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第614話「お前に」④

 
「!!」(ヒアシ)

「ウオオオ!!」(黄ツチ)

<ゴ><ゴゴ>(土遁・山土の術!!)(黄ツチ)


<ミシ…><ミシ…>

「今だァ!!」

<ダッ>「ウオオオ」(忍連合)


「医療班…!!」(ナルト)

「イヤ………
もう…オレは……」<コフ…>(ネジ)

「ネジ…」(ナルト)

「兄さん…」(ヒナタ)

「…ナルト…ヒナタ様は…
お前の為なら…死ぬ…


だから…お前の命は
一つじゃ…ない…」
(ネジ)

「…………」(ナルト)

「どうやら…オレの命も…
その…一つに…入ってた…
ようだ」(ネジ)

「………!!」(ヒナタ)

「何で…お前がこんなとこで…!!
お前は日向を…」(ナルト)

(かつてお前がオレを運命の呪縛から
解放してくれた言葉…
)(ネジ)

「しょせん落ちこぼれは落ちこぼれだ…
変われなどしない

一ついいか?
…どうしてそこまで自分の運命に
逆らおうとする!?」(ネジ)

「落ちこぼれだと言われたからだ…!」(ナルト)



「…どうしてオレにそこまでして…!?
…命をかけてまでオレに…」(ナルト)

「…………」(ネジ)

「お前に…天才だと…
言われたからだ…」(ネジ)

「!!」(ナルト)

(父様…やっと分かったよ…)<スウー…>(ネジ)

(仲間を守るために)(ネジ)

(死を選んだ父様の自由の気持ちが…)(ネジ)


「!!」<ドサ>(鷹)

「仲間は殺させないんじゃ
なかったのか?」
<ガラ><ガラ>(オビト)

「ナルト」(オビト)

「!!」(ナルト)

いろんな誤解があると思うんです…ネジの死の周辺におきまして。ネジ兄さんのファンの子が「もうジャンプなんて読まない」なんて言ってるそうですが、それはちょっと待ってくださいよ…と僕は思います。ネジは決して犬死にしてませんから。それと瀕死のンネジがめっちゃ雄弁に語る言葉を鵜呑みにしちゃいけないと思いますよ。ナルトの手前もあって、ネジもかなり盛ってますけど(汗)。ネジは同じ世代で誰よりも速く上忍になったんですよね。上忍になったから偉いんじゃなくて、木ノ葉隠れの忍の要件をネジは自然に満たしてしまったんだと思います。上忍になろうと思ってネジは修行してはいなかった筈です。自分が欲する自分を目指していたら上忍レベルを(楽勝で)クリアしちゃったのでしょう。

ネジは僕の贔屓のキャラでありました。ある部分はシカマルに通じるところがあって、シカマルほど雄弁じゃないところがツボで彼の「天才」を際立たせていたと思います。何しろ独学で日向の奥義を極めてしまったんだから、生まれるのがもっと早ければ家柄とか関係なくオリジナル(宗家)になれたと思いますよ。それをヒアシは認める訳にはいかない立場にありながら愛していた。ネジ才能には正当性があったのです。日向一族の誰よりも才能に愛されていた逸材だっとと思います。そして、その天秤不遜に傾く事無く精進できた…それはネジよりももっともっと無垢で無知な才能であるナルトとの出会いが契機となったでしょう。ネジナルトへの感謝とはその一点に起因している。

それを甘んじて受け止め噛み締められる度量ネジにはあったのです。四代目火影・波風ミナトとうずまき一族の鎖のチャクラを所有する九尾の器・うずまきクシナの子たるナルト「才」というものをネジが聞き及んでいたかは謎でありますが、ナルトの底知れない「能」というものにネジはぶっ飛ばされ眼から鱗が落ちた人なので、きっと誰よりもナルトの凄さを、その「実」を知っている筈です。そして、ナルトはペインを倒し「木ノ葉の英雄」という「名」を得た今、まさにその「名実」誰よりもネジは実感する人なのであります。そんなナルトが未だに無垢に無知な気持ちネジを賞賛するもんだから、ネジは嬉しいのです。ネジは本当にナルトが吐く「天才」という言葉が嬉しいのだと思います。

