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第384話「二つの道…」

 
運命はついに、二人を重ね合う。

兄と弟の世界が終わった日から―何れかの終わりが始まっていた―。

振り向きざま、クナイを持つイタチの左腕を<ガッ>っと、いなすサスケ。イタチの重心は崩されたかに見えたんですが、クナイはサスケの胸元に向かいます。それをサスケは腰の草薙の太刀を一瞬抜いて受けます。イタチはボディバランスが良いのもあるけど、身体が柔軟なんだろうな…と思います。どんな形になっても攻撃を繰り出す。こうあるべきだとイタチはサスケに見せているかのようです。

<キン!!>と、鋭い金属音が響き渡ります。襲いかかるイタチのクナイの切先をサスケはしっかりと草薙の太刀で受けます。キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!「民宿・お越」から颯爽と出て来たサスケを僕らは疑ったものですが(あの時は「鞘」だけがチラ見してた…)、やっぱり持ってましたね…「草薙の太刀」。予想通りです。時空間忍術、恐るべし!!です(笑)。

しかし、サスケの草薙の太刀って、デイダラ戦で踏み台に使ってから回収しましたッけ…(汗)。サスケが踏み切ってC2ドラゴンを落として…。その後、大爆発で両者は横に跳んで逃げたから…。あの時、サスケが草薙の太刀を回収した描写はなかった…筈です。いきなり、普通に使ってるけど、何も説明がないですね(笑)。

あの時は「ナル×ジャン」もコメントがあって、皆で話し合った結果、時空間忍術の応用で、口寄せ動物みたく帰還して来るって話になりましたっけ。願わくば、サスケが休息をとった「民宿・お越」の襖(ふすま)を開けて、草薙君がコソコソと帰って来るのが希望でした…が、サスケ的には草薙の太刀の手元に遺された「鞘」に一瞬で帰還するのがカッコ良いですね。

サスケの刃の受け方に痺れてるケルベロスです。草薙の太刀は「チャクラ刀」ですから、その「刃」(やいば)は相手がクナイであろうとお構いなしに切り裂いてしまいますから(天地鏡編のヤマトとの攻防参照)、草薙の刃でイタチのクナイを受けたら、サスケの綺麗な顔にクナイの切れ端が突き刺さる可能性がありました。

勿論、イタチの手も傷付くんですが、それでは痛み分けになてしまう。未だ闘いも序盤。お互いの手の内を探り合う局面ですから、サスケもそれを望まなかったわけです。それを一瞬で判断したサスケの「思考速度」に痺れちゃうのです。その上で、サスケは草薙の太刀の「鎬」(しのぎ)の部分でイタチのクナイの「切先」(きっさき)を受け切った訳です。

これが「棟」(刀身の背の部分)で受けると、今度は押し込まれ自分に刃を立ててしまう事になるので、カッコ悪いですから、鎬地で受け切るの以外、イタチのクナイのあの距離での攻撃は回避不能だったのです。唯一無二の選択。それを一瞬で下す…サスケの胆力と判断力に脱帽してしまうのです。オトナになったなぁ。強くなったなぁ…(遠い目…)。

「反りが合わない」「もとの鞘に収まる」「伝家の宝刀」「鞘当て」「焼きを入れる」「焼きが鈍った」「つけ焼刃」「地がねが出る」「折紙つき」「懐剣」「目貫通り」等等…「刀」にまつわる「言葉」はめちゃくちゃ多いんです。日本の文化が如何に「刀」を大切にしていたかが窺い知れる部分ですね。

サスケはイタチと文字通り『鎬を削る闘い』を繰り広げている!!

でも、この一戦は、イタチがサスケに課した「小テスト」みたいなものなんです。イタチはサスケの「成長」を直に試しているんです。「体術」「忍術」「幻術」…"写輪眼"が見据える「全て」を、イタチはサスケに問うているのです。この後、出て来るんですが、イタチの闘い方は不可解な描写があります(笑)。イタチはこの日をその「眼」に映して生きて来たのです。

サスケも今日、この日の為にこれまで修行して来たのです。不本意ながらも、大蛇丸に「力」も求めました。里を捨て、友を捨て…サスケも、この日の為に生きて来たのです。そして、ようやく二人がぶつかり合う「時」が訪れた。別々の道を歩みながら、ようやく交わった…。それぞれの「眼」に何を映していたかは、今は知れませんが…。

「ぐっ!!」

しかし、イタチは草薙の太刀を易々とかい潜り、そのケリがサスケを襲います。<ガッ>と、結構な圧力のケリがサスケを仰け反らせます。サスケも、負けじと踏み止まり、逆手の草薙で刺突に出るも、体を翻したイタチの柔軟な捌きに、<スカッ>っと空を切ってしまいます。この攻防を"写輪眼"同士の闘いとして捉えると、動態予測などの「見切り」に関しては、イタチがサスケを凌駕しているように感じられます。

