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第382話「本当の選択!!」

 
分かったぞ!ペインの正体が!!

一瞬の静寂…。ペイン六道の攻撃が極まってしまった…。俯(うつぶ)せの自来也の背中には五本の「血刀」が突き立っています。恐らく、急所を適格に貫いている。ペインの闘いが気に食わないのはこの精密さにあります。人を殺す為にだけ存在するような味気なさ…。デイダラが知ってたら、きっと僕と同じように「イラッ」としてたと思うところ…。

ここで、先週、水中から喉輪を食らわした、ペイン(ボウズ)もこの刺突に参加してる…とか、細かい話は抜きで進めますね(笑)。それと、細かい話ついでに、自来也は既に「大巻物」を携帯していません。ま、これも時たま、見えなくなる(?)事があるんだけど、"姐さん"が持って帰ってるんだろうな…と思います。ペイン(弐)の死体と一緒に…。

あの「大巻物」は是非ともナルトに渡ってもらいたいと、僕は思っています。しかし、「大巻物」を"姐さん"に託した時点で、自来也は自分の「死」を確信してた事になりますね。それなのに…一週間、「自来也の生還」を信じ切って過ごして来た僕って、何て「純真」なんでしょう(笑)。

僕は甘えん坊だから…、突然、"姐さん"が舞い戻って来て、身替わりになって救ってくれるとか。"頭"が盾になって自来也を逃がすなんて、"温い(ぬるい)"妄想を重ねていました…。でも、自来也の"選択"なんだから、自来也の"人生"なんだから、誰も救うべきじゃないんです。人生のリアリティとはそこにあるんです!

人生は自分で「何とか」しないといけない!!

人生は「闘い」だと、僕は口を酸っぱくして言っていました。なのに、その(言い出しっぺの)僕が甘えてた…。これは恥ずべき「考え」です。忌むべき「行い」です。だから、非常に哀しい出来事ではあるけど、この描写を僕らに示したキッシーの"選択"もまた、間違ってはいなかった…と思います。キッシーもまた涙を流しながら描いたんでしょうから、僕らがそれから眼を逸らしてはいけない!!(キッシーも辛かったんだろうな…)

ペインの正体…頭に伝えなくては…!!

自来也には「ペインの正体」をしかと認識しています。でも、(駄目だ…ノドが潰されたか…)と自来也が悔しがるように、ペイン(ボウズ)の喉輪が効いていて喋る事は最早、叶いません。自来也も<パクパク>と口を動かそうとするんだけど…。悔しい!ホントに悔しい!ペイン六道!めちゃくちゃムカツクぜッッ!!

静かに自来也の「死」を見据えるペイン六道…。もう、自来也は動きません。まるで、時間が止まっているように、静か…です。それまでの闘いの熾烈さが、自来也に降り注いだ轟音が、この「静寂」とのコントラストを際立たせている。空気も自来也を見取るように…その動きを止めている…かのようです。

くそ!これでは…

<ドクドク>と自来也の血が広がって行きます。その広がりと逆行するように自来也の意識が閉じて行こうとします。自来也の瞳が、徐々に光を失って行きます。まるで、海の底の、真っ暗闇に静かに沈んで行くように…。自来也の命が消えて行こうとしています。

駄目だ…気が遠くなる…

自来也には既に、目蓋を降ろす力も残っていないのかも知れません。

ワシは…死ぬのか?

完全な「闇」。絶対の「無」。それこそが「死」。
真っ暗闇………。

僕はこの瞬間、自来也は『死んだ』と考えています(涙)。



失敗なのか?

ブラックアウトしていく…自来也の視界。これは、自来也の走馬灯…?