それを念頭においてネジが何で挿し木の術の餌食になってしまったのかをもう一度考えてみて欲しいんです。ネジは恐らく誰よりもナルト「名実」「才能」を評価している筈なんです。確かにナルトは仙人モードで螺旋手裏剣を盲滅法の乱射してチャクラが切れてましたけど、あれしきの攻撃で絶命するほどのダメージを受けるか否かの見極めがネジに出来ないものか?挿し木が体内のチャクラに反応して四方八方に出芽する仕組みなのを知ってか知らでかネジは我が身を盾にその攻撃を凌ぎましたが、ナルトの防御力、自己修復能力、主人公補正などなどを鑑みれば、ネジが一命を賭して救うというのは無意味だと、多分、ネジが最も感じていたんじゃないでしょうか。しかし、それをネジは言いません。

ネジの行動原理は基本的にはシカクが残した「最期の作戦」に支配されていると思います。マダラとオビトを仕留める為に十尾を止める…連合軍の要がナルトと九尾のチャクラなので、ネジナルトを死守する必要がある訳です。しかし、この程度でナルトが死なないとする見立てもネジには当然あったのではないかとも思います。しかし、ネジは盾となった。そして死んでしまいました。その時、ネジヒナタの事をナルトに告げています。自分の事ではなく。それには「お前がそんなに不甲斐ないヒナタがお前の盾となって死んでしまうんだぞ」という意味が包まれていたと、僕は考えています。確かに、ナルトは九尾のチャクラが引っ込んだ後、急に不甲斐なくなっていました。

それはナルトの組成上、致し方ない事でもあるんですが、あの瞬間、ネジが飛び出さなければヒナタナルトの盾となって絶命していたでしょう。それとネジナルトに対する理解とを混ぜ合わせれば、呆気ないネジの死によって得られたナルト以外の命に注目せざるを得ないと、僕は思うのです。そうです!!ネジは表面的にナルトを救ったように、自分でも言ってるし、そういう風に見えますが、ナルトの盾となって死んでも構わないと真剣に思い実行してしまうヒナタを救う為に、その命を投げ出したんじゃないかと思うんです。それをそうと言わないのは勿論、ヒナタのいろんな気持ちを守る為です。もしかして、ネジヒナタをとても大切に想ってたのかな…それって「好き」って事なのかな…と。

ナルトは何とかなる。でも、ナルトの為にヒナタが死んでしまう。それをネジは回避したかったんじゃないのだろうか。僕はそう考えていました。それはネジナルトの為に命を捨ててしまうの事に意味がないように思えたからです。僕なんかよりナルトが一番それを不思議がっていますよね。具体的にはナルトの「…どうしてオレにそこまで…!?」というのがそれです。ネジは同世代の誰よりも優秀な忍であったと思います。そして、この戦場においても誰よりも効率良くミッション(任務)を遂行していた筈です。そんなネジが自分の命と引き換えに救った命。それがネジの認識力から判断すれば「ヒナタ」だった…と、僕には思える。それを受け入れればネジの感じた「自由」の意味が見えて来ると思いませんか。

ネジミッション(任務)ではなく自分の心のママに行動したんじゃないのか。ネジヒナタを守る為に逝ったのではないのか?!ヒナタナルト一直線の女の子で、おまけにナルトの為に死んじゃおうとしていた(汗)。ネジはその愚行を阻止したかったんじゃないでしょうか!?そうなったらもうミッション(任務)なんて関係ない。誰よりも優秀で誰よりも効率良く戦うネジが自分の想いを優先させた瞬間。例えそれが自身の死であろうと、大切な何かを守る為の浪費であればが満足する。ネジナルトではなくヒナタが守りたかったのだ!!そして、ネジは死を選んだ父親の自由の気持ちを理解する…。ネジナルトマンセーの語りがナルトの無垢な無知に対する(ムチ)だったら、それは凄くく。

僕はこう思うのです。

ネジはミッションではなく自分自身の為に命を懸けた!!

誰よりもナルトを理解し…

誰よりもヒナタしていた…と。

第614話「お前に」
ナル×ジャン ケルベロス



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