イタチは咄嗟にサスケのマントの奥襟を掴んで、それを支点に身体を回転させて、その反動をそのまま投げに転じます。<ザッ>と、踏ん張ったかと思うと、軽々とサスケを投げ飛ばしてしまうのです。特にイタチはマッチョじゃないけど、身体の使い方が上手いんだろうな。<ゴツ>と、けたたましく地面に打ち付けられるサスケ。そのまま、<ザザ>と投げ出されます。

しかし、この時、イタチは無防備なサスケの背後を支配していたにも関わらず、サスケに刃を向けてはいません。片手にはクナイをしっかりと保持し、自由であったのに、その刃でサスケを穿つ事はありませんでした。これって、「愛」なのかな…。イタチは「小テスト」をサスケに課している最中だから、無碍にトドメを刺したりはしないのです。先ずは「体術編」と言ったところ…かな。

サスケもイタチの攻撃に怯みません。痛みを痛みともせず、勇猛果敢に止まる事を知りません。そして、印を結び、チャクラを錬り込みます。その動きは淀みなく、迷いなく…。サスケの左手首に右手が添えられる…あのポーズ。カカシ直伝の雷遁忍術…伝家の宝刀……。

「千鳥…」

しっとりとした…静かな「発動」でした。「怒り」にまかせたものではなく、感情を押し殺した冷静な「励起」でした。<バチチチチ>と小気味良い千鳥の鳴き声…。見つめ合う"写輪眼"…。時計の針が動くのを躊躇(ためら)うような重苦しいほどに騒がしさを感じない。全てが息を潜めるような不思議な空間がそこにはありました。

「…アンタの言った通り…アンタを恨み、憎み、そして…
アンタを殺す為だけにオレは…生きて来た!!」

イタチ&鬼鮫の「暁」2マンセルの木の葉強襲のエピソードで(17巻/38頁)、イタチとサスケは対決しています。「対決」と言うには余りにも一方的な闘いではありましたが、その時、一度、サスケはイタチに「千鳥」を見せています。「………千鳥…?」と、イタチ(ばかりか、鬼鮫まで…)もサスケの繰り出したその「術」に目を止めています。

特筆すべきは、サスケの昂り具合です。木の葉強襲編ではサスケは、制御不能にも思える「怒り」に委せた闘い方が今は影を潜めている点です。あの時は、<ペリペリ>と自らの身体も焦がすような「千鳥」でしたから…。イタチに迫りながら壁を削っていましたね。でも、当らなかった。あの一戦では、サスケの「想い」と「行動」が噛み合っていなかった…。

「怒り」の大きさに「心」や「身体」が相応(ふさわ)しくなかった…。
あの時の…サスケは、まだ幼かった…。子供だった…。

サスケが出ます。これはサスケのタイミングでした。誘われて出たんではない。仕掛けるタイミングは一対一の格闘戦においては非常に重要です。機先を制したものがその後の流れを作れるからです。サスケは自分のリズムにイタチを乗せているのです。サスケの確実な成長を感じる場面です。

低い姿勢で、イタチに一直線に向かいます。その流れの中で、先の攻防で置き去りにした草薙の太刀を拾い、尚もイタチに向かいます。そして、左手を振上げたかと思うと、地面に掌を<ダン>っと当てがいます。サスケは、何か考えのある「眼」でイタチを睨みます。

「千鳥流し!」

千鳥の電撃が地面を這うように広がり、イタチの足下を脅かします。千鳥が雷遁で「土」の属性に対する優位性があって、放電現象を上手くコントロールできるんでしょう。普通に考えたら「アース」(接地)で、電撃が拡散吸収されてしまいそうに感じてしまいますが…(汗)。

地を這う電撃を避けるようにイタチは上に飛びます。しかし、これは「安易」だと直ぐに辿り着く考えです。今までのイタチの無駄のない流れのある攻防一体の動きを見ていると、これは解せない。こんな簡単な詰め将棋で、イタチが容易く「詰めろ」の状態に自らを置くものでしょうか。

身動きの取れない空中にいるイタチにサスケが畳み掛けます。逆手にもった草薙の太刀の切先がイタチの心臓を貫いている。サスケは千鳥流しを地面に流した直後、踏み切っていたんです。イタチが上に逃げるのを予想してたんですね。サスケはありとあらゆるシミュレーションを重ねて来たんだろうな。「忍術」の小テストは合格…かな。

イタチを殺った確信?!サスケのこの表情は…「してやったり!!」と言わんばかりの嬉々とした表情は何なんだろう。サスケには手応えがあったからこんな顔になったのかな。憧れ続けたイタチに、兄に自分を示せた事が嬉しかったんだろうか。この辺は「裏のかき合い」なんで良く判らない。でも、やる気満々なのがサスケだけって言うのも…何だか…ね(笑)。

「強く…なったな…」

イタチはサスケにこの言葉を伝えたかったから、ワザとサスケに刺され、この間合いを作ったのかな…と思ったりしています。イタチはサスケとしんみり、話がしたいんじゃないのかな。「強くなった」とイタチが言うのには、「忍術」も「体術」も合格!!って言う気持ちがあるんだと、僕は思います。イタチはサスケのように「殺意」をむき出しに闘っているわけじゃないんだから…。