一瞬、火影岩を「大巻物」に座して見上げる自来也に場面がスイッチします。暖かな眼差しの横顔。「隈取」は短く、雰囲気も若い。恐らく、大ガマ仙人の啓示に従い、諸国を旅をしていた頃の自来也でしょう。火影岩も三代目まで。この場で、旅の記録をまとめているのでしょうか。手帳(本?)に"何か"を書き記しています。

忍は生き様ではなく死に様の世界…
忍の人生とは、どうやって生きてきたかではなく、
死ぬまでに何をしたかで、その価値が決まる。

自来也も本当は「火影」になりたかったんだろうな…。何度もチャンスがあったのに、それを固辞し続けたのは…自来也の自己評価の低さがあったんではないか?と僕は考えています。そして、その「基準」になるのが大蛇丸だと思うんです。自来也と大蛇丸の関係性については、ここらで、も一度、考え直してみる必要がありそうです。

…思い返せば、ワシの物語は失敗ばかりだった…

自来也の装束が「黒」から「白」に…。そして、現在の「隈取」。木の葉で「三忍」と呼ばれた頃?

綱手にフラれ続け

例のブッ飛ばされシーンです。豪快な綱手の右アッパー(でした…汗)。木の葉の里の何処かな…。綱手も自来也もちゃんと"服"を着ています(汗)。でも、それは少年少女向けのソフトな表現で、実は…(笑)。詳しくは「イチャイチャシリーズって何だろう…」でも読んで下さい(黒笑)。たまには、オトナ向けの僕の「黒い」考えにも触れて下さい…ね(笑)。

友を止めることも出来ず

大蛇丸の里抜け…「バカにも程がある」(27巻/39頁)の自来也と大蛇丸の激突だと思います。自来也にとって、大蛇丸は尊敬できる唯一の「友」だったんでしょう。大蛇丸の存在は、何かにつけ自来也の行動に影響を及ぼしています。この関係性は「ナルトとサスケ」の先行的類型でもあります。

弟子と師を守ることもできなかった…

在りし日の三代目(猿飛)と四代目(ミナト)。背景の「火影の看板」。大切な二人の「死」。それを阻止出来なかった自分の非力さ。矮小さ。それを、自来也はそれを心底、悔いている…。これが、自来也の内包する"自己評価の意外な低さ"に関係しています。これは『アイデンティティ』に何時か書かねばならないネタではあるんですが、今はまだ書くべき時期ではない…僕の考えがもう少し成熟しないといけない。まだまだ…です。

火影たちが成した偉業に比べればワシのしてきたことは
取るに足らぬくだらぬことばかり…

火影岩には四代目までが刻まれています。見上げる自来也の哀しき瞳。これは…「九尾事件」以降の自来也の心象風景。初代と二代目の顔岩に傷(亀裂)あり。三代目には無し。と言う事は、三代目が存命してる頃?

ワシも歴代火影たちの様に死にたかった

「大巻物」に片胡座。『物書き・自来也』がそこに居ました。

物語は最後の"結び"の出来で決まる

自来也は誠に「物書き」だったな…と、改めて思いました。「結び」にこだわるのは、物書きの「性」(さが)ですから…。「物書き」は一刻も早くその「結び」を書きたくて仕方ないものなんです。でもそこに至る美しい「流れ」なくして、「結び」は有り得ない。だから、「我慢」を重ね、「物語」を積み上げて行くのです。

それが、「起・承.転」です。

全ては、「結」を示す為の準備なんです。それは、より「遠く」へ飛ぶ為の「助走」に似ています。踏み切る時点で最高速が乗るような距離とタイミング。ペース配分を、「物書き」としては、いつも気遣う部分なんです。

失敗も一興!
その試練が己を磨いてくれると信じ、生きて来た。その代わり…
今までの失敗をチャラにするような大きな偉業を成し遂げ、
立派な忍として死ぬ!

この時、自来也は手帳(本)に<カキカキ>と一通り書き込み、<スッ>っと万年筆を引きます。この描写は、自来也が考える「結び」を書き上げた…ものと、僕は感じました。そして、自来也はゆっくりと腰を上げます。

…そのハズだった…フフ…
だが…その"結び"…死に様がコレか…

大ガマ仙人はワシを"変革者を導く者"と予言した
忍の世界の安定と破滅に関わる大きな選択をする者と…

これでペインを倒し、"暁"を止め、
忍の世界を破滅から救う。
結局、その選択も失敗してしまった…

自来也は多分、こんなシナリオを用意していたんだろうな…と思いました。最後はカッコ良く、刺し違えるかしてでも…清々と散る…つもりだったんでしょうね。そこに「美しさ」を見い出していた…と。

…情けないのォ…
…これが自来也豪傑物語の結びだとはの…

自来也の左手には一冊の本が携えられています。
これが『自来也豪傑物語』?

