が全く理解出来ない。サスケがこんなに激昂(げっこう)するのはイタチが、それでもなお「木ノ葉隠れのうちはイタチ」というアイデンティティを保っているところに尽きると思います。そして、それに輪を掛けるように…「未練はない」なんて言うもんだから、「オレをこんな風にさせたのは兄さん」と、オレを忘れてるじゃないか!!と言ってしまう訳です。まだイタチはサスケを救ってはいません。それをどうすんの?忘れてんの?何もせずにこのまま逝っちゃうの?と…もうこれは「おねだり星人」と呼ばれても仕方ない(笑)。そんな自爆覚悟のサスケの「オレは!?オレは!?」なんだと思います。

これがお笑いならば、ここで「熱湯風呂と氷水」が待っていて「どうぞ!!どうぞ!!どうぞ!!」なんですが(訴えてやる!!)。しかし、サスケの言い分がお笑いに思える程、サスケの想いというものが幼稚に感じるのは何故なんだろ?と、僕は暫く考えていました。なんかこう…<スーッ>と入って来ない事が多くなったな…(僕も)歳なのかな?(僕が)ズレてるのかな?と不安になりました(汗)。それでもサスケがまるで子供に見えるのは、サスケと極めて鮮明にコントラストするイタチが、サスケの傍らに静かに立っているからでしょう。肩で息をする。汗すら滴らせている。クールな忍に成長した自分をイタチに見せたい筈のサスケが…。こんなにサスケが必死なのは自分の事しか考えていないからです。

サスケはイタチに「自分と同じ想い」になって欲しいと思っているんでしょう。その考え方ってトビがブチ上げた「月の眼計画」に似てるな…と思いました。簡単に言うと、「月」に投影した「大幻術・無限月読」で同じ夢を見よう!!一つになろう!!という馬鹿げた計画でありまして、その幼稚な願望が、サスケの示すイタチへの一体化願望と一致します。サスケは自分の悔しさをイタチにも感じて欲しいと思っています。しかし、その熱に対してイタチは同調しないばかりか、共感すら示さない。だから、サスケはイタチに「もっとオレに未練を燃やせ!!」と叫んでる(笑)。それが僕がサスケに幼稚さを感じてしまう理由なんだと思います。ホントにサスケは自分だけだな…って思う。

サスケはイタチを思い遣っているんではなくて、自分が可愛いだけなんです。サスケはイタチを救おうなんて決して考えてはいない。サスケは自分をイタチに解って貰いたいと思ってるだけなんです。サスケはイタチの気持ちじゃなくて自分の気持ちを優先させています。だから、辺りが見えていない。だから全てが腹立たしい。でも「自分」と同じ気持ちなのは「自分」だけです。しかし、サスケはイタチに自分と同じ気持ちを要求している。それが一向に交わらない二人の視線を作り出している。そして、それにイタチの持つキッパリとした良識…死者が生者に関わらない…が加わってるもんだから、サスケの孤独感が半端無い。その点ではサスケに一応、同情の念を禁じえません(笑)。

「……」(穢・イタチ)

<ハァ><ハァ>(サスケ)

「お前を変えられるのは
もうオレじゃない」
(穢・イタチ)

「!?」(サスケ)

「だからせめて…
この術を止めることが
オレの今できること
ナルトに託したことをないがしろに
しないためにもな」
(穢・イタチ)

「!?」(サスケ)

イタチとしてはナルトに全てを託していますから、サスケに「最後の言葉」を伝える以外は関わらないスタンスは鉄板でしょう。しかし、穢土転生うちはマダラが召還されてしまった。その意味をイタチは誰よりも理解している筈です。このお話って六道仙人が再び降臨しちゃったら詰み(チェックメイト)なんです。それが兄系の目指すミッションなんだと、僕は考えてるんですが、全盛期うちはマダラとは、「仙人の眼」「仙人の肉体」を合わせ持つ「六道」であります。そして、そのオプションたる「外道」すら手に入れ、自分の部下に「再生の手段」を残しまでした訳です。だから「外道・輪廻天生の術」を他の事に使った長門の死とは、その意味で「予言の成就」とも言えるのです。

全盛期(以上)のうちはマダラが登場したら詰み(汗)。今回、穢土転生でマダラが呼ばれたのが唯一の救いでありまして、イタチが穢・マダラを討つのでは無く穢土転生を止める方向に奔走するのは極めて合理的で、問題の本質を極めて正確に見抜いている証拠と考えて差し支えない。そして、イタチはキッチリとカブトを止めました。その上で尚、イタチは凛とした生き様をサスケに示すのです。このオトナっぷりがサスケには理解出来ない。だから、こんな風に幼稚に騒ぐ敷かない。ちなみに「ナルトに託した…」云々はサスケに約束した…イタチの「最後の言葉」ではないと願います。僕はもっと優しくて温かい…サスケを安心させるような…「愛してる」だと心の底から祈っております。

<スッ>(穢・イタチ)

<クイ><クイ>(穢・イタチ)

(…穢土転生の術を止める
印を教えろ…)
<ギン>(穢・イタチ)

<ビクン>(カブト)

そして、カブトの瞼を静かに捲るイタチ。エラくアナログな方法で来ましたな(笑)。それを残った右眼で幻術にハメる。イタチ兄さんの仕事だからキッチリと穢土転生を解除して、絶対に止めることが出来ないうちはマダラを止めてくれると信じています。それが出来ないと世界は必ずや焼け野原になる。そうなればトビの「別ルート」が現実にもなってしまう。しかし、それは兄系のイタチの本分なんだろうか?とやや疑問が擡(もた)げます。ここまで来るとイデオロギーの問題だからアレですが、その辺はもう一度精査する必要がありそうですね。それぞれ「背負うもの」があります。それをキッ神は皆に考えて欲しいと思ってるのでしょう…多分。今週もダラダラと考えて行きましょう。

肝臓疲労の為、「補足」で続きます<ゲフォッ>

「淀(よど)み」(ep588補足) | BLOG TOP | 第587話「9時になったら」④

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