最後に…イタチ…アンタに聞きたかったことがある」

そして、サスケもイタチに聞きたい事があると言う…。僕もイタチには聞いてみたい事が、そりゃもう山のように…(汗)。「冬休み電話イタチ相談室」(ラジオの番組風)なんかやったら、電話も鳴り止まないでしょうね(笑)。サスケが聞きたい事って…。もしかして…アレ?。

そして、イタチの右手が静かに動きます。<スッ…>と、サスケのおでこに向かうように…。もしかしたら…「デコトン」?皆もそう思いましたよね。でも、それって最後の最期の儀式と心に決めてた筈(誰が…勝手に…そんな事…笑)。サスケが幼き日々の、暖かき想い出として、今も心に仕舞ってある、あの名シーン…です。

キター!!(黒文字)

カッコ良くて、男前で、優しく、暖かい。おまけに、強く、逞しい。兄・イタチ。どんな事をしようと「越えられない」と思える大きな「壁」として聳え立つ兄。その偉大なる「兄」の存在との数少ない接点。物理的な接触。それがサスケにとっての「デコトン」です。サスケはイタチがおでこを突く指先の圧力で「兄」を感じていたんんです。

あの心地よい「痛み」が、今もサスケの「おでこ」に残っている。サスケは「デコトン」をされると判りつつイタチに飛び込んで行ったのです。兄に触れてもらいたかったから…。イタチに自分を示したかったから…。サスケも兄を感じたかったから…。

でも、この時のサスケの「眼」も、明らかにそれを期待してる「眼」でしたよね。闘いの最中、敵の指先が至近で自分の顔に向けれれるのを、ただジッと見つめるだけなんて、その直前の「悪顔」(笑)のサスケと比べると解ると思いますが、サスケも思いっきり期待していましたね(笑)。

でも、その直前にイタチの指先はあっちの方に<スッ>と向けられます(笑)。その指の方向を見ると、玉座にはイタチが坐っています。ピンピンしている。ちょっと落胆したサスケが眼下の倒れたイタチに眼をやると、例の烏の「幻術」(分身)である事が判ります。

「前と全く同じセリフに烏…お得意の幻術で茶番か…」

その前の玉座に坐るイタチに気付いた時の、サスケの「ポカン顔」に胸キュンでした(汗)。サスケはイタチの「背中」に辿り着けたと感じていたんだろうな。でも、それをスカされた。それも、あの洞窟での一戦と同じ手でやられた…。そりゃ、「悪顔」にもなるってもんでしょう(笑)。サスケもズーッと頑張って来たんだからね。

「何が知りたい?最後ではないが聞いてやる」

僕はこのイタチの「最後ではないが」に注目しています。この闘いの導入で、イタチはサスケに「どこまで見えている?」と聞き、「再現してみろ」と命じました。つまり、イタチが「最後ではないが」と言う以上は、この局面は未だ「途中」にしか過ぎないのです。イタチにはもっと先が見えていると言う事です。

千鳥流しの応用でイタチをまんまと追い詰めたかに見えた先の攻防にしても、イタチはワザとサスケの攻撃を受けているかのように感じられます。イタチの振る舞いは、サスケの成熟度を推し量るカリキュラムのようでもあります。しかも、サスケは「最後に…」と事を急いているようでもある。サスケにはイタチが見据える「ビジョン」は見えていないんじゃないでしょうか。

やっぱり、イタチの言う「最後ではないが…」の含みが気になる…。
イタチとサスケ。二人の「眼」は…同じものを見てはいない………。

「…もう一度言う…」

「ぐふっ…」

玉座の背後に潜(ひそ)んだサスケが、玉座の背もたれごと、草薙の太刀でイタチを串刺しにしています。ま、こんな事でイタチが殺られてしまうなんて、誰も信じちゃいないとは思いますが(汗)、かなりショッキングなシーンではありました。やっぱり、サスケは「悪顔」(笑)。昔は、こんな悪役キャラじゃなかったのにね…(汗)。デイダラと殺り合った辺りからこんなになっちゃったのね(汗)。

「幻術…」

広間で闘っていたサスケが崩れ、蛇たちが<ボタタタ!>と散らばります。サスケも蛇を使った幻術を駆使して、イタチの幻術と闘っていたんですね。サスケの「幻術」にイタチは「合格」を出すんでしょうか?しかし、これで…奇しくも、「体術」「忍術」「幻術」の見極め項目が出そろった事にサスケは気付いていない(笑)。

それに、イタチは"万華鏡写輪眼"を未だ使ってはいない。

「最後に…アンタに聞きたいことがある…
そう言ったんだよ…クソヤロー」


アンタ、そんな「汚い言葉」をいつから使うようになったの…(汗)。しかも、イタチ兄さんに向かって…(汗)。大蛇丸が教えたんだね(笑)。しかし、サスケは「何」をイタチから聞き出そうとしてるんでしょうか?そろそろ、来るのか?!『写輪眼の本当の秘密』…。それか…『うちは虐殺』の真相(お願いだから、「水月VS鬼鮫」にはフラないで!!)。これから2週間、どうやって過ごしましょうか………(滝汗)。

 

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