先の火影岩を見上げながら書き記した結び…完結させた自来也の『本』。つまり、『予言の書』。恐らく、この『書』に「ペインの正体」が記されている筈です。そして、その「結び」…自来也の「思惑」通りに事が運ばなかった…。自来也は「物書き」として、この美しくない「現実」に後悔しているんです。悔しかったでしょうね。

くだらぬ物語だった…

自来也の人生が、今…閉じようとしている。自来也の「心」が潰(つい)えようとしている…。かに、感じられました…が、その「闇」に一筋の「光明」が差し込みます。場面がまた、スイッチします。

「いや、そんなことはないですよ」

在りし日の四代目…波風ミナトの笑顔がそこにはありました。ミナトの右手には、その「本」が在ります。場所は…リビングダイニング?ミナトの後ろには片付いたキッチンが見えます。自来也とミナトは食卓に対面して坐っています。自来也は軽く「一杯」やってそうな雰囲気です。

「!」

自来也は夢から引き戻されたような、キョトンとした表情です。自来也は「夢」をみているんだろうな…。夢の中で自らの人生を思い返している…。「走馬灯」のように…。僕らが感じてる"時間推移の不整合"を、自来也も感じてるんだと思います。

「この物語は素晴らしいです。
エピソードが先生の数々の伝説になぞらえてあって、
何か自伝小説っぽくて―――」

ミナトはこの「本」を読んだ。『自来也豪傑物語』を…。

ミナトも、これに登場してたんだろうか?この「本」を手に、「素晴らしい」と言う時のミナトの"ハニカミ"(めちゃくちゃ!!"萌えーッ"です!もう、萌え死に寸前です…汗)には、明らかに自分と知れる、「男前」の忍が、主人公である自来也の弟子になるような描写があったんではないか…な。

「だがの…まったく売れんかった。
次回作はお得意のエロ要素でも入れてみるかのォ」

一応、出版はしてたんだ…(笑)。でも、売れなかったのね。この「エロ要素」を加味した次回作が「イチャイチャ」か…。だとしたら、カカシ。あんた、純粋に「エロ」が目当てで読んでるんだね!!それが、ベストセラーになったんだから…みんな「エロい」のが好きなんだ…。勿論、僕も好き…だけど(笑)。僕も書いてみるかな…R18の大人本…(汗)。

「この本の主人公…
最後まであきらめなかったところが格好良かった…
先生らしいですね。この主人公」(ミナト)

「そ…そうかのォ」(自来也)

「で…オレ、思ったんです」(ミ)

「ん?」(自)

「今度、生まれてくる子供も、
こんな主人公みたいな忍になってくれたらいいなって!
だから、この小説の主人公の名前…いただいてもいいですか?」(ミ)

自来也がミナトを想い続ける「動機」をこの件(くだり)に感じてしまいます。

別にミナトは自来也を慰めようとしてるのではなくて、自来也が書いた…この「物語」を評価しているのです。売れなかった「本」だけど、それと「中身」は別物だと言う事をミナトは気付いているのです。ミナトは自来也と言う個人を評価し、その本質を吟味し、信頼や尊敬を感じているのです。

ミナトは物事の「本質」を見抜ける「眼」を持っていたのです。それは特殊な瞳術などではなくて、ミナト自身の「眼力」。つまり、「人間力」…そのものです。

ミナトは自来也の最大の『理解者』だった!!

個人が個人を理解する。認める。これ程、"有り難い"事はないです。「物書き」として、「表現者」として、自分の考えを世に問うて来た自来也にはそれが痛いほど分かっていたと思います。考えとは伝わり難い。これは表現者の永遠の「試練」みたいなものです。だから、ミナトの存在は自来也の「喜び」そのものだったのです。

「…お、おい!そんなんでいいのか?
ラーメン食いながら適当に決めた名前だぞ…」

自来也は驚きながらも、決してミナトを止めてません。メチャクチャ嬉しい!筈です。「適当に決めた」とは言ってますが、物語の主人公の名前ですから、自来也的に「哲学」があったろうし、決して「適当」ではなかった筈。バリバリ、思い入れがあったんです。それも、見抜かれてた…それは、ミナトだけじゃなくて……。

『ナルト』

キター!!(黒文字)

『素敵な名前です』

クシナの初登場です。赤くて(?)長い柔らかそうな髪。可愛らしいピンでチョコッと止めた前髪。シックなマタニティのワンピース姿でキッチンから出て来ました。きっと、二人の話に耳を傾けながら、料理の支度をしていたのでしょう。顔は…特に「目元」…ナルトに似ている。でも、凄く淑やかな雰囲気の女性です。とても柔らかい笑顔です。

そして、優しくハニカミながら大きく張り出したお腹に目を落とします。その柔らかき、暖かき掌でお腹を<スッ>っと、撫でるクシナ。その「暖かさ」が、愛する夫…ミナトが信じる…偉大な恩師に賜った「名」を伝えているのです。折しも、臨月間近?あの忌わしき「九尾事件」が迫っている事を知る由もない……。

「クシナ…」

自来也はホントは泣きたいくらい…嬉しかったんじゃないかと思います。そう考えると、涙が…(最近、涙脆くていけません。「感想」書きながら泣いてばっかです)、でもこれは「うれし涙」ですね。ミナトだけでなく、クシナも自来也の「理解者」だったんですね。

ここで、ちょっと脱線させてください。

「おお…そんな名だったな。
赤気でおしゃべりでおてんばで、
まるで男の子のようだったのォ…」

例の綱手との暇乞いでも自来也の台詞です(40巻/148頁)。「うずまきクシナ」の名前が綱手によって明かされたのを受けて自来也が発した言葉です。この言葉をそのまま受け取れば、自来也はクシナをあまり知らない事になります。この違和感が、クシナを見つめる自来也の表情で爆発しました!(笑)

当時、純粋で素直な僕は(黒笑)、自来也はクシナとそれほど面識はないと考えたんですが、この場の自来也の「タクティクス」(笑)を考えれば、自来也が他の「女性」を意識するような素振りを、綱手には見せない筈です。つまり、自来也はクシナを良く知っていたけど、あまり意識はしていない風に装ったんじゃじかいかと…。そう言う目で見ると、この自来也が取り繕っているように見えるから…不思議です(笑)。

自来也は、この時、明らかに「暁」のリーダーをコテンパンにやっつけて木の葉に帰還するつもりだった…と言う事です。そして、綱手を思いきり抱き締める腹積もりだった。この場面には、オトナの鍔迫り合いを感じます。このカットには自来也の「演出」があった…と僕は考えるのです。

自来也の真骨頂、ここに在り!!

そう、勝手に思い込みたい気分で一杯です。自来也も一生懸命だった…と。綱手を抱き締める為に、一生掛けて努力して来たんだと…。一人の女性を、ズーッと想い続ける…そう言う、自来也が真直ぐな「心」を持った人物だったと想いたいのです。自来也って…めちゃくちゃ、イケてる…!!(畜生ッ!また泣けて来やがった…)。


「ハハ…ったく…
ってことはワシが名付け親かの?
ワシなんかでホントにいいのか?」

自来也がナルトの「名付け親」だったんですね。この時の自来也の身体が捩れるような変な喜び方には、再び、目頭が熱くなってしまいます。自来也にとって、ナルトは「孫」みたいな存在だったんだな…。誇らしい愛弟子と、その可愛らしい嫁さんの一粒種。

自来也とナルトの初対面は(多分)、僕の記憶によれば、第10巻の仕舞いの筈。女呂場で取材(のぞき)する自来也にエビスがのされたシーンだと思いますが、僕は考えが浅いから、思わず抱き締めちゃったろうけど、自来也は距離を置き、非常に冷静でしたね。

今にして思えば、それすらナルトに対する配慮だったんでしょう。それは、「予言」に関わるであろう重大なシーケンスの一端。自来也だって、ナルトに駆け寄り、抱き締めたかったろうに…。でも、それはナルトの為にならないから。自来也はぐっと堪えたのです。ホント…自来也は偉い人だな…(畜生!!また泣けて来やがった…)。

「先生だからこそです!
本当の忍の才能を持つ立派な忍者で、
あなたほどの忍はいませんからね」

真直ぐに自来也を見つめながら、そう語るミナト。そして、さっき、「一言」を自来也に告げてから、二人の会話を一度も遮る事なくミナトの傍らに寄り添うクシナ。ミナトの左肩に優しく添えられた掌が二人の深い結びつきを確信させます。この暖かき家庭を、団欒が…このまま永遠にこの瞬間が続けば良いのに…自来也が噛みしめた想い出が、自来也の"折れかけた心"を引き戻すのです。

そうだ…そうだった…ワシはあの子に…

自来也の"折れかけた心"が思い出したのは、あの「おくるみ」のナルト。それと、ナルトとの螺旋丸の修行や、共に闘った三竦みの戦いのシーンでした。その中で、ナルトが吐いた台詞の数々。自来也はここに来て、ミナトやクシナ、そして、ナルトに教えられたのです。血を流し、ボコボコになりながら闘うナルトに「心」を呼び戻されるのです。

オレってば火影になる!!
そんでもって、どの火影をも超える火影になるんだ!!
まっすぐ自分の自分の言葉は曲げねェ…それがオレの忍道だ

ナルト…思えば、お前はあの小説の主人公どおりだ
ミナトとクシナの想い…願いをちゃんと受け取っていた
(ミナトとクシナが…二人並んで…優しく見守っている)
それなのに…ワシは…

自来也は、人が生きる上で、忘れちゃいけない事を思い出すのです。これまで自分の人生を支えて来た「信念」。そして、あらゆる苦境で折れる事なく邁進できた「一念」。全ては、大切な人を守ろうとする「執念」。

そして、自来也が残した「書」と、現実との奇妙な連動。これにも注目せざるを得ません。その「謎解き」は今後の描写をしっぽりと観察して行くしかありませんが、忘れないように見守って下さい。

先生だからこそです!
(クシナの掌がミナトの肩に添えられる暖かい食卓のシーン)
本当の忍の才能を持つ立派な忍者で
あなたほどの忍はいませんからね

ミナトの澄んだ瞳が自来也に刺さります。でも、その「視線」は呵責ではなく、激励。まったく…どっちが師匠なんだか判んないけど…(笑)、兎に角、自来也は「自分」を取り戻そうてしている。消えかかった「心」が、折れそうになった「心」が、踏み止まろうとしている。

……………

そして…「闇」。自来也の「心」は友との対峙シーンに飛びます。あの三竦みの戦いでのマンダの背中です。在りし日の大蛇丸がそこに居ました。

「…忍の才能とは、
世にある全ての術を用い極めることが出来るか否かにある。
…忍者とは、その名の通り」
『忍術を扱う者を指す』(大蛇丸)

「…忍の才能はそんなことにありゃしねぇ。
まだ、分からねーのか…」(自来也)

『……!』(大)

『忍者とは、忍び堪える者のことなんだよ』(自)

「見解の相違ね」(大)

「一つてめーに教えといてやる…。
忍の才能で一番大切なのは、持ってる術の数なんかじゃねェ…大切なのは」

『あきらめねェ、ど根性だ』(自)

やっぱり、大蛇丸は死んでしまったんだな…と改めて思いました。大蛇丸の考えは相当、ズレています(笑)。大蛇丸が逝ってしまったのは哀しい事だけど、大蛇丸は「現実」を見誤っています。それは致命的な失態とも言えます。それは「弱い」と言う事です。

ある意味、大蛇丸は自来也と同じ考えになる事を拒んだんだろうと思います。つまり、選択肢が限定されてた…。でも、それは、自来也が本心で持つ「大蛇丸へのリスペクト」に対する「返礼」であると、僕は思います。この件は、じっくり示したいんで、時間を掛けて書き込みたいと思います。「考察」を待って下さい。

自来也が思い出したもの…
それは「忍道」です。

体中を貫いたペインの刃に折れそうになった「心」。自来也も一時は「痛み」に支配されそうになった…誰だってそうだけど…死ぬのは恐いもの…。痛いのは辛いもの…。でも、自来也は弱い人間じゃない。これまでだって充分、頑張って来ました。それに、自来也は間違ってない。強く生きて来たじゃないですか。自来也は偉いオトナです。何にも頼らない、自分自身で自分を示せる…立派なオトナです。カッコ良いオトナじゃないですか!!

だから、自来也の『ド性骨』!!目を背けないでみて下さい!!

自来也の「死に様」をしかと見届けて下さい!!

まっすぐ自分の言葉は曲げない。
そして、どんな時もあきらめない…。
それがお前の忍道なら――

ナルトよ。ワシはそのお前の師だ。
弱音を吐くわけにはいかんのォ…なぜなら…
弟子の忍道は師匠ゆずりと相場は決まっとる!

なあ、そうだろ。ナルトよ…のォ!!

突然!!自来也が動きました。死んだと…描写では「死んだ」と思えたけど…。もしかしたら、「精神」の力だけが骸となった肉体を動かしているんじゃないだろうか?…と僕には思えます。「ヴヴヴ…!!」と言う、声とも呻きとも…言い表せないような声(?)。僕の心も軋(きし)みました。哭き喚きました…。

(自来也ちゃん!?)と、"頭"も、もう言葉にもならないし…(気力で吹き返したんか!?)なんて…"頭"にも信じられないような…事が起っている?きっと…。自来也はこのエピソードの冒頭で死んだ筈だから…。あの「闇」はその確実な描写であったと筈だから…。だから、奇跡!これは奇跡なんです!!

余談ですが、"頭"は仙人モードにあっては「触媒」のような働きをしていたのかな?「力」の実体が自来也に在るから、「本能」で闘うペインは"頭"に刃を向けなかったんじゃないかしら?と僕は推測しています。…が、"頭"も攻撃参加(ジェットカッター)してたし、やや微妙(笑)。でも、ペインの刃が"頭"に向かわなかったんだから、ペインにとって"頭"は脅威ではなかったとは、言えると思います。

「!」

振り向くペイン(壱)。ペイン六道は既に自来也の「死」を認定したのか、帰路に就いていました。「心の臓は止まってたハズだが…」と、ペイン(壱)=弥彦(の身体)は自来也の死亡判定を下していました。なのに、自来也は動きだした…。これは、もう「根性」ですよ!誰が、何て言ったって自来也の「根性」ですよ!!!ペインめッ!!ザマぁ、見ろだッ!!

ちょっと、脱線させて下さい(汗)。

僕は自来也がペインに殺されて、何が嫌かって、「自来也がペインになっちゃう!!」のだけは『絶対』に嫌だな…って思ってたんです。でも、自来也が探り当てた「ペインの正体」が僕の予想通りなら、それは「杞憂」(きゆう)であると思われます。だから…僕は、心底、ホッとしています。

この時、ペイン六道も自来也の死体を放置して立ち去ろうとしたいました。自来也をペイン化させる必要があるなら、死体は回収して行くでしょう。ちょっと、「イラッ」と来るけど(笑)、ペイン六道の、この素っ気無い「去り方」は、僕を安心させてくれました。

同じように心配して、気に病んでた「ご同輩」。もう…心配ないですよ。安心して下さいね。

そして、自来也の復活に直ぐさま反応し、<ザッ>と、一斉に自来也の元に向かいます。それを<ギロリ>と自来也が睨みます。そして、<ズボ>っと、仙人モードを解除(?)して、"頭"が自来也から分離します。何故だか、"頭"が「よし!!」とか言って、やる気マンマンになってたりします(笑)。

<ブゥゥン>

自来也は最後のチャクラを振り絞って、残された右手の人さし指に「火」を灯し、"頭"の背中に「何か」を認(したた)めます。もう喋れないから、書くしかないんだけど、物書きらしい…持って来いの「辞世」ともとれます。自来也は本望だったろうな…と思いした。自来也らしい表現だったな。ちゃんと、木の葉に伝わって欲しいな。

「くっ…」<ジュウウウ‥>

しかし、意外に"頭"が痛がってます(笑)。「そんなの自来也の"痛み"に比べたら"屁"でもないだろう!!痛がるなよ!!」って、思ってしまいました(笑)。ゴメンナサイ(汗)。それともしかしたら、「イチャイチャファイナル」も既に書き遺してるかもね。そして…この"頭"の背中の「遺言」が示すモノの在り処(?)と共にそれが見付かるとか…。

「よし!確かに受け取ったけんの!!」

そして、"頭"が印を結んでいます。"頭"は口寄せで召還されているから、時空間忍術で移動できる。つまり、一瞬でこの場を去れる筈です。マンダを利用してデイダラの爆発からサスケが逃れたように、自来也も連れ帰れれば良いのにね。"頭"はガタイが小さいから無理かな。

それが無理でも、"頭"がチクと気が利かせて、自来也に(大量の)起爆札をセットして跡形もなく消し去ってあげて欲しいところです。丁度、この場にペインも向かっていますし、その大爆発で、せめてペインを驚かせるくらいの事はして欲しいな…と思いました。自来也の骸が、こんな殺風景な場所で野ざらしになるのも可哀想だから…。

あきらめねェ…それこそが、ワシのとるべき本当の"選択"だった!
ナルト。"予言の子"は間違いなくお前だ。…あとは全て託すぞ!!

ナルトに、この自来也の「想い」が伝わって欲しい。自来也の「死」が無駄にならないように、"頭"と"姐さん"にはナルトのフォローを重ね重ね、お願いしたい気持ちです。もっとも、あの二人であれば、黙ってても、ナルトに世話を焼いてしまうと思いますが…(笑)。例のように、"頭"がソフトで、"姐さん"がハード(笑)。それを、想像しただけで、目頭が…。しかも、「大巻物」もナルトに継承されたりしたら……。

ナルトの「仙人モード」も可能性アリですよ!!

そして…自来也の"選択"は間違っていなかったと思います。自来也は『正しきオトナの姿』を、僕らに示してくれたのです。最期の力を振り絞った後、自来也は"頭"にちゃんと「ペインの正体」を伝えられた事を知り、僅かに微笑んでいました。大量の血を口から流しながらも、その唇は微笑みをたたえていました。

自来也は「肉体」の力ではなく、「精神」の力によって動いていた筈です。つまり、「魂」が自来也を動かしていた…のです。だから、「魂」が自分の"本当の選択"を感じ取り、微笑んだのです。自来也の「魂」は満足したのです。きっと…自来也は本望だった筈です。


自来也様へ

これまで辛い事も、(腐るほど)あっただろうし、哀しい事も沢山あったろうに、黙々とアナタは歩んで来ましたね。アナタは「予言の子」を導く者としての自覚を胸に、時には心を「鬼」にして、ナルトに辛い修行を与えたり、思いきり抱き締めたい気持ちも押し殺して、頑張って来ましたね。優しいアナタの事だから、ホントは辛かったんですよね。

今にして思えば、アナタは、その「痛み」と向き合い、そして、それと闘ってきたんですよね。常に耐え忍んでいたんですね。図らずも疑ってしまった事もありましたけど、僕の「浅さ」が見逃させただけでしたね。アナタは単身、危ない橋を渡り、「血の涙」を流して来たんですよね。それを、誰にも打ち明ける事もなく……。

アナタは本当に尊敬すべきオトナでした。そして、「忍」らしい、立派な最期でしたよ。

僕はアナタの『死に様』を決して忘れない!

そして、誰しも、自分の人生において"本当の選択"を迫られる局面に出くわすでしょう。その時には、アナタがそうしたように…自分の人生と真正面に向き合い、「痛み」から逃げ出したりせず(ペイン!!お前の事だぜ!!その耳、かっぽじって、よく聞きやがれッ!!)、最後の最後まで、あきらめず悔いのない"選択"ができるよう、ド性骨を据えて事に当ろうと思います。

僕は僕でしかないけど…アナタのような「オトナ」でありたいッ!!と、心から思っています。どうか、ゆっくり…お休み下さい。本当に永い間、お疲れ様でした。

さようなら。そして……ありがとうございました!!

ナルト×ジャンキー ケルベロス


スミマセン……少しの間、思いきり泣かせて下さい……。合掌。

  

「自来也と妙木山の蝦蟇たち」 | BLOG TOP | 自来也の『隈取』に涙する…

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